2024年 試合速報

明治安田J1 第18節 vs. FC東京

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fctokyo
fctokyo

7 勝
6 分
5 敗
28 得点
26 失点
勝点 27

1
  • 0
  • 1

  • 1
  • 0

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

5 勝
4 分
9 敗
23 得点
27 失点
勝点 19

前半
エンリケ トレヴィザン
13分
21分
リカルド グラッサ
ハーフタイム 後半
仲川 輝人
荒木 遼太郎
ディエゴ オリヴェイラ
松木 玖生
11分
15分
山田 大記
ジャーメイン 良
松本 昌也
金子 翔太
小泉 慶
原川 力
22分
森重 真人
29分
長友 佑都
徳元 悠平
俵積田 晃太
ジャジャ シルバ
33分
安斎 颯馬
39分
43分
松原 后
48分
上原 力也
中村 駿
平川 怜
ブルーノ ジョゼ
55分
植村 洋斗
西久保 駿介
41
野澤 大志ブランドン
2
中村 帆高
3
森重 真人
5
長友 佑都
44
エンリケ トレヴィザン
8
高 宇洋
37
小泉 慶
39
仲川 輝人
9
ディエゴ オリヴェイラ
33
俵積田 晃太
38
安斎 颯馬
SUB
1
児玉 剛
30
岡 哲平
43
徳元 悠平
7
松木 玖生
40
原川 力
70
ジャジャ シルバ
71
荒木 遼太郎
監督
ピーター クラモフスキー
1
川島 永嗣
4
松原 后
15
鈴木 海音
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
10
山田 大記
14
松本 昌也
16
レオ ゴメス
37
平川 怜
50
植村 洋斗
99
マテウス ペイショット
SUB
20
坪井 湧也
3
森岡 陸
26
西久保 駿介
19
ブルーノ ジョゼ
25
中村 駿
40
金子 翔太
11
ジャーメイン 良
監督
横内 昭展

24,580
スタジアム名 試合日 キックオフ
味スタ 6/16(日) 18:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 中島 正人 山本 雄大
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 五十嵐 泰之 船橋 昭次
気温 湿度 第4の審判員 記録員
26.1度 57% 酒井 達矢 佐藤 克幸
12 シュート 7
4 ゴールキック 10
8 コーナーキック 3
23 直接FK 14
3 間接FK 2
3 オフサイド 2
0 PK 0

リーグ戦中断期間を経て、今日はアウェイで現在7位のFC東京戦に臨む。6月1日(土)に行われた前節のサンフレッチェ広島戦は0-2で敗れ、勝点を持ち帰ることはできなかった。「アタッキングサードまでボールを運んだその先というのは、まだまだ課題が多い」と横内監督は反省点を挙げたが、局面で一人ひとりが戦うというベースの部分は徐々に高まってきており、強度の高い相手に対しても臆すること無く対峙しボールを奪い切る場面が増えていることはチームが成長を続けている証だ。今日も積み重ねてきたこと、そしてこの一戦に向けて準備してきたことをピッチで存分に表現することができれば、自ずと勝利は付いてくるはず。全員が力を尽くして3ポイントを掴み取る。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに松原后、鈴木海音、リカルド グラッサ、MFに上原力也、山田大記、松本昌也、レオ ゴメス、平川怜、植村洋斗、FWにマテウス ペイショット。
ベンチには、5月6日(月・休)に行われたリーグ戦第12節の東京ヴェルディ戦でヘディングゴールを決めた際に額を負傷し、戦線を離脱していたジャーメイン良が戻って来た。今季ここまでリーグ2位の11ゴールをマークしているストライカーの復帰は、チームにとって明るい話題の一つ。今日は怪我を負った味の素スタジアムでのゲームということになるが、左前額骨陥没骨折という大怪我を乗り越え、ここからまたゴールを積み重ねてくれるはずだ。

FC東京は、前節敵地でサガン鳥栖に1-0で完封勝利。勝点26を積み上げ7位につけている。経験豊富な選手が多く在籍しており、今日も日本代表の長友佑都がスタメン。また、GKの野澤大志ブランドンはU-23日本代表だけでなくSAMURAI BLUEにも選出された。ベンチには、パリ五輪を目指す荒木遼太郎と松木玖生も控えている。荒木はチームトップの6ゴールをマーク、松木は4アシストを記録するなどFC東京の中心選手として活躍しており、各ポジションに実力者が揃っている。

キックオフはこのあと18:00。味の素スタジアム周辺の天候は晴れ。リーグ前半戦も残すところあと2試合。良い流れで後半戦へと向かっていくためにも、今日は敵地で充実のゲームを披露しジュビロサポーターに勝利を届けたい。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まずは、2,000人近くのサポーターが我々を後押ししてくれました。本当にありがとうございました。勝点3を取ることはできませんでしたが、勝点1を僕はポジティブにとらえています。次こそサポーターに勝点3を取る、そういう姿をお見せできるように我々はチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
ゲームに関しては、前半入りからしっかり選手が準備してきたことを実行してくれたかなと思っています。押し込まれる時間もありましたが、前半は非常にプラン通りにいったかなと。ただ、一つ言えばシュートを打てなかった。打てるチャンスでシュートを打てなかったというところが何シーンかあったのはすごくもったいなかったなと思っています。1-0で折り返して、我々は前半同様の戦い方で後半もゴールを目指していくというところで、そこに関しても選手は本当によくやってくれたと思っています。ただ、ボールを動かされて我々が走らされるというシーンも多く、少し疲弊してしまったことでかなり押し込まれてしまったなと。足が吊る選手もかなりたくさんいましたが、相手チームはほとんどいなかったので、そういう強さ・逞しさというのは後半に差が出てしまったかなと思っています。セットプレーから失点し、その後も押し込まれる時間がありましたが、バラバラにならず選手も力を振り絞って勝点を掴み取ってくれたなと思っています。

――後半途中から、負傷で離脱していたジャーメイン選手がピッチに立ちましたが、起用の意図と評価を
先週、怪我の確認をしたところ、ヘディングや競り合いでもプレー可能というメディカルグループからの報告を受けました。その前から、怪我は骨折のところだけで他は大丈夫だったので身体は動かしていて、身体自体はすぐにフィットできたかなと。今日のゲームに向けてトレーニングマッチなどで試す機会は無かったのですが、本人とも話したところ、行けるという判断で今日はベンチからですが彼を出場させました。出場させた意図とすれば、怪我する以前と同様のプレーをもちろん彼には望んでいましたし、多少ゲーム勘やピッチでやるプレーの感覚というのは戻っていないかもしれないですが、彼なりにしっかりやってくれて、まず怪我無くやれたのはすごく良かったなと思っています。

――前向きな勝点1だったと思いますが、失点に繋がったFKを与えた場面は自陣の繋ぎのミスでした。ああいった相手のプレッシャーの掛かっている場面で、どういう選択をするかが改めて問われたシーンになったと思います
もちろん今日の試合はかなり前からプレッシャーを掛けてくるというのは分かっていました。そこをどうやって回避していくかと。我々にはキープできるターゲットもいますので、そういうところも上手く使いながらやっていこうと。ただ、それだけになるとそこを抑えられたときにどうするか、ということで、やはり両方上手くやっていきたいというところがあります。危険なシーンで近いところ、リスクのあるパスを選ぶのか、それとも一つ飛ばしてリスクを回避するのかという判断のところは、我々はまだまだ突き詰めきれてない、一番良いチョイスを選べていない部分があるので、そこはもう少し時間がかかるかなと思っています。ただ、ここから僕は逃げようと思っていないので、続けてやっていこうと思っています。

――同点にされたあとについて、もちろん次のゴールを狙っていたと思いますが、何とか勝点1を確保したいという思いだったか、次の1点をというところに比重が傾いていたか、どのような思いでしたか?
まずは、これ以上失点しない、してはいけないというウエイトの方が大きかったです。とにかく勝点を取りに行くと。その上で、そこから勝点3を取りに行きたいと。正直に言えば、ウエイト的にはそういう比率だったと思います。

ジャーメイン 良 選手

ジャーメイン 良 ――復帰戦になりましたが、コンディションはいかがでしたか?
手術をする前から今日の味スタでの一戦で復帰を目指す、というのは予定していました。ドクターにもこの試合で行けるのではないかと言われていたので、予定通りでした。

――フェイスガードを装着しての出場ですが、視野などプレーする上で違和感はありますか?
視野はそこまで影響は無くて、どちらかと言えばヘディングをしたときに少しずれたり、他のところに当たったりして痛いというのはありますが、プレーに支障は無いと思います。

――途中出場の際に意識したことは?
入る前は1点リードの状況でした。まずは前で時間を作るということと、追加点を取るということ、FC東京は攻撃力があるチームで、1点では難しいなと思っていたので、もう1点取れたらと思っていました。逆に相手に取られてしまって役割は果たせなかったですが、個人のゲーム感覚としては悪くなかったと思います。

――およそ1ヶ月ぶりの試合でした
フルコートのゲームは復帰して今日が初めてで、少し難しさはありました。途中出場というのも1年ぶりくらいなので、そこの難しさもありました。ここ最近は90分でコントロールして戦っていくというやり方だったので、フルで30分走り続けるというのはまた別の難しさを感じました。もう少しゴールに絡めたら良かったと思っています。

――次節は前半戦ラストのゲームです。ご自身も復帰して、ここからまたチームを上げていきたいのでは?
そうですね。本当に今日は前半からハードワークをして、良い形で進めることができていたと思います。我慢の時間もありましたが、悪くなかったと思います。あと少しゴール前のクオリティや迫力を上げていかないといけないと思いますし、そこは自分の役割だと思うので、しっかりやっていきたいです。

――ここからホーム2連戦です
次も強豪ですし、その次は前半で敗れた東京ヴェルディなので、ホーム2試合でしっかり勝点3を取っていけるように頑張りたいと思います。

――怪我をしたピッチで復帰という巡り合わせになりましたが、意識していましたか?
ちょうど怪我をしたグラウンドだったので、ここで復帰して失った時間を取り戻すというか、点を取ってチームを勝利に導きたいという思いがあったのですが、それはできませんでした。

鈴木 海音 選手

鈴木 海音 ――試合を振り返って
チームでボールを奪ったあと、相手のサイドバックの裏を突くなどやりたいことは前半からできていました。良い時間帯で先制点も取ることができ、チームとしても自信を持って全員が戦えていました。すごく手応えがあったゲームだったのですが、最後自分のせいで勝点2を落としたととらえているので、すごく重く受け止めていますし、これを取り返せるのはピッチだけだと思っているので、試合だけでなく練習からもっと見つめ直さないといけません。

――あのFKに繋がってしまった場面はどういったシチュエーションだったのですか?
(松木)玖生が結構激しく、キーパーの方を狙っているように感じたので、下げるより自分が前を向いてそこから、と考えていました。ただ、もっとはっきりやれば良かったなと、結果論ですけど思いました。パスを繋ぐならしっかり繋がないといけないと思いますし、あの時間帯と1点差ということを考えたら、もう少し簡単にやらないといけなかったなと。そういった選択ができなかったのは自分の実力不足ですし、経験では済まされないと思います。チームにすごく迷惑もかけたし、自分がクリーンシートで終わらせることができれば、今日も勝点3を取れたので、遠くまでアウェイゲームに駆け付けてくれたサポーターの皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームでまた試合があるので、そこで取り返したいと思います。

――ただ、今日の試合は鈴木選手らしさが存分に出ていて、U-23日本代表のチームメイトとのマッチアップも充実したものがあったのでは?
特徴も分かっている選手が多かったので、そこは負けたくないという気持ちは大きかったですし、マッチアップはすごく楽しかったです。ただディフェンスというのは、89分できていても、あのような1プレーで評価が変わってくると思うので、自分がもっとチームを引き締めなければいけない場面で、後ろの選手があのようなミスをしてはいけないと。ああいった失点に繋がってしまうミスはいらなかったと思うので、そこはもっとセンターバックとして見つめ直さないといけないなと思っています。

リカルド グラッサ 選手

リカルド グラッサ ――セットプレーから素晴らしいゴールが決まりました
ゴールという形でチームの力になることができて嬉しいですが、残念ながら勝利を掴むことができなかったので悔しいです。

――改めてゴールシーンを振り返って
今週あの形を練習していましたし、コーチ陣のプラン通りのシーンでした。本当ならばそこにペイショットが入っていたのですが、2人でコミュニケーションを取って入れ替わって、(平川)怜から素晴らしいボールが入ってきたので、上手くチェックの動きをしてスペースにアタックできたと思います。

――J1リーグでは初ゴールですね
一昨年の名古屋戦のときにネットを揺らしたのですが、オフサイドになってしまったので今日決めることができて良かったです。

――前半は良い形で守備ができていた印象です
前半はすごく良い入りをして、守備も攻撃も相手のスペースを突くことができていました。先制してからは相手に持たれ守備の時間が長くなったのですが、チームとして耐えて良い前半にできたと思います。後半に関しては、良い入りをしたからこそ2点目を取りに行ったことでオープンな展開になり、カウンターを食らったり守備のところで少しピンチを作られ、セットプレーで失点をしてしまいました。防げたゴールだったと思いますが、試合の内容としては悪くなかったと思います。

――後半のプランに変更はありましたか
プランに変更は無く、前半でやれたことを変わらずにやるという話をして後半に入りました。それがしっかりできていたし、良い入りをしたからこそ攻撃にも転じることができました。試合に入る前からFC東京の攻撃というのはスピード感があって裏のスペースをケアしなければいけないというのは分かっていて、そこは意識していました。

――U-23日本代表の松木選手と荒木選手が交代で入り、相手のギアがまた一段と上がった印象でした
特に7番の松木選手は、自分としてはすごくクオリティが高い良い選手だなと思っています。松木選手だけでなく他の選手もレベルが高いのですが、入ったときに少し守備の部分で戸惑った部分もありました。ただ、途中から合わせて対応できていたと思いますし、もちろん質は高かったですが、自分たちも良い対応ができていたと思います。前半・後半とセットプレーで得点が動きました。そういった面では、1試合を通して細かいところでお互いよくできていたと思います。もちろん自分たちが先制していたので引き分けというのは悔しい気持ちはあるのですが、まだリーグは続きますし、失った(勝点)2点より、この1点を大事にしていきたいと思います。

――次節に向けて
もちろんセレッソ大阪も素晴らしいチームですし、自分たちはそこに向けて1週間良い準備をしてホームで必ず勝点3を取れるように取り組んでいきたいと思います。

植村 洋斗 選手

植村 洋斗 ――守備の部分で意識したことは?
個人としては、相手のウイングが強力で本当に良い選手だったので、まずはそこを絶対にやらせないようにしようと。チームとしては、立ち上がりに失点しないことや、局面の一人ひとりの強度を求めてやっていこうというところで、すごく良い入りができました。前半に関しては自分たちのプラン通りのゲームができたので、そこは良かったなと思います。

――相手のスピードがあるサイドの選手をしっかりと封じていた印象です
速いのは分かっていたので、よーいドンしたら勝てないなと。いかに自分の間合いで勝負するか、縦を切って中に行かせるかを意識して対峙していました。ただ、1人で抑えたというより、周りのみんながサポートしてくれて奪えた部分が大きいです。今後の試合も必ず相手のキーマンはあそこにいると思うので、まずは自分がそこでやられないように意識してやっていけたらと思っています。

――前半終了後は同サイドの松本選手とコミュニケーションを取っている場面もありましたが、後半に向けてどのようなところをポイントに挙げていたのですか?
何回か(松本)昌也が守備で2人を見る形になって、自分が下がり気味で守備をすることがありました。そこをまず自分が一つ押し出して守備をしようと。そういうコミュニケーションを取っていたので、基本的には自分がウイングに行くというところを統一してやることができました。上手くそこは守備できたなと思っています。

――守備から積極的に攻撃に転じていく場面もありました
監督からも、チャンスがあったら前に出ていけということと、ただ相手も結構残っていたので、そこのバランスを見ながらやっていこうと言われていました。上手くタイミングを見ながら行けた場面もありましたし、行ったときにカウンターを食らった場面もあるので、そこはもっともっと自分の良さを出していって、チャンスをしっかり仕留められるようにしていきたいなと思います。

――足が攣るのは珍しいのでは?
そうですね。少し怪我をしていて今週復帰したので、コンディションはまだまだ上げていかないといけません。これからもっと暑くなってくるので、そこで90分戦える体作りを練習から求めてやっていきたいと思います。

――後半途中から相手のU-23日本代表の2人が入りギアが一気に上がった印象でしたが、ピッチ内の感覚としてはいかがでしたか?
あそこで結構起点を作られたので難しい時間帯は多かったですけど、やっぱりそれが代表選手だなと。途中から入ってきて流れを変えられるのはすごいなと思いますし、自分も同世代なので負けられない相手ではありますが、自分たちも疲労などで結構前線と後ろの距離が空いてしまったので、そこはもう少しきつい中でもやっていけたらと。そうすれば上手く起点を作られたシーンも防げたと思うので、そこはまた1週間見つめ直して次の試合に向かっていきたいです。

FC東京 ピーター クラモフスキー監督
 

――試合の総括
勝てずに残念に思っています。自分たちのベストではない前半だったと思っています。ボールを動かすテンポのところ、そして前に飛び出していくダイナミックな動きが足りない前半だったと思います。その中でリードを相手に与えてしまって0-1になって、プレッシャーが掛かるような戦い方になってしまいました。その中で、ハーフタイムにその話をしましたし、後半のスタートから最後まで自分たちのゲームができるような方向に持っていくことができたと思います。さらに攻撃的になることができて、良い場面や勝利に繋がるチャンスを作れていたと思っています。ジュビロさんは、非常にコンパクトに戦いながら崩しにくい形で強い守備をしていたと思います。ただ我々は勝利に値するものを出せていたと思いますし、勝点2を失ったと感じています。