2024年 試合速報
明治安田J1 第15節 vs. 浦和レッズ
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マリウス ホイブラーテン
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レオ ゴメス
西久保 駿介
山田 大記
金子 翔太
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金子 翔太
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松本 昌也
ブルーノ ジョゼ
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伊藤 敦樹
酒井 宏樹
中島 翔哉
エカニット パンヤ
チアゴ サンタナ
興梠 慎三
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパ | 5/19(日) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 境田 雅章 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 聳城 巧 | 中野 卓 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.9度 | 38% | 大坪 博和 | 鈴木 良規 |
8 | シュート | 13 |
9 | ゴールキック | 9 |
3 | コーナーキック | 5 |
10 | 直接FK | 13 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
今日は今季初のエコパスタジアムでのホームゲーム。リーグ戦5試合ぶりの勝利を掴み取るべく、ジュビロは一丸となって浦和レッズとの一戦に臨む。
スターティングイレブンは、GKに3試合ぶりに戻って来た川島永嗣、DFに松原后、鈴木海音、リカルド グラッサ、MFに上原力也、山田大記、松本昌也、レオ ゴメス、平川怜、植村洋斗、FWにマテウス ペイショットが入る。また、金子翔太がリーグ開幕戦以来となるベンチ入り。経験豊富なアタッカーに出番が来れば、ジュビロの得点に絡むプレーを見せてくれるはず。指揮官のベンチワークにも注目だ。
前節の北海道コンサドーレ札幌戦は、戦列を離れていたキャプテンの山田がリーグ戦10試合ぶりに出場。古川陽介も2列目の左サイドで今季リーグ戦初先発を果たした。試合序盤、その古川の積極的な仕掛けから最後は山田がシュートを放つなどチャンスを作ったがゴールネットを揺らすことはできず。前半25分に許した先制点が重たくのしかかり、0-1で悔しい敗戦となってしまった。
リーグ戦12試合に出場しチームトップの11ゴールをマークしていたジャーメイン良を負傷で欠く影響は決して小さくはないが、「ジュビロが目指すサッカーは誰かに頼って、というものではない。もっと複数人が関わって攻めていく形を多く作っていきたい」と平川が語ったように、より多くの選手がボールに関わりながら相手陣内へと攻め込む回数を増やしていくことができれば、自ずとゴールは生まれるはずだ。
対する浦和は、現在リーグ戦3連勝中。今季就任したペア マティアス ヘグモ監督のもと、攻撃的でアグレッシブなサッカーの構築を目指している。連係面は試合を重ねるごとに高まっており、リーグ戦14試合を終えた時点で総得点数はリーグで2番目に多い。各ポジションに実力者が揃う強敵だが、ジュビロとしては粘り強く戦い無失点の時間をなるべく増やし、最終的には完封で抑えきることが理想だ。
キックオフはこのあと14:00。エコパスタジアム周辺は小雨が降っている。リーグ中盤戦へと差し掛かる中で、ジュビロは上位争いに食い込んでいくための正念場を迎えているが、ホームゲームで強敵から勝利を手にすることで自信を深め、今後の戦いへと良い形で繋げていきたい。
――試合の総括
今日もたくさんのサポーターの方に集まってもらって、大声援で我々の背中を押してくれたことに本当に感謝しています。勝点3を取るために選手たちは走り切りましたが、追い付くまでしかできず、申し訳ないです。ただ、選手は本当に短い期間でしたが浦和戦に向けて良い準備をしてくれて、どういう戦い方をするかということを、ピッチで表現してくれたと思っています。前半はしっかり我慢して、後半にセットプレーから先制されましたけど、また直後に得点し、同点に追い付いてくれたと。そのあとも苦しかったですけど、最後までゴールを目指し、しっかりゴールを守ってくれたなと思っています。勝点1しか取れませんでしたが、それ以上のものがこのゲームにはあったと思っています。
――同点ゴールを決めた金子選手は、開幕戦以来の出場でした
開幕戦からずっとピッチから遠ざかっていて、決して悪い状態でもありませんでしたし、競争の中でなかなかチャンスがもらえなかった状況でした。ただ、1日も腐ること無くトレーニングに励んでくれて、今回ベンチに入って途中からの出場でしたが、彼の「チームのために力になりたい」という強い気持ちが乗り移った1点かなと思っています。
――失点前に金子選手と西久保選手の途中出場の準備をしていたと思います。結果的に失点直後の投入となりましたが、どのようなことを伝えてピッチに送り出しましたか?
失点する前から準備をしていました。失点したあとも、疲労していた選手が多かったので、さらにパワーアップするために、2枚しっかり走れてチームにパワーを与えてくれるというところで、すぐに入れました。
――守備面で準備してきたことがしっかり発揮された印象です
1試合通して、浦和に対してどうプレッシャーをかけにいくかというところはミーティングで伝えていました。ピッチではなかなか確認する時間が短かったですが、選手たちと共有しながら、行けるときと行けないとき、行けないときにどうするか、本当にメリハリの効いた守備を1試合通してやってくれたなというのが僕の印象です。
――ここ2試合レオ ゴメス選手をボランチで先発起用していますが、彼の評価を
見ていただいたら分かるように、本当にハードワークしますし、守備の能力はとても高い選手だと思っています。ここ2戦、彼はそういう自分の強みをフルに出してチームの力になってくれています。ただもう少し攻撃のところで、奪ったボールを確実に相手のゴールに繋げられるようなプレーが出てくると、さらに素晴らしい選手になっていくと思っています。彼はそういう努力をトレーニングから惜しまないので、必ず良くなっていくはずです。
――浦和のような高いレベルのチームと対戦し、ジュビロとしてもここから日本代表に送り出す選手を、ということも含めて感じたことはありましたか?
浦和は日本を代表する、アジアを代表するクラブだと思います。我々もそういうところを目指して、今戦っています。ただ、すぐに追い付ける、辿り着ける場所ではないと思っています。今日に関して言えば、そういう相手と対峙して、選手はすごく勇気を持ってチャレンジしてくれたことに、選手を称えたいですし、感謝しています。
――後半の立ち上がりは山田選手がボールを触る回数が増えた印象です。復帰2試合目ですが、山田選手の評価を改めて教えてください
(山田)大記が怪我から復帰してきてトレーニングは積んでいたものの、1回だけフルマッチの試合があったのですが、短い時間しか出られなくて。この強度のある公式戦のフルマッチでどれだけやれるかというのは分からない部分もありましたが、彼は経験もあるし、どういう状況下でもプレーした経験があるので、いけると判断して前節も起用しました。今節も同じように、どんどんコンディション的には上がってきているので、起用に至っています。後半のように、たくさんボールを触れるというところが彼の強みだと思います。他の選手も前半はそこのスペースを探すことができなかったのが、後半立ち上がりは探すことができるようになったのかなと。もちろん、浦和のプレッシャーの強度もありますが、そこでも彼は仕事ができる選手だと思っています。
――前半のアタッキングサイドの数字ですが、右が66%で左が0%という数字でした。ここは狙いを持っていたのでしょうか?
狙いはありました。右サイドを使えるシーンがあるだろうという狙いはありましたが、左ももうちょっと使って欲しかったです。見直しておきます。
――今日の勝点1にはどんな意味があると思いますか?
連敗が続いていた中で、やはりここ数試合は内容が付いてきていなかったので、自分たちが今日こういうメンタリティをピッチの上で見せられたことは一番大きかったと思いますし、今後に繋がる勝点1にできたのではないかと思います。
――攻撃的なサッカーを展開してくる浦和に対して、ジュビロの守備が締まっていた印象です
前半は、まずは失点をしないことが大切だと思っていました。正直相手にかなり揺さぶられていたので、どこかのタイミングで隙が生まれてもおかしくない戦いだったと思いますけど、選手たちがハードワークをして0に抑えられたことが結果に繋がったのかなと思います。
――1点取られたあとにすぐに追い付けたことも大きかったのでは?
今日は(金子)翔太が点を取りましたけど、ここまで試合に全然絡むことができていませんでした。長いシーズンの中でなかなかチャンスが巡ってこない選手もいますが、この長いシーズンをより良いシーズンにするためには、こうやって出られていなかった選手が活躍することが大事だと思います。逆に言えば、そこがジュビロの強さだと思うので、チーム力をシーズン通して見せていけたらと思っています。
――最後のビッグセーブはみんなの思いが乗り移ったかのようでした
みんながあれだけハードワークしてくれていたので、フィールドプレイヤーは今日は本当にきつかったと思いますし、それをどこかで結果に繋げなければいけないと思っていました。そういう意味では仕事ができて良かったです。試合を通して、最後までハードワークしてくれたフィールドプレイヤーたちを称えたいと思います。
――監督からも勝点1以上の意味がある試合だったという言葉がありました
ホームでしたし勝点3が取れたら一番良かったのですが、先制された中で追い付くことができましたし、粘り強い戦いができたと思います。
――守備面について、前半から選手同士の距離感や間合いなどが意思統一されていた印象でした
相手のストロングポイントやウィークポイントを自分たちで共有できていましたし、一人ひとりがハードワークして戦うことができたと思っています。
――上原選手のシュートから金子選手の同点ゴールが決まりましたが、あの場面を振り返って
失点した直後だったのですが、もう一度みんなで点を取りに行く姿勢、下を向かなかったことが得点に繋がったと思います。一番は逆転できれば良かったですが、すぐ追い付けたというのは今までと少し違った部分だと思います。
――次に向かう上でベースの積み上げができたのではないでしょうか?
守備のところや、一人ひとりの粘り強さは継続していかないといけないですし、奪ったあとの攻撃でもう少し自分たちの時間を増やしていかないといけないと思います。
――今日の試合は何を一番意識して臨みましたか?
鳥栖戦、札幌戦では、僕たち11人がコンパクトじゃなかった、ということが大きな反省点でした。今日は選手同士の距離や、前と後ろの距離をコンパクトにできましたし、札幌戦とはかなり違っていたんじゃないかなと思います。
――時間があまり無い中で、どうやって改善してきたのですか?
連戦だったので1日,2日の準備だったのですが、意識だけで改善できるところもあると思いますし、ディフェンスラインも含めて共有できたことが良かったと思います。
――攻める時間は少ない中でも、チャンスで決め切れたことへの手応えはいかがですか?
今日も、引っ掛けてカウンターという形を何本か出せました。ただ、そこのクオリティをもっと上げていかないといけないと思います。ジャメ君(ジャーメイン良)がいない中で、ショートカウンターが今後すごく重要になると思いますし、何より今日は失点した直後に取れたことが今までと違うところだと思います。
――前半から浦和の攻撃を防ぎ続けていましたが、どんな狙いを持って試合に入りましたか?
浦和さんはボールを回すのが上手いというのは分かっていて、前から行ってやっぱり剝がされる部分があったので、ミドルゾーンでブロックを作ってコンパクトに守る、ということをみんなで意識をして上手くやれていたと思います。前半は、ボールは持たれましたが、粘り強く、危ないところには入れさせないようにしながらという感じでした。立ち上がりは押し込まれて持たれはしましたけど、自分たちのやりたい守備ができていたと思います。
――浦和に対して準備してきたことがよくできていたのでは?
試合前から、(植村)洋斗や(鈴木)海音、レオ(ゴメス)などポジションが近い選手としっかりコミュニケーションを取って、どういうふうに守って、どういうふうに攻撃していくか、ボールを動かすときにはどこに立つか、をしっかり話していました。3日間話し合って、よりイメージを持ちながら試合に入れたので、そこが上手くいった要因かなと思います。
――金子選手が得点を決めたというのはいかがですか?
(金子)翔太もなかなか試合に絡めなかった中で、それでも練習から常に100%でやっていて、点を取ってくれました。そういう準備をしてくれているというのは、本当にチームにとってプラスですし、ここからきつい戦いがまだまだ続く中で、そういう選手が入ったときに結果を残してくれるとチームとしても勢いが出ると思います。本当に翔太の今日の活躍は、個人的にも嬉しく思っています。
――0-0の時間を長く作っていく、という話を試合前にして臨んだと
失点すると、なかなか自分たちの思い通りの試合展開にできなかったので、まずは失点しないということを、長い時間続けてやろうという話をしていました。今日の試合に関しては、失点したあとに引かずに点を取り返せたのが大きかったと思います。点を取られても取り返せるというメンタリティも大事だと思うので、両方持ちつつ今後も戦っていきたいと思います。
――試合を振り返って
ブロックを敷く時間が長くて相手にボールを持たれていましたが、「相手のキーパーやセンターバックには持たせても良い」というチームの認識でしたし、それはチームとして統一できていたと思います。それでも守備の時間があれだけ長くなってしまって、攻撃に出て行くときにはもっとパワーを使いたかったという印象です。守備での粘り強さは自分たちの良さでもありますけど、もう少し攻撃の時間を増やさないとチャンスは増えていかないと思います。セットプレーで1点やられてしまいましたし、その部分は課題が残りました。勝点3を取りたかったですけど、勝点1をポジティブにとらえて、前線の選手が1点取ってくれたので、次は0に抑えられるように切り替えてやっていきたいと思います。
――チーム全体が、プレーに迷いが無い印象でした
相手は1トップにパワーがある選手がいて、そこに収められたらウイングの選手などが背後に抜けてくるというのが、自分のイメージの中にありました。あそこで起点を作られたら苦しいなと思っていたので、自分とリカ(リカルド グラッサ)が絶対に潰しに行かないといけないということを、試合前からリカとも話していました。そこはコミュニケーションを取れていて、お互いのこともしっかり見ることができていたので、迷わずどちらかが潰しに行けたと思います。サイドのところでも(松本)昌也くんや(植村)洋斗、(上原)力也くんとも喋りながらローテーションできていました。全員がどの選手に付くかとか、ここのスペースに走ってきた選手は自分が見るよとか、試合を通してずっとコミュニケーションがあったので、そこはすごく良かったのかなと思います。
――前半は相手がボールを持つ時間が長い中で、上手く守れているという印象だったのでしょうか?
そうですね。割り切ってブロックを引くところは引こうと言っていましたし、(山田)大記さんとペイショットが相手のアンカーに対して上手くコースを消してくれていました。ただそこを45分ずっと消し続けるのは難しいと思うので、消し切れないときにレオ(ゴメス)や力也くんが上手く前に出て行って、サイドにボールを出させてからボールを奪い切るということや、サイドからポケットに走ってきた選手を自分が見るといった作業がスムーズにできていたと思います。前節の札幌戦や鳥栖戦では、センターバックとボランチの間のスペースが空いてしまっていた印象があって、自分とリカがもっと潰しに行けるシーンがありました。背後を警戒しすぎてラインが深くなる場面が結構あったので、そこは自分たちが前に潰しに行こうと。自分とリカは前で潰しに行けるのが良さだと思うので、そこは無くさないでいこうというのは話していて、今日はそれが何本か出せたので、引き続きそういうコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思います。
――金子翔太選手が久々の出場でゴールを決めました
ピッチ内だけでなく、ピッチ外でも僕は翔太くんとコミュニケーションを取っていて、良くしてもらっているので、(ゴールシーンは)後ろから見ていてすごく嬉しかったです。メンバーに入れない悔しさとか、そういうものを口には出さずに黙々とがむしゃらに練習していました。自分も練習でマッチアップする機会があって、球際のところもすごく来ていたし、いつでも試合に出られるというコンディションもずっと見せてくれていたと思います。そういう気持ちや姿勢は自分もすごく勉強になりますし、そういった選手が今日点を取ってくれたことはすごく嬉しかったです。だからこそ自分たちが0に抑えて勝ちたかったという思いがありますけど、それは次に活かしたいなと思います。
――リーグ戦は開幕戦以来の出場でしたが、ゴールという結果を残しました
久々にピッチに入ってファーストタッチでゴールを取るという、なかなか自分のキャリアでも無いような瞬間でした。出ていないこの約2ヶ月間にやってきたことがこうやって結果に繋がって本当に良かったと思います。この2ヶ月間悔しい思いをして、今日出ていない選手たちも多くいましたけど、そういった選手たちに、自分がこの2ヶ月間やってきたことがこうやって結果に出るんだぞと、若い選手たちに見せられたと思います。それは僕がずっと若い選手たち、今日ピッチに立っていない選手たちに伝えていたことです。出番が来たときに結果を残すためには、出ていないときにどれだけやれるかということを若い選手たちに伝えていました。それをこうやって結果で体現することが、ジュビロの若い選手たちにとって刺激になると思いますし、活力になると思います。僕もまた勉強になったというか、本当にこの2ヶ月間は辛かったですし、チームがこういう状況で、なんで自分が出られないんだという悔しい気持ちともどかしい気持ちがありました。ヤマハスタジアムでも自分の40番のグッズをたくさん身に着けてくれている方がいて、自分が出ていないにも関わらず声援をいただいていたのに、ピッチで表現できないというこの辛い感情を必ずピッチで表現しようと思っていました。もちろんゴールを取れたことが一番良かったことですけど、前からプレッシャーをかけるとか、しっかり攻守に走るとか、自分が大切にしている部分も今日ピッチで表現できました。久々のゲームだったのでコンディション的にはまだまだ不完全なところもありますけど、これからもっとコンディションを上げて、この出ていない14試合の鬱憤を、この先自分の結果で晴らしたいなと思います。
――試合後のDAZNのインタビューでは涙ぐむ場面もありました
僕も涙脆いわけではないのですが、歳をとったなと(笑)。プロ11年目になって、僕以上に家族だったり、親だったり、知り合いだったり、ジュビロがこういう状況の中で、試合に出られていないというこの現状を、僕以上に感じて辛い時間を過ごしていたと思うので、そういった方のことを考えると涙が出てきてしまいました。もちろん出ていない期間もコーチ陣の方や出られていない選手たちとしっかりトレーニングを積んできていました。ルヴァンカップでは決定機を決められなかったのですが、それから約1ヶ月、イレギュラーなシュートの練習をほぼ毎日やっていました。決定機というのはボックス内で不意に来るものです。そういったことを自分で分析して、この1ヶ月間は綺麗な形のシュートというよりは、自分が予測していない形のシュート練習をとことん1ヶ月間やり込んできました。今日のゴールもそういった形でしたけど、それがファーストタッチで、2ヶ月ぶりの出場でああいった状況でパッと出るというのは、自分でも不思議というか、本当にサッカーの神様っているんじゃないかと思いました。それは今後自分のキャリアでも大切にしていきたいなと思います。
――試合前のアップから気合が入っていました
今日は研ぎ澄まされていたというか、いつも以上に集中しているなと自分でも分かっていましたし、ピッチに入るときにピッチ全体がゆっくり見えました。今日やれるなというのはピッチに入る前から感じていました。結果を出すというところを横さん(横内監督)にも見せられたと思うし、横さんもああいうタイミングで、(交代選手の)ファーストチョイスで自分を出してくれたというのは、見てくれていたんだなと思います。
――ジャーメイン選手が欠場してから2試合得点が無かった状況で、3試合ぶりのチームの得点でした
(ジャーメインは)同い年ですし、仲が良いですし、アイツからもゴールを入れる秘訣みたいなものを教えてもらっていました(笑)。それはまだここで公にはできないですけど、アイツからの秘伝のゴールの取り方みたいなのを1個教わったので、それはそういった形でゴールを取ったときに言いたいと思います。
――試合の総括
まず、ジュビロ磐田さんに本日の試合を感謝したいと思います。ありがとうございました。選手たちにも先ほど話しましたが、立ち上がりから最後まで本当に良い内容のゲームをしてくれたと思っています。完全にゲームをコントロールできていたと思います。そして、その中で(前田)直輝やチアゴ(サンタナ)などに本当に良いチャンスが生まれました。そして、1-0とリードすることができました。1-0とリードしている状況を作れば相手が前がかりになって2点目、3点目と取りに行くことができたと思いますが、その直後にボールを相手に渡してしまい、それが失点に繋がりました。本日の試合でどこか指摘するところがあるとすれば、少し狭いところでプレーし過ぎようとしていた部分があったと思います。そういったところからの失点でした。そして、決定力は今日は最高ではありませんでしたが、得点に非常に近い形を作ることができました。我々のプレーの仕方、そういったところをさらに発展させていきたいと思います。あらゆる面でそうしたいと思いますし、本日の試合内容は非常に見ていて良かったと思っています。