2024年 試合速報
明治安田J1 第27節 vs. FC町田ゼルビア
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中山 雄太
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エリキ
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藤本 一輝
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金子 翔太
古川 陽介
平川 怜
渡邉 りょう
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藤尾 翔太
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藤尾 翔太
荒木 駿太
エリキ
バスケス バイロン
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松本 昌也
西久保 駿介
ブルーノ ジョゼ
ジョルディ クルークス
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ハッサン ヒル
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オ セフン
ミッチェル デューク
藤本 一輝
ナ サンホ
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植村 洋斗
山田 大記
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仙頭 啓矢
下田 北斗
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
Gスタ | 8/17(土) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 片岡 道夫 | 高崎 航地 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 淺田 武士 | 坊薗 真琴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
30.2度 | 64% | 塚田 健太 | 河合 純一 |
13 | シュート | 7 |
6 | ゴールキック | 7 |
7 | コーナーキック | 6 |
8 | 直接FK | 16 |
2 | 間接FK | 6 |
2 | オフサイド | 6 |
1 | PK | 0 |
リーグ戦第27節は、現在首位に立つFC町田ゼルビアとの一戦。敵地に乗り込み、勝点3獲得を目指す。
前節の鹿島アントラーズとのゲームは、エコパスタジアムに33,000人近いサポーターが集結。大声援を味方に変えてジュビロは劣勢を覆し、2-1で逆転勝利を収めた。リーグ戦6試合ぶりの勝利を手にした勢いそのままに、今日のアウェイマッチに臨む。
スターティングイレブンは、GKにリーグ戦5試合ぶりに戻って来た川島永嗣、DFに松原后、鈴木海音、ハッサン ヒル、MFに松本昌也、レオ ゴメス、ブルーノ ジョゼ、平川怜、金子翔太、植村洋斗、FWにジャーメイン良が入る。
前節は途中出場した山田大記と古川陽介がそれぞれゴールを奪取。山田のゴールをアシストしたジョルディ クルークスを含めてベンチスタートの選手たちが勝利へと導く活躍を見せたことは、チームにとってもポジティブな要素だ。古川は、前々節のアルビレックス新潟戦でも2得点に絡む活躍を見せており、「徐々に数字に表れるようになってきたことは、自分の成長を一番実感できているところ」と胸を張る。自身が持つ最大の武器をJ1のピッチで存分に示し始めた若きドリブラーのさらなる活躍にも注目が集まる。また、新加入のハッサン ヒルやクルークス、渡邉りょうがチームにフィットしてきていること、ピッチで持ち味を遺憾無く発揮していることも心強いポイントだ。
対する町田は、今季クラブ初のJ1リーグを戦っている。第2節から4連勝を飾るなどスタートダッシュに成功。その後もスタイルを貫き、安定した戦いぶりを続けている。夏場は、日本代表としても活躍している相馬勇紀や中山雄太を筆頭に、経験豊富な選手が多数加入するなど大型補強を実施。強固な組織力を築いてきた町田のサッカーに、さらに強烈な個の力が加わった。直近3試合は勝利から遠ざかっているが、「やるべきことを改めて徹底して臨んでくるはず」と横内監督。「長いボールも多くなる展開が予想される中で、その後の予測、反応で相手を上回ること、局面の戦いに怯まず挑むこと、そしてロングフィールドにならずいかにコンパクトに戦えるかが重要」と試合のカギを語る。
キックオフはこのあと18:00。町田GIONスタジアム周辺は晴れ。夏の空が広がっている。4月下旬にヤマハスタジアムで行われた町田とのホームゲームは、松原とジャーメインにゴールが生まれて2-0で勝利を収めた。もちろん狙うは、“シーズンダブル”。首位町田を倒し、リーグ戦ラスト10試合に向けて勢いをさらに強めていきたい。
――試合の総括
今日も2,000人を超えるサポーターが良い雰囲気を作ってくれて、最後まで後押ししてくれたのですが、勝点も奪えず得点も奪えず申し訳ない結果に終わってしまいました。
試合は前半、早い時間でセットプレーからの失点でしたが、相手がやりたいこと、やろうとすることを徹底してやられて、対応できなかった。それに尽きると思っています。3点ビハインドから後半とにかく1点取りに行くという気持ちを選手たちは出してくれたと思っています。4失点して悔しい気持ちの中で、選手は最後まで1点を取りに行こうと戦ってくれました。これを必ず次のゲームに繋げていかなくてはいけないと思っています。
――川島選手が先発復帰しました。今のコンディションと起用の意図を
プレーできる状態ということで、今日起用しました。評価に対しては4失点しているので、彼自身納得していないと思いますし、それは全て彼個人ではなくて、チームとして4失点したと。フルピッチで11対11などをしていない状態で今日復帰しましたが、僕自身前と変わらない感覚ではやってくれたかなと思っています。
――前半苦しい戦いが続き、ジュビロにとって嫌なことをやり続けられた印象です。具体的に上手くいかなかった部分は?
相手の2トップに対してしっかりセンターバックが競ると。そのあと後ろに入ってくる選手はだいたい限られていると。その辺りは我々も把握していた部分ではあったのですが、そこで競り勝てない、そのこぼれ球を我々が拾いたかったのに相手に拾われる、押し込まれた状態で相手がセットプレーを得る、これが続いてしまったというところです。セットプレーを与えた際に、我々に跳ね返す力が無いところと、3点目が我々にとって非常に重くのしかかったかなと。こういうところの弱さというのは、まだまだだなと。そういう意味で、本当に町田は今日徹底してやってきた、その徹底ぶりというのは学んでいかないといけないと思います。
――今日の試合を振り返って
立ち上がりが全てだったと思います。相手も勢い良く入ってきましたし、そこを自分たちが処理し切れない中で失点してしまったので、かなりゲームを難しくしてしまったかなと思っています。
――立て直していくために
結果は結果で自分たちは受け止めなくてはいけないと思いますし、やはり球際のところでもそうですし、こぼれ球のところもそうですし、単純なところですが、そういうところを特に前半に相手に全てやられていたので、自分たちがよりボールに行かなければいけないし、競り合いのところは勝たなくてはいけないし、そういう根本的なところを見直さなくてはいけないと思います。良い時間を増やすことも大事ですが、難しいところを耐えるということも次の試合に向けては大切だと思うので、もう一度自分たちの中でクリアにしてやりたいなと思います。
――ホームの川崎F戦以来の実戦復帰でした。新加入選手も加わりましたが、コミュニケーションの部分などはいかがでしたか?
コミュニケーションは練習から取れていたので問題無かったと思いますが、やればやるだけ連係は良くなると思いますし、今日の結果は残念でしたがまた次に繋げていきたいなと思います。
――難しい展開となってしまいましたが、試合を振り返って
長いボールを蹴られたときに、どうしても相手に拾われてしまうところと、競った後ろにボールがこぼれるシーンが多くて、そこからそのまま裏に抜けられることが多かったので、そこを誰が競って誰がカバーするのか、付いて行くところだったり、逆に蹴らせないような守備にするのかというところが、最初はなかなか上手くいきませんでした。
――その中で後半に向けて改善したポイントは?
まずは失点をしないことです。2ボランチにしたことも含めて後ろからボールを引き出して、前にボールを付けてボールを動かしていくというところはイメージして入りました。
――改めて松本選手は前半と後半で立ち位置が変わりましたが、どう状況を変えていこうと思っていましたか?
前半にあのような展開になったときに、ピッチの中で自分のポジションで変えていけるようにしないといけないかなと感じています。少し悩みながらやっていた部分もあったので、(鈴木)海音の横まで落ちてみるなど考えていたのですが、そこは前半の内には上手く修正できなかった反省があります。あとは1対1のバトルや切り替えといったところが、失点してからは守備も含めて攻撃も、相手が動いてから自分たちも動き出していて、一歩遅れてしまっていたので、そこは失点してもやらせないことが大事です。そういうところは次の試合も大事になってくると思うので、改善していきたいです。
――前節の鹿島戦の手応えを今日の試合にも活かしていきたかったと思います。今日の敗戦をどう受け止めていますか?
修正点や、自分たちができなかった部分も含めて分析・修正して、もっともっと自分たちがアグレッシブに前向きにプレーをすれば絶対良い試合ができると思うので、それを忘れずに戦いたいです。ここから先はさらに1試合1試合が難しい試合になると思いますが、バラバラにならずに全員でまとまって戦っていけるかが大切だと思っています。
――厳しい試合状況でしたが古川選手らしいプレーでチームを勢いづかせたのでは?
サポーターの皆さんには申し訳ない試合をしたと思いますし、個人としてようやく(試合の)半分出られるチャンスが来たという中でも、結果を残せなかったのは僕の実力不足です。どうしても前半にあれだけ失点を重ねてしまうと厳しいものがあると思うので、ここからまた1週間しっかりと修正していきたいと思います。
――どのようなプランで1点ずつ返していこうと考えていましたか?
前線からしっかり局面のところでバトルするということは試合前から大事だと話していたのですが、そこで相手に上回られたと思いますし、後半立ち上がりのチャンスを仕留め切れなかったことが厳しいところでしたし、自分がそこからもう一つパワーを出せなかったことが、自分の今の弱さです。時間を重ねるごとにパワーを消費させられていることを感じたので、まだまだこれからだと思います。
――今日も見せ場を多く作っていました。体のキレはいかがですか?
身体の調子は良いですし、それをもっと長い時間持続させて前線でチャンスを作っていきたいなと。そこは継続してやるだけですが、今日は厳しい結果になったと思います。
――もう一つパワーが出せなかったというのは?
町田の昌子選手にカバーされてしまったところだったり、クロスのミスだったりというようなところがもう少しだと思うので、そこは修正していきたいです。昌子選手は、駆け引きしてきて自分の感覚ではぶつかりながらも抜け切れるかなと思う中で、身体を入れられたので、そこは驚きました。やはり世界で戦ってきた選手なので違いを見せつけられたと思います。
――試合を振り返って
相手の強みを全面に出されて自分たちは相手の強みを消しきれずに1失点目の所はやられてしまったなと。そこからズルズルといってしまった印象でした。
――後半の立ち上がりから入りましたが、ポジションとしては?
1枚は必ず相手のセンターバックの間に入って、1人が中間ポジションでボールを引き出してという感じでやっていました。どちらかが固定というよりは、流動的に動いて攻撃していこうという話をしていました。ただゲームを通して0点で終わってしまったので、そこはしっかりと受け止めなければいけないと思います。
――後半立ち上がりは勢いを持って攻め込みました
そうですね。あそこでまず1点取って反撃の狼煙を上げて結果として示さなければいけなかったと思いますし、チャンスはありましたが0点でしたので、そういうところは決めていかないと、今日の結果もそうですがリーグ戦を勝ち抜くためにも見つめ直さないといけないと思います。
――前節の鹿島戦のあとには、チームに熱い檄を飛ばしていました。ここからに向けての思いは?
やるしかない厳しい状況は変わりません。ただ、そこの継続というところは課題として今日出てしまったので、そこは一人ひとりが感じていると思いますが、そこを僕含め、練習中からもっともっとチームメイトにも自分にも要求していかないと次の試合で勝点を取ることは難しくなってしまうので、今日の現実はきちんと受け止めて、それでも下を向いている時間は無いので、また1週間しっかりと整えて臨みたいと思います。
――試合の総括
今日の試合はここ3試合なかなか勝ちゲームができなくて、色々な不安や葛藤と戦いながら過ごしてきましたが、選手たちには勝っていたときの映像をもう一回見させて、攻守においてアグレッシブでトランジションの速いサッカー、そしてリスタートでももっとパワーを持っていくということも含めて、我々のサッカーってこれだから強かったんだよね、というものをもう一度選手たちの記憶から蘇らせるつもりでこの1週間準備をしてきたと。その成果あって、立ち上がりから完全に相手を飲み込むことができたし、その中の流れから1点を取ることができたことで、やはりこれが町田の強さだよね、ということを改めて選手自身がピッチの上ですごく実感できたのではないかなと思っています。生まれ変わるというか、もう一回再スタートするための1試合目としては、すごく上出来だったと思いますので、これに油断すること無く、次の試合に向けてもう一回締め直し、または反省材料をしっかりと洗い出しながら、引き締める作業、そして次の新潟戦、前回負けてますので、ここもシーズンダブルを食らわないよう、しっかりと町田のサッカーで戦っていきたいなと思います。