2023年 試合速報
明治安田J2 第33節 vs. ブラウブリッツ秋田
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髙田 椋汰
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畑 潤基
中村 亮太
齋藤 恵太
梶谷 政仁
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飯尾 竜太朗
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金子 翔太
後藤 啓介
松本 昌也
古川 陽介
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上原 力也
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青木 翔大
丹羽 詩温
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丹羽 詩温
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藤山 智史
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鹿沼 直生
藤川 虎太朗
上原 力也
山本 康裕
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諸岡 裕人
小柳 達司
水谷 拓磨
三上 陽輔
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藤川 虎太朗
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畑 潤基
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梶谷 政仁
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ソユスタ | 9/2(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 後藤 政幸 | 大坪 博和 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 平間 亮 | 鶴岡 泰樹 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.5度 | 90% | 植松 健太朗 | 小室 勇一 |
8 | シュート | 21 |
12 | ゴールキック | 8 |
1 | コーナーキック | 8 |
7 | 直接FK | 15 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
いよいよリーグ戦は残り10試合。ジュビロはブラウブリッツ秋田のホームに乗り込み、勝点3獲得を目指す。
前節のジェフユナイテッド千葉戦は、前半のうちに3失点を喫し厳しい展開に。だが、雷雨による中断を挟んで迎えた後半はジュビロが怒涛の攻めを見せて多くのチャンスを作り出し、途中出場の後藤啓介が2得点をマーク。その後も同点、逆転を狙い選手たちは力を尽くして攻め抜いた。結果は2-3で敗れたが、後半に見せた勝利への執念と厚みのある攻撃は、今後の戦いに必ず繋がっていくはずだ。現在、首位を走るFC町田ゼルビアとの勝点差は9。3位清水エスパルスが1ポイント差で迫っているが、チームは上しか見ていない。昇格に向けて絶対に落とせないゲームが続くが、今こそ目の前の一戦に全てを注いでいく。
スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、上原力也、松本昌也、金子翔太、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。上原はホームのベガルタ仙台戦以来4試合ぶりに戦線に復帰。秋田との前回対戦では右足でコースを突いたミドルシュートを決めており、今日も中盤でのパスワークだけでなくゴールに絡むシーンでの活躍にも期待が集まる。また、ベンチには前節2得点を挙げ、今季のリーグ戦得点数を7に伸ばしたルーキーの後藤も控えている。
キックオフはこのあと19:00。ソユースタジアム周辺は朝から雨が降っていたが、午後になり晴れ間も見えてきた。秋田は前節、清水と対戦し1-1で引き分けている。持ち前の縦に速い攻撃には十分警戒が必要だが、ジュビロとしては球際の攻防に競り負けず、主導権を握る時間を長くしながら優位にゲームを進めていきたい。
――試合の総括
まずは遠い秋田まで我々の背中を押して、勝利を信じて今日も駆け付けてくれたサポーターに勝点3を届けられず申し訳なく思っています。試合は、対秋田というところでしっかりと対策してきたところで、前半はほとんど危ないシーンも作られてはいないと思います。守備のところは思っているようなことができたかなと思います。ただ奪ったあと、アタッキングサードに入っていくその少し前のところで、ミスが多かったなと。我々も決定機を作ることはできませんでした。後半に入るときに、そういうところの精度を上げていかなくてはいけないと。1人のミスというよりも、コンビネーションのところで息が合わなかったところもあったので、そこはしっかり合わせていこうというところで、選手を送り出しました。後半しっかり守備をしながら、自分たちのボールになったときも上手く縦パスを入れてそこから前向きな選手、もう一度背後、そしてクロス、そういうシーンを前半よりは多く作り出せたかなとは思っています。ただ、セットプレーから失点をして、苦しい展開になりました。その中で最後まで諦めず、同点、そして逆転に向けて選手が最後までやり切ってくれたなと思っています。勝点3を取るためにここに来ましたが、勝点1というのを次に絶対に繋げなきゃいけないと言いますか、そういう意味の勝点1というところはポジティブに取りたいなと思っています。
――相手の球際の強さや局面のバトルがポイントになると試合前おっしゃっていました。そこへの評価はいかがですか?
試合を通してそこはしっかり戦ってくれたと思っています。スタッツがどう出ているかは分かりませんが、選手たちはセカンドボールも含めてしっかり集中してやってくれたなと思います。
――古川選手と後藤選手の投入のタイミングについて、ある程度プラン通りだったのですか?
状況によったと思いますが、決して前半が悪かったわけではないのでそのままでいくと。失点してからは、すぐにでも追い付き追い越せというところだったのですぐに交代のカードを切りました。
――この1ポイントをどういう形で次に繋げていきたいですか?
負けられない戦いは続きますが、次の試合に負けたとしても我々は変わらないです。次負けたから、我々が目標を達成できないとは僕は思っていませんし、次勝つためにこれから準備します。その結果がどうであれ、我々はまた次に向かって準備をする、ただそれに尽きると思っています。
――最後は藤川選手と後藤選手がしばらく立ち上がれないくらい悔しがっていました。監督から2人には声をかけましたか?
大した声はまだ掛けていませんが、お疲れ様と。コタ(藤川虎太朗)にはナイスゴールという程度しかまだ話しをしていません。
――前半からミドルシュートを狙っていたと思います。その狙いが後半の同点弾に結び付いた印象です
シュートの意識というところは、それがミドルシュートであろうがボックス内であろうが、そういうチャンスは逃さないということは選手にも伝えています。そういう意味で多少前半遠くからのシュートが増えたと思いますが、ピッチ条件なども含めて選手はそういう意識でやってくれたと思っています。それに関して僕はネガティブには捉えずどちらかと言うとポジティブにとっています。相手が出てきてボックスの中に入って行くというふうに、今日どれだけできたか分かりませんがそういう狙いを持って選手はやってくれていると思います。
――怪我からの復帰戦でした
チームとして難しい試合になることは分かっていましたし、アウェイで勝点3が欲しい状況でしたけど、この勝点1をこれから活かしていかないといけません。また次の試合に向けて準備していきたいと思います。
――前半はなかなかリズムに乗り切れなかった印象です
空中にボールがある時間だったり、プレーアウトする時間が増えるのは想定していました。多少ラフなボールが多かった中で、セカンドボールをもっと拾いたいなと思っていて。どこかで落ち着けたら良かったのですが、後半はそのあたりが少し修正できたのかなと思います。
――相手は強度を強みとしていましたが、その対応についての手応えは?
強度に加えて、はっきりしたプレーと言いますか、シンプルに前線を使ってくるプレーが多かったです。どこかで引っかかると長いボールを入れられてしまいますし、そういった中でもう少しクオリティだったり、1人ひとりのポジショニングは改善しないといけないと思います。
――次節は累積警告で出場停止ですが、終盤戦に向けた意気込みを
怪我も治って、試合をこなしていけばコンディションも良くなっていく中で出られないのは悔しいですが、チームを信じて、僕は次の次の試合に向けて準備していきたいなと思います。
――まずは今の率直な気持ちを
勝たないといけない試合でした。逆転して終わりたかったというのが正直な気持ちです。
――監督からどんな指示を受けてピッチに入りましたか?
攻めに行くことだけを考えろと言われていました。
――ゴールシーンを振り返って
(古川)陽介がタメを作ってくれたので、落ち着いて流し込むことができました。日頃の練習通りに蹴ることができたと思います。
――ラストプレーでもビッグチャンスを作り出しました
ああいうところを決めていかないと上にはいけないと思うので、また修正していきたいです。
――次節以降に向けた意気込みを
最後のフィニッシュの場面でもっと質を上げていかないと勝てないと思うので、そこをもっと修正していきたいと思います。こんなに緊迫感のある戦いはなかなかできるものではありませんし、苦しさもありますが、楽しむくらいの気持ちでやっていきたいと思います。
――今日の試合を振り返って
J1に上がりたいという想いがある中で、あの失点のシーンは自分の判断ミスからあの流れになってしまって、もったいないゲームをしてしまったという印象です。
――監督が「奪ってからのクオリティをもっと高めていく必要がある」と話していました
間違いないですね。相手がシンプルな戦い方をしてくる中でも、自分たちはもっとクオリティを追求したサッカーをしなければいけません。もっとできた、もっとやれたと感じてしまう、もったいない試合をしてしまいました。
――残り9試合に向けた思いを
町田に負けたあと、もっともっと成長しないといけないという気持ちを強くして、成長した先で新しい景色を観よう、もっと強いチームになろうという思いで取り組んできました。まだまだ個人個人の、こういうゲームでこうしようああしようというアイデアがまだまだ足りないし、もっともっと求めてやらなければいけないなと改めて思いました。それは次の練習から自分が強く求めていきたいです。試合後も色々な人と話しましたけど、僕たちは上がらないといけないですし、J1に上がってどうかというところなので、もっと積み上げていかなければいけないことがたくさんあります。時間もない、でも勝たないといけない、というのは難しいことではありますが、やるべきことは各々がしっかり取り組んで、チームに還元していくことが大事だと感じています。自分はそこに矢印を向けてやっていきたいです。
――球際のバトルについて今日はいかがでしたか?
もちろん今日のような相手に対してそこで負けてはいけないということは、横さん(横内監督)から強く言われていました。もちろんそこは凄く成長した部分ではあると思います。ただ、そのあとにどれだけイメージを持てるかだと。もっともっと近くの選手の動きをイメージして、スピード感やサポートの速さ、質を上げていかなくてはいけません。J1で戦うには、そこはまだまだ乏しいと感じています。クオリティももちろん大事ですが、それを助けられるような2人目や3人目の動きやアイデアなどをもう少し高めていきたいと思います。
――タフな試合になりましたが、前半から試合を振り返って
秋田さんがああいう感じでサッカーをしてくるのは分かっていたことなので、前半は0-0でしたが今日は雨が降ったこともあり、思った以上にボールを繋げたと思うので、もっと勇気を持ってトライしてもっと自分たちの時間を作らなくてはいけなかったのかなと感じています。もっと自分たちのサッカーができたら良かったのですが、相手に合わせてしまうところが多かったのかなと思います。
――ご自身のプレーについて
センターバックがボールを持ったときにもっとボールを受けて前を向いて縦に刺すといったプレーができれば良かったのですが、前半は特にリカ(リカルド グラッサ)とかがボールを持ったときに良い感じで受けることができずそこから蹴ってしまうことが多かったと感じています。もっとボランチのところで顔を出して受けて前を向いて、という感じでリズムを作ることができたら良かったと思います。
――この勝点1に繋げるために
苦しい中でもコタ(藤川虎太朗)が点を取ってくれて勝点1を得たので、これを繋げるためにも次はホームですし、必ず勝って繋がるように頑張ります。
――ラストプレーでビッグチャンスが訪れました
あれを決めるか決めないかで昇格が決まると思いますし、シーズンの最後に、あのシュートが決まっていたらと後悔が残るプレーになってしまうかもしれません。ああいうところで決めきれないというのはもの凄く不甲斐ないですし、申し訳ない気持ちです。
――シュートの感覚的にはどのような感じでしたか?
来たと思ったのですが、カバーが目に入って、まっすぐ打ったら当たるかなと思ったので、ちょっとずらさないといけないなと思って隅を狙ったら枠外に行ってしまいました。
――前節の千葉戦もそうでしたが、良いところに入って行けているということはポジティブに捉えられるのでは?
そうかもしれませんが、それがゴールに繋がらないと今後上に行ったときに通用しないと思います。ああいう一つひとつの最後の勝負を分ける場面というのはもっと集中して、こだわってやっていかなくてはいけません。
――試合の総括
選手を信じて応援していただいている皆様、心から感謝しております。ゴール前は、隙を見せたら魔物が入ってくる。以上です。