2024年 試合速報
明治安田J1 第23節 vs. 湘南ベルマーレ
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リカルド グラッサ
山田 大記
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ルキアン
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金子 翔太
伊藤 槙人
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鈴木 淳之介
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池田 昌生
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ルキアン
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マテウス ペイショット
西久保 駿介
松本 昌也
平川 怜
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ルキアン
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ルキアン
福田 翔生
池田 昌生
石井 久継
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上原 力也
ブルーノ ジョゼ
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鈴木 章斗
根本 凌
畑 大雅
吉田 新
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根本 凌
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鈴木 淳之介
大野 和成
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植村 洋斗
古川 陽介
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
レモンS | 7/14(日) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 小花 浩司 | 小屋 幸栄 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 聳城 巧 | 長谷川 雅 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.8度 | 87% | 野村 修 | 岩崎 洋 |
18 | シュート | 1 |
5 | ゴールキック | 8 |
12 | コーナーキック | 3 |
8 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
1 | PK | 0 |
ジュビロはリーグ戦22試合を終えて、勝点24の16位。今日は勝点5差で19位の湘南ベルマーレとのアウェイマッチに臨む。ここから勝点を積み上げ一つでも順位を上げていくためにも、勝利のみが求められる一戦だ。
前節の川崎フロンターレ戦は、前半20分にジャーメイン良が怪我からの復帰後初ゴールをマーク。エースの今季12得点目でジュビロが先制したが、後半2失点を喫し1点を追いかける展開に。それでも、アディショナルタイムに途中出場の山田大記がネットを揺らして引き分けに持ち込んだ。試合後、「引き分けのあとのゲームが大事。次勝てれば拾った勝点1に大きな意味が出てくる」とジャーメインが話したように、今日は前節の1ポイントをポジティブに繋げていくためにも敵地で勝利だけを目指して戦い抜く。
スターティングイレブンは、GK杉本光希、DF松原后、鈴木海音、リカルド グラッサ、MF上原力也、松本昌也、レオ ゴメス、金子翔太、植村洋斗、FWジャーメイン良、マテウス ペイショット。前節、川島永嗣が負傷により途中交代。代わりにゴールマウスを守った大卒ルーキーの杉本が今日はプロ初のスタメン出場となる。「気負い過ぎると良いプレーができないのは今までの経験で分かっている。今日の試合の重要さはもちろん理解しているが、その中でも自分自身がやるべきことを整理して向かうことが大事」と意気込みを語る杉本が、J1デビューとなった前節同様に落ち着いたプレーを続けてチームに安定感をもたらしてくれるはず。若きGKの仕事ぶりに注目だ。また、ベンチにはリハビリを続けていた三浦龍輝が戻ってきた。昨年ジュビロのゴールマウスを守り抜きジュビロのJ1昇格に貢献した三浦が復帰したことは、チームにとって大きなプラス要素だ。
湘南ベルマーレとの前回対戦は、相手に2点を先行される苦しい展開となったが、前半終了間際に山田のゴールで1点を返し、さらに攻勢を強めた後半にペイショットの同点ゴール、そしてレオ ゴメスの強烈なミドルシュートが決まり、ホームで劇的な逆転勝利を手にした。
湘南ベルマーレは前節、浦和レッズから逆転勝利を収めるなど勢いを強めてきている。また、ルキアンや鈴木雄斗らサックスブルーの一員としてともに戦ってきた選手たちとマッチアップすることになるが、湘南ベルマーレのキーマンでもある彼らをしっかりと封じ込むことで流れを手繰り寄せていきたい。
キックオフはこのあと19:00。レモンガススタジアム平塚周辺の天候は曇り。“6ポイントゲーム”と言っても過言ではない今後を占う重要な一戦に、選手たちは全ての力を注ぎ込む。
――試合の総括
今日、退場者が出て準備していたプラン通りにはなかなかいきませんでしたが、2,500人を超えるサポーターが、本当に最後まで声を枯らしながら我々を後押ししてくれました。それにも関わらず失点を重ねてしまって、大敗したというところで、僕の策が無かったということに尽きるなと。本当にサポーターにも、もちろん1人少ない中走り切ってくれた選手たちにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――後半形を少し変えましたが、ハーフタイムに話したことは?
1人少ない状況ですので、とにかく一人ひとりが走り切れるかというところを選手には確認しました。前半はボールを受けてもマイボールにできずロストしたときに、切り替えられない選手が多少いたと思います。もちろん、本当に苦しかったと思いますけど、それでも選手には走れるかどうかを聞いて、やるというところで、みんなで覚悟を持って後半に臨みました。僕にもっと良い策があれば選手たちの頑張りを、難しいですけど勝点、少なくとも得点に繋げることができたかなと思っています。
――次の京都戦に向けて
もう切り替えるしか無いので、これを引きずっても仕方ないですし、この時点で大きなポイントかなと思っています。ロッカールームでも、しっかり顔を上げていこうと。ただ、この敗戦というのもしっかり受け止めながら次に向かっていきたいと思っています。
――退場者が出てからより難しい展開になったと思います。守らなくてはいけないし、攻めなくてはいけない。1人少ない中で感じていた難しさはどこにありましたか?
PKのあと1人少ない状況になって、0-1の展開で、できるだけ1失点のままという状況で前半を終わらせたかったというのがありました。その後、(伊藤)槙人を入れて前線の選手を1人削りましたけど、それが良かったか悪かったかというところで、前半を0-1の状態で終わらせるのであれば、もっと良い策があったかもしれません。そういうプラン通りにはいかなかったということです。
――5失点を喫した中でも、初先発の杉本選手も下を向くこと無く勇気のあるプレーをたくさん見せてくれていたのでは?
仰る通り、勇気を持ってやってくれたと思います。彼に助けられたシーンも、今日は何シーンもありましたし、こういう経験を彼のキャリアの糧にして、今後もチームの力となるGKになっていってくれると信じています。
――今日の試合を振り返って
退場者が出た中で、2点目3点目が非常に自分たちを苦しめてしまったなと思っています。
――数的同数の時間帯というのは、ピッチの中でどう感じていましたか?
相手は3枚でボールを持ってくるチームでしたし、自分たちもボールを持ちながら試合を運んでいけたらと思っていましたけど、上手く相手のプレスをかいくぐれずに試合が進みました。ただ、お互い大きなチャンスが無い中で、まだ映像は見ていないですがあの退場が大きく試合を左右してしまったなと。もちろん1年の中で退場はあるだろうし、そのあとの試合の進め方など、僕自身を含めてもっとやり方があったと思っています。
――1人少なくなったあとは、どのような声を掛けていましたか?
中ではしっかり4-4-1でブロックを組んで0-1で試合を運びつつ、ボール保持者のところにはしっかり行こうという話をしていたのですが、ミスマッチや疲労もある中で、だんだんそういうところが薄くなって、押し込まれてしまう時間が長くなってしまったのかなと思います。
――次の京都戦に向けて
この試合で全てが終わった訳ではないですし、今まで積み上げてきたものがあるので、そこはチームでもう一回見つめ直して、ただ何回もチャンスは無いですし、次ホームで戦えるので、そこは全員がもう一度覚悟を持ってやらなくてはいけないと思っています。
――ショッキングな試合になってしまいました
試合が始まる前からすごく厳しいタフな試合になることは分かっていたのですが、前半に1人少なくなってしまってからは相手の攻撃を上手く止めることができなくて、結果的にゴールを重ねられてしまうという形になってしまいました。
――そこから何とかペースを掴もうと試みていたと思います
自分たちも1人少なくなったあとに何個かやろうとしたことはあったのですが、それが上手くいかなくて、やはり1人少ないというのはどうしても試合を壊してしまうというか難しい試合になってしまいました。もちろん、自分たちが上手くいかなかったことが原因かもしれませんが、退場になってしまったことが全てだったのかなと思います。ただ、ショッキングな試合になってしまいましたが、この1試合で全てが終わってしまう訳ではありません。来週また大事な試合があるので、本当にサポーターの皆様にも今一度応援していただいて、自分たちも結果で応えられるようにやっていきたいと思います。
――10人になってからのプランは?
前半が終わってハーフタイムにペイショットが交代になって、ジャメ(ジャーメイン良)を上手く裏に走らせようという狙いがありました。そこを後半に入ってからも何度かやろうとしていた部分はあったのですが、なかなか上手くいきませんでした。
――上手くいかなかった要因としては?
こういう展開になってしまうとジャメにパスを出そうとしても難しくなることはたくさんあると思うので、そこが全てだと思います。本当に厳しい試合になってしまいましたが、次に何ができるかを考えていきたいと思います。
――終盤には好セーブもありましたがプロ初先発を振り返って
初先発というのもありましたけど、それほど緊張することも無く自分自身ゲームでやるべきことははっきりしていましたし、ゲームには落ち着いて入れたと思います。ただ、PKのあとに1人少なくなってしまい、そういう中でもチームを助けられるような仕事ができるGKにならなければいけないなと強く感じました。
――5失点してしまいまいましたが、その中でも勇気を持ってプレーしていたのでは?
試合は続いていましたし、ピッチの中で反省するべきではないと思ったので、まずは残りの時間でゲームをひっくり返すためにどうすれば良いかということを自分自身で考えてやっていました。いつまでも下を向いていても局面は変わらないと思ったので、まずはチームが良い方向に行くために自分がアクションをすればと思ってプレーしていました。
――この試合で見つかった課題としては?
メンタル的な部分だと、冷静さと1失点したあとにどうやってゲームを組み立てていくか、といった部分です。1人少ない中でもGKとしてどういうところを抑えていくか、ということをチームで協力しながらやっていかないといけないと思います。
――今後のキャリアにとっても大きな経験、糧になるのでは?
そうしなければいけないと思いますし、自分自身のこのあとの行動がすごく大事です。ゲームは続きますし、チームは今すごく重要な時期にあると思うので、今日のプレーを反省しつつ、チームとして次の京都戦に100%勝てるための準備をしていきたいと思います。
――試合の総括
本当に良いゲームでホームで皆さんの前で表現できて勝ち切れたのはすごく良かったですし、レッズ戦、その次の天皇杯の流れを途絶えさせたくなかったですし、なぜ勝てたのかというところも選手と共有して日頃やってるので、それが愚直に現れたのではないかと思います。もちろん相手が10人になってラッキーなところもありましたが、それも含めて自分たちが招いたことなので、その中でしっかり得点を積み重ね、失点もしないゲームができたというのは非常に嬉しいですし、チームとして戦えてるというのはすごくあるので、それがここ3試合で勝てた要因でもあるので、選手に感謝したいですし、周りのコーチングスタッフも含めて感謝したいです。たくさんの後押しをしてくれたので、一つ返せて良かったなと、そういうことを感じるゲームでした。