2023年 試合速報
明治安田J2 第36節 vs. ファジアーノ岡山
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松原 后
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鈴木 喜丈
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坂本 一彩
ルカオ
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松本 昌也
古川 陽介
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田部井 涼
ステファン ムーク
チアゴ アウベス
木村 太哉
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上原 力也
藤川 虎太朗
山田 大記
後藤 啓介
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柳 育崇
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鈴木 喜丈
ヨルディ バイス
高橋 諒
高木 友也
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松原 后
小川 大貴
鹿沼 直生
遠藤 保仁
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末吉 塁
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
Cスタ | 9/24(日) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 来住 健次 | 吉田 哲朗 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 川崎 秋仁 | 緒方 孝浩 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.4度 | 37% | 廣瀬 成昭 | 宮原 敏徳 |
10 | シュート | 12 |
13 | ゴールキック | 9 |
2 | コーナーキック | 5 |
10 | 直接FK | 15 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節のレノファ山口FC戦は、立ち上がりから積極的な姿勢を貫いたがゴールを割ることができず。0-0で勝点1を得るにとどまった。試合後指揮官は、無失点に抑えたことは評価した一方で、ボックスに入っていく回数やアイデア、クオリティなど攻撃面の改善点を挙げた。今日は山口戦で得た1ポイントを活かし勝利に結び付けるべく、アウェイでファジアーノ岡山との一戦に臨む。
スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、上原力也、松本昌也、山田大記、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。
注目は、約2ヶ月ぶりに戦線に戻ってきた山田。前節は途中から出場した頼れるMFが、今日はスタートからピッチに立つ。「自分たちが積み上げてきたもの、その方向性を信じて戦っていくことで、もう一歩殻を破りたい。残り7試合なんとしても結果にこだわり、そして内容も突き詰めていきたい」と意気込みを語る山田が、ジュビロのゴール、そして勝利へと繋がるようなプレーを見せてくれるはずだ。
岡山とは開幕戦で対戦。その際は3点を追いかける苦しい展開となったが、途中出場した後藤啓介がデビュー戦でいきなり2ゴールを挙げる活躍を見せた。ただ、ホームで勝点を得られなかっただけに、選手たちは今日の一戦でのリベンジを誓う。開幕から取り組んできたこと、チームとして成長を遂げた姿を示し、3ポイントを磐田に持ち帰るつもりだ。
キックオフはこの後13:00。シティライトスタジアム周辺の天候は晴れ。爽やかな青空が広がっている。
――試合の総括
まずは1,000人近いサポーターが岡山まで我々への後押しに来てくれました。勝点3を届けられず本当に申し訳なく思っております。
試合内容ですが、岡山を相手に我々が準備してきたことが前半立ち上がりから表現できたかなと思っています。その流れから得点できて、そこまでは良かったと思います。途中、少し余裕ができたというところで、それまでシンプルにプレーしていたところで時間がかかるようなところも増え、相手ボールになるような場面が少し多くなったと思っていました。その流れから相手の縦パスに対して潜り込んでくるというところは警戒していましたが、上手くそこを使われたと言いますか、剥がされて失点してしまいました。1-1で前半を終えましたが、我々はそのシーン以外はほぼ抑えることができたかなと思っています。ただ後半、セットプレーから失点をしてしまい苦しい展開になりました。後半パワーを上げて選手たちは最後まで走り切ってくれたと思っています。ただ追い付くことができなかったなと。痛い敗戦になりましたが、もう一回顔を上げて、次節に向けて準備したいと思います。
――1失点目を喫したときの守りについて
3枚のセンターバックが持ち出してくるということについても、しっかり準備はしていました。例えば出された後に必ず走ってくるというのは準備していましたし、そこでしっかり対応しようとしましたが、上手く内側に入られて、内側を走られてしまったなと。我々としては難しくしてしまったなという印象です。ただ、それ以外のところでは、一度我々のサイドをドリブルで突破されたシーンがありましたが、想定したことは随分できたかなという前半ではありました。
――セットプレーを与えてしまう状況、またCKでの柳選手に対しては十分警戒をしていたと思います
まずはCKになったときというのは、相手のスローインからだったと思うのですが、あそこで簡単に入れさせてしまったなと。できればあそこにスクリーンをする選手がいて、そうすればCKは与えていなかったかもしれません。そういったところは修正しなくてはいけないと思います。CKに関しては、もちろんああいうシチュエーションで我々もトレーニングをしてきました。それでも外されて入れられたというところで、もちろん柳選手は非常に入り方も上手かったですし、それでも止めなくてはいけなかったですが、まだまだ練習が足りないのかなと。そういうシチュエーションを想定してトレーニングしていたのですが、そこが決勝点になってしまいました。まだまだ突き詰めていかないといけないなと感じています。また少しセットプレーからの失点がここ最近増えてきたので、もう一度本当に見つめ直さなくてはいけないと思っています。
――後半、上手く立て直せなかった理由はどこにあると感じていますか?
全て立て直せなかったわけではないとは思っています。1-0でリードして、1-1になったときに何かを変えるということも僕はしていません。そのまま我々のプラン通りに選手はやってくれたと思います。その中で、後半はやはりもう少しギアを上げたかったですが、そこまで決定機を多く作ることができなかったですし、常に我々がドミネートして、優位に立って試合を進められるということはこれまでの試合を見ていただいても分かると思いますが、なかなか難しいと。その中で今日は相手がセットプレーから得点して、我々が得点することはできませんでした。流れを変えられなかった原因は私かもしれませんし、どうすれば正解だったかということは今からしっかり考えようと思っています。
――先発した山田選手の評価について
やはり彼が怪我から戻ってきて、今日見ていただいて分かると思いますが、中でしっかりチームをまとめてくれています。彼本来の技術の高さというのを今日は随所に見せてくれたと思っています。あそこで起点になって、縦パスだったりボールを散らしたり、時間を作るプレーを見せてくれたので、そういう意味でもす凄く評価しています。
――先制点のシーンを振り返って
上手くみんなが繋いでくれて、あそこにこぼれてくるだろうなと予測できたので、それがゴールに繋がったと思います。
――前半リズムに乗れた要因は?
みんな球際で戦えていましたし、その中で上手く自分も幅を取りながら、サイドチェンジだったり、縦パスだったりで、相手の嫌なところにボールをつけて、自分たちの時間帯を自分たちで作り出せたことが上手くいった要因だと思います。ただ、1点取った後、自分たちが余裕を持ってしまったというか、自分たちに緩さがあり、そこで隙を突かれてしまいました。
――追加点を取るために必要だったことは?
もっともっと一人ひとりがゴールに向かう執念だったりとか、もっと自分を出し切るプレーだったりとか、そういう積み重ねがゴールに繋がると思います。自分たちはスーパーなFWがいるわけでもないし、こいつに預ければ点が取れるという選手もいないですし、そういった中で一人ひとりがそういうプレーを増やしていかないと点は取れないので、そこが今少ないなと思います。
――残り試合に向けて
自分たちは補強もできない中ここまで積み上げてきて、こういう順位にいる中で、ここでもうひと踏ん張り、ギアを上げるようなプレーを見せなければいけないなと思います。良いサッカーはできていると思うので、例えば交代で入った選手がヒーローになるメンタリティとか、そういう部分のプラスアルファが必要だと思います。
――怪我から復帰後、久々の先発出場でした
もちろん勝点3を持ち帰りたい、アウェイなので最低でも1というのが頭にある中で、こういう結果になってしまって凄く残念です。
――立ち上がりから良い流れで試合を進めていたと思います
サッカーの難しさというのをつくづく感じたゲームでした。内容的に悪くはなかったですが、やはり勝負に勝たなくてはというところで難しさを感じました。ただ、内容を良くしていくことしか僕たちにできることはないので、もちろん足りないところをしっかり埋めながら、良くなっているところはしっかり自信を持って、メンタル的なところも終盤凄く大事になってくるので、こういうサッカーをやれば結果を得られるというところを自分たちで築き上げながらやっていきたいです。そうしなければ昇格というものを最後勝ち取れないと思うので、そこはしっかり自信を持って前向きにやっていきたいなと思います。
――良い時間帯にもう1点取れていたらという試合だったと思います
そこが凄く大きいと思います。追加点を取っていれば全然違った展開になっていたと思いますし、そこはまだまだ甘さだと思います。
――1点目の得点に繋がったシーンについて
流れが凄く良かったですし、あのシーンに限らずですが良い流れであそこに絡んだ数人の選手が同じイメージでプレーできていたので、そういうシーンというのが今日は多く見られたとは思います。そこは継続して、それを点に繋げていく、かつ勝利に繋げていくということを、これから6試合しっかり突き詰めてやっていきたいです。
――選手同士の距離感について
そこは前節自分の中で反省点として感じていたので、紅白戦から凄く意識をしていました。紅白戦も凄く距離感は良かったですし、今日もそこは良くできたので相手も的を絞れないと言いますか、そんなに相手のプレッシャーに対してストレスを感じることなくやれるような距離感でサッカーはできたと思うので、そこに関しては悪くなかったと思います。
――この一週間はどんな準備をしてきましたか?
ここ数試合は点がなかなか取れていない中で、攻撃の最後のところのクオリティを上げていくこと、守備では相手に対してどういう守備をしていくかというところは、一週間詰めてきました。
――前半非常に良いサッカーができていた印象です
入りは自分たちが試合でやろうとしていたプレーが攻守に渡ってできていましたけど、徐々に相手も慣れて、そこからなかなか上手くいかなくなってしまいました。
――立ち上がり上手くいった要因は?
攻撃のところでの距離感や立ち位置が非常に良くて、守備も前からはめて行って、それが上手くはまってボールを奪って、みんなが良い距離感でやるからこそワンタッチ、ツータッチでリズム良くボールが回って、まずは最初ゴールが取れた。そこから10分くらいは良かったですけど、徐々に相手に合わせるではないですけど、同じようなリズムになってしまって、そこからもう一回ギアを上げて、もう1点、2点取れていたらまた違った展開になったと思います。
――先制点のシーンで良かった部分は?
守備のところで上手くはめて、人数を合わせて、そこからボールを奪って前につけてという形だったので、守備から攻撃への切り替えも良かったですし、一人ひとり前への意識が強かったのでそこは良かったと思います。
――ラスト6試合に向けて
目の前の一試合一試合に向けて、チームとしては勝利が必要になってくるので、それに向けてみんなで一丸となって、勝つために一人ひとりができることを一週間取り組んで、試合にぶつけたいと思います。
――今日の試合に向けてどんな準備をしてきましたか?
いつも横さん(横内監督)は引き分けの次の試合が大事という話をされていて、岡山さんが「ここ数試合より強度の高い相手」ということは強調されていたので、そこで負けないように。開幕戦は、データ上は強度で負けていたので、そこで勝って上回ろうということは練習から一週間準備してきました。
――立ち上がりは良いリズムでした
守備面、攻撃面でも準備してきた部分が最初は上手くいっていたと思います。相手がやりたいことを潰せて、ひっかけて、自分たちの流れに持っていけそうでしたけど、そこで飲み込み切れなかったのはあると思います。
――個人としても上手く試合に入れたのではないでしょうか?
最初から2、3回ポンポンとボールを奪えたので、乗れるなという感覚はありました。1点目も自分が奪ったところから始まったと思いますが、それを90分通してやり続けなければ意味がないですし、そこを求められていると思うのでまだまだかなと思います。
――チームとして良い流れを継続できなかった要因は?
相手が慣れてきた部分もあると思いますし、自分たちが少し相手に時間を与えてしまった部分もあるのかなと思います。それでもブレないということ、それから慌てないということは山田さんを中心に声を掛け合っていました。
――残り6試合に向けて
まずは次の試合、長崎戦に勝つこと。ホームですし、先のことは考えずに、次に勝つことだけを考えて準備していきたいと思います。
――試合の総括
前節敗れて難しい一週間を過ごした後で、今週本当にみんなで力を合わせてこのゲームに勝つことだけを考えて、トレーニングしてきました。もちろん今日出た選手もそうですし、メンバーから外れた選手も全員で一つにまとまって良い一週間が過ごせた結果なのかなと思います。メンバーに関しては、最後の最後まで悩みましたが、出た選手が自分の持っている力を出してくれたんじゃないかなと思っています。試合に関しては立ち上がり、難しい入りをしてしまいました。相手の圧力にちょっと屈してしまって失点をしました。ただ、前節の反省だったり今までの反省も含めて、そこで落ちないで自分たちのプレーをすぐ取り戻して前半のうちに一つ良いゴールを取れて追い付けたことが勝負としては一番大きかったなと。後半相手の技術力や交代選手の威力でゴール前まで下がることが多かったですが、粘り強く守りながら、我々も途中出場した推進力ある選手がパワーを出してくれたので、試合としては自分たちが狙っていた展開に持っていけたんじゃないかなと思っています。