2023年 試合速報

明治安田J2 第1節 vs. ファジアーノ岡山

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 敗
2 得点
3 失点

2
  • 0
  • 2

  • 2
  • 1

3
okayama
okayama

1 勝
3 得点
2 失点
勝点 3

前半
26分
櫻川 ソロモン
31分
坂本 一彩
37分
ステファン ムーク
杉本 健勇
47分
ハーフタイム 後半
針谷 岳晃
遠藤 保仁
大津 祐樹
ドゥドゥ
1分
9分
佐野 航大
17分
ステファン ムーク
田部井 涼
松本 昌也
松原 后
杉本 健勇
後藤 啓介
19分
34分
田中 雄大
木村 太哉
坂本 一彩
ハン イグォン
ジャーメイン 良
金子 翔太
40分
43分
佐野 航大
高木 友也
鈴木 喜丈
本山 遥
後藤 啓介
44分
後藤 啓介
47分
山本 康裕
49分
81
梶川 裕嗣
6
伊藤 槙人
14
松本 昌也
17
鈴木 雄斗
36
リカルド グラッサ
10
山田 大記
18
ジャーメイン 良
23
山本 康裕
34
針谷 岳晃
77
大津 祐樹
9
杉本 健勇
SUB
21
三浦 龍輝
4
松原 后
15
鈴木 海音
33
ドゥドゥ
40
金子 翔太
50
遠藤 保仁
42
後藤 啓介
監督
横内 昭展
21
山田 大樹
5
柳 育崇
16
河野 諒祐
23
ヨルディ バイス
43
鈴木 喜丈
6
輪笠 祐士
8
ステファン ムーク
14
田中 雄大
22
佐野 航大
18
櫻川 ソロモン
48
坂本 一彩
SUB
13
金山 隼樹
2
高木 友也
15
本山 遥
19
木村 太哉
41
田部井 涼
44
仙波 大志
9
ハン イグォン
監督
木山 隆之

10,737
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 2/18(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 臼井 郁夫 川俣 秀
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 松井 健太郎 内山 翔太
気温 湿度 第4の審判員 記録員
16.9度 20% 竹田 明弘 鈴木 良規
9 シュート 8
11 ゴールキック 11
8 コーナーキック 6
10 直接FK 8
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 0

J1への復帰と、そこで戦う基盤作りを目標に掲げたジュビロの2023シーズンがいよいよ開幕。今日はヤマハスタジアムにファジアーノ岡山を迎えて、勝利を目指す。

今シーズン、ジュビロはサンフレッチェ広島やカタールW杯を戦った日本代表のコーチを務めるなど、豊富な実績と経験を持つ横内昭展監督を招聘。新監督のもと、チームは現状の課題と向き合いながら、一歩ずつ着実に階段を登ってきた。特に走力や1対1の局面でのバトル、攻守の切り替えやパススピード、判断スピードといった強さと速さは徹底的に鍛え上げてきた部分だ。今日も攻守両面でプレシーズン期間積み上げてきたものの成果を示し、勝利に結び付けていきたい。

注目のスターティングイレブンは、GKに梶川裕嗣、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松本昌也、MFに針谷岳晃、山本康裕、ジャーメイン良、山田大記、大津祐樹、FWに杉本健勇。リザーブには、三浦龍輝、松原后、鈴木海音、遠藤保仁、ドゥドゥ、金子翔太、後藤啓介が入った。
ギラヴァンツ北九州への育成型期限付き移籍を経て今シーズン復帰した針谷は、ジュビロで初の開幕スタメン。広い視野を活かした多彩なパスはもちろん、「走る姿、戦う姿を見て欲しい」と意気込みを語る。また、ベンチには今年U-18からトップチームへの昇格を果たした後藤が入った。積極的な裏への抜け出しや高さを駆使したプレーなど、ゴールへと向かう姿勢が魅力の17歳の出番も楽しみにしたい。

対する岡山は、昨シーズンクラブ史上最高のJ2リーグ3位という成績を残した。チームの得点源として活躍したチアゴや、守備の要でもあるバイスら核となるプレーヤーは今年も健在。手強い相手であることは間違いないが、ジュビロとしては「走る、戦うというところで相手を上回る」(山田)ことで3ポイントを手にするつもりだ。

キックオフはこのあと14:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。今シーズンより、マスク着用した上で全席での声出し応援が可能に。ジュビロサポーターの声も大きな力に変えて、最後まで一丸となって戦い抜く。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まず前半の入り自体は悪くなかったのですが、少しイージーなミスから相手に持たれる時間が多くなって、そこから失点もして、前半は完全に岡山のペースに乗ってしまったなという印象です。後半は選手たちにも「取りに行くぞ」というところで、下を向かずに取りに行ったのですが、カウンターから失点してしまって、0-3という少し希望が無いと思われがちな点差にはなってしまいました。ただ、諦めずに選手たちが最後まで戦ってくれたというところは、凄く評価しています。

――このゲームを迎える上で、先発メンバーも悩まれたと思いますが、どういう基準で決断しましたか?
ここまでの鹿児島キャンプや磐田での練習を通して、しっかり我々に見せてくれた選手です。もちろんほとんどの選手が見せてくれているのですが、その中でも今日スタメンとして起用した選手たちは、このメンバーでいけると僕が判断して決断をしました。

――そこは積み上げてきた強度の部分も基準になりましたか?
そこだけではありませんが、もちろんそれも基準の一つだと思っています。

――そういった強度の面に関しては、前半相手に上回られ始めてから少し苦しくなった印象です。積み上げてきたものへの評価について教えてください
おっしゃった通り、岡山は昨年セカンドボールの相手陣内での回収率が1位だったと思うのですが、そういう相手に対して我々は上回っていこうという話をしてきました。トレーニングから、そういうところをもっともっと強くしていこうということも言ってきたのですが、ただ現実は岡山さんに上回られたなという試合で、そこからストロングを出させてしまったなというのが率直な感想です。

――今日2ゴールをマークした17歳の後藤選手の評価を
彼も含め選手全員ですが、トップチームに来た時点で年齢はあまり関係無くて、彼自身もやはり今日の出場時間は、自分でアピールして自分で掴み取った時間だったと思います。年齢は若いですが、十分に我々の戦力になる選手の1人ですし、今後もっともっと成長してくれると思っています。

――2020年2月以来、3年ぶりの声出し応援でした
僕自身、本当に今日凄く背中を押されましたし、あの声援が無ければひょっとしたら2得点は生まれていなかったのかなという風にも思います。僕たちにとって、どれだけそのことが重要なのかということを、今日改めて感じました。

――後半から遠藤選手をピッチに送り出した理由を教えてください
やはり、前半はボールをもう少し動かしたかったというところで、少し針谷の良さが出ていなくて。そういう意味でも、もっと動かしたいというところで遠藤を入れました。

――ボールを動かせなかった要因について
本人ともまだしっかり話していないので分かりませんし、色々な要因があったと思いますが、本来の凄く良い縦パスだったり、もう少しテンポ良くボールに関われるポジションというのが少し今日は出せなかったかなと思っています。

――一体感を持って戦いたいとおっしゃっていましたが、今日の選手たちはいかがでしたか?
0-3のスコアから、バラバラになってもおかしくない状況だったと思うのですが、そこを本当にこらえて我慢して戦って、さらに得点を奪いに行くという姿勢をチームで見せてくれたというのは、僕は凄く評価しています。それが一体感という言葉で表せられるかどうか分かりませんし、この1試合で表すのはどうかなと思いますが、少なからずチームとして戦えたかなと思っています。

――次節への課題を教えてください
我々のやりたいサッカーは、ボールをもっと自分たちで長く握りたいと。そこにはミスは起こると思いますが、それを恐れずに続けて、次節はもう少し前半からやりたいなと思っています。詳しいところは映像などでチェックします。

――岡山のシステムについてどう見ていましたか?
そういった情報は僕らも持っていますし、選手にももちろん伝えています。自分たちが多少ボールを握れたら、相手にとってミスマッチが起きてくる、というところを突きたかったと。ただ、そういう意味では前半はそこを上手く使われて、少し間延びさせられたところをターゲットに入れられてセカンドボールを拾われて、という岡山のストロングを出させてしまったなと思います。後半に関しては、多少我々がやろうとするところは出たかなと思いますし、形的に起きるミスマッチは、我々の方が上手く突けたかなと思っています。ただもう少し、例えばゴールに近いところにパスを出せたとか、クロスを入れられたかなというシーンはあったかなと。少し手数をかけすぎたというところもあったのかなと感じています。

――今日メンバーに入らなかった選手たちも、やってやろうという気持ちになっていると思います。そのパワーも受けて、どう次に向かっていきたいですか?
今日メンバーに入れなかった選手が数名いますが、その選手たちを含めてチームだと思っています。選手もそれを凄く理解してくれて、今日の朝も練習してきましたが、誰一人抜いてやってる選手はいなかったです。なので、僕はそういうパワーを今後も期待して、ポジションを掴み取って欲しいなと思います。

――改めて、今日2得点を決めた後藤選手の強みを教えてください
皆さんもう彼のプレーはご存知だと思いますが、まずはしっかり前線でターゲットになれると。ターゲットだけでなく、背後への抜け出しだったりとか、凄くサイズがあって技術的にも非常に高い選手だと思っています。ただ、強さだったりとか、相手との駆け引きなど、そういうところはまだまだ成長していかないといけないとは思いますが、タレントとしては非常に良いものを持っていると僕らは思っています。

松原 后 選手

松原 后 ――途中出場ながら存在感を見せました
先発でプレーできなかったことは残念ですが、自分がピッチでプレーすることで(チームが)できることは増やせると思っています。ドリブルもそうですし、クロスでも全部良いボールを上げるんだという気持ちでプレーしていました。

――1点目のシーンは、後藤選手が松原選手に「あそこに走り込め」と言われたと話していました
今年の始めの頃は、後藤がクロスに対してボールを待ってしまったり、僕がクロスを上げた時に入り方をあまり分かっていなかったのですが、点を取れるポジションに動くというのは、ゴール前にスプリントで走り込んでいくというところだと思うので、自分があそこで持ったらキーパーとディフェンスラインの間に速いクロスを上げるから絶対走り込めと練習から言っていました。それが今日出せたので、そこは最低限プラスだったかなと思います。

――あの得点で試合の流れが大きく変わりました
2点目も自分が仕掛けてコーナーを取ってというところからでした。そういう仕掛けるプレーが自分たちに足りないと思っています。ボールを受けるのを怖がったり、仕掛ける姿勢が無いと相手に「いけるな」と思わせてしまうし、そういったプレーを岡山はリスクを負ってやっていました。もっともっと仕掛ける姿勢を出さないといけないと思います。

――昨年の古川選手へのアシストに続く、ルーキーへのアシストでした
彼らはまだ経験が浅い選手たちですし、才能ある選手を伸ばす手助けをしなければいけないと思うので、コミュニケーションを取ることで彼らも活き活きしてプレーできると思いますし、そういうところを擦り合わせていけたらなと思っています。彼らにアドバイスをすることで、今日のようなアシストをして、自分も活きる。(古川)陽介の時もそうでしたが、そういう相乗効果をもっと生み出していきたいなと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 ――今日の試合を振り返って
キャンプからやってきたこと、特に戦う部分というところで1失点目の後に少し緩くなってしまったのが、チームとして問題だったと思います。組織のオーガナイズのところでも、ラインをどこにセットしてコンパクトさを作るのかということと、横のコンパクトさというか、ズレのところもいくつか問題点があったので、そういったことはこれからしっかり意識して改善していけるところだと思うので、色々な課題が出た試合だったかなと思います。

――どんなところを修正して後半に臨みましたか?
守備のコンパクトさをしっかり作るというところと、もう1回セカンドボールなりボールへの集まりが前半の相手に主導権を握られた要因だったので、そこのところは監督からも話がありましたし、自分たちでも修正していこうという話はしていました。

――追い上げムードを作れた要因は?
点のところは結果的に(後藤)啓介が取りましたけど、ヤットさん(遠藤)が入って、だいぶボールの出し入れのところ、サイドで数的優位を作るところも、直接的ではないですけど作れるようになりました。また前半と比べてセンターバックが良い状態でボールを持てるようになったり、サイドバックが高い位置を取れるようになったのが攻撃のスタートのところで前半と後半の大きな違いです。結果的には最後啓介がもちろんJリーグでいうとデビュー戦だったので、素晴らしい活躍を見せてくれましたけど、チームとしてはそこが大きく変わったかなと思います。

――ヤマハスタジアムでは3年ぶりの声出し応援でしたが、どう感じましたか?
もちろん嬉しかったですし、皆さん素晴らしい声援を送ってくれたので、こういう結果になってしまい凄く残念だなというのが正直なところです。あとは単純に「なかなか声が通らないな」という感覚が久しぶりで、思っていた以上に通らなかったりもしたので、久しぶりにこういう感覚の中でプレーできて、凄く嬉しいというか幸せな時間でした。

――チームは発展途上の段階にあると思いますが、次戦に向けた修正点は?
まずは横内さんがベースと言っている強度のところ、戦う部分のところ、今日で言うとセカンドボールへの反応。その辺りは以前からしっかり取り組んできているところなので、先ほども話しましたが、そこが出せなかったのが本当に残念です。選手たちでも意識しようと言っていたのに、「どうして緩い時間ができてしまうんだろうね」と先ほども話していたのですが、そこはやっぱりしっかり修正しなければいけないなと。オーガナイズのところは着手し始めたところなので、これから意識していけばどんどん良くなってくると思います。失点のところは数的不利になってしまっていることが気になるところではあるので、そこをどういう風に修正するか。守備は本来ゴール前では余らせたいくらいなのにフリーになってしまっているところは、映像を見なければいけないですけど、オーガナイズも修正して上積みしていけたら良いなと思います。ただ、今まで取り組んできたことが出せなかったというのが本当に大きな反省点なので、こういった試合を繰り返さないように、戦う部分というのはやはり今日のレベルではまだまだ不十分ですし、もう1個上げた状態をベースにして基準にしないといけないと思うので、そこはしっかり選手たちでも話し合いながらやっていきたいと思います。

針谷 岳晃 選手

針谷 岳晃 ――ジュビロでは初めての開幕スタメンでした
今年にかける思いは凄く強かったですし、ここまで自信を持ってできていました。緊張はしましたが、入ったらそんなに緊張も無くプレーすることができました。

――自身のプレーを振り返って
入りで球際などはバチッといけましたし、ミスも少なくプレーできたと思いますが、チームの状態があまり良くない時間帯にもっと自分で何とかすることができたのではないかなと。まだまだ自分の力が足りないなと感じています。

――今日どのような役割を担ってピッチに立ちましたか?
周りの選手を助けるということを凄く意識したのですが、公式戦の硬さというのは多分みんなあったと思います。もっともっと主張して助けることができたら良いなと感じましたし、その目標は達成できなかったので、今日は悔いが残ります。

――試合の入り自体は悪くなかったのでは?
そうですね。相手コートでサッカーができていましたし、個人的にもミスは少なくできたので、あのまま続けていけたら結果は変わっていたのかなと思います。

――次節に向けての課題は?
崩しからの得点というのを増やさないといけないですし、個人的にももっともっと前出て行きたいと思っています。

後藤 啓介 選手

後藤 啓介 ――まずは今日の結果を受けて、率直な感想を教えてください
勝ちたかった、それだけです。

――1点目は松原選手の速いグラウンダーのクロスからの得点でした
(松原)后君からは、あそこに入って来いというのは練習から何回も何回も言われていました。后君の持ち方的にもファーは無いと思って、あそこに信じて走っていたらボールが来たので、あとは流し込むだけでした。もちろん嬉しかったですけど、負けていたので早くボールを取ってリスタートしなければ、という気持ちが強かったです。

――2点目は遠藤選手のクロスからの得点でした
コーナーの流れだったと思うのですが、ヤットさん(遠藤)なら良いボールが来ると思っていたので、ちょっと前にスペースを空けて、信じて走っていたら良いボールが来て、あとは当てるだけでした。

――スタジアムも沸いていましたが、声援はどのように感じましたか?
自分も5年前までは声援をする側で、めちゃくちゃ声を出して応援していたんですけど、今日はピッチの中から自分が歌っていたチャントを聞けて感慨深いものがありましたし、自分が2点目を決めたときのあの盛り上がりは、もっといけるぞという雰囲気になったと思うので、サポーターの声援には感謝しています。

――サポーターを何度も煽っている姿が印象的でした
スタジアムの雰囲気が変われば相手としても嫌だと思いますし、チームとしても勢いが乗ると思ったので、もっともっとと煽りました。1点目が決まったときに煽ったら2点目がすぐ入って、3点目を取れれば良かったんですけど、そこはまだ課題というか追い付けなかったのは力不足です。

――記念すべき1試合になったかと思いますが、後藤選手自身は今日の試合をどのようにとらえていますか?
まだ始まったばかりでルヴァンも天皇杯もあって多くの試合があるので、開幕戦は凄く大事ですけど、まだ42試合の1試合が終わっただけなので、ここからは課題をどんどん修正して勝点を積み上げていけたらなと思います。

――点を取る予感はありましたか?
周りの人に聞いて貰えば分かるのですが、バスの中でも、昨日も、「俺は明日点を取れるから」と言っていました。自分は初戦だったり、決勝は強いメンタリティを持ってプレーしていて、いつも初戦と決勝は点を決めているので、今日もやれるなと思っていました。

――次節に向けて意気込みをお願いします
得点を取れたら1番ですけど、得点以外の部分で守備で戻ったり、前からのハードワークだったり、起点になったりするプレーは求められているので、そこは徹底してやることと、チャンスがあったら決め切る力を付けて、次も点を取れたらなと思います。

遠藤 保仁 選手

遠藤 保仁 ――後半からの出場でしたが、どのようなことを意識してピッチに入りましたか?
0-2で負けていたので、リズムもあまり良くなかったですし、できれば早い時間帯に自分たちのリズムを取り戻しながらも先に1点取れたら、という気持ちで試合に入りました。

――リズムが悪かった要因はどのように感じていましたか?
相手も元気でプレスが多少前に前にという感じで来てたと思うので、後ろの選手はそんなにリスクを負わずにやりたいと思っていたでしょうし、前の選手はできれば繋ぎながらと考えていたと思うので、そこでちょっと中途半端になってしまったというか、蹴るのか繋ぐのかという状況だったのかなと。ただ、ミスを恐れず怖がらずに繋げば良かったと思いますし、蹴るなら蹴るでセカンドボールなり、そういうものを拾いながらリズムを作っていけたら良かったかなと思います。ただ、前半リズムが悪くても失点しなければ何の問題もなかったですし、1点目はセットプレーからなので、こういう試合で先にセットプレーなどでやられるのは今後避けていきたいなと思います。

――2点目のアシストの場面について
前半セットプレーもほとんど無かった中で、後半はより多くのコーナーキックもありましたし、どこかで1点取れればという感じで入っていました。良いゴールだったと思いますし、シーズンを通してセットプレーからたくさん点が取れるように、キッカーの方は良いボールが蹴れるように、練習から準備していきたいと思います。

――ルーキーの後藤選手が2得点という活躍でした
チャンスをしっかりものにしたと思いますが、フィールドに入ればルーキーだとか年齢は関係ないです。ただフォワードがああやって点を取るというのは良いことだと思いますし、彼もこれから将来ある選手なので、プロとしての良いスタートが切れたんじゃないかなと思います。

ファジアーノ岡山 木山 隆之監督
 

――試合の総括
プレシーズン、全員で準備をしてきた中で、昨年までJ1で戦ってきたジュビロさんに対してしっかりアウェイですけど、どれだけ自分たちのプレー、パフォーマンスが出せるかということをみんなで考えながらチャレンジしていこうという話で選手たちを送り出しました。前半、立ち上がりは少しジュビロさんの力に押されて守る時間もありましたけど、ある程度そこを乗り切ってからは、自分たちのペースでボールも握れましたし、プレスもかけていけましたし、自分たちのプレーができた前半だったかなと。その中で2点取れて、良い形で試合を進められました。後半、ジュビロさんの方も少し人を入れ替えて立ち位置も流動的になって、相手の方にペースがいくかなというところでも、先に点が取れたので、そこは凄く良かったなと思うのですが、やはり最後のゲームの閉め方、もちろん力があるということを差し引いても、もう少ししっかり守りたかったと言いますか、守ることと同時にもう少し人が変わっても自分たちのプレーを続けて、あそこからボールを相手コートにしっかり運んでいくということができれば何も言うことは無かったのですが、そこは課題だなと思いました。ただ、アウェイの試合でジュビロさん相手に開幕戦取れたのは非常に自信になりますし、今度はホームでエスパルスさんですが、しっかり立ち向かっていけるように頑張っていきたいと思います。