2022年 試合速報

明治安田J1 第17節 vs. サガン鳥栖

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

4 勝
6 分
7 敗
21 得点
26 失点
勝点 18

3
  • 3
  • 0

  • 0
  • 1

1
sagan
sagan

5 勝
9 分
3 敗
22 得点
19 失点
勝点 24

前半
ファビアン ゴンザレス
8分
ファビアン ゴンザレス
13分
鹿沼 直生
27分
ハーフタイム 後半
1分
ファン ソッコ
中野 伸哉
堀米 勇輝
本田 風智
岩崎 悠人
垣田 裕暉
ファビアン ゴンザレス
2分
8分
宮代 大聖
遠藤 保仁
山本 康裕
大森 晃太郎
ジャーメイン 良
18分
福田 晃斗
菊地 泰智
24分
田代 雅也
ファビアン ゴンザレス
杉本 健勇
30分
小野 裕二
森谷 賢太郎
吉長 真優
大井 健太郎
上原 力也
金子 翔太
36分
21
三浦 龍輝
2
山本 義道
6
伊藤 槙人
14
松本 昌也
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
28
鹿沼 直生
50
遠藤 保仁
8
大森 晃太郎
27
吉長 真優
29
ファビアン ゴンザレス
SUB
24
梶川 裕嗣
3
大井 健太郎
23
山本 康裕
32
黒川 淳史
40
金子 翔太
9
杉本 健勇
18
ジャーメイン 良
監督
伊藤 彰
40
朴 一圭
5
ジエゴ
20
ファン ソッコ
30
田代 雅也
6
福田 晃斗
29
岩崎 悠人
37
小泉 慶
42
原田 亘
44
堀米 勇輝
10
小野 裕二
11
宮代 大聖
SUB
31
岡本 昌弘
13
中野 伸哉
8
本田 風智
23
菊地 泰智
27
相良 竜之介
47
森谷 賢太郎
19
垣田 裕暉
監督
川井 健太

8,163
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 6/18(土) 18:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 山本 好彦 西村 雄一
天候 試合時間 副審 副審
90分 川崎 秋仁 岩﨑 創一
気温 湿度 第4の審判員 記録員
23.1度 64% 鈴木 規志 植田 哲仁
5 シュート 5
9 ゴールキック 5
1 コーナーキック 6
12 直接FK 11
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0

2週間の中断期間を経てリーグ戦が再開。ジュビロはサガン鳥栖をホームに迎えて勝利を目指す。
チームはこの中断期間を通して、攻守の戦術面のすり合わせはもちろん、スプリント回数や走行距離にもこだわりながらハードなトレーニングを続けてきた。今日対戦する鳥栖はJ1屈指のプレー強度を誇るチームだが、「ハードワークをしてくる相手に対して、自分たちの技術力や走力、強度が上がったゲームができれば自信になる」と伊藤監督。「決して強度を落としてはいけないですし、相手の強みを受け入れるのではなく凌駕する、攻撃に行く気持ちというのは出していかなくてはいけないと思っています」と意気込みを語る。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝。最終ラインは、山本義道、伊藤槙人、リカルド グラッサ。ウイングは、松本昌也と、J1リーグ初スタメンとなる吉長真優。中盤には、鹿沼直生、遠藤保仁、上原力也、大森晃太郎が入り、最前線はファビアン ゴンザレスが務める布陣が予想される。
吉長は6月上旬の天皇杯・松本山雅FC戦でプロ初ゴールを決めるなど、充実したシーズンを過ごしている。プロ3年目の若きアタッカーのさらなる活躍に今日も注目だ。

対する鳥栖は昨年J1リーグ7位と躍進。さらに上位を目指す今シーズンは、川井健太監督を迎えてチームづくりを進めている。ここまで16試合を戦って、5勝9分2敗、勝点24を積み上げ8位。失点数も少なく安定した戦いを続けているが、ジュビロとしてはこの2週間、シーズン前半を戦って見えてきた課題と向き合い、克服とさらなるレベルアップに努めてきたその成果を、存分にピッチの上で示すことで勝利を手繰り寄せたい。

キックオフはこの後18:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は雨。湿度が高く、少し蒸し暑い。「凄く重要なゲームになる」と指揮官も言葉に力を込める再開初戦のホームゲーム。サポーターの心強い応援も力に変えて勝点3を積み上げることで、シーズン後半戦へと向かう自信をさらに深めて弾みをつけていきたい。

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伊藤 彰 監督

――ハーフタイムコメント
・バイタルエリアをボランチがしっかりケアをすること
・立ち上がり10分間しっかりプレッシャーをかけること
・クロスを有効的に狙っていこう

――試合の総括
まずは、ファン・サポーターの皆様方とこの喜びを一緒に味わえたことを本当に嬉しく思っています。
前半の入りからしっかりと前からアグレッシブに行くこと、前への意識を強く持ちましょうというところから、前半凄く良い入りをしてくれたと思います。1点目は相手にとっては色々不運だったかもしれませんが、そこをしっかり狙っていたこと、ラッソ(ファビアン)が最後ゴールに詰められたことは素晴らしかったと思います。その後も右サイドからのクロスで崩しながら得点することができました。我々がしっかりと作ってきたこと、フォーカスしてきたところで点が取れたので、それは選手がプランを遂行してくれた結果だと思いますし、前半3-0というゲームをしてくれたことは素晴らしかったなと思います。
ただ、後半に入って1点取られました。途中で少し受け身になってしまったこと、これは今後に向けて課題になってくると思いますし、前半3-0というスコアだからこそもっと気を引き締めて、失点をしないで我々がもう1点取りに行くという姿勢を後半の15分で見せなくてはいけません。これは選手たちも理解していると思います。次のゲームに向けて、もう一度気を引き締めてやっていかなくてはいけないと思っています。
リーグの中ではやはり連勝ができていません。次のゲームは王者川崎ですが、ホームで良いゲームをしましたしアウェイで一泡吹かせると言いますか、それくらい我々はチャレンジして良いゲームができる状況を作っていきたいなと思います。

――前への推進力を発揮した山本義道選手の評価を
センターバックから上がっていったところ、ここの運動量は素晴らしかったと思います。残り10分は足を攣ってしまいましたが、それまで自分の力を100パーセント出してくれたと思いますし、2点目を取れたこと、3点目を取れたこと、ここが右サイドの崩しからというのが今日のゲームの勝因だと思うので、今回の彼の役割と言いますか、彼の評価というのは素晴らしかったなと思っています。

――J1リーグ初先発の吉長選手の起用理由と評価を
天皇杯、ルヴァンカップに出場し、リーグ戦も途中からという試合が続いていました。凄く成長してきたと感じていますし、若手の中で成長している選手の一人だと思います。今日はリーグ戦初先発という中で、カップ戦と違う重圧があったと思いますが、落ち着いてゲームに入ってくれて、良いプレーをしてくれたのかなと思っています。もちろん、後半に入って少し我々の右サイドからやられたところがあったように、まだまだ足りない部分や隙、修正点もあります。ただ、この経験を次のゲームにしっかりと繋げてもらいたいと思います。まだまだ彼のサッカー人生は長いので、これをターニングポイントにして、強く速く、そしてチームの中心になれるように頑張ってほしいなと思っています。

――次節から後半戦が始まりますが、どんなテーマを持って戦っていきたいですか?
やるべきことはチーム全体として同じ絵を描きながら守備や攻撃をして、しっかりイニシアチブを取ってゲームをするということです。これは1年間を通して変わらずにしっかりやっていきたいと思います。苦しいときもあると思いますが、選手たちと歯を食いしばりながら積み上げていくことが重要になってくると思います。ブレること無く、そこにクオリティと強度を加えていく、ブラッシュアップしていくことが重要です。僕たちはもっとできると思うので、この勝ちを皮切りに自分たちもスタッフもチームも選手たちも一つになって、上を目指していきたいと思います。

――中断期間に準備してきたことの中で、今日の試合で一番評価している部分は?
2点目、3点目のところですね。後ろから湧き出るようにボール保持者に対して追い越していくことで得点に結び付きました。これは我々が前半戦で足りなかったことですが、それを思い切ってやり切ることができたと。それは今日だけではなくて天皇杯のメンバーが示してくれていたことですが、それをリーグ戦のメンバーも体現してくれたこと、チームとしてできたことが良かったと思います。

――リスタートの集中が素晴らしく、得点にも繋がりました
そこは我々の意識で変わってくるところだと思います。相手はクイックリスタートが多いチームということもあり、普段からやっていることをより一層意識することでリスタートのところの切り替えも速くなると思います。リスタートだけではなくチーム全体として切り替えの速さ、ポジショニングを取る速さは少しずつ積み上がってきていると思います。今日の試合の集中力は凄く高かったと思いますし、素晴らしかったと思います。

――守備面での人を捕まえる意識やバランスは中断期間の成果が出たのではないでしょうか?
そうですね。中央のゾーンでのプレッシャーを激しくすること、相手を掴みにいくこと、ラインをコントロールしてコンパクトにしたところからボールホルダーにプレッシャーをかけるところは、この中断期間に準備してきたことなので、その成果が出て選手たちには感謝しています。

山本 義道 選手

山本 義道 ――今日の試合で意識したことは?
2点目のシーンに繋がったオーバーラップというのは、中断期間の中で監督からも積極的にやっていこうと言われていたので、それが形として得点に結び付いたので良かったです。とにかく相手を押し込むために、自分が運動量を多くしてどんどんオーバーラップしていこうというのは試合前から思っていました。

――試合全体を振り返って
前半の3点が入るまでは相手にボールを持たれながらも自分たちのチャンスを決め切ることができましたし、やりたいことができていたのかなと思うのですが、特に後半は押し込まれるシーンも多くなって、自分たちが引いてしまって相手にゴール前で好きなようにプレーされてしまったので、そこはラインを上げるなどまだまだ改善が必要だと感じています。

――強度が高い相手とマッチアップし、感じた手応えはありますか?
そうした相手に対して、走り負けないということを大切に試合に入りました。やれた部分もありましたし、鳥栖さんの運動量で押し込まれるシーンも多く1失点はしてしまったのですが、最後まで粘り強い守備ができていたかなと思います。1失点した後も、これ以上は絶対にやらせないぞというのはみんなで声を掛け合っていました。

吉長 真優 選手

吉長 真優 ――リーグ戦初先発を知ったときの心境は?
自分が先発することを知ったのは前日の練習です。ルヴァンや天皇杯でも何試合かスタメンで出ていたので、そこまで緊張せずに入ることができました。

――試合を振り返って
攻撃の部分ではいくつか自分の良さが出せたと思っていますが、逆に守備の部分でまだまだ課題があるなと感じました。攻撃面では自分たちのボールが前向きに出たときの前へのスピードだったり、縦への推進力などは自分の良さが少し出せたかなと思います。守備のところでは、引いているときのポジショニングとか、プレスをかけるスピード、そういったところはまだまだ課題があると思っています。

――表情が自信に満ちているのではないでしょうか?
練習の中で、できることが少しずつ増えていくことで自信が付いてきていますし、それが試合でもできるようになるともっと自信になるので、そういうところをもっと試合で出せれば良いなと思います。

――伊藤監督が「中心選手になっていってほしい」と話されていました
チャンスをしっかりものにできる選手が上がっていけると思うので、こういう機会にどんどん自分の良さを出して、中心により早く近づけるようにしたいなと思います。

――後半戦に向けた意気込みを
どんどん自分の良さを出しつつ、課題も修正して、もっとチームに貢献できるようにプレーしていきたいと思います。

鹿沼 直生 選手

鹿沼 直生 ――ダイビングヘッドでの得点が決まりました
チームとして、ラッソ(ファビアン)が飛び込んだあとに後ろから狙うというのは、自分だけじゃなくて全員狙って行けというのがあったので、チームとしての狙いが現れた形かなと思います。(上原)力也くんから良いボールが来ましたし、ラッソがニアで潰れてくれたので、上手くいったかなと思います。

――中断期間の成果が出たのでは?
ここまで試合をしてきてJ1の強度というのはチーム全体で感じたと思いますし、そこがまだまだ足りないということでチームとして見つめ直しました。今日は前半から良い入りができたと思います。ただ、90分続けなくてはいけません。後半は少し落ちてしまったので、そこはまだまだ改善が必要かなと思います。

――2点目のアシストの場面は、どのような判断でしたか?
右をえぐれたので、3列目から入って行って、誰かがニアで潰れるというのがあったのですが、そのときは自分がニアに行きました。クロスが相手に当たったあと、もしかしたら相手の視野に自分が入ってないかなと思ったので、諦めずにそこを追って、最初シュートを打とうと思ったのですがラッソの声が聞こえたので、軽く出したら(笑)決めてくれました。

――そのゴールの前に起点になっていますね
スペースを見つけて、良い位置に入ることができました。出して動く、出して動くというのは天皇杯の松本戦でもそうだったように、チーム全体で良い形が作れていたので、その試合の後の中断期間を経て意識的にできた動きかなと思います。

――ボックス内に入る回数がいつも以上に多かったと思います
今日のチームとしての狙いがそういった形だったので、前に入っていける状態でしたし、相手が前から来るというのはわかっていました。ラッソが上手く引っ張ってくれたり起点を作ってくれたので、そこに絡めたら良いなと思ってどんどん前に行きました。

ファビアン ゴンザレス 選手

ファビアン ゴンザレス ――まずは勝利の感想を
チームはベストを尽くしたと思います。そのおかげでチーム全体が求めていた勝利を掴むことができました。

――得点シーンを振り返って
1点目はカウンターアタックのシチュエーションでリカルドが良いパスをくれました。大きなトラップからスピード勝負に勝って押し込むことができました。2点目はカヌ(鹿沼)が上手く抜け出してくれて、素晴らしいパスを自分に出してくれたおかげでゴールを決めることができました。

――これでシーズン5点目ですが、エースという感覚は芽生えていますか?
FWとしてチームにゴールで貢献できたことは嬉しく思っています。ただ、チーム全体がベストを尽くしたからこその勝利であって自分1人のものではないと思っています。

――「アグレッシブに戦う」という監督の言葉を体現するようなパフォーマンスでした
中断期間にハードな練習を積んできました。その結果、監督が自分にチャンスをくれて本当に感謝しています。その期待に自分が応えられたことに満足しています。

――前線での献身的なプレスが印象的でした
監督をはじめ、コーチ陣から細かい指示をずっと受けていたので、それをもとに自分が頑張るだけでした。そのおかげで守備面でもチームに貢献できて嬉しく思っています。

遠藤 保仁 選手

遠藤 保仁 ――中断期間に取り組んできたことをチームとしてしっかり発揮できたのでは?
全部を出し切れたとは思わないですが、アグレッシブに前へというのは中断期間に練習でも取り組んできたことですし、先に点を取ってゲームを優位に進めるということも今日のテーマの一つでした。そういう意味では、出せた部分もたくさんあると思うので、そこは継続してやっていきたいと思います。また、今日はホームですし中断明け最初の試合で勝点3を取りたいという気持ちを体現できた良いゲームだったかなと思います。

――攻撃面の手応えについて
得点の場面も、(山本)ノリやカヌ(鹿沼)が絡んだりというシーンがありましたが、後ろの選手がどんどん絡んでいくのはチームにとっても良いことだと思いますし、FWが点を取ればチームとして勢いが出てきます。良い形のゴールが3つありましたし、ああいう形も含めてバリエーションを増やしていけたらと思います。

――リーグ後半戦に向けて
1試合1試合、僕たちにとっては大事な試合ばかりです。次は天皇杯を挟んでリーグ戦がありますが、一つでも順位を上げるためにも今日の良い部分と悪い部分をしっかり振り返って反省していきたいです。そして、連勝することが重要なので、早い段階で順位をどんどん上げていけるように戦っていきたいと思います。

サガン鳥栖 川井 健太監督
 

――ハーフタイムコメント
・どう立ち向かっていくかが大切
・勇気をもつこと
・自信をもってプレーすること
・次の1点を必ず取りに行くこと

――試合の総括
残念な結果となってしまいました。アウェイまで来ていただいた鳥栖サポーターの期待に応えたかったのですが、申し訳ないなと思います。次はホームに帰って試合ができるので、しっかり修正して次節に挑みたいと思います。

本日の受賞選手
浜松いわた信用金庫 マン・オブ・ザ・マッチ
協力:浜松いわた信用金庫

ファビアン ゴンザレス選手