2025年 試合速報
明治安田J2 第4節 vs. カターレ富山
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松田力
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上原 力也
金子 大毅
佐藤 凌我
角 昂志郎
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伊藤 拓巳
布施谷 翔
松田力
碓井 聖生
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マテウス ペイショット
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武 颯
井上 直輝
植田 啓太
末木 裕也
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松原 后
為田 大貴
倍井 謙
川﨑 一輝
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碓井 聖生
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神山 京右
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中村 駿
渡邉 りょう
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布施谷 翔
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竹中元汰
酒井 崇一
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
富山 | 3/9(日) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
良芝 | 石黒 浩司 | 榎本 一慶 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 川崎 秋仁 | 千葉 直史 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
10.8度 | 56% | 村井 良輔 | 馬場 陽大 |
14 | シュート | 9 |
7 | ゴールキック | 9 |
7 | コーナーキック | 8 |
7 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
前節は、長崎に0-1で惜敗。今季初のアウェイゲームは、初黒星という悔しい結果には終わった。ただポゼッションベースの自分たちの戦い方で真っ向勝負を挑み、ジョン ハッチンソン監督は「ボールを奪い返せていたプレスは良かったし、ポゼッションについても悪くなかった。自陣のペナルティエリアから敵陣のペナルティエリアまでの間は良かった」とチームの出来に手応えも感じている。
特に初の無得点に終わった攻撃面について指揮官は、裏への動き出しや連係が試合を重ねる毎に成長していることも実感しつつ、次のステップアップとして「サイドからだけではなく、中央からも崩せるようにしていきたい」というビジョンも見据えている。また現状の強みとなっているサイド攻撃も、クロスに合わせる“受け手側”の動きを改善することで更なる完成度を追い求めようとしている。14年以来の対戦となる富山へ乗り込む今節、攻撃面は注目ポイントの一つだ。
昨季、J2昇格プレーオフを制して11年ぶりにJ2の舞台に返り咲いた富山は、ここまで2勝1敗で同じ勝点6同士だ。就任4年目を迎える小田切道治監督の下、攻守のハードワークをベースに「攻撃は多彩さがある」と富山を警戒するハッチンソン監督は「これまでのベストゲームを持ってこなければいけない」と気を引き締めて、敵地での初白星を掴みにいく。


今日は富山が勝利に値するチームだったと思います。富山は非常にエネルギーを持ってきて良いパフォーマンスでした。ハードにプレスをかけてきましたし、セカンドボールを回収していて、まさにこの試合に勝つためのメンタリティーを準備して臨んできたというふうに思います。
特に前半は、期待していたパフォーマンスではなく、我々が定める基準には程遠いパフォーマンスでした。それは私自身も、選手にとっても良くない試合をしてしまったと思います。後半はまだ良くなりましたけど、J2を戦っていくところではまだまだそのレベルに達していないと思います。J2はタフなリーグですが、我々がフットボールクラブとしてどうプレーし、どうパフォーマンスを発揮していくのかというところを見返さなければいけません。今日の試合のような基準ではプレー出来ないと思います。
ただ選手だけではなく私自身も、もっとどういうトレーニングを積むことが出来たのか、振り返らなければいけないと思っています。勝ち点を取れると思って、このような試合に臨むと、痛い目に遭うということを学んだと思います。ただ改善しなければいけないことはたくさんあります。富山も良いチームでしたが、我々のパフォーマンスも良くありませんでした。だから富山が勝利に値していると思います。
――前半はどのようなところに物足りなさを感じていますか?
意図を持ってプレー出来なかったところです。キックオフの瞬間からロングボールを蹴ってしまったり、守備の時のチームとしての距離感のところで後ろに下がってしまい、スペースを広く開けてしまいました。今日のライン間のスペースであれば、飛行機も安全に着陸出来るくらいの大きなスペースを開けてしまったと思っているので、本当にギャップを広げてしまったと思っています。
メンタリティーのところで言えば、J1から降格したばかりのチームですが、我々がJ1のチームとして振る舞いたいのであれば、このような試合をしてはいけないと思っています。ただ明確にしておかなければいけないのは、これは私の責任だということです。私が選手を選びましたし、私の責任で準備を進めてきたので、そこについては明確にしておかなければいけません。ただそこからしっかりと改善して進んでいかなければいけないと思っています。
前半に関しては自分たちが良くなかったですが、自分たちが良くなかったから勝てなかったとは言いたくありません。相手は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せていて、我々を苦しめたということで、相手が勝利に値すると思っています。
――後半開始からトップ下に角昂志郎選手、ボランチに金子大毅選手を入れてから試合の流れが変わりました。その采配はどのような意図や狙いがありましたか?
我々がいつもトレーニングしているようなプレーを発揮するというのが交代の意図です。そういう意味では、後半はよくやれたところもありましたけど、守備面はディフェンス陣だけに限らず、前から後ろまでの守備に関しては望んでいる姿とは程遠いと思っています。
ただ交代で入った二人は、インパクトを与えてくれて、良いプレーをしてくれたと思います。特に昂志郎はピッチでエネルギーをもたらして、裏への動きを多くしてペナルティエリアの中に入ってくれました。本当に良い選手で成長が楽しみです。そういう意味ではハーフタイムから出た二人はよくやってくれたと思います。
――試合を振り返って
まず今週、しっかりと富山のことを研究して、準備してきた中で簡単な試合にならないというのはみんなが共通理解として持っていたはずですが、実際に試合に入った時に自分たちがJ2を優勝して、改めてJ1に昇格するというチームでありたいのであれば、与えてはいけない隙を与えてしまったゲームというのが本当に率直な印象です。
自分たちの入りが悪かったとは思いませんけど、その中で与えてはいけない隙から失点し、自分たちが同点にした後すぐに失点してしまうという、あってはいけない失点の仕方だったと思います。終わった試合のことを後悔しても仕方ないところはありますけど、この試合で出た課題は来週またしっかりと準備して、改めて自分たちのサッカーを見せられるようにしたいと思います。
――長崎戦ではチームとしてクロスの数が多かったものの、シュートまで持ち込めない反省がありました。その中で富山戦ではクロスからゴールという結果が残せたことはどのように捉えていますか?
ジョン(・ハッチンソン監督)からも、『クロスは入ってきている。その中で、どうやってクロスに対してエリア内のスペースを埋めていけるか、誰が入るべき場所に入っていくか』ということは、今週の練習を通して言われていたところでした。(ゴールシーンで)実践として活かすことが出来たことは本当に一つ収穫だと思います。自分たちがこういう形でゴールすることで、相手も考えることがまた変わってくると思うので、良かったところはしっかりと継続してまた次の試合でも活かしていきたいと思っています。
――次に向けて
日本で2年目になってすごく感じているのは、Jリーグはカテゴリーに関わらず、本当にディテールのところが勝負を決めるリーグだと思っています。自分たちが1週間、しっかりと準備して作り上げてきたものが本当に数十秒でガラッと変わってしまい、自分たちのせいで試合を難しくしてしまうところがあったと思うので、チームとしてどうやってその隙を与えないようにするかを見つめ直さなければいけないと思います。ただサッカーの良いところは毎週末試合があるところです。もちろん今日の負けを受け入れるわけではありませんが、この状況を好転させるのも自分たちにしか出来ないことなので、また来週末にしっかりと結果で示して、この状況を変えることが自分たちには出来ると思っているので、またチーム全体で見つめ直して、自分たちのサッカーを見せて、しっかりと結果に繋げていきたいと思います。
――長崎戦は体調不良でメンバーから外れた中、今週はどのような思いで準備してきましたか?
まずは体調を万全に戻すこともそうだし、チームとして長崎戦で初めて敗戦してすごく大事な1週間になるというのは分かっていましたし、自分自身も富山戦に懸けていたところがあったので、こういう結果になってしまったことがすごく悔しい気持ちでいっぱいです。
――ビハインドの展開の中、後半開始からピッチに立ちましたが、どんな思いでピッチへ立ちましたか?
得点に絡んでチームを勝たせるという明確な役割だったので、そこまで難しさはありませんでしたけど、自分が入ってから何度かチャンスを作れましたし、得点も生まれましたが、複数失点を重ねてしまったところは自分にも責任があると思うので、そういったところはチームとしても個人としても突き詰めていきたいと思います。
――今日はトップ下でのプレーでした。その感触はどうでしたか?
自分の良さを出せるのはトップ下だと思っています。もちろんサイドでもプレー出来ますけど、よりボールに関わることで自分の良さを出してチームに良い影響を与えられると思っていたので、そこまで難しいことはなく、自分らしさを出せたと思います。
――特に裏へ抜ける動きが効果的でした。
前半はなかなか思うようにボールが前に入らず、それはベンチからもすごく感じていたので、もし自分が入った時には積極的に前への動き出しやボールを受けて前進させようと思っていました。後半ピッチに入ってからはそういう働きが少しは出来たんじゃないかと思います。
――植村洋斗選手のパスから良い形が多かったところが印象的でした。
やっぱり植村選手とは大学時代からもそうですし、やっぱり阿吽の呼吸みたいなものが自分たちにはあると思っているので、それをうまくチームの力に変えて、得点に結びつけていきたいです。
――同時にゴールやアシストに繋げられなかった悔しさはありますか?
まだ自分自身がチームを勝たせられる選手になれていない責任をすごく感じています。プロ1年目であろうが、同世代で活躍している選手がたくさんいます。2連敗という苦しい状況ではありますけど、次の試合で自分がチームを勝たせられるように導きたいと思います。
――開幕から4試合先発を固定してきた中で、どういう思いで練習ではアピールしてきましたか?
毎試合、先発で出る気持ちを持って練習からアピールは続けてきていますけど、やっぱり試合での評価が一番、評価に直結すると思います。チームとしては勝てませんでしたけど、その悔しい思いを抑えつつも練習で取り組んできた成果が今日少しは出せたんじゃないかなと思います。
――次節に向けた意気込みをお願いします
ファン・サポーターの皆さんの声援は自分たちにも届いていますし、その期待や声援に応えられるように、1週間妥協せずにやっていく必要がありますし、自分もチームを勝たせられる選手になる準備をしていきたいと思います。