2022年 試合速報

明治安田J1 第6節 vs. 柏レイソル

highlight
kashiwa
kashiwa

4 勝
1 分
1 敗
9 得点
3 失点
勝点 13

2
  • 1
  • 0

  • 1
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
2 分
3 敗
8 得点
11 失点
勝点 5

前半
ドッジ
8分
戸嶋 祥郎
40分
マテウス サヴィオ
41分
47分
杉本 健勇
ハーフタイム 後半
戸嶋 祥郎
7分
10分
森岡 陸
リカルド グラッサ
黒川 淳史
大森 晃太郎
大津 祐樹
ジャーメイン 良
21分
小川 大貴
古川 陽介
中村 慶太
岩下 航
戸嶋 祥郎
椎橋 慧也
27分
大南 拓磨
上島 拓巳
33分
小屋松 知哉
升掛 友護
細谷 真大
アンジェロッティ
45分
遠藤 保仁
伊藤 槙人
18
キム スンギュ
2
三丸 拡
3
高橋 祐治
4
古賀 太陽
8
中村 慶太
25
大南 拓磨
10
マテウス サヴィオ
14
小屋松 知哉
22
ドッジ
28
戸嶋 祥郎
19
細谷 真大
SUB
21
佐々木 雅士
44
上島 拓巳
6
椎橋 慧也
23
岩下 航
36
山田 雄士
29
アンジェロッティ
38
升掛 友護
監督
ネルシーニョ
21
三浦 龍輝
2
山本 義道
3
大井 健太郎
5
小川 大貴
25
森岡 陸
17
鈴木 雄斗
23
山本 康裕
50
遠藤 保仁
9
杉本 健勇
11
大津 祐樹
32
黒川 淳史
SUB
24
梶川 裕嗣
6
伊藤 槙人
36
リカルド グラッサ
8
大森 晃太郎
28
鹿沼 直生
18
ジャーメイン 良
31
古川 陽介
監督
伊藤 彰

8,332
スタジアム名 試合日 キックオフ
三協F柏 4/2(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 高橋 信光 清水 勇人
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 堀越 雅弘 田中 利幸
気温 湿度 第4の審判員 記録員
13.5度 39% 阿部 将茂 山下 文晃
13 シュート 5
2 ゴールキック 11
8 コーナーキック 2
8 直接FK 7
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

先週土曜日に行われたルヴァンカップグループステージは、アビスパ福岡を1-0で下し勝点3を奪取。リーグ開幕戦で対戦した際には苦戦を強いられた相手から掴んだ完封勝利は、チームの確かな成長を示すとともに、選手たちの自信をさらに深めた。今日は、そうした良い流れを繋いでいくべく、柏レイソルとのリーグ戦に臨む。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝。最終ラインは山本義道、大井健太郎、森岡陸。両ウイングに小川大貴と鈴木雄斗。ボランチは、遠藤保仁と山本康裕。2シャドーに黒川淳史と古巣との対戦となる大津祐樹が入り、1トップは杉本健勇が務める布陣が予想される。

リーグ前節の浦和レッズ戦は、敵地で悔しい敗戦を喫したものの、三浦がファインセーブを連発。守護神として頼もしいプレーを見せた。今日も柏の攻撃陣をしっかりと封じ、ジュビロのゴールを守り抜いてくれるはずだ。また、同じく浦和戦で今季4ゴール目を決めた鈴木は、ウイングバックながら現在得点ランキングトップに立っている。守備だけでなく、攻撃面でも存在感を示し続けている鈴木のさらなる活躍にも注目したい。
さらに、ベンチにもフレッシュなメンバーが控えている。ルヴァンカップでは途中出場ながら独特なドリブルで相手を翻弄しスタンドを沸かせてきた古川陽介が、リーグ戦初のベンチ入り。出場すれば、高卒ルーキーのJ1リーグデビューとなる。また、東京五輪ブラジル代表の経歴を持つリカルド グラッサも18人の中に名を連ねた。チーム合流後は、全体練習以外の時間もトレーニングに励みコンディションを上げる作業に徹するなど、万全の準備を進めてきている。戦術面も監督やコーチングスタッフ、選手たちと綿密なコミュニケーションを図っており、チームへのフィットも早そうだ。今日が記念すべきJリーグデビューとなるのか、伊藤監督の采配にも注目だ。

対する柏は、リーグ戦5試合を終えて3勝1分1敗の4位と良いスタートを切った印象だ。中でも失点は5試合でわずか3と、安定した守備が好調なチームを支えている。2016年から4シーズンに渡ってジュビロで共にプレーしたセンターバックの大南拓磨は、ここまで4試合で先発出場。チームの勝利に貢献している。ジュビロとしてはそうした柏の守備を連動したパスワークで崩し切り、ゴールネットを揺らしたい。

キックオフはこのあと15:00。天候は晴れ。気温は低めだが、三協フロンテア柏スタジアム周辺の桜が見頃を迎えている。

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伊藤 彰 監督

――ハーフタイムコメント
・(杉本)健勇を孤立させないこと
・奪ったあと、プレスを受けない工夫を
・セカンドボールを拾おう

――試合後コメント
まずは遠いところ、ファン・サポーターの皆様に来ていただいた中で不甲斐ない敗戦となってしまい、申し訳ないと思っています。ゲームの入りというところで、少し相手の前に来るパワーを受けてしまったかなと。裏への対応と自分たちが少し引いてしまったという入りの15分でした。しっかり0に抑えて後半に行きたかったのですが、前半のうちに失点をしてしまいました。後半の入りは、もう少しパワーをかけて入らないといけないところだったのですが、2点目を取られたことが一番大きかったのかなと。0-1でいっていれば凌ぎながらチャンスがあったのかなと。私の(交代)カードを切るタイミングも少しずれていましたし、その辺りは自分自身も反省しなければいけないと思っています。試合内容としては、相手のスピード、パワーというところで押し込まれたところが多かったので、そこのバトルというか、強さというところで戦えないと、このリーグを勝ち上がっていくことはできないと、改めて肌で感じました。もう一度選手たちとしっかり話し合って、次の川崎戦に向かっていきたいなと思います。

――今季初の無得点でした。入りのところで受けに回ったことで攻撃の形が上手く作れなかったということでしょうか?
それだけではないと思いますが、我々がボールを奪ったあとにロストしてしまうという場面が多かったのかなと。やはりボールを奪ったあと、次の攻撃に転じるためのボールの保持や、カウンターもそうです。奪い方もあると思いますが、相手から奪った瞬間にプレッシャーをかけられて、自分たちがボールロストするシーンが多かったので、ここは今の我々の課題だと思っています。自分たちのボールにする時間を長くすることは、我々のスタイルでもあるので、そこをもう一度しっかりやらないといけないと思っています。

――失点は2点ともサイドからでした。サイド攻撃へのケアについて、どのような指示を出していましたか?
今日に関しては、ロングボールとセカンドボール、そのあとのサイド攻撃というところが柏さんは強いので、セカンドボールをまず拾うことが重要になってくると思っていました。セカンドボールを拾われてサイドに行かれたときに、1対1の状況になることが多かったのですが、ボールが入ったときにもう少し中を締めて外に追い出す、そこから狙いを持って守備をするというのがちょっとずれていたかなという印象があります。原因は色々あると思いますが、我々が5-4-1というブロックでやっている中で、セカンドボールを拾うことと、外に出したボールに対してウイングバックがしっかりプレッシャーをかけるところができていなかったところです。守備の対応というところは、なかなか相手のスピードだったりパワーというところで後手になってしまったのかなと。ウイングバックだけでなく、その前のサイドハーフの守備も今日のゲームを見たら柏さんの方がハードワークをしていると思います。我々がハードワークできていなかったことで、最後の攻防で負けてしまったのかなと感じています。

――ウイングバックのところでなかなか高い位置を取れなかった印象ですが、相手のプレッシャーが強かったのでしょうか?
そうですね。やはり、高い位置が取れなかったというのは、ボールの落ち着きどころが少なかったということが原因かなと思います。

――ボールを動かしに行ったところを相手に逆利用されたという印象ですが、そこを上回っていくために大切なことは?
一つはオーガナイズも必要ですし、上回っていくためには切り替えの速さも凄く重要です。ボールを奪ったあとの切り替えでしたり、ボールを奪った瞬間の自分たちのオーガナイズを早くすることが大切で、やはり相手のプレッシャーが激しいと後手に回ってしまうことがあるので、それをもっともっと思い切ってポジションを早く取る、ミスを無くすことが大事だと思います。また、ボールを奪うという面でも守備の強度が重要になってきます。それができないと、我々がやりたいサッカーは半減してしまうと思っています。

――来日初出場となるリカルド選手を途中からピッチに送り出しました
彼は凄く迫力ある選手だと思います。今日は途中から出たというところと、少しまだコンディションが足りない状態で僕自身が出してしまいました。やはり今日のゲームの中で少し迫力が無かったところはそこが原因かなと。コンディションをもう少し試合で使いながら上げていかなくてはいけません。ただ、今日第一歩を踏めたこと、ここから彼にはもっともっとパワーであったり良いプレーを求めていきたいなと思います。

古川 陽介 選手

古川 陽介 ――試合を終えての手応えと課題を教えてください
まず手応えは、クロスやシュートに持っていける場面があったので、そこはポジティブにとらえています。クロスはあと少し強ければビッグチャンスになっていたと思います。シュートのところは自分の課題でもあってずっと練習しているところなのですが、あそこで決め切れる選手になるともっとビッグになっていけると思うので、頑張っていきたいです。今日出た課題は、守備のところであったり、ボールの無いところの動きや運動量はまだまだプロの基準には達していないと思うので、オフザボールで相手の裏を取ったりというプレーを今後もっと出していければ試合に絡んでいけるんじゃないかと思っています。

――カットインからシュートしたシーンを振り返って
ドリブルした後に上手くミートできないところは高校時代から言われていて、そこがまた出せなかったので悔しさが残っています。ただ、以前は(大森)晃太郎君にボールが入ったときに直線的に動いていたのですが、そこで相手の裏を一回取ってフリーになってゴール前に入り込めたのは、プロに入ってから考えが成長したのかなと思うので、そこは手応えと感じています。ただ、そこからのシュートやラストパスはもっと精度を上げていかなければいけないと思っています。

――パリ五輪を目指せる世代ということで、ここから代表チームに絡んでいくために伸ばしていきたいところは?
そうですね、やはりパリ五輪は意識していますし、まだまだ全然代表に入れるレベルではないと自分では感じているので、もっと守備であったり運動量のところをまずプロ基準に持っていくことが必要だと感じています。ただ一番は自分の武器のドリブルが、パリ五輪世代の中でも突出した存在でないといけないと自分でも思っているので、そこにはこだわってこれからもやっていきたいと思います。

――相手に当たり負けしない場面が増えてきていますが、どんな努力をされていますか
フィジカルコーチの中馬さんにほぼ毎日教えてもらって、筋トレの重りをあげたり、体幹の基礎づくりをプロに入ってから教えてもらってやっています。自分の意識がないと作っていけないと思うので、コロナ禍でジムが使えないときは自分一人でやったりですとか、体幹はドリブラーにとって大事なところだと思うので、(体をぶつけられても)よろけない部分も自分の中で実感してきているところが多いですし、そういうものをもっとシュートやキックの精度に繋げていけたらと思っています。

――交代出場した瞬間の心境を教えてください
あんまり緊張はしないタイプなのですが、負けている状況だったのでチームのためにしっかりとハードワークしようと思っていました。運動量という課題もはっきり出ましたし、戦うという部分をチーム全体もそうですけど個人としてももっと上げていかないといけないと感じました。戦術以外でも足りない部分は多いですし、そういうところを練習からもっと意識していきたいと思います。リーグ戦の舞台に初めて立てて、ルヴァンカップとはまた違う雰囲気で観客の方も凄く多かったですし、プレースピードなどもよりレベルが高かったです。この舞台で結果を出していける選手になっていきたいと思います。

リカルド グラッサ 選手

リカルド グラッサ ――ジュビロでのデビュー戦となりましたが、自分のプレーを振り返って手応えと課題を教えてください
まずはデビューできたことを嬉しく思います。ただ、もちろん勝利したかったので残念な結果になってしまいました。まだまだ日本のサッカーに慣れていかないといけないという課題を持ちました。今後の練習や試合でチームともっとコミュニケーションをとって、日本のサッカーに慣れていきたいと思います。

――前線への良いパスも何本かありました
パスに関しては、試合に入る前からジャーメイン選手と話をしていて、裏に抜けるから見ていてくれと言われていました。自分がボールを持ったときは、ジャーメイン選手や大森選手といったシャドーの選手を見ることを意識していました。

――コンディション面についてはいかがですか?
フィジカル面は、1試合目だったのですが2失点をした直後に入りました。試合のペースが速く感じてついて行くのが少し大変だったのですが、時間が経つにつれてリズムに慣れてきました。1試合目にしてはコンディション自体は良かったのかなと思っています。

――以前ブラジルは緩急をつけたサッカーをするが、日本はスピードがあってその対応が難しいのではないかとおっしゃっていました。実際に経験してJ1にどんな印象を持ちましたか?
今日実際にプレーしてみて、自分が思っていたイメージ通りでした。スピーディなサッカーでボールを持つ時間が無いなと。Jリーグの選手たちはテクニックのある選手が多いなという印象です。ブラジルも個々の技術などが高いリーグですが、考える時間があったり余裕を持たせてくれるところがあります。そういう意味でも、Jリーグは技術が高いなと感じました。

柏レイソル ネルシーニョ監督
 

――ハーフタイムコメント
・自分たちがやるべきこと、後半も続けていこう
・消耗戦になる。無駄に走らされないこと
・不用意なファウルはしないこと

――試合後コメント
序盤から非常に良い入りができて我々のテンポでゲームを運べましたし、選手たちが入りから勝利のために非常にハードワークしてくれました。戦術的な部分、技術的な部分も含めて、ほぼ完璧に近い今季のベストゲームだったと思います。こういった勝利を積み重ねていくことで選手たちの連携も深まっていくと思いますし、次の一戦を迎えるに当たって非常に良い弾みになったかと思います。今日は選手たちが勝利に値するだけの働きをしてくれた、そういう試合だったと思います。