2025年 試合速報

明治安田J2 第9節 vs. ロアッソ熊本

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

5 勝
2 分
2 敗
12 得点
10 失点
勝点 17

1
  • 0
  • 1

  • 1
  • 0

1
kumamoto
kumamoto

3 勝
3 分
3 敗
11 得点
12 失点
勝点 12

前半
3分
塩浜 遼
12分
李 泰河
ハーフタイム 後半
倍井 謙
川﨑 一輝
上夷 克典
リカルド グラッサ
植村 洋斗
為田 大貴
17分
袴田 裕太郎
渡邉 怜歩
大本 祐槻
金子 大毅
27分
角 昂志郎
佐藤 凌我
28分
30分
塩浜 遼
大﨑 舜
藤井 皓也
竹本 雄飛
金子 大毅
レオ ゴメス
39分
41分
半代 将都
神代 慶人
13
阿部 航斗
4
松原 后
5
江﨑 巧朗
22
上夷 克典
6
金子 大毅
23
ジョルディ クルークス
25
中村 駿
39
角 昂志郎
50
植村 洋斗
71
倍井 謙
11
マテウス ペイショット
SUB
1
川島 永嗣
2
川﨑 一輝
26
西久保 駿介
36
リカルド グラッサ
38
川口 尚紀
8
為田 大貴
16
レオ ゴメス
77
藤原 健介
20
佐藤 凌我
監督
ジョン ハッチンソン
23
佐藤 優也
3
大西 遼太郎
4
袴田 裕太郎
24
李 泰河
6
岩下 航
8
上村 周平
15
三島 頌平
17
藤井 皓也
14
塩浜 遼
18
半代 将都
19
渡邉 怜歩
SUB
1
佐藤 史騎
2
黒木 晃平
7
竹本 雄飛
9
大本 祐槻
25
小林 慶太
16
松岡 瑠夢
20
大﨑 舜
28
神代 慶人
監督
大木 武

7,902
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 4/13(日) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 福島 隆志 今村 義朗
天候 試合時間 副審 副審
90分 若槻 直輝 小出 貴彦
気温 湿度 第4の審判員 記録員
16.6度 61% 安川 公規 花澤 秀登
9 シュート 8
10 ゴールキック 11
4 コーナーキック 2
10 直接FK 5
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0

前節の山形戦はスコアレスドロー。リーグ戦では今季初の引き分けに終わり、勝ち切ることはできなかった。特に攻撃面ではジョン ハッチンソン監督がチャレンジの少なさを指摘し、90分間を通じてシュート4本と課題が残るパフォーマンスとなった。

ただ水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦、清水との静岡ダービーでは、その反省を活かしたサックスブルーが躍動。開始早々にリードを許したものの、後半に逆転してダービーで実に6年ぶりの勝利を飾った。指揮官が「我々のやろうとしているフットボールに対して個人として、グループとしてチャレンジしてくれたことを監督として非常に満足している」と手応えを口にした。特に逆転した後も清水のプレスを回避するボール回しでゲームをコントロールし、その中で貪欲に3点目を狙いにいった姿勢を「非常に大きな前進になった」と高く評価した。

今節、ホームに迎え撃つ熊本をハッチンソン監督は、「なかなか経験することができない非常にユニークなチーム」と表現し、昨季まで熊本に在籍していた江﨑巧朗も「めちゃくちゃ特殊なサッカー」と言う。攻撃時ではポジションの概念にとらわれず、ボールがあるところに人数をかけて数的優位を作りながらボールを繋いでくる。一方の守備時は、指揮官が「全てを懸けてボールを取りに来る」と警戒する強度の高いプレスが特徴だ。

現在、3試合負けなしと調子を上げている熊本をここまで全勝のホームでサックスブルーが返り討ちにする姿に期待したい。

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ジョン ハッチンソン 監督

今週、体調不良が複数人出たことで、クラブとして難しい1週間を過ごしました。
試合は前半が非常に残念でした。何か起こるのを待っているような展開だったと思います。失点に関しても非常に簡単なクロスから2試合続けて似たようなシチュエーションでやられてしまっています。原則も守れていませんし、簡単にやられ過ぎだと思っています。誰かが試合をコントロールしてくれないかなというような待ちの姿勢になっていたところがあったので、後半だけよくても意味がありません。清水戦はリードされている中でもしっかりとゲームをうまく動かすことができた。後半への土台ができていましたけど、今日の試合では脅威となるランニングやパスも出なかったですし、ただ試合をこなしているだけのようにも見えました。これはもしかしたらコーチの選手に対するコミュニケーションの問題なのか、それともグループとしての問題なのか、振り返ってみないとわかりません。
ただ後半、巻き返したところは選手がよくやってくれたと思っています。ハードワークして戦ってくれたことに疑いの余地はありません。

――上原力也選手の代わりにスタメン出場した金子大毅選手が同点ゴールを決めました。今日のパフォーマンスをどのように評価していますか?
大毅に関しては今シーズン、最も不運な選手だと思っています。彼はやれることを全てやっていますし、高いパフォーマンスを見せてくれていますが、チームとして(上原)力也と(中村)駿が素晴らしいパフォーマンスを見せているので、彼はチャンスを待たなければいけませんでした。ただ今日、非常に良いパフォーマンスをしたと思います。中盤に求めていることであったり、ピッチにエネルギーをもたらしたり、フットボールを支配できていたと思います。素晴らしいシーズンを過ごしてはいますけど、来週も試合に出るかどうかはまた考えたいと思っています。


――前半のパフォーマンスが残念だったのは、どの辺りに物足りなさを感じていたのでしょうか?
受け身の姿勢だったところです。特段、相手のプレスがハードだったかと言われれば、そういうわけではありませんでしたし、その中で間につけたり、外回しをしたり、または超えていったりというのができたと思いますけど、ボールを持った時に勇気を持ったプレーができませんでした。また守備においても勇気を持ってプレーできませんでした。特に守備のところは後ろに人が余っていたのですが、チームメイトやお互いのことを守るためにスライドができなかったり、またチャンスを見極めてフィニッシュするというところがなかったことで、安全なパフォーマンスを見せていたと思います。これも成長の一部だと言えば、そう言えてしまいますが、これを打破しなければいけない。後半のように良いパフォーマンスはできるんですけど、これをスタートからやらなければ意味がありません。ボールを持っていても持っていなくてもコントロールできなければいけませんし、相手に主導権を渡してはいけません。今日に関しては我々のスタイルではなかったと思っていますし、私が求めている基準ではなかったので、成長していかなければいけないと思っています。

金子 大毅 選手

金子 大毅 ――リーグ戦での初先発でした。どのような思いで試合に臨みましたか?
今までチャンスがなかった分、ここで勝って結果を残してチャンスを掴みたいという思いでピッチに立ちましたけど、引き分けに終わってしまったことがとても残念です。

――同点ゴールのシーンについて
負けている中で、1枚でも多く中に入っていけば、チャンスはできると思っていました。その思いで入ったら、すごく良いボールが来たので、しっかりと合わせることができたと思います。(ゴールが決まったことは)本当に嬉しかったですが、もう一点を取って逆転しなければいけなかったと思います。

――普段、リーグ戦に出場機会が少なかった選手が結果を残せたことはチームとしても大きな収穫なのでは?
1年間通して同じメンバーで戦うことはあり得ないと思うので、やっぱり全員の底上げという意味では監督も『競争が大事だ』と言っていますけど、チーム全体の底上げは必ず、チームが強くなる上では大事なことだと思っています。そのためにももっともっとやらなければいけないし、日々の練習で競争に勝った人が試合に出場して、結果を残していかなければいけないと思っています。

――後半はどのようなところが良くなったのか?
本来の力を出せれば、サポーターの声援もありますし、ホームではあのような試合ができると思うし、それが前半からできなかったことがチームとして問題ですし、2試合連続スタートしてすぐに失点しているところはすぐに修正しなければいけないと思うので、そういった部分は全員で共通意識を持って、3回目が起きないようにしなければいけないと思います。

――開始早々の失点を無くすために心がけなければいけないことはどんなことですか?
今日の試合で言えば、前回(ルヴァンカップ2回戦の清水戦)ホームで良い勝ち方をして、全員が良い試合した後は危険なことが起きるというのを認識しているとは思いますけど、やっぱりそれが起きてしまった。どこかで甘さがあったと思いますし、そこは1週間の練習を通して突き詰めて試合に臨まないと、あのような事が起きてしまうと思っています。

――個人のパフォーマンスには手応えはありますか?
もっとチームをうまく回せるというか、チームが良くなるように動けると思うし、今日でいえば守備のところで相手が事前のミーティングとは少し変わったフォーメーションでやってきたところはありましたけど、そこはすぐに真ん中の選手であるボランチがしっかりと発信して、相手の対策を試合中からできるようにしていかなければいけないと感じています。

――リーグ戦は2試合連続ドローという結果を次にどう繋げていきたいですか?
今日はホームで戦うということで絶対に勝たなければいけない試合だったと思いますし、2試合連続ドローではありますけど、次は勝ち切らないと、J2優勝・J1昇格という目標が遠のいていくので、1週間良い準備をして次の試合で勝てるようにしていきたいと思います。

角 昂志郎 選手

角 昂志郎 ――試合の振り返りについて
相手が結構繋いでくるチームだったので、守備の面でいつも以上に距離を詰めないと、ボールを取れなかったりというのが普段の試合とは違って、少しストレスが溜まる展開だったと思います。

――交代したのは怪我ですか?
足を攣っただけです。大怪我じゃないので、大丈夫です。

――2試合連続ドローという結果をどう受け止めていますか?
試合の入りの失点を防ぐしかないと思っています。あの失点で試合が難しくなったと思いますし、清水戦もすぐに点を取られていたので、もちろん気をつけようとは思っていましたけど、心のどこかに隙があったと思いますし、そういうところを突き詰めていかないと、勝利には届かないと思うので、自分たちにもう一度矢印を向けてやっていく必要があると思っています。

――熊本がマンツーマン気味に捕まえにきたと思いますが、攻撃のところで打開するためにイメージしていたことはどんなことでしたか?
千葉戦もマンツーマンで来ていたので、そこはいつもと変わらずにプレーしようと思っていましたけど、天候の影響なのか、早々に失点した影響なのか、なかなか勇気を持って前にアクションすることができなかったというのが前半停滞してしまった理由なのかなと思います。

――角選手自身は、自分のマークを積極的に剥がそうとしていた印象でしたけど、その辺りはどうでしたか?
やっぱり個で剥がさないと、ゲームの流れを引き寄せられないと思っていたので。ただ欲を言えば、もっとチャンスを作れたと思うし、ゴールも取れたと思っています。今日の試合はビルドアップに関わる回数は多かったんですけど、その分、ゴール前で仕事する回数はいつもより少なかったと思います。

――守備は前半からうまくいっていない感覚はあったのでしょうか?
予想していたフォーメーションと若干違ったところもあって、そこを修正するのに時間がかかってしまったというのが前半に起きていたことでした。後ろに人が余っているけど、前に押し出せないシーンが何度かあったので、今後はそういう事がないようにやっていかなければいけないと思っています。

――一方で後半は相手を押し込めるシーンが増えましたけど、ハーフタイムに「アクションを起こす」という指示があったんでしょうか?
本当にその通りで、前のアクションが足りないと言われました。山形戦みたいなゲーム展開だったのかなと思います。自分たちがボールを持っているけど、ワクワクせず、チャンスを作れない展開だったので。後半は何とか押し込む展開は増えましたけど、試合の入りから自分たちから出さなければいけないのに、監督に言われてからやるというのがチームに足りないところだと思います。

――チームとしては体調不良者がいたことでの難しさはありましたか?
それこそ総力戦だったと思うし、他の選手がチャンスを掴むことも大事だし、それをカバーし合うのがチームだと思うので、そこに関しては言い訳ができないと思っています。