2022年 試合速報

明治安田J1 第28節 vs. 柏レイソル

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

5 勝
8 分
14 敗
25 得点
45 失点
勝点 23

2
  • 0
  • 2

  • 2
  • 0

2
kashiwa
kashiwa

13 勝
5 分
10 敗
39 得点
35 失点
勝点 44

前半
23分
ドウグラス
47分
武藤 雄樹
ハーフタイム 後半
大森 晃太郎
大津 祐樹
1分
大井 健太郎
吉長 真優
ジャーメイン 良
金子 翔太
19分
21分
ドウグラス
細谷 真大
杉本 健勇
ファビアン ゴンザレス
24分
吉長 真優
28分
29分
武藤 雄樹
小屋松 知哉
ファビアン ゴンザレス
32分
35分
マテウス サヴィオ
アンジェロッティ
21
三浦 龍輝
2
山本 義道
3
大井 健太郎
6
伊藤 槙人
7
上原 力也
14
松本 昌也
17
鈴木 雄斗
50
遠藤 保仁
8
大森 晃太郎
9
杉本 健勇
18
ジャーメイン 良
SUB
24
梶川 裕嗣
23
山本 康裕
27
吉長 真優
32
黒川 淳史
11
大津 祐樹
29
ファビアン ゴンザレス
40
金子 翔太
監督
渋谷 洋樹
21
佐々木 雅士
4
古賀 太陽
15
染谷 悠太
24
川口 尚紀
25
大南 拓磨
32
田中 隼人
6
椎橋 慧也
10
マテウス サヴィオ
22
ドッジ
9
武藤 雄樹
49
ドウグラス
SUB
31
守田 達弥
13
北爪 健吾
34
土屋 巧
29
アンジェロッティ
30
加藤 匠人
14
小屋松 知哉
19
細谷 真大
監督
ネルシーニョ

9,183
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパ 9/3(土) 18:30
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 小花 浩司 池内 明彦
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 山内 宏志 赤阪 修
気温 湿度 第4の審判員 記録員
26.6度 66% 竹田 明弘 鈴木 良規
13 シュート 10
5 ゴールキック 7
7 コーナーキック 3
9 直接FK 17
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

「一つひとつのプレーにこだわり、決して妥協しないこと」をテーマに、チームはこの2週間ハードなトレーニングを積んできた。リーグ戦は残り8試合だが、目の前の一戦一戦に全てを注ぎ、勝利を掴み取る覚悟だ。

今日の柏レイソル戦のスターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFは山本義道、大井健太郎、伊藤槙人。MFは上原力也、松本昌也、鈴木雄斗、遠藤保仁。FWは大森晃太郎、杉本健勇、ジャーメイン良。ベンチには攻撃的な選手が多く控えている。
前節の名古屋グランパス戦でも選手たちは果敢にゴールへと迫ったが、最後まで相手を崩し切ることができなかった。得点力という課題を踏まえ、この中断期間は「いかに相手の嫌なところに入って行くか」(渋谷監督)ということにフォーカスし、チーム全体の連係面を高めてきた。今日はそうした成果をゴールという形で示してくれるはずだ。

対する柏は現在5位と充実したシーズンを過ごしている。ここ3試合は1分2敗と思うような結果を残すことができていないが、個々の守備力に加えて、勝負強さも持ち合わせており、強敵であることは間違いない。ただ、「相手に対してどう戦うかということ以上に、自分たちのレベルを上げていくことに着眼点を持って、最後まで粘り強く戦いたい」と渋谷監督が言うように、選手たちは球際の局面やキックの質、オフザボールでの献身的な走りなど、相手以上に“闘う”姿勢を貫くことで、勝点3を手繰り寄せるつもりだ。

キックオフはこのあと18:30。エコパスタジアム周辺の天候は晴れ。昨日は豪雨に見舞われた静岡県西部地域だが、今日は秋の気配を感じさせるような青空が広がっている。苦しいときも選手たちにパワーを送ってくれるジュビロサポーターへの感謝の思いを、選手たちは勝利という形で示す。

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渋谷 洋樹 監督

――ハーフタイムコメント
・守備のとき集中力を切らさない
・クロスの対応をしっかりすること
・ハードワークを継続すること
・ゴール前にどんどんボールを入れていこう

――試合の総括
名古屋で残念ながら敗れてからの2週間、選手たちはこの1試合、今日の柏戦に懸けてゲームに臨みました。試合に出場している選手、サブの選手、出場していない選手も含めて、凄く良い準備をしてくれました。残念ながら前半は今まで同様にクロスのところで失点してしまい、その反省点は改善しなければいけないと思います。特に2点目は、相手がクイックでゴールキックを蹴ったところへの対応が遅れてしまったことも含めて、まだまだ集中力が足りないなと感じています。ただ後半、そのままずるずるとゲームを進めてしまうのではなく、選手たちは粘り強く準備してきたことを続けてくれました。2点を取りましたが、2-2という結果は非常に悔しいですし、残念に思います。今日もファン・サポーターの方々がたくさん来ていただいたにも関わらず、勝利を届けられなかったことは非常に申し訳なく思っています、今日の勝点1がどんな意味になるかはわかりませんが、なんとかこの勝点1が意味のある勝点1になるように、これからの7試合に向けて、そして次の札幌戦に向けて、また明日から準備していきたいと思います。

――選手交代で試合の流れが変わった印象です。途中出場の選手たちにどんな意識を持たせたのでしょうか?
これまでの試合でも途中出場で結果を出してきた選手たちはいましたし、彼らは先発した選手たちと実力的に変わらない選手たちです。ただ0-2からどうやって巻き返していくかということを考えると、パワーを持って、前線に多くボールを入れ込んでいくことが、ゴールには一番近いのかなと思いました。選手たちにはそういう意識を持たせてゲームに入りましたし、後半も変わらずその部分を意識させてプレーさせました。

――ホーム・サガン鳥栖戦以来の複数得点ですが、2点取れたということはチームにとってどんな意味を持つと思いますか?
2点取れたということよりも、勝点1しか取れなかったゲームになってしまったことに目を向けなければいけません。残留争いの中では勝点3というものが絶対に必要です。昨日は札幌が勝利し、平日ナイターでもガンバ大阪が勝ったりと、残留を争うチームがしっかりと勝点3を取っている中で、我々も勝点3を取らなければいけないゲームでした。ただ、複数得点というよりは、私が準備してきたプレーモデルが少し出たのかなと思うので、そこに関しては次に繋がっていくのかなと。選手たちがどう感じたかはわかりませんが、そういう部分が次に繋がれば良いかなと思います。順位を上げていくためには複数得点というよりも、1-0でも良いから無失点に抑えて勝つことが必要です。それでも、今日は2点とも崩すというより意識を前に持っていたことが得点に繋がったので、その部分に関してはポジティブにとらえています。複数得点を毎回できるように、あとは後ろがしっかりと隙の無い戦いをしなければいけないということを肝に銘じて、もがき苦しんでいる状況ではありますが、やることはやるということを、もう一度みんなで共通意識を持って試合に挑みたいと思います。

――ここまでは決定力不足というよりも決定機不足といった状況でした。前への意識はこの2週間で取り組んだ成果なのでしょうか?
そうですね。後ろで安定させるという判断もありますが、それによって前に入れるチャンスを逃しているところも多々あったと思います。ボールを動かしているのは何のためか、前にボールを入れるためだよねということを、今までやってきたことにプラスして準備してきました。

――今日の試合で手応えを感じた部分はどんなところですか?
0-2になっても選手が粘り強く戦ってくれたことです。前節の名古屋戦でも、0-1になってから粘り強く戦えていたことは手応えとしてありました。0-2となれば、普通であれば得点を取り返すためにバランスを崩して厚みの無い攻撃をしてしまうのですが、厚みのある攻撃ができていた場面もあったので、そこの部分は凄く良かったと思います。選手に伝えたのはバランスと厚み。攻撃するのは大事だけど、人数をかけてバランスを崩して攻撃してカウンターを受けたシーンが名古屋戦ではあったので、そこの部分は選手たちが凄く意識を持ってくれました。セカンドボールを拾ったり、しっかりと切り替えて戻らなければいけない場所に戻れたのは次に繋がっていくのかなと思います。シュートチャンスがたくさんあった中で、最後決め切るということについては、ゴンさん(中山コーチ)や、西野コーチに託していますので、私はゲームの作りというか粘り強く戦うこと、複数得点でなくても1-0でも良いので、勝利に導くためのことを伝えてトレーニングしていきたいと思います。

――前半の失点について、どのように対処していきたいと考えていますか?
1失点目はレイソルさんのやりたいことをやられてしまいました。我々がやらなければいけないことが少し遅れてしまい、最後に失点してしまったという形です。レイソルさんがこの1年間、あそこのポジションを取ってから侵入してくることは分かっていたのに抑えられなかったということは、トレーニングやミーティングの中で私がもっと伝えなければいけなかったなと反省しています。2失点目についてはあの時間帯では、クリアしても良かったんじゃないかと思うところはあります。もちろん繋ぐという意識は良いと思いますが、割り切ってクリアをするところはクリアをすることも必要です。そういうところが失点にまだ繋がっています。もちろんボールを大事にするのは私自身も大好きです。ただ、なかなか周りが見えなかったときにはアバウトでも良いので、相手の背後に蹴ったり、相手に渡っても良いのでクリアする。時間帯も考慮して、もう少しゲームを読むというか、相手がどういう戦い方をするのか、今の時間帯は、今の得点差は、といったゲームを読むというところを選手たちに伝えていかなければいけないと思っています。複数得点を取ったのに勝てなかったということに私自身も、選手達もしっかりと向き合って改善していきたいと思います。

上原 力也 選手

上原 力也 ――試合を振り返って
また前半に失点してしまい、難しい試合に自分たちでしてしまいました。そこからパワーを出して全員で同点に追い付けたことは良かったですが、勝利できなかった悔しさが大きいです。

――ファビアン選手のゴールをアシストしたパスは素晴らしいボールでした
ボールを奪って、まずはラッソ(ファビアン ゴンザレス)を見ることを考えていましたし、ラッソは背後の動きやスピード、パワーがある選手です。あの場面も背後のパスを意識して出しました。

――同点ゴールが生まれたシーンについて、相手の速攻を防いだところから始まりました
しっかりと帰陣するときは全員で戻らなくてはいけないですし、そこから出て行くパワーというのは、もっと一人ひとりが出していかなくてはいけないと思っています。

――こういった試合を勝点3に繋げていくために必要なことは?
今日は2点取りましたが、ここ最近は無得点の試合が続いていました。点を取るために全員がパワーを出していかなくてはいけないと思っています。また、立ち上がりや前半の終了間際など、そういう時間帯の失点が本当に多いですし、今日の2点も防げた失点だったと思っています。そこは反省しなければいけないですし、守備の意識というのはもっともっと突き詰めていくことと、そうした失点を無くしていくことが大事です。

吉長 真優 選手

吉長 真優 ――J1初ゴールが決まりましたが、チームに勢いをもたらすゴールになったのでは?
外から見ていて、何とか流れを変えたいという気持ちがありました。チーム状況的にもなかなか点を決めることができていなかったので、とにかく決めようと思って、あの場面は考えずに足を振りました。(金子)翔太君が良い落としをしてくれましたし、自分は前向きだったので思い切り振るだけでした。

――貴重な勝点1に繋がりました
勝てなかったことは本当に悔しいですが、この勝点1を次に繋げて、1試合1試合勝っていきたいと思います。

――あの場面で思い切ってシュートを打つという決断ができた理由は?
練習からも凄く言われていましたし、シュートを打たなければゴールは決まらないので、足を振るということは本当に意識していました。ハーフタイムにもどんどん打っていこうとみんなで声を掛け合っていました。

――その後も三浦選手からの斜めのフィードを受けて抜け出す場面がありました
あそこは倒れてしまうのではなく、もう一つ中に入って自分で行けたら良かったと思いました。そういう部分はこれからの課題として、意識していきたいです。

――改めて、J1初ゴールを決めた率直な感想を
本当に、やっと1点目だなということを決まったあとにすぐ思いました。やっと1歩を踏み出せたのかなと思います。

――スタジアムの雰囲気や空気はどう感じていましたか?
凄く不思議で、感じたことが無い感覚でした。

――打った瞬間、ボールの軌道は見えていましたか?
自分の足に当たった感覚が無いくらいミートして、打った瞬間に入っていたというイメージです。軌道は正直全く見えていませんでした。

ファビアン ゴンザレス 選手

ファビアン ゴンザレス ――劣勢の状況でピッチに入りましたが、監督からの指示は?
特に相手のディフェンスラインの裏を狙って行こうというメッセージを受けて、ピッチに入りました。

――狙い通りのゴールでした
チームとして良い形でボールを奪ったところから、(上原)力也が素晴らしいボールを出してくれました。上手くコントロールできたので、自分は冷静にGKをかわしてゴールを決めることができました。

――ゴール前で落ち着いていましたね
ストライカーというのは、ああいうところで冷静でなくてはいけないと思っていますし、あの場面は上手くかわして決めることができて良かったです。

――残り7試合に向けて
怪我明けから自分のプレーリズムを取り戻すのに時間がかかってしまったのですが、コンディションは上がってきていると感じています。監督の期待にこれから応え続けたいと思います。日々しっかりと準備をしてチームのために戦いたいですし、その上で自分がゴールを決めてチームに勝利をもたらすことができれば最高です。

柏レイソル ネルシーニョ監督
 

――ハーフタイムコメント
・自分たちがやるべきこと、後半も続けていこう
・消耗戦になる。無駄に走らされないこと
・不用意なファウルはしないこと

――試合の総括
前半の我々の戦いは、攻守において非常に安定していました。攻撃的なサッカーを展開し、守備は相手のストロングを消しながら良い守備ができていました。現に2点リードしていました。ただ後半に入ってから我々は前線のアタッカー2枚を変える必要がありました。2人とも怪我から戻って間もないこともあり、コンディションに懸念がありました。実戦の中でコンディションを上向きに持ってきている2人なので、そこが変わったこと、あとはゲーム状況が相手にとっては2点先制されて負けている状況でしたので、相手も後半に入って勢い付いて、結果的に後半は相手の方が支配する時間が長かったのではないかと思います。結果的に得点を許してしまい、引き分けという形になってしまいました。