2025年 試合速報
明治安田J2 第30節 vs. 藤枝MYFC
![]() |
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

矢村 健
|
![]() |
![]() |
グスタボ シルバ
|
世瀬 啓人
|
![]() |
中川 創
|
![]() |


中川 風希
金子 翔太
|
![]() |
渡邉 りょう
|
矢村 健
|
![]() |
金子 翔太
|
![]() |
![]() |
渡邉 りょう
マテウス ペイショット
|
世瀬 啓人
杉田 真彦
|
![]() |
![]() |
リカルド グラッサ
森岡 陸
井上 潮音
金子 大毅
角 昂志郎
川﨑 一輝
|
![]() |
グスタボ シルバ
川合 徳孟
|
杉田 真彦
|
![]() |
浅倉 廉
アンデルソン
|
![]() |
矢村 健
榊原 杏太
|
![]() |












































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
藤枝サ | 9/20(土) | 13:55 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 大立目 佳久 | 野堀 桂佑 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 松井 健太郎 | 宮原 一也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.3度 | 84% | 篠藤 巧 | 柄谷 典宏 |
10 | シュート | 10 |
6 | ゴールキック | 7 |
5 | コーナーキック | 2 |
11 | 直接FK | 15 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
今季2度目の“蒼藤決戦”が行われる。ホームで行われた前回対戦は、後半アディショナルタイムまでスコアレスと拮抗した展開となったが、最後は倍井謙が倒されて獲得したPKをマテウス ペイショットが沈めてゴールをこじ開けた磐田が勝利を収めた。藤枝との対戦成績は4戦4勝。全勝を維持する好相性の流れを今節も死守しなければいけない。
夏の中断明けは大量失点で連敗と苦しんだが、そこから4試合負け無しと調子を持ち直していた。何よりも守備面は、今季初の3試合連続クリーンシートを継続している。特に今治との上位対決に臨んだ前節は、ミスからピンチを招いても全員でカバーし合う守備意識の高さが光った。今治戦で殊勲のゴールを奪い、勝利の立役者となった渡邉りょうは、「中断明けに大敗した時期を経て、『コンパクトかつコレクティブに』とジョン(ハッチンソン監督)がかなり言っていた。その守備に対する意識が無失点に繋がっていると思う」と胸を張る。苦しい展開を強いられても勝ち点を掴み取っていく勝負強さが問われているシーズン最終盤。今節、連勝を目指すサックスブルーとしては無失点に執着する試合にしたいのは間違いない。
一方でチームは課題とも真摯に向き合っている。前節は、結果的に無失点で抑えたが、不用意なボールロストからカウンターのピンチを与える場面も多かった。攻守両面でコントロールしたゲーム運びを目指すチームとして、クリーンにボールを保持していくことが理想的な形で試合を進めていく上での課題だ。その点に関しては、選手を試合で想定されるポジションに配置し、ボール保持の精度を高めるトレーニングを先週に続いて行い、その意図について「ボール保持にこだわって、コントロールできた形で前進していくところを意識してもらった」とハッチンソン監督。また、今節は13:55キックオフという久しぶりの日中開催になることも踏まえ、16日の練習を午前中に行い、“暑さ対策”を施して入念な準備を進めてきた。
互いのプライドとスタイルをぶつけ合う“県勢対決”。磐田は守備の要である江﨑巧朗を累積警告の出場停止で欠くが、その中でも無失点を継続し、藤枝を敵地で倒してJクラブの先輩として威厳を示す。


非常にタフなゲームとなりましたが、もっとやれたとは思っています。攻撃ではボールを持っても勇敢にプレーできない、ロングパスにもなっていないロングキックを多用していること、コントロールして前進することができない場面が多過ぎました。またプレーしようとしても失い方も悪い。安定してボールを受けられない、届けられない。簡単なミスが多い。セットプレーでまた失点してしまいましたし、前に入られる、先に触られる。ここまで取組んできているものの、まだまだ改善しなければいけないところが今日また明らかになりました。
――『コントロールしながら前進できなかった』のは相手のプレスが良かったのか、もしくは自分たち側のボール保持の仕方に問題があったのか、どちらですか?
自分たちの問題だと思います。1週間やってきたことができなかったり、相手が消してきたところの逆を突いていけるとは思っていましたが、ボール保持に関する実行の質は欠けていたと思います。それは足下、足下で綺麗に繋ごうということではなく、やっぱり効果的に攻めなければいけません。それが今日は無かったと思います。攻撃のところはもっとできたと思うので、だからこそがっかりしています。そういったボールの失い方をすると、トランジションのところでより勢いを与えてしまったと思っています。
――90分間を振り返ってみて
いまは悔しい、ただそれだけです。
――前半はチームとして守備のところに難しさを感じていたと思います。角選手を最終ラインの位置まで下げたところも含めてどう振り返りますか?
元々は相手のウイングバックに、自分たちサイドバックがスライドして対応するというやり方をしようとしましたけど、(最終ラインの)スライドが上手くいかなかったので、試合の途中に(角)昂志郎が下がって、5バック気味の守り方に変えました。ただ昂志郎が下がった分、守備は安定しましたけど、そこから攻撃に出ていく距離を考えると、昂志郎はキツかったと思いますし、僕らがもう少し押し出せれば良かったですが、ずるずると下がってしまったので、そこは反省点です。
――一方で攻撃ではビルドアップにトライしました。その点に関してはどう振り返りますか?
今日は自分たちでボールを保持して主導権を握ろうという目的を持って試合に臨んだので、ボールを大事にしたいという意図はありましたけど、そこからのミスによって1失点していますし、前から(守備に)来る相手に対して、自分たちのミスから失点するというのが続いてしまっているので、そこの質はもっと上げていかなければいけないですし、自分たちの判断とチームとしてどこに優位性があるのかというのをもっと明確にしてやっていかなければいけないと思っています。
――J1昇格に向けて、より一層勝たなければいけない状況になりました。どのように次に向かっていきたいですか?
本当に落とせない試合が続くので、自分たちのサッカーというのを持ちつつも、技術面だけでなく、気持ちの部分もすごく大事になってくるので、そういったところはチームとしてもっともっと出さなければいけないと思っています。
――90分間を振り返ってみて
物足りなさを感じた90分でした。アグレッシブさが無くなってしまって、相手から責め続けられる時間帯が長かったので、なかなか90分間、守備から攻撃に自分たちのイメージ通りに上手くいきませんでした。
――守備時に最終ラインまで戻って、5バックを構成するような形に途中から変えた点については?
当初はあそこまで下がる予定ではありませんでしたけど、前半の途中に『最終ラインまで落ちて欲しい』という指示がありました。そこからチームとしては慌てずにプレーできましたけど、その分相手を楽にプレーさせてしまったので、自分の中ではもどかしさはありました。(前から)いきたいという気持ちを抑えつつも、自分が勝手にいくことでチームは崩れてしまうので、そのもどかしさはすごくありました。
――本来であれば、ウイングの選手が藤枝の3バックの両脇の選手にもっとプレッシャーをかけたいと思っていたのでしょうか?
そうですね。それをやろうとはしましたけど、自分とサイドバックの脇に下りた選手をどうやって捕まえるのかというところが上手くいかず、結果的に自分が下がることが一番の安全策にはなったのかなと思います。その役割を全うできたと思いますけど、攻撃のときにクロスやシュートまでいける場面がもっとあれば良かったと思います。
――攻撃はボールを大事にし過ぎる意識が強かったように感じました。その点はどんなところに課題を感じていますか?
もっと流動性はあっても良いのかなと。自分が受けられなくても、スペースに抜ける動きだったり、出したあとに動くというのをもっと全員ができないと、簡単には崩せないと思います。大胆にプレーすることも大事ですが、もっとみんなで協力して崩していけるとは感じているので、その質を高めていくしかないと思います。
――ここからより一層、勝たなければいけないという状況の中で、どんなゲーム運びをしていく必要がありますか?
自分たちのミスから失点しましたけど、前半のうちに追い付けたのは結構ポジティブだったというか、(ビハインドのまま)後半を迎えなかったことは良かったとは思いますけど、特に前半の入りではもっと前にプレーすべきだったとは思います。90分間の入りと終わりは多少、理想を捨ててでもやらなければいけないことがあると思うので、そこに少しこだわり過ぎたとは感じています。