2025年 試合速報
明治安田J2 第14節 vs. 北海道コンサドーレ札幌
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倍井 謙
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渡邉 りょう
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アマドゥ バカヨコ
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オウンゴール
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金子 大毅
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キム ゴンヒ
田中 克幸
アマドゥ バカヨコ
ジョルディ サンチェス
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荒野 拓馬
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荒野 拓馬
スパチョーク
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リカルド グラッサ
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渡邉 りょう
マテウス ペイショット
ジョルディ クルークス
川﨑 一輝
リカルド グラッサ
森岡 陸
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青木 亮太
白井 陽斗
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角 昂志郎
レオ ゴメス
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マテウス ペイショット
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倍井 謙
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近藤 友喜
長谷川 竜也
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ジョルディ サンチェス
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家泉 怜依
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川口 尚紀
為田 大貴
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
プレド | 5/6(火) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
良芝 | 八島 隆志 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
屋内 | 90分 | 眞鍋 久大 | 清水 拓 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.3度 | 32% | 植松 健太朗 | 山﨑 光記 |
12 | シュート | 15 |
8 | ゴールキック | 8 |
3 | コーナーキック | 2 |
12 | 直接FK | 16 |
1 | 間接FK | 4 |
1 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
前節は連敗を「3」で食い止めたものの、もう一歩のところで勝ち切ることができなかった。前半は渡邉りょうや川﨑一輝らリーグ初先発のチャンスを掴んだ選手たちの特徴がチームの戦い方にもフィットし、2点のリードで試合を優位に進めることができた。だが、後半はより前へのベクトルを強めてきた今治の勢いを食い止め切れずにドロー決着。「自分たちから勝ち点3を手放してしまったゲームだと思うので、個人的にはほぼ負けに等しい」と渡邉りょう。勝ち切れない悔しさだけが残る幕切れとなった。
ただチームは上向いてきている。ホームで連敗を喫した大分戦や山口戦は、相手の対策を上回ることができずに、攻撃のところで停滞感を拭えなかったが、今治戦は3得点と久しぶりに攻撃が噛み合った。チームの先制点を決めた角昂志郎は、「3点取れたことは個人としてもチームとしても自信になる」と、この事実を前向きに受け止めつつも、「もう一点取っておけば勝てたという思いがある。次の札幌戦は点を取れるだけ取りたい」と前節の無念を晴らして勝利へと導く覚悟だ。
札幌の敵地へと乗り込む今節は、中2日で長距離移動も伴うアウェイ連戦。チームは磐田に戻らず、今治から札幌に直接向かって現地で調整している。開幕4連敗と苦しいスタートを強いられた札幌は前節、山形に勝利しており、着実に調子を上げているチームだ。リーグ戦では19年以来、6シーズンぶりの札幌の地で勝利を飾り、ゴールデンウィーク最終日に歓喜を届ける。


――試合を振り返って
まずは現地まで駆けつけてくれたファンの方々に感謝します。ゴールデンウィークはアウェイ連戦が続きましたけど、その中で移動して選手をサポートしてくれたことを感謝しています。
選手がゲームプランを素晴らしく実行してくれたと思っています。選手たちが自分自身のことやチームのことをよく理解できていると思いますし、どういうクラブになりたいのかを分かってきていると思います。素晴らしいゴールも決まりましたし、守備も良かったと思います。
ただ前節は3-1から引き分けに持っていかれてしまったところで、今節も4-0から4-2に押し込まれたところはいかにゲームをコントロールするのか、4-0のまま終わらせるというところは、修正点だと思っています。
ただそれは、自分自身の反省として持っています。このチームにはどんな選手がいて、この選手たちをどうやったらより良くできるのか、そのサポートが自分に課せられているところだと思います。
ここ数週間の流れは私に責任があって、私自身が自分の定めている基準に達していなかったところがありました。また選手は本当にやれることは全てやってくれていましたので、責任は私にあると思っていましたけど、今日も含めたここ数試合はより集中して試合に入れていましたし、チームのやりたいことをよく理解してやれていたと思います。
今日は1点を返されるまでは非常に素晴らしいパフォーマンスだったと思いますが、そこは私自身のその成長の余地として、しっかりとクリーンシートで終わらせられるようにしていきたいと思っています。
――立ち上がりに攻勢を仕掛けることは狙い通りでしたか?
札幌が前に出てくることもわかっていたので、その出足を遅らせたかったという狙いはありました。常々言っているのは、攻守ともにボールを持っていても、持っていなくても、ゲームをコントロールしなければいけないということです。それがしっかりできたと思っています。あと一、二点取れたとは思いますけど、選手は本当に良いパフォーマンスを見せてくれました。今治から札幌という連戦で、昨日も少ししか練習はできませんでしたけど、相手の分析をしっかりとした上で、狙いをしっかりと表現できたと思います。
――これまで以上にテクニカルエリアで、選手を鼓舞する姿が印象的でした。そこにはどんな思いや理由がありましたか?
常に私自身が、このクラブの監督としてどうあるべきかを振り返ります。選手に対して立ち上がりのところでエネルギーを見せてほしいと求めるのであれば、それを私自身がどのようにサポートできるかを常に考えています。選手たちには『外の人は助けてくれない。自分たちでこの状況を抜け出すしかない』と言ってきました。その中でハードワークだったり、強度やスピードのあるプレー、セカンドボールを拾うなど、戦うところを求めてきました。そのためには自分も表現しなければいけないと思いました。それが上手くいったのかどうかは分かりませんけど、自分自身も監督として成長し続けなければいけないと思っています。そういった意味での表現ではありました。その中で今日のパフォーマンスは誇らしいと思っています。
――札幌がパワープレーで押し込んできた時間帯に布陣を変えることは考えましたか?
ショーンや選手たちとも話して、ロングボールが増えていたので5バックすることは考えました。ただ練習していないこともあり、なるべく選手をトレーニングしていないポジションに置きたくはありませんでした。それで失敗したら立ち返るところがないと思うので、それはやりませんでした。ただ(ルヴァンカップ2回戦の)ホーム清水戦のように、全ての時間でゲームをコントロールできるとは思います。そこに戻っていかなければいけないと思っています。今日の残り15分間も、もう少しボールを持ってコントロールできたんじゃないかとは思っています。5バックは、今後やるとしたら、練習でやった上でやりたいと思います。ただ日本でのパワープレーというのをどう対処するのかは課題ではありますが、もう少しボールをコントロールできるようにしたいと思います。今治戦は引き分けに持ち込まれましたけど、今日はそこでしっかりと耐えて勝ちに繋げられたことは良かったと思います。
――試合を振り返って
何よりもチームの結果が出ていない中で、勝利に貢献できたことが1番嬉しいです。今日はチームの勝利が一番嬉しいです。
――やっと勝利に繋げられた思いは?
本当にみんな勝利に飢えていました。2失点して少し嫌な流れになったところは改善しなければいけないですけど、この間の今治戦の反省を活かして、そこで抑え切れたことはポジティブに捉えたいと思いますし、4得点できたこともすごく好材料です。今日は本当にみんながエネルギッシュに戦えていましたし、遠くの地まで来てくれたサポーターのためにも勝利を届けられて良かったと思います。
――1点目は鮮やかな裏抜けからの得点でした。あれは狙い通りでしたか?
スカウティングの中でも前のアクションでゴールまで結びつけられるチャンスがあるという話がミーティングの中でもあったので、それを早い時間帯で成功できて、前半を楽に進めることができました。そこは良かった点だと思います。(アシストした)リカが常に自分のところを見てくれていたので、良いボールをくれたことに感謝したいと思います。
――2点目はチームのビルドアップからうまく裏へ抜けました。あのゴールも狙い通りでしたか?
ペイショットからボールが出てきた時には自分で勝負しようと決めていました。味方が何人か中にもいましたけど、自分で仕留め切れる自信がありました。そこはすごく上手くいって良かったと思います。
――最後、逃げ切るために倍井選手も懸命にスライドして守備でも走り切りましたね。
あの時間帯は、相手が嫌なクロスを何本も上げていた中で、そこに自分が戻らないとセカンドボールも拾えず、相手にどんどん押し込まれると思っていたので、そこは最後までマストでやらなければいけないと思っていました。
――今治戦の悔しさを晴らせましたか?
今治戦は正直、めちゃくちゃ悔しかったですし、ああいう試合をものにできないという落胆も多少なりともありました。ただ連戦の中で、そんなことも言っていられませんでしたし、何としても今日の試合をモノにしたいと思っていました。その中で、ゴールやアシストをとれたことは個人的にもすごく良い試合になったと思います。
――この活躍を次に繋げていきたいですね。
本当におっしゃる通りで、この活躍に満足しているようではダメだと思いますし、これを継続していかなければいけません。自分の成長という意味でももっと高いところを目標にしていますし、そこはもっと自分にプレッシャーをかけながら次も頑張っていきたいと思います。
――久しぶりの勝利はどうですか?
自分が出た試合で勝つことができたのは大きいですし、チームが勝てていない中で、自分が絶対に力になってやろうという思いで居残り練習をしてきていたので、それが結果に出て本当に嬉しく思います。
――リーグ戦では初出場でした。どんな思いでしたか?
リーグ戦に出場するのが去年の浦和戦(J1第21節)以来で、結構ドキドキしました。ただ自分が出場して勝利に貢献できたことはよかったですけど、まだまだ課題は残ったので、そこはもう一度、見つめ直して頑張っていきたいと思います。
――今日、感じた課題とは?
前半から相手は前線に(ロングボールを)放り込んできたので、そこで自分の良さを出そうと思っていました。これからも終盤はあのような戦いになることは絶対に起こり得るので、自分が最初から出るにしても、途中出場でも放り込んでくる相手にはしっかりと対応していかなければいけないと思っています。
――ピッチに入る上で一番意識したことはどんなことでしたか?
ラインコントロールのところはずっと言われていたので、そこは意識してやりましたけど、ある程度はラインを上げることができたと思います。ただ2失点目のところは、みんなが疲れていた中で、自分だけがラインを上げてしまい、みんなのことを考えて合わせることも必要だと感じました。そこは少し意識し過ぎてしまったと思うので、今日の反省点として次に繋げたいと思います。
――自分の中でだんだんとプレーが戻ってきた感覚はありますか?
今年は練習試合も含めて、まだ一度も90分間プレーしていなかったので、正直まだ100%かと言われれば、まだまだだと思います。練習からもっと自分を追い込んでやっていく必要はあると思いますし、今日みたいに自分が出場した時にしっかりとプレーできるようにしていきたいですね。
――ここからは競争ですね。
今年、自分が試合に出られるのかなとずっと思ってきて、なかなか試合に使ってもらえなかったので、厳しい時期を過ごしましたけど、選手たちからは『お前は絶対にやれるし、オールコートマンツーマンみたいな形で前からいく時にお前の良さは絶対に生きる』と言ってくれていました。それが自分の力になったので、これから監督に自分の良さをもっと示せるようにしていきたいですね。