2024年 試合速報
明治安田J1 第25節 vs. アルビレックス新潟
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宮本 英治
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小野 裕二
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山田 大記
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秋山 裕紀
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鈴木 海音
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山田 大記
マテウス ペイショット
上原 力也
松本 昌也
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金子 翔太
古川 陽介
ジョルディ クルークス
ブルーノ ジョゼ
ジャーメイン 良
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ジャーメイン 良
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松田 詠太郎
ダニーロ ゴメス
小野 裕二
谷口 海斗
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堀米 悠斗
稲村 隼翔
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レオ ゴメス
渡邉 りょう
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マテウス ペイショット
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ジャーメイン 良
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
デンカS | 8/7(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 布瀬 直次 | 清水 勇人 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 熊谷 幸剛 | 岩﨑 創一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.3度 | 81% | 桜井 大介 | 中山 裕哉 |
13 | シュート | 9 |
7 | ゴールキック | 8 |
6 | コーナーキック | 5 |
13 | 直接FK | 9 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
中断期間を経て、今日からJ1リーグが再開。ジュビロはアルビレックス新潟のホームに乗り込み、勝点3獲得を目指す。
15位新潟との勝点差は4。2連敗中のジュビロとしては、勝点を積み上げて一つでも順位を上げていくためにも、そしてここからまた浮上のきっかけを掴んでいくためにも、勝利のみを求めて戦う一戦だ。
この夏は、新たな戦力も加わった。中断期間を通して既存の選手たちとの融合、戦術面のすり合わせが進められてきた中で、今日はそれぞれの選手が持ち味を存分に発揮しサックスブルーの勝利のために全ての力を注ぐ。
スターティングイレブンは、前節から4人を変更。GKに三浦龍輝、DFに鈴木海音、西久保駿介、リカルド グラッサ、MFに上原力也、山田大記、レオ ゴメス、ジョルディ クルークス、金子翔太、植村洋斗、FWにジャーメイン良が入る。
日本代表としてパリ五輪に出場した鈴木が、帰国後早速スタメンに名を連ねた。さらに、新メンバーのジョルディ クルークスが加入後初スタメン。両サイドバックは、警告累積により出場停止の松原后に代わり、植村と西久保が務めることが予想される。
また、中断期間中に加入した渡邉りょうが早速ベンチに入った。昨シーズン、夏場にセレッソ大阪に移籍するまでの期間、藤枝MYFCでリーグ戦26試合に出場し13得点を決めたFWのゴールにも期待が高まっている。
4月上旬に行われた新潟との前回対戦では、相手の鋭い攻撃に対しジュビロが粘り強く対応。0-0で迎えた終盤に試合が動いた。相手のハンドにより獲得したPKをジャーメインがきっちりと決めて先制。さらに、GK川島永嗣のパントキックを途中出場したマテウス ペイショットが落として繋ぎ、最後はジャーメインが利き足ではない右足でシュート。エースに2得点が生まれ、ホームで完封勝利を手にした。
ジョルディ クルークスの加入により、ジュビロが強みとしてきたサイド攻撃はさらに威力を増していくはずだ。精度の高い左足のキックからどれだけ多くのチャンスを生み出せるか、そしてサイドはもちろん、いかに多彩な攻撃の形を作り相手の守備網を突破することができるかは、勝敗を左右するポイントの一つ。選手たちは敵地で最後まで攻めの姿勢を貫き、勝利を掴み取る覚悟だ。
キックオフはこのあと19:00。デンカビッグスワンスタジアム周辺の天候は晴れ。平日のナイトゲームだが、新潟にはサックスブルーのユニフォームに袖を通した多くのサポーターが駆け付けている。
――試合の総括
まずは、この新潟まで400人以上のサポーターが駆け付けてくれましたが、勝点1しか積み上げられず申し訳ない気持ちでいます。ただ、選手たちは最後まで諦めずに走り、戦ってくれたと思っています。勝点3は取れませんでしたが、選手たちのことを誇りに思っています。
試合は前半のうちに2点ビハインドという、厳しい状況に自ら追い込んでしまいました。ただ後半、途中から入ってきた選手を含め、一つ二つギアを上げてくれて、最後は退場者も出て本当に苦しかったですが、残ってピッチで戦ってくれた選手たちは1滴のパワーも残さず出し切ってプレーしてくれたかなと思います。そういう意味では、今日の勝点1をしっかり次に繋げなくてはいけないと思っています。
――新加入のジョルディ クルークス選手が先発出場し、渡邉りょう選手が途中出場しました。新戦力2人の評価を教えてください
クルークスに関しては、彼が本来持っている武器は僕が説明しなくても皆さんご存知だと思います。それをいかに我々のチームで発揮してもらえるかというところで、もう少し彼のところに良い形でボールが入れば、強みが発揮できたかなと思っています。渡邉りょうに関しては、加入後公式戦は初出場でしたが、トレーニングや昨年対戦したときに彼のストロングの部分は知っていましたし、もちろん選手たちも分かっていました。そういう意味ではすんなりと入ってくれたかなと思います。本当に、最後に良い仕事をしてくれたなと思っています。
――鈴木海音選手がパリ五輪から帰国していきなり先発しました
2日前に合流しました。3日前に帰国して、トレーニングは2日間やりました。その中で、そんなに疲労感無くプレーしていましたし、何よりモチベーションも高くこの試合にかける思いを感じました。あとはビルドアップのところで期待していたので、今回スタメンでいけると判断して起用しました。
――まずは試合を振り返って
順位と残りの試合を考えると、勝たなくてはいけない試合でした。ただ、1人退場した中では最低限の結果かなと思います。
――ヘッドギアを取って臨んだ試合で2ゴールを決めました。まずは1点目を振り返って
練習から狙っていたところに(古川)陽介が上げてくれたので、自分が良いところに入って行くだけでした。
――1点を返したことでチームの雰囲気も追い上げムードが高まったのでは?
0-2と1-2ではだいぶ違うので、あの1点は大きかったなと思います。
――2点目のシーンはいかがでしたか?
1人少なかったので、あるとしたらボールを持ってというよりも、奪ったあとの一瞬の背後がチャンスかなと思っていたので、狙っていた形で(渡邉)りょうが良いボールをくれて、落ち着いてフィニッシュできたので良かったです。
――渡邉選手のパスは相手のセンターバックの狭い中を刺してくる縦パスでした
そんなに練習で多くやっている訳ではないですが、抜け出す感覚を持っている選手だからこそそういうものが見えていたと思いますし、自分が欲しいタイミングで本当に良いスルーパスが来たので、りょうがしっかり見ていてくれたことに感謝したいです。
――もちろん勝利が欲しかったと思いますが、2ゴールで勝点1をもたらしました
1-2で負けていたら本当に無駄な1点になってしまっていたので、そういう意味では2点目が取れて勝点1に繋がったことで、前節とは違って意味のあるゴールになったかなと思います。次は累積で出られないですしペイショットもいないので、チームのために自分にできることをやりたいと思います。
――オフザピッチでの働きも重要ですよね
そこは監督にも言われたところです。自分も30歳に近い中で、あんまり声を出したり試合中に話すようなタイプではないのですが、監督に「鼓舞するところはして欲しい」と言われていたので、できることをやりたいなと思います。
――2点ビハインドを追い付き勝点1を手にしました
正直まだ映像を見ていないので分からないですが、自分たちが1人少なくなって、相手の方がボールも動かしていたし、戦術云々よりも僕は後ろから鼓舞して少しでも手助けになれなれば良いと思って味方を動かしていたのですが、それが何とか勝点に繋がったので、次に繋がる勝点1にしていきたいと思います。
――前半は歯がゆい展開だったと思います
自分たちはボールを大事にしたいというところで試合に入ったのですが、なかなか前のゾーンには入れなくて苦労したなという印象です。後半にペイショットが入って、ラフな展開になったのですが、何とか勝点が取れて良かったです。
――意識的にペイショット選手を使っていましたか?
0-2ということもあり、ある程度自分たちのボールを大事にしつつも、ペイショットとジャメ(ジャーメイン良)というところ意識しつつという感じでした。後半に関しては狙い通りだったかなと思います。
――ご自身のビッグセーブもありました
前がかりになるので後ろのケアは、僕がいつもよりもできればと思っていました。そういった中で、後半だけは0に抑えることができたので最低限かなと思います。
――途中出場し1点目のゴールをアシストしました
相手の右サイドバックの選手が攻守に渡って前半からすごく運動量が多かったので、そういう出力の部分も後半は落ちてきているかなと感じていました。そこで自分のところで違いを作ろうというのは共通理解があったと思います。反撃の狼煙を上げるような1点を取れたのは良かったです。
――2点ビハインドの難しい状況の中でピッチに入りましたが、あの1点で流れがまた変わりました
そうですね。守備の時間がすごく長くて自分が入って5分くらいはずっとボールを追う展開だったのですが、ペイショットとジャメ君(ジャーメイン良)のところでボールが収まるようになって、ブルーノ(ジョゼ)の推進力だったり(松本)昌也君の運動量にもすごく助けられました。本当にチームで僕のところまで良い形で繋いできてくれたので、そこは必ずゴールに繋げたかったので良かったです。
――2点目のシーンで、アシストした渡邉選手にパスを出したのも古川選手でした。あそこの判断はいかがでしたか?
最後の方はオープンになってすごく間延びしてきていたので、相手の中盤も間延びしているところが多々ありました。(渡邉)りょう君は練習から間で受ける意識がすごく高くて、そこはコミュニケーションを取りながら自分の中でも楽しみな部分ではありました。りょう君が良いポジションで呼んでくれて、時間も無かったので、中にさし込もうという思いで切り返しました。
――今日の勝点1はとても意味のあるものになったのでは?
めちゃくちゃ今日の勝点は大きいと思いますし、相手から引き離されなかったというのも大きなポイントだと思いますけど、なかなか勝てていないですし、次ジャメ君という絶対的エースが累積で出られないということが分かっているので、自分が起爆剤となれるように3日しかないですけど準備していきたいです。
――短い時間でしたが大仕事をしましたね
厳しい状況の中でしたが、チャンスは必ず来ると思っていたので、そこが結果としてジャメ君(ジャーメイン良)のアシストに繋がったのかなと思います。ただ、引き分けなので勝たなければいけないですし、この結果というのは重く受け止めないといけないゲーム内容だったなと思います。
――ペイショット選手が退場となってしまいましたが、渡邉選手が入ったあとはどんな戦い方をイメージしていましたか?
4-3-3で最後チャレンジをしようとしていて、ペイが一番前で僕とジャーメイン選手がシャドーで、という感じでトライしようとしていた中での退場でした。退場はしょうがないことなので、それよりも0-2になる前にやらなければいけないことはたくさんあったなと。本当にそこは0-2になってから追い付くのではなくて、先手先手で得点を積み重ねていけるかが今のジュビロの課題だと思います。僕が少しでも改善していけるように練習の中から自分がやれることをやっていきたいと思います。
――次節はジャーメイン選手とペイショット選手が出場停止となりました。渡邉選手への期待も大きくなると思います
どの試合もまずは目の前の試合に集中して90分間戦って、ホイッスルが鳴ったときに勝点3を掴むように準備するだけだと思うので、2人がいないのはチームとして痛いですけど、僕らからしてみれば「その2人がいないから勝てないよね」と言われているようではだめだと思うので、僕含めてチャンスがある選手は良い準備をして試合に臨んでいきたいです。
――10人になったあとでも積極的なプレーが見られました
あそこで(古川)陽介から良いボールを受けて相手のスペースが空いていたので、ファーストタッチさえしっかりして前を向ければ必ずジャーメイン選手は動き出してくれると思っていました。そこは逆に僕がFWの立場でパスを受ける側が多かったので、そこで絶対ボールを落としてくれればチャンスになると。あそこに通ってからは彼の能力の高さが勝ったと思います。
――ジュビロでのデビュー戦となりましたがどんな気持ちでピッチに入りましたか?
本当にただただ勝ちたかったので、そのために試合状況含めて自分に何ができるのかを常に考えていました。本当にどんな時間であろうとチームの勝点3に直結するプレーを考えていたので。ただそこには及ばずに勝点1だったので、この勝点1を次に繋げていかないと、無駄になってしまいます。今日ジュビロ磐田の一員としてデビューできたことは嬉しかったですが、やっぱりそれ以上に身が引き締まる思いだったので、勝点3に貢献できるように全てを出していきたいと思います。
――改めてご自身の強みは?
ゴールに迫っていくプレーと守備のところは強みだと思っているので、守から攻に繋げていくところを試合の中で出していきたいです。やはり前線の選手は得点に絡んで仕事をしてこそ価値が上がると思うので、価値を出せるように周りの選手とコミュニケーションを取って試合に向けて準備していきたいと思います。
――試合の総括
非常に情けないゲームだったなと。全体を通して良く見えるようなゲームかもしれませんけど、ドローにされてまた終盤に追い付かれると。自分たちのウィークポイントというものをしっかりととらえた中で入ったゲームで、全てが悪いとは言いませんけど、肝心なところで結果2失点しているということは、そこの詰めの甘さがあるのかなと思います。もう少し、というところもありながら、ああいう隙がある、本当に情けないゲームだったなと思います。