2023年 試合速報

ルヴァンカップ 第1節 vs. 横浜F・マリノス

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fmarinos
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1 勝
1 得点
勝点 3

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 敗
1 失点

前半
5分
中川 創
33分
鈴木 海音
ハーフタイム 後半
アンデルソン ロペス
植中 朝日
松原 健
實藤 友紀
1分
中川 創
山本 義道
オウンゴール
4分
喜田 拓也
渡辺 皓太
ヤン マテウス
エウベル
16分
23分
大津 祐樹
吉長 真優
後藤 啓介
杉本 健勇
水沼 宏太
井上 健太
27分
37分
藤川 虎太朗
ジャーメイン 良
上原 力也
藤原 健介
1
一森 純
2
永戸 勝也
5
エドゥアルド
15
上島 拓巳
27
松原 健
8
喜田 拓也
10
マルコス ジュニオール
16
藤田 譲瑠チマ
11
アンデルソン ロペス
18
水沼 宏太
20
ヤン マテウス
SUB
21
飯倉 大樹
19
實藤 友紀
6
渡辺 皓太
7
エウベル
14
植中 朝日
17
井上 健太
30
西村 拓真
監督
ケヴィン マスカット
21
三浦 龍輝
5
小川 大貴
14
松本 昌也
15
鈴木 海音
22
中川 創
7
上原 力也
13
藤川 虎太朗
28
鹿沼 直生
31
古川 陽介
77
大津 祐樹
42
後藤 啓介
SUB
1
八田 直樹
2
山本 義道
18
ジャーメイン 良
27
吉長 真優
34
針谷 岳晃
38
藤原 健介
9
杉本 健勇
監督
横内 昭展

7,077
スタジアム名 試合日 キックオフ
ニッパツ 3/8(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 田村 貢 今村 義朗
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 熊谷 幸剛 船橋 昭次
気温 湿度 第4の審判員 記録員
14.9度 51% 塚田 健太 佐伯 満
9 シュート 12
7 ゴールキック 5
4 コーナーキック 9
14 直接FK 15
5 間接FK 0
5 オフサイド 0
0 PK 0

リーグ戦と並行して、ルヴァンカップが開幕。ジュビロは昨シーズンのJ1チャンピオン、横浜F・マリノスのホーム、ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込み初戦の勝利を目指す。

先週末のリーグ、モンテディオ山形戦は「狙いとして準備してきたことをピッチで選手たちが表現してくれた」と横内監督が振り返ったように、前半は相手にシュートを打たれることの無い充実の内容を披露。38分にジャーメイン良がPKを決めて、1-0で試合を折り返す。後半は攻勢を強めてきた山形に対して押し込まれる時間帯もあり、セットプレーから同点に追い付かれたが、その5分後に左サイドから攻撃を展開。前線まで駆け上がったリカルド グラッサのパスを受けた途中出場の松本昌也が倒れ込みながらシュートを決めて、再び相手を突き放した。ジュビロサポーターの声援も大きな力に変えてヤマハスタジアムで今シーズン初勝利を手にした勢いのまま、今日は敵地で3ポイントを獲得するつもりだ。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに小川大貴、中川創、鈴木海音、松本昌也、MFに鹿沼直生、上原力也、藤川虎太朗、大津祐樹、古川陽介、FWに後藤啓介。
リーグ戦ではまだ十分な出場機会を得られていない選手たちも、トレーニングマッチなどを通して日頃の練習からアピールを続けている。今日の横浜FM戦の内容と結果を充実したものにすることで、今後のリーグ戦に向けたチーム内の競争はさらに激しくなっていくはずだ。長いシーズンを戦う上でも、チームの総力をレベルアップさせていくことは重要なミッション。ピッチに立つ一人ひとりが持ち味を発揮し、ジュビロの勝利に貢献してくれるだろう。
前節のリーグ戦で今シーズン初のベンチ入りとなった古川は、公式戦のピッチに「飢えている」選手の一人だ。昨年リーグ戦で横浜FMと対戦した際には、得意のドリブル突破と味方とのコンビネーションから相手の守備を崩し、Jリーグ初ゴールをマークした。今日はスタートからピッチに立つだけに、攻守両面で成長を続けているその成果を示してくれるはず。また、育成型期限付き移籍から復帰後初の出場となる、藤川や鈴木海の活躍にも注目だ。

キックオフはこのあと19:00。ニッパツ三ツ沢球技場周辺の天候は晴れ。春らしい穏やかな陽気に包まれている。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
水曜日のナイトゲームでも本当にたくさんのジュビロのサポーターの方々が来てくださった中で、勝利をお届けできなかったことが非常に残念で申し訳ないと思います。ただ我々は短い準備期間の中で、マリノスを相手に果敢に選手たちはトライしてくれたと思っています。負けはしましたけれども、次の自信になる内容だったかなと思っています。

――通用した部分と課題があれば教えてください
Jリーグの中でも強度の高いマリノスの選手に対して我々も引けは取っていなかったかなと思っています。まだ全部を見返した訳ではないですが、そういう意味では我々にもやれるなという自信になったと思います。ただそこで勝ち切る力がまだ無いということが課題だなと感じています。

――後藤選手がプロ初先発しましたが、監督から見ていかがでしたか?
彼の持ち味は十分発揮してくれていたと思います。初先発でしたが、そういう硬さも無く入りから攻守に渡って非常に良いプレーをしてくれたと思います。

――後ろに引いた守備ではなく、前からしっかり行く時間を作る、コンパクトなブロックを敷く時間を作るという選択をした背景と、どれほど守備の狙いがハマったかを教えてください
マリノス相手に前からボールを奪いに行くというのは、我々にとってもリスクを冒すことだと思います。ただ、行けるときには行こうという指示を僕も出していますし、行けないときにはむやみやたらにプレッシャーをかけるのではなくて、そのときはしっかり自陣まで押し込まれることもありますけど、コンパクトにブロックを作ろうと。そういった部分の判断というのは今シーズン我々が取り組んでいるディフェンスのところです。そういうところは試合を重ねるごとに選手たちはピッチで表現してくれているなと。ただ、まだまだその精度を上げていかなくてはいけないと思っています。

藤川 虎太朗 選手

藤川 虎太朗 ――ジュビロ復帰後、初めての試合でした
何としてでも勝ちたかったという想いはありますが、もっともっと修正しなければいけないところはあるかなと思います。相手がマリノスでしたが受け身になる必要は無いですし、どんどん自分たちのプレーをして、チャレンジしていくことだけを考えてやっていました。

――前半に惜しいシュートがありました
ああいうのを決めていかなければいけないと思います。

――移籍先で得られた経験を活かせたところはありましたか?
チームのために全力で頑張るところだったり、自分が鼓舞してやっていくことが今までの色々なチームで経験を積んできたところなので、そういうところをもっともっと出していけたら良いなと思います。

――ここからどのようなシーズンにしていきたいですか?
チームに貢献できるように、自分の役割をしっかりやっていくことが大事だと思うので、また練習から取り組んでいきたいなと思います。

鈴木 海音 選手

鈴木 海音 ――まずは試合を振り返って
今日出たメンバーはリーグ戦にあまり絡めていないメンバーで、全員で「やってやろう」と試合前から言っていました。全員でしっかり勝とうという話をしていた中で、自分のあの1プレー、1失点で負けてしまったので悔しい気持ちでいっぱいです。

――久しぶりにJ1チーム相手の試合でした
天皇杯で途中から1試合出たことはありますが、先発では初めてでしかも相手がマリノスでしたが、ビビッてはダメという気持ちはありましたし、相手のスタートのメンバーを見てもリーグ戦で活躍している選手たちばかりだったので、ここを止められたら自分の自信にもなると思いました。ここでやってやろうという気持ちもありましたし、ここでやらなければ次は無いと思って試合に臨みました。

――前へ前へという積極的な守備が印象的でした
あれは自分の特徴でもありますし、去年の1年間で成長した部分でもあるので、そこはJ1が相手、マリノスが相手でも通用したのかなというところもあります。それでもやっぱり課題はまだまだありますし、これから練習でやっていかなければいけないことがたくさんあるなと思います。

――セットプレーなどの場面で、「失点を取り返そう」という強い気持ちが見えました
やっぱり自分のところでやられてしまったので、取り返そうという気持ちももちろんありましたし、自分で点を取れなくてもボールを奪って何としてでも前に繋げようという気持ちもありました。ただ得点に結び付けることができなくて、何もできなかったという訳ではないですけど、やっぱり1プレーで試合が決まってしまうということを凄く感じたので、ああいう1プレーにこだわって練習からやっていきたいと思います。

――改めてこの試合を今後どのように活かしていきたいですか?
ディフェンダーなので無失点で終わらせることが自分の仕事なので、やっぱりそこにこだわり続けてやっていきたいですし、守備だけではなくて攻撃のところでもプラスアルファを出せるような選手になっていきたいなと思います。

三浦 龍輝 選手

三浦 龍輝 ――素晴らしいセーブの連発でしたが試合を振り返って
試合の入りが重要というところで、前半は良い入りができたかなと思うのですが、後半の入りというところがちょっと緩くなってしまった部分は残念だったと思います。

――今シーズン初先発でしたが、特別な思いはありましたか?
特別な思いは無いですし、いつでも行ける準備は常にしています。常に良いパフォーマンスを出せるようにトレーニングから上手くなるように練習しているので、勝てはしなかったですけど、自分のモチベーションになる試合だったと思います。

――試合前、川口コーチから声を掛けられていました
「悔しい想いを今日の試合に出して、もう1回認めてもらえるように頑張れ」というような言葉を掛けていただきました。

――納得のいくセーブはありましたか?
納得のいくセーブは無かったのですが、上手く相手と駆け引きをして受け身になるのではなく、自分から奪いに行くようなプレーがいくつか出せたので、そういうところは良かったかなと思っています。

――1失点で耐えていたことが終盤の猛攻に繋がりました
そうですね。マリノス相手に早い時間に失点したらかなり苦しい試合になってしまうのはチームとしても言っていたところだったので、そういった中で良い前半の入りができたかなと思います。

――リーグ戦に向けても良いアピールになったのではないでしょうか?
個人的にも良いアピールになりましたし、このパフォーマンスを続けていきたいし、向上していきたいです。チームとしても負けてしまったのですが、この経験を上手くリーグ戦に繋げていきたいなと思います。

古川 陽介 選手

古川 陽介 ――フル出場を果たしましたが、試合を終えて率直な気持ちは?
プロになって公式戦としては初めて90分出場しました。相手も凄く良い相手でしたし、そういった中で自分がどれだけ長い時間プレーできるかというのは今日のテーマでした。特に終盤の時間帯はチャンスもありました。自分がボールを持ったときは独特の雰囲気と言いますか、そういうふうに持ち込んで、もう少しチャンスメイクできれば良かったと思います。

――最後は藤原選手からのパスを良い位置で受けました
そうですね。本当にあそこは自分の位置なので、剥がすところまでは良かったのですが、最後シュートが芯に当たらずでした。まだまだ練習不足、実力不足だなと凄く感じました。

――マリノスとの対戦を通して、通用したところと今後の課題を教えてください
守備のところは凄く手応えがありました。自分のところで結構抑えることができたシーンもありましたし、動き方の共通認識を持てたところもあったのでそこはプラスだと思います。ただ、攻撃でもっと良さを出せれば良かったと思います。

――今日の90分をリーグ戦に繋げていくために
今日のアピールじゃ全然足りないと思いますし、もっとチャンスメイクの部分で自分の良さや違いを生み出していかないといけないなと。でもまずは、そこの土台というところで少しずつ成長できている実感はあります。

後藤 啓介 選手

後藤 啓介 ――プロ初先発でした
初先発がJ1王者で、相手も凄いガチガチのメンバーだったので、やる前から凄くワクワクして試合に臨みました。

――実際にプレーして感じたこと
もっとボコボコにされて自分も何もできないのかなと思っていたのですが、意外とできたところもあったのでそこは自信になりました。ただ、相手のパススピードだったり球際だったり、一つひとつのパスの質が全然違うと感じました。その中でも、楽しくプレーすることができました。

――この経験をどう活かしていきたいですか?
17歳でJ1チャンピオンと戦えることは滅多に無いと思うので、自分にしかできない経験だったと感じています。J2リーグもまたすぐ土曜日にあるのでそこに繋げていきたいと思います。

――J1のDFと対峙してマリノスの選手の上手さなどは感じましたか?
マリノスの上手さと言うよりJ1の上手さだと思います。常に駆け引きをして、審判を見ながら上手くラインを見ながらできたらと思います。J2リーグでも試合を経験させてもらいましたが、その倍くらい相手DFは強くてこれがJ1だなと思いました。ただシーズンが始まってすぐにこの感じを経験できたことは自分にとってプラスですし、今後J2で得点を重ねていくことはもちろん、2個上3個上の代表にも入りたいと思っています。今日できなかったことを次にマリノスと対戦するときまでには、できるようになっていたいです。

――オフサイドにはなりましたが、前半ゴールネットを揺らした場面は狙い通りでしたか?
最初(小川)大貴さんがシュートを打つかなと思ったので、こぼれ球を狙っていたのですがパスが来て、自分は流し込むだけでした。ただ、そこの動き直しがしっかりできていれば得点に繋がったと思うので、そういう部分で止まらずに違うイメージを持ちながらプレーできていたら、今日は0-1で負けましたけど1-0で勝っていたかもしれないなと。そこはもったいなかったと思います。

――個の能力が高いDFと対峙したときにも、エリア内でのシュートを増やしていくために大切だと感じたことは?
J1チームのDFはゴール前の体をぶつけるタイミングが全然違いました。ニアに入りたくても入れなかったりというシーンがありました。自分はまだフィジカルが無いので、当たらないように上手く入っていく工夫をしていきたいと思います。

横浜F・マリノス ケヴィン マスカット監督
 

――試合の総括
両チームとも見て分かるように、スタートのメンバーを変えてきたというのがありました。その中でできていた部分、ボールを失わずにどんどん繋いで前方向に向かうということもありましたが、もちろんできなかった部分というのもあります。簡単にボールを失ったり、ボール保持がなかなかできない時間というのがありました。ただ全体的に見れば普段なかなか試合に出場できていない選手たちがしっかり試合をこなす、そういうところが見られる試合になりました。