2024年 試合速報

明治安田J1 第36節 vs. ガンバ大阪

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
8 分
18 敗
42 得点
60 失点
勝点 35

3
  • 1
  • 2

  • 2
  • 2

4
gamba
gamba

16 勝
12 分
8 敗
45 得点
34 失点
勝点 60

前半
渡邉 りょう
23分
27分
半田 陸
ジャーメイン 良
42分
54分
山下 諒也
ハーフタイム 後半
松本 昌也
植村 洋斗
1分
渡邉 りょう
9分
山下 諒也
リカルド グラッサ
15分
渡邉 りょう
山田 大記
16分
17分
宇佐美 貴史
伊藤 槙人
マテウス ペイショット
松原 后
高畑 奎汰
26分
32分
山下 諒也
ファン アラーノ
倉田 秋
福田 湧矢
ハッサン ヒル
鈴木 海音
36分
鈴木 海音
38分
上原 力也
42分
43分
宇佐美 貴史
イッサム ジェバリ
鈴木 徳真
美藤 倫
鈴木 海音
46分
48分
坂本 一彩
50分
坂本 一彩
岸本 武流
53分
福田 湧矢
中野 伸哉
上原 力也
西久保 駿介
54分
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
32
ハッサン ヒル
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
14
松本 昌也
16
レオ ゴメス
23
ジョルディ クルークス
11
ジャーメイン 良
55
渡邉 りょう
SUB
21
三浦 龍輝
15
鈴木 海音
18
高畑 奎汰
26
西久保 駿介
10
山田 大記
50
植村 洋斗
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展
22
一森 純
2
福岡 将太
3
半田 陸
4
黒川 圭介
20
中谷 進之介
10
倉田 秋
16
鈴木 徳真
17
山下 諒也
23
ダワン
7
宇佐美 貴史
13
坂本 一彩
SUB
1
東口 順昭
33
中野 伸哉
14
福田 湧矢
15
岸本 武流
27
美藤 倫
47
ファン アラーノ
11
イッサム ジェバリ
監督
ダニエル ポヤトス

13,640
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 11/9(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 田村 貢 今村 義朗
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 熊谷 幸剛 坊薗 真琴
気温 湿度 第4の審判員 記録員
22.8度 25% 松澤 慶和 鈴木 良規
9 シュート 11
8 ゴールキック 9
3 コーナーキック 4
12 直接FK 13
3 間接FK 1
3 オフサイド 1
0 PK 1

J1への生き残りを懸けた一戦。ジュビロはガンバ大阪をヤマハスタジアムに迎え、勝点3のみを目指して最後まで戦い抜く。

ジュビロは現在18位。残留圏内とは勝点4差と、まだまだここから挽回できるチャンスは残されている。さらに、ラスト4試合のうち今日から3試合はホーム開催。ジュビロサポーターの想いのこもった声援という最も心強い支えを力に変えて、勝利を掴み取る覚悟だ。

スターティングイレブンは、GK川島永嗣、DF松原后、伊藤槙人、ハッサン ヒル、リカルド グラッサ、MF上原力也、松本昌也、レオ ゴメス、ジョルディ クルークス、FWジャーメイン良、渡邉りょう。前節のヴィッセル神戸戦から4人を変更した。上原は第25節のアルビレックス新潟戦以来となる先発出場。ジュビロ生え抜きのボランチが、期する思いをピッチで示してくれるはず。このシーズン最終盤、一人ひとりの力を集結させて残留を手繰り寄せる。

前節は、前半こそ相手の猛攻を身体を張った守備で耐え凌ぎ無失点に抑えたが、後半に2失点。その後も反撃のゴールを奪うことができず、敵地で完封負けを喫した。試合を通してなかなかボールを繋ぎきれず、クリアを選択する場面が多かったことは反省材料。今日対戦するG大阪は現在5位につけており、FC町田ゼルビアと並んでJ1最少失点を誇る難敵だが、ジュビロとしては味方同士が連動しながらボールを受ける位置に動き出し、パスコースを複数作り出していきたい。自分たちがボールを握る時間を増やし攻撃にリズムが生まれれば、相手の守備網を破るチャンスは増えていくはず。点を失わないことを徹底しつつ、攻めの姿勢を崩すこと無く先制点を奪うことで試合を優位に進めていきたい。

キックオフはこのあと15:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。爽やかな秋晴れの空が広がっている。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まず今日はチケット完売と聞いて、本当にたくさんのサポーターが我々がスタジアムに入るところから、いつも大きな声援ですが、さらに今日はその声援が大きかったと実感しました。サポーターの皆さんに勝利をお届けできなかったことを本当に申し訳なく思います。
試合は、今週準備してきた攻撃も守備も、多くはなかったですが出せた部分があったと思っています。VAR等で色々ありましたが先制して、ただそのあと失点してしまいました。前節もセットプレーから失点して、今週はそこに向けてかなり我々は取り組んできました。VARがあった中で、少し修正を加えて違うことをやってくる相手のクオリティの高さを痛感させられました。そこからやはり、前半の終了間際の失点は我々にとって非常に痛いものでした。宇佐美選手に起点を作られて、我々の右サイドからクロスを上げられたときに、しっかり逆サイドをケアする準備はしていましたが、あそこで決められてしまいました。ただビハインドは負いましたが、ハーフタイムにも選手は下を向くこと無く、次の得点を奪いに行くぞというモチベーションを一切落とさずに戦ってくれたと思っています。アンラッキーなところでPKを与えてまた失点をして、さらにリードを広げられましたけど、そこから交代で入った選手も含め、得点を奪いに行くという姿勢を最後まで見せてくれました。アディショナルが非常に長かったですが、同点に追い付いて、追い付いてからも我々は得点を奪いに行く姿勢を見せられたと思っています。ただ、最終的にはああいう形でリスクを負ってとどめを刺されたところは、これは僕に責任があると。選手は本当に最後の最後まで勝点3をもぎ取りに、魂を込めてプレーしてくれたと思っています。

――前半終了間際の失点、後半終了間際の失点とアディショナルタイムに2失点したことについて、どうとらえていますか?
両方アディショナルタイムが非常に長かったのですが、そこで踏ん張れない、そういうものは我々にとって課題の一つであるのかなと。決して集中力を切らしている訳ではないですが、どこかにそういうものが潜んでいます。映像をまだ詳しく見れていないので何とも言えませんが、そういう部分が少なからずあったのかなと思っています。

――今シーズン課題としてきた部分が失点に繋がってしまった印象です。もちろん準備はしていると思いますが、なかなか反映できずここまで来てしまった要因はどこにあると考えていますか?
今日ももちろんそうですし、今までもそういうところから失点していて、ほんのわずかなポジショニング、特にセットプレーに関しては常に修正を加えながらやってきました。ただ、相手もその修正を加えてきて、次のポイントを狙ってくるということを、今痛感させられています。それに向けて我々もまた修正するのですが、試合の中で相手チームはさらに修正してきています。そこにしっかりとしたクオリティを付けてくる。この部分に関して、今シーズンは苦しんでいるなと感じています。我々も何もしていない訳ではないのですが、やはりまだまだ臨機応変に守れるところまではまだきていないのかなと思っています。

上原 力也 選手

上原 力也 ――新潟戦以来のスタメン出場となりましたが、どんな気持ちでピッチに立ちましたか?
まずはチームの勝利が一番でしたし、チームの勝利に貢献することで自分の価値をもう一度示すために戦おうと。チームメイトだったり、スタッフだったりサポーターの皆さんに示すことができれば、チームの勝利に必ず繋がると思っていたので、その二つを意識しました。

――2点ビハインドとなった場面では、打開策としてどんなことを考えていましたか?
ペイショットと(高畑)奎汰が入って4バックの4-4-2の形になったので、シンプルにジャメ君(ジャーメイン良)とペイショットのところを使った攻撃を意識して、ペナルティエリア内にどんどんボールを入れていく回数を増やしていこうと。相手もそれは嫌そうでしたし、そこから2点取ることができました。ただ、そもそも2点ビハインドになったことはまだまだ課題だなと感じています。

――ご自身のゴールは狙い通りでしたか
こぼれ球をしっかり拾えていたし、1タッチでペイショットが返してくれるイメージでしたけど、それに近い形で点が取れたので良かったかなと思います。

――結果的に悔しい敗戦となりましたが、その結果をどのように受け止めて次に繋げたいですか?
本当に悔しい敗戦でした。ただ、他会場の結果を見てもまだ可能性はあるので、選手もサポーターも一つになって、必ず残留を掴み取りたいと思います。

――前の位置でよりボールに関わろうという意識が見えた印象です。自分の特徴をどう出そうとしていましたか?
もう1回自分の特徴を改めて落とし込んで、ある程度任せるところと自分の強みを出すというのを意識すれば、それがチームのプラスになると思っていたので、今後も続けていきたいなと思います。

――試合の中でやれたことと改善していきたいところは?
まだ映像を見ていないのではっきり言えないですが、今言えるのは、セットプレーの守備はチームでもう1回改めないといけないということです。チームから提示されるものと選手たちが再現するものをもちろん合わせないといけないですし、そこはしっかりコミュニケーションを取って、もちろん来たボールを跳ね返す強さも必要ですし、1週間しっかりと改善しないといけないと思います。

――攻撃的にやればゴールを決め切れるという部分は今日の試合のポジティブな面だったのでは?
自分たちは点が取れると思っていますし、ホームでこれだけの声援を受けて一度追い付くことができました。ホームであと2試合あるので、そこは確実に自分たちにとってアドバンテージです。点を取って勝てるように頑張ります。

鈴木 海音 選手

鈴木 海音 ――勝利への執念がプレーに表れていました
自分が出たときは点差も開いていましたし、勝点1でも足りないと思っていました。勝点3を取るために自分ができることは、相手のロングボールなど、来たボールを全部跳ね返すことだったり、奪い切って攻撃に繋げるということで、そこはピッチに入った瞬間から意識していました。(上原)力也君が2点目をまず取って、そのあと自分がゴールを決めることができて3-3になりました。ただチームとしてもう1点、勝点3を取りに行ったときに、スペースが空いてしまって決め切られてしまいました。サポーターの皆さんが試合前から良い雰囲気を作ってくれて、自分たちもそこは感じていました。この3連戦、全部勝点3を取るんだとチームとしても強い気持ちで試合に臨みました。執念や魂を見せられたと思いますけど、それだけではやっぱり残留できないですし、残り3試合もチーム全体で前を向いて、一緒に戦ってくださっているサポーターの皆さんと共に残留したいと思います。

――同点ゴールのシーンを振り返って
ボールがファーサイドに流れたときに自分はとにかく止まらないようにということを考えていました。ゴール前に走り込むことを意識して、たまたまボールが来て決めることができました。自分のそういったゴールに対する意識が得点に繋がったと思うので、そこは今後も続けていきたいと思います。もちろん勝点1で終わらせることもプランとしてはありましたけど、やっぱり勝点3を取りに行くというチームの意識があって、あれだけ前掛かりになって勝点3を取りに行って、結局勝点0になってしまいましたけど、勝点3を取りに行く姿勢はネガティブにとらえていないです。チームとしても勝点3を取りに行ったことはみんなマイナスにとらえていないので、残り3試合も勝点3を取ることだけ意識してやっていきたいと思います。

――残り試合に向けて
個人としては、次のゲームは累積警告で試合に関わることはできませんが、日頃の練習から試合に出るような気持ちで準備しますし、チームとしてもとにかく良い雰囲気を作って、勝点3を取るためにチーム全員がやれることをやるしかないと思います。

ジョルディ クルークス 選手

ジョルディ クルークス ――まずは今日の試合を振り返って
素晴らしいゲームになりましたが、結果が付いてこなかったことは残念に思います。1-3になってから何とか同点に追い付いて、逆転するんだという気持ちが表れて、最後の最後までゲームを分からなくしたことはポジティブですし、来てくれたサポーターの方々の声援の後押しのおかげであのような形になったと思います。まだまだ残留のチャンスはあるので、次の試合も勝って残留に向けて力を合わせてやっていきたいと思います。

――1点目はクルークス選手の得意の形から生まれました
あそこでの1対1は自分の武器ですし、1対1の局面をもっと作れたら必ずそこで仕掛けて、何かしらチャンスに繋がるようなアクションができるかなと思います。なのでもっとたくさんあそこでボールを引き出して、もっとたくさんチャンスを作っていきたいです。後ろでボールを失うことは避けなければいけないですけど、ボールを速く前に運べればより多くのチャンスを作れると思います。

――今日は3点ともクルークス選手のクロスからの得点でした
チーム全体でゲームを見返さないといけませんが、自分たちが点を取るシチュエーションをもっと増やさなければいけません。そしてサイドにオープンなスペースを自分たちで作って、そこから中に放り込んで攻撃を仕掛けることが必要になってくると思います。

渡邉 りょう 選手

渡邉 りょう ――クルークス選手からのクロスをゴールに繋げました。まずは先制点の場面を振り返って
先制点のところに関しては、ジャメ君(ジャーメイン良)が上手く中谷選手をファーに引っ張ってくれたので、そこのタイミングで僕がニアに飛び込めばボールがこぼれてくるかなと思っていました。そこで本当に良いタイミングでボールが来て迷わず振り抜けたので、それが得点に繋がったのは嬉しく思います。

――今日の試合展開についてはどうとらえていますか?
3-3まで追い付いて、そのあとも全員が4点目を取りに行って勝点3を取りに行った結果、最後逆転されたという結果になりました。もちろん負けは受け入れることはできませんが、全員が勝点3を狙いに行ったからこそ一度追い付けたと思います。ただし、そこで勝ち越す力が足りないところと、守り切る力が足りないところは、やはり今の僕らの課題としてあると思うので、次のマリノス戦に向けて準備します。残留の可能性はまだありますし、戦うだけです。今日もサポーターの皆さんが入場のときからすごい背中を押してくれていたので、それは確実に選手にもスタッフにも届いているので、あとはそれを僕らがどうやってピッチで表現するかです。しっかりと気持ちを切り替えて準備したいと思います。

――試合後にサポーターも選手たちの背中を押してくれていたことが印象的でした
サポーターの皆さんが、まだまだ最後までやるぞというのを伝えてくれたと思います。前節ももちろん、色々なことを言いたいと思いますが、我慢して最後まで戦ってくれる存在というのは本当に大きいので、僕らはそのために勝利を捧げたいと思います。今日の結果をしっかり受け止めて、次の試合に向けて準備したいと思います。
――1-3で負けてしまうのと同点に追い付いたということでは意味が全然違うと思います
1-3で負けるのと3-3まで追い付くというのは意味が全然違うと思います。もちろん追い付いて、そこからもう1点取る力が足りなかったですが、追い付けるだけの雰囲気に持っていってくれていたのはサポーターの皆さんでしたし、その声援が無ければそこまで行けなかったなと。ただ負けは負けです。きちんと受け止めてやっていきたいと思います。

――今日はシャドーのポジションでの出場となりました
練習の中で、横内監督やスタッフ、選手も色々とアドバイスをくれるので、練習からトライ&エラーを繰り返してきました。まだまだ改善する部分はあると思うので、もっともっとこのポジションでも輝けるようにやっていきたいと思います。

――守備の部分での貢献も大きかったと思います
それしかできなかったので。できないことをやるよりはまずはできることを、そのポジションで求められている役割を発揮しようという意識はありました。監督にも「行ってだめだったらもう1回走って戻って来い」と言われていました。二度追うことは自分の強みでもあります。ただ、ポジショニングや攻守の切り替えの部分は改善できるし、改善しなくてはいけないと思うので、そこをしっかりやっていきたいと思います。

――クルークス選手が持ち味を存分に発揮して3得点に絡みました
彼の特徴を存分に90分発揮していたと思います。逆に言うとそれを引き出すまでに僕らは時間が掛かってしまったなと。ただ、このタイミングで良さを引き出せたというのは残留への大きなきっかけにもなると思いますし、あとはそこに対して多くの選手が最後の最後まで取り組んでいくことが大事だと思うので、チームメイトを信頼して最後の最後まで走りたいと思います。

ガンバ大阪 ダニエル ポヤトス監督
 

――試合の総括
全体的に良い試合展開だったんじゃないかなと思っています。前半試合がああいった感じで止まってしまうことが多くて、リズムが出にくい展開だったのではないかと思いますし、1点目のところ(取り消しになった場面)もすごく怪しいゴールだったんじゃないかなと思っています。後半のところは入りのところは良くて3-1にすることができたのですが、そこから4-1にしないとああいう展開になってしまいますし、ペイショット選手が入ってくると押し込まれる展開を作られてしまい、そして同点ゴールを決められてしまいました。その中でしっかりと、天皇杯でも自分たちはできていた気持ちを見せるということ、戦う姿勢、諦めない、という姿勢を見せられたんじゃないかなと思っています。