2025年 試合速報

明治安田J2 第32節 vs. ヴァンフォーレ甲府

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vanforet
vanforet

11 勝
9 分
12 敗
35 得点
34 失点
勝点 42

0
  • 0
  • 1

  • 0
  • 0

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

15 勝
6 分
11 敗
49 得点
42 失点
勝点 51

前半
9分
江﨑 巧朗
44分
川合 徳孟
ハーフタイム 後半
熊倉 弘達
小林 岩魚
1分
グスタボ シルバ
倍井 謙
ヘナト アウグスト
5分
10分
川島 永嗣
マテウス レイリア
佐藤 和弘
内藤 大和
三平 和司
16分
18分
渡邉 りょう
佐藤 凌我
川合 徳孟
石塚 蓮歩
為田 大貴
川﨑 一輝
田中 雄大
大島 康樹
26分
林田 滉也
ヴァウ ソアレス
41分
48分
角 昂志郎
ブラウン ノア 賢信
50分
川口 尚紀
97
東 ジョン
3
孫 大河
21
ヘナト アウグスト
40
エドゥアルド マンシャ
7
荒木 翔
10
鳥海 芳樹
11
熊倉 弘達
14
田中 雄大
16
林田 滉也
77
マテウス レイリア
44
内藤 大和
SUB
30
石川 慧
2
井上 樹
17
土屋 巧
6
小林 岩魚
24
佐藤 恵介
26
佐藤 和弘
48
ヴァウ ソアレス
9
三平 和司
29
大島 康樹
監督
大塚 真司
1
川島 永嗣
5
江﨑 巧朗
38
川口 尚紀
52
ヤン ファンデンベルフ
6
金子 大毅
8
為田 大貴
16
グスタボ シルバ
18
井上 潮音
33
川合 徳孟
39
角 昂志郎
9
渡邉 りょう
SUB
21
三浦 龍輝
2
川﨑 一輝
3
森岡 陸
7
上原 力也
46
石塚 蓮歩
71
倍井 謙
79
ブラウン ノア 賢信
11
マテウス ペイショット
20
佐藤 凌我
監督
安間 貴義

9,660
スタジアム名 試合日 キックオフ
JITス 10/4(土) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 若林 史敏 中井 敏博
天候 試合時間 副審 副審
曇りのち雨 90分 鶴岡 泰樹 松本 康之
気温 湿度 第4の審判員 記録員
21.5度 61% 山村 将弘 長峰 敏樹
11 シュート 11
5 ゴールキック 8
1 コーナーキック 4
9 直接FK 9
4 間接FK 2
4 オフサイド 1
0 PK 0

泣いても笑ってもリーグ戦はラスト7試合だ。

2点リードを逃げ切れず、逆転負けを喫した前節・大宮戦の結果と内容を踏まえ、藤田俊哉SDはこのタイミングでリスクを承知の上で、苦渋の末に監督交代を決断。ジョン・ハッチンソン監督が退任したチームを率いるのは、磐田U-18を率いていた安間貴義氏。浜松市出身で、経験豊富な指導歴のある新指揮官とシーズン途中まで山口を率いていた志垣良氏をコーチとして迎えた新体制にサックスブルーの命運が託された。そして安間貴義監督は、理路整然とこうチーム再建への思いを口にする。

「やらなければいけなかったことでやれていなかったことをもう一度しっかりとやって、しっかりと0の時間を嫌がらず、勝負に徹することで一つずつ順位を上げていきたい。自動昇格を諦める必要は無い。そう自信を持って言えなくなる状況だが、あえてしっかりと昇格というのを言いながらやっていくことが必要だと思っている」

「昇格」-。リーグ戦31試合を終えて、14勝6分11敗で8位。自動昇格圏まで勝ち点「8」差で、プレーオフ圏内までは勝ち点「2」差。厳しい状況であることは間違いないが、一つずつ勝ち点を積み上げていければ逆転可能な範囲だ。その希望を見せる意味でも新体制での初陣となる今節は、とにかく勝ち点3が問われる一戦となる。

甲府は11勝9分11敗で11位。2試合負け無しと調子を取り戻しており、前節はラスト15分まで2点ビハインドという苦しい状況から逆転勝ちを収めている。チームとして勢い付く勝ち方をしており、後半にかけて得点も多く、最後に巻き返してこられる地力がある相手なのは間違いない。

守備の立て直しを最優先の改善ポイントとしている中、最後まで粘り強く、勝負に徹し、最後に勝ち点3をもぎ取れるか-。その執念で上回らなければいけない一戦となる。

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安間 貴義 監督

時間はありませんでしたが、(監督を)引き受けた以上、昇格を目指してやろうと。その中で気持ちだけでは勝てないので、まずはウィークのところから直していきました。そのあとに攻撃の部分でどこから侵入していくのか。その2つを具体的に提示して、選手たちには伝えました。それに対して、選手たちがすごく積極的にグラウンドの上で具現化してくれたと思っています。もちろん今までの練習量を考えると、60分過ぎに足が止まる時間が来ます。今日も60分過ぎに止まり始めたことを理解しています。それでも足が止まったときの守り方を整備したことで、0で終われたんじゃないかと思います。
ただヘディングシュートで一度、やられているので、そこはもう一度、修正して次に臨みたいと思います。
トレーニングでは15分間の紅白戦をやりましたが、体力があるときにはもっとスピーディーで、激しい紅白戦がやれていたので、応援してくれる皆様にあれを見せられるようにしっかりとトレーニングしていきたいと思います。

――前半はカウンターの場面でも中盤のところで関止められるシーンが多かったように感じました。あの辺りはトレーニングの成果が表れたんでしょうか?
どんなサッカーでも球際や切り替え、ハードワークは必要なところだと思っています。ましてや甲府さんが8試合で12得点、そのうち7点が奪ってからのカウンターだったので、まずはそこを抑えないといいようにやられてしまうので、そこをしっかりとやることを要求しました。

――この試合での金子大毅選手のパフォーマンスの評価を聞かせてください。
(井上)潮音と金子に伝えたのは、元々J1でプレーしていた選手がJ2に馴染むなと。元々持っていた感覚やパフォーマンスを要求しました。彼はあれくらいできるはずなので。今はどうしても切り替えが遅くて、最終ラインやキーパーの責任になっていましたけど、チーム全体でやらなければ守れない時代です。金子選手がその中心になって守備のところを引っ張ってくれたと思います。

――川合徳孟選手を先発に起用した理由は?
まずトップチームの監督に就任する前から、ユースの宿舎から練習はよく見ていました。ただ実際には、選手たちがどういう特徴で、どういう状態なのかは分からないので、紅白戦のメンバーをコーチ陣に並べてもらいました。その中で誰と誰のコンビが良いのかを客観的にすごく見ました。その中で(井上)潮音と(川合)徳孟の流れがすごく良かったんです。前3人がスピードのある選手だったので、そこへ配球できる選手として1列目に(川合)徳孟、2列目に(井上)潮音、そして両センターバックから配球できるように配置して、彼らのスピードを活かそうと思いました。その中でこういうときほど、積極的にプレーできる選手が勝利を呼び込んでくれると思っていました。(ゴールシーンでの)あの思い切りの良さは正直、期待していませんでしたけど、ユースからトップに昇格して何とかしようと思ってやっていると思うので、しっかりと先発の仕事をしてくれたんじゃないかと思います。

――指導者としてのキャリアをスタートした地でもある甲府で勝利できたことの感想は?
甲府に以前いて、昇格するときにスタジアム、甲府に関わる人がすごく熱かったです。今、ジュビロにはその熱さがすごく大事なので、その地でスタートを切れたことはすごくありがたかったです。その中で雨にも関わらず、約3,000人の方々がスタジアムに駆け付けてくれて、ファン・サポーターが昇格を諦めていないという意思表示をしてくれています。それに対して僕ら、選手、スタッフが応える番で、もがきながらでもまず前進しようと、この一戦にかけて挑みました。それが今日の勝利に繋がったのではないかと思っています。

川合 徳孟 選手

川合 徳孟 ――久しぶりの先発でした。安間貴義監督からはどんな指示を受けて試合に入りましたか?
まず守備のところで自分たちがいくときといかないときのポジショニングやプレスバックのところはすごく言われていたので、そこは意識しました。

――実際にチームとしてはどうでしたか?
後半は少し疲れが出てきましたけど、前半はうまくいっているシーンが多かったので、もう少し長い時間続けられるようにしていきたいと思います。

――ゴールシーンについては?
まずあのファーストタッチがゴールに繋がったと思うので。あとは振り切って、良いシュートになったと思います。ディフェンスが結構来ていたのが見えたので、シュートを打つならダイレクトか、2タッチで打たなければいけないと思っていました。シュートを打った瞬間に『これ入るな』と自分の中ではありました。その中で落ちろ、落ちろと思っていました。

――ファーストタッチは意図的に浮かせましたか?
ディフェンスがたくさんいたので、上からならディフェンスにも当たらず、ゴールに届くかなと。そこまで深くは考えていませんけど、そういう考えはありました。

――攻撃面での手応えは?
(井上)潮音くんや(金子)大毅くん、角昂志郎くん、グスタボとの距離感は1試合通してすごく良かったと思うので、良い連係もできていたので、そこは継続できるようにしていきたいと思います。

――次に向けて
本当に苦しい、難しい戦いがこれからも続くと思うので、ファン・サポーター、チーム、みんなが一丸となってやっていきたいと思います。

金子 大毅 選手

金子 大毅 ――自分自身のパフォーマンスはどうでしたか?
ボールを奪う、拾うところが自分の特徴なので、それが出せなければ出ている価値は無いと思っています。今日の中でももう少し頭を使いながら拾えたところがもっとあったと思いますけど、自分の中でも狙いを持って奪えるシーンはあったと思います。

――監督が交代して最初のゲームという中で、金子選手が意識したのはどんな部分でしたか?
まずは最初に失点しないことをすごく意識しました。失点しなければ、やっぱり前には実力のある選手が揃っていますし、どこかで1点を取って試合を進められると思っていたので。ただ1点を取ったあとの戦い方はもっと突き詰めていかなければいけない部分はあると思います。

――井上潮音選手とのダブルボランチはどうでしたか?
井上潮音選手が気を利かせて、最終ラインからボールを引き出してくれたり、スペースが空いていれば走り込んでくれるし、後ろにいるときも危ないシーンでも止めてくれたので。うまく特徴を掴みながらやれたと思います。(パス交換が多かったのは、)中盤の2人が近くでプレーしようというのは監督からも言われていました。そこのパス交換が増えれば、やっぱりゲームは落ち着くので。だからこそ後半の最後は、色々なリスクを考えた上でプレーしなければいけませんけど、ボランチのところでもう少し攻めるところと守るところをハッキリとプレーできたら良かったと思います。

――体力的なキツさはどうでしたか?
そうですね。ただ監督も言っていましたけど、これを練習からしっかりとやって、ベースにしようと。それを90分間できるようにしていこうという話があって、そこで落ちてしまったところで、少し押し込まれて危ないシーンにも繋がったのかなと思います。練習から上げていくことはもちろん大事になりますし、やっぱり相手の嫌なところを突いて、キープしたり、シュートで終われれば、一度流れが切れるので、そこで自分たちの時間を作れれば、もっと優位に進められると思うので、そこは今後やっていきたいと思います。

――今週監督に求められていたことは?
しっかりと戻るだったり、体の向き、ラインを上げるとか、本当に基本的なことを今週は言ってきたので、それをみんなが忠実にやっていたと思いますし、それができなければ僕がいる意味は無いので。そこをどんな試合でも継続できるようにしたいと思います。

――新体制での初陣を勝ち切れたことは大きいですね?
それは間違いなく大きいと思います。ここで連勝すれば、自分たちの中でもしっかりとやれれば上にいけるとチーム全体もまとまると思います。どうしても最初勝てないと、疑心暗鬼な状態で進んでいくということも起こり得る中で、そういった意味でも本当に大きな勝利だと思います。