2025年 試合速報
明治安田J2 第28節 vs. 大分トリニータ
![]() |
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

吉田 真那斗
|
![]() |
グレイソン
|
![]() |
落合 陸
|
![]() |


![]() |
井上 潮音
金子 大毅
渡邉 りょう
マテウス ペイショット
|
デルラン
|
![]() |
中川 寛斗
落合 陸
小酒井 新大
吉田 真那斗
茂 平
|
![]() |
為田 大貴
川口 尚紀
グスタボ シルバ
佐藤 凌我
|
![]() |
角 昂志郎
ブラウン ノア 賢信
|
中川 寛斗
屋敷 優成
|
![]() |
三竿 雄斗
宇津元 伸弥
グレイソン
伊佐 耕平
|
![]() |
伊佐 耕平
|
![]() |












































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
クラド | 8/31(日) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 星津 章博 | 田中 玲匡 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 馬場 規 | 廣瀬 成昭 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.4度 | 77% | 阿部 将茂 | 池辺 俊明 |
7 | シュート | 7 |
13 | ゴールキック | 5 |
1 | コーナーキック | 4 |
4 | 直接FK | 17 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
磐田は、中断明けに連敗と苦しい時期を過ごしたが、J2首位を走る水戸との直接対決を制すと、前節は、前半戦で手痛い敗戦を喫していた富山を相手に2−0で完勝。リーグ戦では約2か月ぶりとなる連勝を飾り、足踏みが続いた中断明けの流れを完全に払拭した。
またジョルディ クルークスが横浜FMへ電撃移籍した攻撃面は、富山戦では右ウイングで角昂志郎が第22節熊本戦以来、5試合ぶりの先発に復帰し、「ジョルディの穴を埋めるというより自分らしさを出そうと思った」という言葉通りのプレーを体現した。
特にトップ下をやってきた経験も活かしながらサイドに張るだけではなく、内側でも積極的にプレーした39番がオフ・ザ・ボールでも機動力を存分に発揮し、クルークスが抜けた右サイドに新たな特徴をもたらした。その流動的な攻撃には選手たちも手応えを感じており、今節の大分戦でも期待したいポイントとなる。
また富山戦ではリーグ戦では7試合ぶりに無失点でクローズした守備の安定感は、ここから安定して勝ち点を積み重ねていく上で継続したいポイント。何よりもそのハードワークを続けられていることが連勝を掴めた要因の一つでもある。前節、移籍後初ゴールをマークし、チーム全体のバランスを調整する役割としてインテリジェンスの高いプレーを見せている井上潮音は、「この強度をベースにできれば自分たちはどんな相手でも良い試合ができる」と胸を張る。そのベースで上回ることがゲームを支配する上でのカギとなる。
大分には前半戦にホームで0−3と完敗しており、前節同様にリベンジしなければいけない相手だ。ただ10試合勝利から遠ざかっている大分は、今月に片野坂知宏監督との契約を解除し、竹中穣ヘッドコーチが監督に昇格する形で監督交代に踏み切っている。その初陣となった前節はいわきに0-4と完敗を喫したが、ハッチンソン監督は「(監督交代から)1試合しかやれていないので分析するのが難しい。我々が勝てると思って試合の臨むことがあれば、痛い目にあう」と最大限の警戒を怠らない。
今節、大分から勝ち点3を持ち帰って、8月最後のリーグ戦を3連勝で締めくくる。


大分さんは我々のプレーを止めるという明確なゲームプランがあったと思います。特にローブロックをゴール前に敷かれて、そこから素早いカウンターを狙ってくるというのはどの相手に対しても難しくなります。特にゴール前を崩し切るところには苦労しました。ただもっと早い時間帯にゴールを決めていれば相手も前に出てこざるを得なくなって、相手が間延びしてプレーしやすくなると思っていましたが、相手の深いブロックの手前のブロックもそこまで崩し切れなかったので、そこは改善しなければいけないと思います。
――ブロックを構えてきた相手を崩し切るために必要だった工夫はありますか?
どの世界でもローブロックを崩すのは苦労します。ただチャンスはいくつかあったので、そこを決め切れなかったり、ラストパスやクロスの質は足りないところがあったので、そこはもっと良くできたという意味では自分たちが難しくしたところはあったと思います。
――ただ相手もカウンターを狙っていた中で無失点でクローズしたことは評価できますか?
そこは本当によくやってくれました。トランジションや守備のところは1週間やってきていたので、クリーンシートに関してはよくやってくれたと思います。いくつかクリアを味方に当てたり、ピンチはありましたけど、全体的にはよくやってくれたと思います。ただ大分のゲームプランとしてカウンターを狙ってくるというのは明確だったので、我々もトランジションでのアグレッシブさが必要でしたし、そこをしっかりと止められたのは良かったと思います。
――後半開始から守備のギアが上がりました。それは前半からもっと行きたかったのか、もしくは行かないようにセーブしていたのか、どちらでしたか?
この試合に入る上で難しかったのは監督が替わったばかりで、どういうプレーをしてくるのかというところに色々な疑問がありました。繋いでくるのか、ロングボールを蹴ってくるのか、そういうのも予測がつかない状況で試合に入りました。前半に関してもいくつか良いプレスがあったと思いますし、そこからチャンスを作れていましたが、後半に関してはもっとミスを誘おうというところではよりプレスを掛けにいきました。
かなり相手は引いてきたので、なかなか崩し切れなかったですね。ただその中でも三浦龍輝くんやリカ(リカルド グラッサ)には絶対に先に失点だけはしないようにと言っていましたけど、クリーンシートで終われたことは最低限です。やっぱりゴールをとらなければいけない試合だったと思います。
――大分が守備ブロックを構えてきた中で前後半でどのような意識でゲームを運んでいましたか?
自分も含めた(江﨑)拓郎とリカには、リスク管理のところを集中してやらなければいけなかったので、その3人でカウンターをケアしつつ、攻撃では(角)昂志郎を外に張らせたり、中に入れたりと動かしましたけど、もう一工夫が足りなかったですね。
――前半終了間際にCB陣にサイドへボールを揺さぶるように指示していたことについては?
(サイドへボールを動かす)相手をもっと動かしたかったので、テンポをもっと上げて欲しかったです。その中で相手の最終ラインを縦に動かすことができなかったです。自分たちが縦に仕掛けてコーナーキックを取ったり、相手の守備を一度下げさせたり、その工夫がもっとあれば良かったと思います。そうすると、またスペースが手前に生まれたりするので。そういう意味でも90分間の中でもっと工夫が必要だったと思います。
――相手のブロックはミドルシュートも狙いづらかったですか?
そうですね。シュート自体は打ちづらかったです。自分もそうだし、(倍井)謙もそうだし、ミドルシュートを打たされている感じはありました。もちろんそこでゴールを仕留める力は必要です。ただその前に相手を一度下げさせることができれば、もっとミドルシュートも打てたと思いますし、そういうシチュエーションを作ることが必要だったと思います。
――ただ個人ではリスク管理のところでのよくカウンターを止めていたことについては?
こういうゲームはとにかく先に失点してしまうとより厳しくなってしまう。だからこそとにかく先に失点しないことは意識しました。僕も含めてみんながしっかりと戻るところを戻ったり、攻から守の切り替えはしっかりとやろうとチーム内でも意識付けていたところなので、前線の選手も含めてよく頑張ってくれたと思います。
シュートを打たなければ点は入らないですし、もう少しミドルシュートを含めて狙っていく必要はありました。ただサイドに付けて戻してみたいなシーンが多くて、もう少しクサビを入れて中央のコンビネーションからのシュートというのも必要だったかなとは思います。
――後半は江﨑選手もスペースがあれば持ち運んだりと、崩すための工夫をしていたと思いますが、その点はどう振り返りますか?
相手が来ないから相手がズレず、パス出したところに相手がいる状況になっていたので、少しでも何か変化をさせたいという思いで運ぶところは意識しましたけど、そこまで上手くいかなかったので、ああいう相手に対して自分自身もどういうプレーができるのかは考えていきたいと思います。
――相手はカウンターで一発を狙っている状況でした。その中で無失点で終われたことはどう振り返りますか?
ピンチはありましたけど、こういう試合を落とさなかったのはポジティブにとらえて次に繋げるしかないと思っています。ただカウンターは多かったですし、それもサイドで相手がいるところに付けてしまったところを取られてというのが多かったので。そのカウンターを喰らわないためにもサイドにパスを付けるのが正しかったのかはもう少し考えていく必要はあると思います。
――サイドをどう使うべきかは改善の余地がありますか?
今日はサイドの選手が後ろ向きで受けるシーンが結構多かったので、それだと相手の勢いに乗ってプレッシャーをかけられてしまうので、それを前向きでプレーさせてあげられるようにサイドの使い方はもう少し考えていきたいですね。
――ここで1週間リーグ戦が空きます。この2週間をどう過ごしていきたいですか?
今日は勝利することはできませんでしたが、負けなかったという風にとらえて、残り試合で勝ち点を積み重ねていけるように、とにかく上に食らい付いていくことが大事だと思うので、この中断で気持ちを切らさず、練習からやっていきたいと思います。