2024年 試合速報

明治安田J1 第2節 vs. 川崎フロンターレ

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frontale
frontale

1 勝
1 敗
6 得点
6 失点
勝点 3

4
  • 1
  • 3

  • 3
  • 2

5
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
1 敗
5 得点
6 失点
勝点 3

前半
6分
植村 洋斗
18分
ジャーメイン 良
29分
ジャーメイン 良
橘田 健人
エリソン
36分
ハーフタイム 後半
橘田 健人
瀬古 樹
1分
3分
リカルド グラッサ
エリソン
10分
マルシーニョ
14分
19分
山田 大記
マテウス ペイショット
平川 怜
古川 陽介
29分
松本 昌也
藤川 虎太朗
チョン ソンリョン
34分
35分
ジャーメイン 良
家長 昭博
小林 悠
山本 悠樹
瀬川 祐輔
マルシーニョ
遠野 大弥
高井 幸大
山田 新
37分
山田 新
40分
瀬川 祐輔
51分
52分
ジャーメイン 良
57分
藤川 虎太朗
1
チョン ソンリョン
2
高井 幸大
3
大南 拓磨
5
佐々木 旭
13
三浦 颯太
8
橘田 健人
14
脇坂 泰斗
77
山本 悠樹
9
エリソン
23
マルシーニョ
41
家長 昭博
SUB
99
上福元 直人
35
丸山 祐市
16
瀬古 樹
30
瀬川 祐輔
11
小林 悠
17
遠野 大弥
20
山田 新
監督
鬼木 達
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
10
山田 大記
14
松本 昌也
25
中村 駿
37
平川 怜
11
ジャーメイン 良
SUB
21
三浦 龍輝
15
鈴木 海音
26
西久保 駿介
13
藤川 虎太朗
16
レオ ゴメス
31
古川 陽介
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展

20,316
スタジアム名 試合日 キックオフ
U等々力 3/1(金) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 藤本 貢壽 飯田 淳平
天候 試合時間 副審 副審
曇り一時雨 90分 武部 陽介 長谷川 雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
13.2度 51% 大橋 侑祐 大高 常勝
15 シュート 9
4 ゴールキック 10
7 コーナーキック 1
9 直接FK 12
2 間接FK 3
2 オフサイド 2
1 PK 2

J1リーグ第2節は、川崎フロンターレとの一戦。敵地に乗り込み勝点3獲得を目指す。

先週土曜日、ヤマハスタジアムでジュビロの2024シーズンが開幕。昨年のJ1王者・ヴィッセル神戸に2点を奪われ勝利を手にすることはできなかったが、リーグ屈指の強度を誇る相手と真っ向勝負に挑み、チームとして得たものも大きい。今日対戦する川崎Fも「長くスタイルを追求し極めているチーム」と横内監督が言うように強敵であることは間違いないが、ジュビロがプレシーズン期間から準備し積み上げてきているスタイルや強みを攻守で発揮し、結果に繋げていきたい。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに植村洋斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに中村駿、上原力也、松本昌也、山田大記、平川怜、FWにジャーメイン良が入る。
前節の神戸戦で後半途中から出場し、ボールを引き出しながら攻撃にリズムをもたらした中村が今日はスタートから出場。中盤でゲームをコントロールしながら、より多くのチャンスを生み出してくれるはずだ。また、ベンチに控える古川陽介も活躍に期待が集まる選手の1人。神戸戦では途中出場ながら持ち味を存分に発揮した。「自分のところでタメを一つ作ることができればと思っています。自分の良さがもっと活きるシーズンになるように、もっとコンディションを上げてアピールしていきたい」と語るプロ3年目のドリブラーが、ベンチから出番を待つ。

川崎Fは開幕戦で湘南ベルマーレと対戦。立ち上がりに失点を喫したが、後半に脇坂泰斗と新加入FWのエリソンのゴールで逆転し、2-1で勝利している。

キックオフはこのあと19:00。Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu周辺の天候は晴れ。金曜日のナイトゲームだが、多くのジュビロサポーターが敵地に駆け付けている。その応援も力に変えて、今季初勝利を掴み取る。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まずは平日のアウェイのナイトゲームの中、たくさんのサポーターに来ていただいて、背中を押していただきました。本当にありがとうございます。そのパワーを貰って今日は勝点を取れたなと思います。
前半は我々が準備してきたことが多く出せたかなと思います。3点リードしてからは、いらないミスが出てしまって、それが後半もそうですけどほんのちょっとのミスで失点して同点に追い付かれ、厳しい状態になりました。ただ選手たちは下を向くことなく、自分たちのプレーを信じて戦い抜いてくれたことで、勝点3を取ることができたと思います。ただ4失点して勝てるゲームというのはこの世界にはそう多くはないと思いますので、失点にはしっかり目を向けていかなければいけないと思います。

――監督としてもJ1初勝利ですね
あんまり考えていなかったですが、とりあえずチームが勝てたことが一番嬉しいというだけですね。

――4得点を記録したジャーメイン選手の評価を
彼は昨年から非常に成長した選手の1人で、昨年はJ2の舞台で戦っていましたけど十分J1の舞台で戦えることを証明してくれたと思います。ただまだまだ今後も成長できる、成長していく選手だと思っているので、期待していきたいなと思います。

――序盤にミスもあった中で、それでもパスを繋いでいくスタイルには変わりなかったですが、監督から何か指示を送りましたか?
ゲームが始まってしまえば僕がピッチに投げかけることは限られてしまうので、そんなに多くはできないと思います。開幕戦の敗戦の後、しっかり選手がトレーニングから向き合ってくれた、そういうものを今日はすごく選手が恐れずにやってくれたなという思いです。

――3-3になってからも前を向いて戦い続けました
我々が目指すこと、点を取るための準備をしてきましたので、そういう意味では選手は最後まで下を向くことなくトライし続けてくれたと思います。

――中村選手を先発起用した狙いは?
前節の試合を経てもう少し自分たちから試合を動かしたいということで、今日は駿を入れて駿の良さをゲームに出してもらいたいという狙いでした。それがチームにとって、攻撃のスイッチが入り、選択肢が増えていくと。そういう意味で私が期待する以上のパフォーマンスを出してくれたなと思います。

――失点に関してはいかがですか?
今日は合計9ゴール生まれたので、だいぶ飛んでいる部分もありますけど、セットプレーからやられたところはもう一回見直してやらなければいけないと思います。あとは、我々のミスから持っていかれたシーンは、そこで確実にプレーできる、ミスのところももっと良い準備をしていればそのミスは起こらなかったかなと思うので、そういうところは課題としてしっかり修正していきたいなと思います。

――ジャーメイン選手が成長しているとおっしゃっていましたが、どんなところに感じますか?
まずは、彼は身体的には非常に能力が高い選手だと思います。ただそこに技術のクオリティが少し付いてきて欲しいなという部分がありました。フリーだったらできると思うのですが、プレッシャーがある中でクオリティが上がってくればJ1でも危険な選手になれると思います。昨年から言っていましたが、今日はJ1の相手でもしっかりクオリティが出せて、成長したなと思います。ただ僕はまだ満足はしていなくて、もっと成長できると思っています。

松原 后 選手

松原 后 ――まずは試合を振り返って
4失点したというところがまだまだだと思いますし、こんな4失点をしていたら勝てないと思うので、そういったところは見直さないといけないなと思います。

――ピンポイントクロスから2アシストでの活躍でした
神戸戦は本当に不甲斐ないプレーをしてしまい、責任を感じて1週間過ごしてきました。この試合でしっかり挽回するしかない、このチームがちゃんとJ1で勝っていけるようにまずは自分が努力するしかないと思っていたので、良いクロスを上げることができて良かったです。

――アディショナルタイムが長かったですが試合の終わらせ方はどう考えていましたか?
相手も本当に良い選手が前線にいるので難しい時間帯というのがあったのですが、上手くそこは耐えて、競り合いなどで勝てたという部分は良かったかなと思います。

――ここからの戦いに向けて
シーズン前にも話してきた、タイトルを取れるチームを作るためには、こうした勝負強さを発揮していかないといけないと思います。4失点を見つめ直すことはもちろんですが、自分たちの良さも全面に出た試合だったと思うので、また1週間しっかりトレーニングしていきたいです。

ジャーメイン 良 選手

ジャーメイン 良 ――まずは試合を振り返って
壮絶な試合でしたし、守備のところでは失点が多かったですけど、アウェイで川崎Fに勝てたというのはチームとして自信になったかなと思います。

――4得点の活躍でした
正直びっくりしているというのが一番です。サッカー人生の中で、小学校時代とかも含めて、4点、5点取るようなスーパーな選手ではなかったので。

――横内監督から、クオリティが上がっているという話がありました
J2で昨年1年間ゲームに長い時間出続けて、FWとしての幅というのはすごく広がったという実感があったので、それを今年J1という厳しい相手にどれだけできるかという意味でもチャレンジしているところです。自分としては点のところではなく、ポストプレーのところが、ここ2試合は通用していないというか、昨年できていたことがやれていないという感覚なので、そこはもっとレベルアップしていきたいです。

――大活躍の試合でしたが、何が一番印象に残っていますか?
チームとしてボールを動かしてポケットに入っていくという、前節全くできなかったところをみんながトライしたことが良かったですし、FWはそれでシュートが打てるのでそこが良かったなと思います。

――2本のPKはいかがでしたか?
1本目のPKは若干緊張しましたが、2本目はもう3点取っていたので緊張は無かったです。そんなに気負わずにリラックスして蹴ることができました。

――改めて、1試合で4得点という結果を振り返って
1回の爆発にならないようにしたいです。今年は必勝祈願の皿投げで「結果、努力、継続」と書いたので、継続できるように頑張ります。

――ポケットを取るという部分で、チームの3得点目の形はチームとして狙い通りでしたか?
あの形はジュビロを見てくれている人たちはよく見る形だと思います。逆から(松本)昌也君が入ってくるというのが、去年は右サイドが多かったですが、今年は(平川)怜が左にいて、左からもああいう形を作れるというのが武器だと思うので、良いところで自分も待てたなと思うし、昌也君も良いボールをくれました。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――まずは試合を振り返って
ジャメ(ジャーメイン良)が4点取ってくれたので、チームで苦しい時間帯もありましたけど、まずは何とか勝点3を取れたというのが良かったと思います。

――すごいスコアになりました
プロに入ってから5-4で勝つというのは初めてだと思います。その中でも勝点3を取れたというのはプラスに捉えたいです。ただ、4失点しているので、そこはチームとして修正して、次も勝てるようにしていきたいです。

――3点目はヒールパスでジャーメイン選手の得点をアシストしました
そうですね。あれは狙っていました。あんなに上手くいくと思っていなかったのですが、スルーパスを送ってくれた(中村)駿君も練習から動いた瞬間に見てくれていて、そこは信じて走って、あとはジャメが決めてくれたので、2人に感謝です。

――3点リードしながら追い付かれてしまったときのピッチの雰囲気はいかがでしたか?
追い付かれた中でも自分たちのやるべきことを崩さずに、しっかり整えた上で点を取りに行くということは、みんなしっかり意識付けができていたと思います。実際に点を取ることができました。あとは3点入れた後の試合運びだったりというものを、もっと上手くしていきたいと思います。後半立ち上がりに何本かチャンスがあったので、あそこで4点目を決め切ることができれば良かったなと。失点も自分たちのちょっとしたミスからでした。ミスするとこのレベルでは失点してしまうというのは改めて感じたので、そこはもっと突き詰めてやっていきたいなと思います。

中村 駿 選手

中村 駿 ――先発出場でしたが、まずは今日の試合を振り返って
こんな試合にしなくてもよかったと思うのですが、自分のところで少しリカ(リカルド グラッサ)と合わずに、あの1失点目はいらなかったなというところと、あれがなければ前半3-0で終われていたらもう少し違う試合になっていたかなと思うので、あそこは反省点です。ああいったミスは無くさないといけないと思っています。

――3得点目に繋がった場面では松本選手へ素晴らしいスルーパスを送りました
結構狙い通りでした。相手の股を通せたことも狙い通りでしたし、(松本)昌也ともあそこの動き出しについては練習の中から合わせていたので、それがあったからこそああいう場面に繋がったかなと思います。コミュニケーションを取っていたからこその点だったかなと。あの昌也の落としもすごく良かったですし、結果に繋がって良かったです。

――チームとして目指す攻撃だったのか、川崎Fの対策としての攻撃だったのか、どちらですか?
それは完全に自分たちです。自分たちのボールの動かしだったり、そこは監督からももちろん、ピッチに立つ11人でどうしたら良いかしっかり話しながら今日の試合に向けて準備できたので、そこは神戸との試合とは違って自信を持って入りからできたかなと思います。点を取って相手が押せ押せになっていたことは仕方ないかなとは思いますが、3-0の時点でもう少し自分たちでボールを動かしながらできれば、チームとしてもう一段上にいけるかなという感覚です。

――ポケットと言われるスペースを狙っていくのはチームとして武器にしていきたいところですか?
そうですね。良いタイミングで今日何度かボールを配球できましたし、そこを狙っていくのはチームとしての狙いでもあるので、良かったと思います。

――追い付かれても自分たちでペースを取り戻しました
3-3になった時点で、自分たちとしても失うものが無くなったと言いますか、もう一回やらないとというのが11人の中でも生まれたので、また勇気を持ってボールを動かすことができました。それが得点にも繋がっていったかなと思うので、やはりどんな点差であっても自分たちのサッカーを貫くというのはもっとこれからの課題になっていくかなと思います。

――川崎Fに対してチームとして徹底したことは?
守備のところで、相手はボールを動かすのがやはりすごく上手ですし、崩し方も上手なので、どう人数を合わせるかというところはすごく意識していました。少し重くなるシーンもありましたけど、前半は良くできていたのかなと。後半は揃いながらも相手の勢いとかもあって、破綻したところもありましたけど、前半は良くやれていたかなと思います。

植村 洋斗 選手

植村 洋斗 ――プロ初ゴールが生まれましたが、その後すごい試合展開になりましたね
霞んでいますよ、4点取った人がいるので(笑)。でも本当にすごい戦いになりましたけど、勝てたことが全てだと思います。ただ、4失点したという事実があるので、そこは自分たちでしっかり向き合って、また来週も試合があるのでそこに向かって準備していきたいです。

――守備面でも存在感を示していました
守備のところはあそこが鍵になるじゃないですけど、相手のキーマンが絶対あのポジションにはくるので、まずそこで絶対やられないということと、それプラス自分の良さ、攻撃を出していかないといけないと思うので、それは本当に今日一つ得点という形で上手く出せたので良かったなと思います。

――得点シーンについて、素晴らしいトラップから左足を振り抜きましたね
試合前から監督に「どんどん振っていくぞ」と言われていたので、まずあそこにボールが来たときに迷わずシュートを打とうと思って打ちました。入ったのは最初あんまり分からなかったのですが、とにかく入って良かったです。

――対峙したマルシーニョ選手はスピードもあったと思います
背後を一発でやられてしまったら、もうゴールに直結するので、まずは背後をやらせないことを意識しました。足元にボールが入る分には対応できるということが共通認識であったので、そこを90分通して意識して上手く対応できたかなと思います。

――ジャーメイン選手のPKに繋がった縦パスの狙いは?
運んだときにあそこのコースが見えました。元はボランチなので、それが活きたかなと思います。

――今日はフル出場を果たしましたが、疲れは大丈夫でしたか?
前半から対応がきつ過ぎたのですが(笑)、監督の方から最後の方も「今日はやり切るぞ」と言われていたので、気合いでいって攣らなくて良かったです。

川崎フロンターレ 鬼木 達監督
 

――試合の総括
まずはこの平日の中、多くのサポーターが集まってくださったので、こういうゲームをしてしまって申し訳なく思っています。これだけ失点すればなかなか勝つことは難しいですし、課題はいっぱいありますけど、まずはしっかりとそれを受け止めて次に進んでいきたいと思います。