2023年 試合速報
ルヴァンカップ第6節vs.北海道コンサドーレ札幌
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ルーカス フェルナンデス
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西野 奨太
田中 駿汰
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キム ゴンヒ
ミラン トゥチッチ
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高野 遼
吉長 真優
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福森 晃斗
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ファビアン ゴンザレス
後藤 啓介
遠藤 保仁
山本 康裕
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山本 康裕
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浅野 雄也
中島 大嘉
宮澤 裕樹
馬場 晴也
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中川 創
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針谷 岳晃
藤原 健介
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深井 一希
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大森 晃太郎
金子 翔太
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中川 創
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深井 一希
西 大伍
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古川 陽介
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
札幌ド | 6/18(日) | 18:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 鷲津 裕美 | 清水 勇人 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
屋内 | 90分 | 野村 修 | 眞鍋 久大 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.6度 | 50% | 清野 裕介 | 山﨑 光記 |
10 | シュート | 12 |
7 | ゴールキック | 9 |
3 | コーナーキック | 4 |
9 | 直接FK | 8 |
2 | 間接FK | 0 |
2 | オフサイド | 0 |
1 | PK | 0 |
3月上旬から行われてきたルヴァンカップグループステージの戦いも、今日で最終節。北海道コンサドーレ札幌のホームに乗り込み、選手たちは日頃のトレーニングの成果を結果で示すつもりだ。
スターティングイレブンには、GKに梶川裕嗣、DFに小川大貴、鹿沼直生、中川創、高野遼、MFに針谷岳晃、遠藤保仁、藤川虎太朗、大森晃太郎、古川陽介、FWにファビアン ゴンザレスが入る。針谷と遠藤はリーグ序盤戦でもコンビを組み流れるような攻撃を見せた。今日も中盤での多彩なパスワークから、多くのビッグチャンスを作り出してくれるはずだ。また、試合を重ねるごとに存在感が増してきている古川も、結果に飢えている選手の1人。6月上旬に行われた天皇杯2回戦では2得点に絡む活躍を見せており、「次はゴールを」という想いは誰よりも強い。
グループステージ第2節で札幌と対戦した際は、相手に2点を先行される展開の中で、藤原健介のプロ初ゴールと小川の得点が生まれて同点に追い付く粘りを見せた。後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫し敗れたものの、「勇気を持って自分たちが準備してきたことを思い切ってやろう」(横内監督)と臨んだ後半の戦いぶりは充実。相手のハードなプレッシャーに対しても臆することなくボールを動かし、何度もチャンスを生み出した。
また、グループステージ第5節のサガン鳥栖戦は怪我で離脱していた選手たちが多く出場した中で、ファビアンと金子翔太のゴールが決まって2-0。相手にボールを持たれる時間が長くなる展開となったが、最後まで焦れることなく守り抜き、完封勝利を手にした。
ルヴァンカップはグループリーグ敗退が決まってしまっているが、J1チームとの対戦を通してチームが得たものは多い。今日も手応えを得られる90分にすることで、今後のリーグ戦へと繋げていく。
キックオフはこのあと18:00。札幌ドーム周辺の天候は晴れ。梅雨が無い北海道はカラリとした爽やかな陽気だ。
――試合の総括
日曜日の18:00からの試合にも関わらずたくさんのサポーターに来ていただいて、最後まで本当に大きな声援を送っていただいて感謝しています。その声援のおかげで、選手は最後まで走り切って、この難しい試合をものにすることができました。本当に感謝しています。試合の方は、立ち上がりすぐに失点して、普通にゲームをしても難しい札幌との試合をさらに難しい状況に自分たちで追い込んだのですが、そのあと選手たちは我慢強く戦ってくれたなと思っています。狙っていたカウンターからチャンスは何度か作れたのですが、なかなか得点できない時間帯もあり、しかもまたリードされてというところで、何度も気持ちが切れそうになったところを選手がピッチで最後まで諦めずにやってくれたことが、今日の大きな勝利に繋がったと思っています。
――難しい展開の中、3得点を奪いました、攻撃面で良かったところは?
相手にかなり自陣でボールを持たれるということは想定内でしたので、背後にスペースがあるというところは選手が凄く理解してやってくれたと思います。そこにボールが入ったときに、個人で行けるのが一番良いですが、そうじゃなかったときにどれだけサポートに行けるかというところで、選手たちは凄く切り替え速く、相手よりも一歩速く反応してボールに絡んでくれたところがやはり大きかったかなと思います。
――ルヴァンカップグループリーグ6試合を戦って
このルヴァンカップというのは、J1のチームと我々が対戦する素晴らしい機会です。この2試合は、先に行けるチャンスは無くなった中での試合でしたが、我々にとって無駄なゲームは1試合も無くて、選手はそれを感じていますし、このステージに戻る、そして戻ってからどう戦うかというところでその良い指標になります。選手たちはそういうモチベーションでしっかり戦ってくれたと思っています。
――公式戦4連勝、直近の11試合でもわずか1敗と上り調子でリーグ後半戦に向かえると思います。好調の要因はどこにあると感じていますか?
勝点を積めてきたなというのは実感しています。ただ、内容だけを見ると非常に難しい試合もありましたし、もちろん落としたゲームもあるので、まだまだだと思います。ただ、開幕当初に比べると、少しずつですがチームとしてやることを選手全員が、一人二人とかではなくて、全員が共通認識を持ってピッチで表現できるようになったのかなと。好調と言えるかどうかは分かりませんが、それが要因の一つかなと思っています。
――復帰後初のスタメンでした。長い時間プレーしましたが、試合を振り返って
疲れました。疲れ過ぎていて、という感じです。試合については、立ち上がりの失点のところは、やはりチームとしてやってはいけない失点ですし、入り方が悪かったことは全員が反省しなくてはいけないところです。ただ、90分を通して最後に勝っていれば良いので、そういう意味では今日は一番良い形で終わることができたと思います。
――攻撃面の手応えについて
90分間通してずっと相手が主導権を握っているということは無いと思うので、自分たちの時間になっているとき、決めるべきところでしっかり決めることができたのが大きかったです。
――山本康裕選手の得点に繋がった場面ですが、オーバーラップした吉長選手にパスを出して、というやりとりから右クロスを上げました
長い距離を走ってくれている選手を使うというのは、それだけ力を出してくれているということなので、味方を信じて出すことは僕の中では大事なプレーの一つだと思っています。復帰してまだ間もないですが、もっとチームに貢献できるようにこれからも頑張っていきたいなと思います。
――ゴールシーンを振り返って
相手にずっとマークを付かれていたのですが、(古川)陽介からクロスが上がってくると信じてニアに突っ込んだら良いボールが来ました。上手くヒールで当たってくれて、ゴールに飛んでくれて良かったなと思います。
――ストライカーのようなゴールでしたね
たまたまです。(笑)
――守備面ではどんなことを意識しながらプレーしていましたか?
相手はJ1の中でも攻撃力があって、多くの得点を奪っているチームです。前に人数をかけてきて、アグレッシブにゴールを狙ってくるチームだということはスカウティングで分かっていたので、自分たちがしっかり耐えて、逆にカウンターを狙おうと思ってやっていました。早い時間帯に簡単に失点してしまって、そこから苦しくなりましたけど、逆転できて良かったなと思います。
――逆転勝利を掴みましたが、どこかでチームのリズムに変化はありましたか?
みんなが焦れずにゴール前をしっかり固めて、来るボールを跳ね返して、セカンドボールを拾って、カウンターで出ていくという、ただそれをしっかりやり抜いたということだと思います。
――ルヴァンは内容が良くても結果が出ないというような試合が続きましたが、最後連勝できたことは自信になるのでは?
そうですね。監督も試合前に同じようなことをおっしゃっていましたけど、手応えがあってもなかなか結果が出ないというのではダメで、やはりサッカーの世界は結果を出さなければいけません。敗退は決まっていましたけど、負けて良い試合は一つもありません。リーグ戦に絡めていない選手たちがメインで出た試合ではありましたが、2連勝できたことをリーグ戦に上手く繋げていけたらと思います。
――途中出場でしたがどんな想いでピッチに入りましたか?
前半を見ていて、最初の失点はもったいなかったですけど、良い感じに主導権を握れていたと思いますし、しっかりボールも回せていました。ただ、最後のアタッキングサードに入ったクオリティがあまり良くなかったかなと思っていたので、そこの質を上げることと、ヤットさん(遠藤)に変わって自分も上手くパスを供給するようにと言われて入ったので、そこは意識していました。
――同点ゴールの場面を振り返って
流れの中で高い位置に入って、何か起こるかなと思ってペナルティエリアの中に入って行きました。後藤が上手く粘って最後に足を出して触って繋いでくれたことでゴールできましたが、シュート自体は誰でも決められるようなものだったと思います。
――難しい展開の中で諦めずに粘り強く戦ったことが勝利に繋がりました
監督も言っていましたが、予選6試合を通じて内容のところで良いゲームが続いていて、ただ結果が出なかったことで、どこかでJ1との差を感じていました。それでも鳥栖戦も含めて、自分たちがしっかり普段やっているようなプレーをすればこういう結果が出ると思っていたし、ギリギリのところでしたけど、自分たちの力で跳ね返すことができて良かったと思います。
――古川選手のゴールをアシストしました
彼自身が一番欲しいところでボールを呼んでいたし、僕としては普通の横パスで、最後彼が思い切って自分の形で打ってくれました。僕のパスはアシストとかそういうレベルじゃなくて普通のパスだったと思います。
――それでも1ゴール1アシストと結果を残しました
僕自身もリーグに絡めていなくて、パフォーマンスだけではなくて数字だったり、ゴールに直結するようなプレーをどこかでしないとリーグ戦に絡んでいけないと思っていました。でもやっぱり自分が結果を出すよりも、チームが勝つことが一番だと感じながらプレーしてきました。今日もチームが勝てれば良いと思っていた中でこのようにゴールに結び付いたことは良かったと思います。
――まずはチームの2点目のアシストシーンを振り返って
コタ君(藤川)とはキャンプから通じ合う部分があったので、あそこに走れば見てくれているだろうなという思いはあって、自分があそこに流れるとフリーで受けられるというシーンがここ数試合多かったです。コタ君から上手く流せるようなパスが来たので、中は見ずに速いボールを上げて、あとは(中川)創君が上手く背負いながら決めてくれました。
――自身の得点シーンの前にも惜しいシュートがありました
1対1で仕掛けられるチャンスだったので、ゴールの近くまで運んで行って、いつもの形というか、キックフェイントでいなして、あとはコースさえ良ければという感じでしたけど、緩すぎましたね。でも切り返しからの流れという感触は良くなっているので、それは良いポイントだと思います。
――そのシュートと、ゴールを決めたシュートは何が違いましたか?
やっぱりゴールは思いを乗せたというか、気持ちでいったみたいな感じです。「これ入らんかったら今日勝てへんな」という感じでした。本当にみんな頑張ってくれた結果ですし、自分もミスが多かった中で、ゴールで自分は見せるしかないので、そういう気持ちが乗ったシュートだったと思います。
――なかなか仕掛けが上手くいかないなど、苦しい展開の中で生まれた待望の今季初ゴールだったと思います
守備で結構体力を使ってという中での仕掛けで、それでも突破できないとダメなんですけど、それも糧にしながら反省を活かしてやれました。(失敗を)気にしていないというのは自分の良いところなので、一発残してやろうという想いはずっとありました。ルヴァンは今日が最後で、これで結果を残せなかったらしばらくスタメンで出られるチャンスもないだろうなと思っていたので、本当に一瞬の勝負に勝ったという感じでした。
――得点後、嬉しそうな姿が印象的でした
本当に今シーズンは最初苦しんで、辛抱して、それでもこうやってルヴァンでスタメンで使ってくれて、良い経験をさせてもらっています。やっと1ゴール目ですけど、ここから試合が続きますし、このゴールをきっかけにどんどん波に乗って行って、選手、監督、スタッフみんなに認めてもらいたいなと思います。
――試合の総括
今日のゲームは決して良いゲームではなかったと思います。立ち上がりの早い段階に1-0でリードしたところまでは良かったのですが、なかなか今日のゲームはテンポが上がらずに狙いが出せていなかったゲームであり、特に後半に入ってからは選手の出足が遅く、あるいは身体が重く、磐田の方が走れて、そして戦えていたなという印象を受けました。コンビネーションもなかなか良いものが出せていませんでしたし、ミスも多かったと思います。今日のゲームは我々にとって良いゲームではなかったので、そういった中でやられてしまったなと。唯一ポジティブだったのは、負けはしましたがグループステージ突破という自分たちの目標を達成できたことです。こういうゲームというのはもちろんシーズンの中であると思います。ただ、そういうゲームをした中で自分たちがそれを反省して次の試合に繋げることができれば、今日も無駄ではなかったと捉えたいなと。まずは走る戦う、あるいは切り替えるというところを選手たちはできていなかった場面が多かったと思いますし、重さが見られたゲームでした。ただ、そういうゲームをした中で、グループステージ突破を決められたことは前向きに捉えたいと思います。今日のゲームを通して、いかに札幌がチームとして走る戦うというところをベースにしているか、そして個の能力ではなくてグループで戦う、そこで力を発揮できるチームだということを改めて感じさせられました。