2021年 試合速報

明治安田J2 第3節 vs. 水戸ホーリーホック

試合ハイライト
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
2 敗
4 得点
6 失点
勝点 3

3
  • 2
  • 1

  • 1
  • 1

2
mito
mito

1 勝
2 敗
5 得点
6 失点
勝点 3

前半
山田 大記
9分
18分
安藤 瑞季
山田 大記
49分
ハーフタイム 後半
1分
村田 航一
三國 スティビアエブス
16分
新里 涼
山根 永遠
23分
安藤 瑞季
鈴木 喜丈
森 勇人
ブラウン ノア 賢信
ルキアン
30分
32分
松崎 快
深堀 隼平
山本 義道
33分
34分
中山 仁斗
山田 大記
藤川 虎太朗
小川 大貴
伊藤 洋輝
37分
大森 晃太郎
大津 祐樹
42分
1
八田 直樹
2
今野 泰幸
17
鈴木 雄斗
38
山本 義道
5
小川 大貴
8
大森 晃太郎
10
山田 大記
14
松本 昌也
23
山本 康裕
50
遠藤 保仁
11
ルキアン
SUB
36
三浦 龍輝
3
大井 健太郎
13
藤川 虎太朗
15
伊藤 洋輝
28
鹿沼 直生
4
大津 祐樹
19
三木 直土
監督
鈴木 政一
16
牲川 歩見
2
住吉 ジェラニレショーン
4
タビナス ジェファーソン
19
村田 航一
22
柳澤 亘
8
森 勇人
14
松崎 快
17
新里 涼
25
平塚 悠知
9
中山 仁斗
11
安藤 瑞季
SUB
41
中山 開帆
33
三國 スティビアエブス
5
木村 祐志
43
鈴木 喜丈
7
山根 永遠
18
深堀 隼平
20
ブラウン ノア 賢信
監督
秋葉 忠宏

3,878
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 3/13(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 臼井 郁夫 御厨 貴文
天候 試合時間 副審 副審
雨のち晴れ 90分 佐藤 貴之 緒方 孝浩
気温 湿度 第4の審判員 記録員
17.1度 46% 鈴木 規志 花澤 秀登
17 シュート 7
5 ゴールキック 14
13 コーナーキック 4
17 直接FK 11
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
0 PK 0

今日ジュビロはJ2リーグ第3節、水戸ホーリーホック戦に臨む。ヤマハスタジアムで迎えるこのゲームで求められるのは、勝利のみ。開幕2連敗という苦しいスタートを切ったチームだが、その悔しさを晴らすような熱いプレーを最後まで見せて、勝点3を掴み取るつもりだ。

スターティングメンバ―は、八田直樹、今野泰幸、鈴木雄斗、山本義道、小川大貴、大森晃太郎、山田大記、松本昌也、山本康裕、遠藤保仁、ルキアン。前節、怪我からの復帰後初めてベンチ入りした今野が今日はスタートからピッチに立つ。果敢なボール奪取やハードワークで守備陣を牽引するとともに、ここ2試合で4失点と苦しんできたチームの守備面の改善を示すようなプレーを、仲間と共に見せてくれるはずだ。また、最終ラインの一角に入ることが予想される鈴木雄は、ジュビロ加入後初スタメン。自身の強みを「ユーティリティさ」と語る鈴木雄の、好守での活躍に期待したい。
また、三木直土は今シーズン初のベンチ入り。ルーキーイヤーの昨年、リーグ戦15試合に出場し2得点を挙げた若きFWは、公式戦のピッチに飢えているはず。出番が来れば、アグレッシブな攻めを見せてゴールへと向かい続けてくれるはずだ。

対する水戸のキャプテンを務めるのは、2019シーズンを共に戦った中山仁斗。水戸加入1年目の昨年は13ゴールを決めており、その得点力は健在。ジュビロにとっては、十分警戒が必要な選手の一人だ。また、ゴールマウスを守る牲川歩見もジュビロの育成組織出身で、2015年までトップチームに在籍していた。
水戸は昨年リーグトップの得点数を誇るなど攻撃力の高いチームだが、ジュビロは今週のトレーニングで修正を重ねてきた成果を結果で示し、無失点に抑え込みたい。

キックオフはこのあと14:00。ヤマハスタジアム周辺は、現在は晴れているがこのあとは雨の予報もあり、不安定な天候となりそうだ。
ここ2試合は早い時間帯に失点を許しているだけに、今日は立ち上がりからジュビロのペースで試合を展開し、先制点を奪うことで、勝点3へと繋げていきたい。

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鈴木 政一 監督

――試合の総括
第一は勝点3、勝利できたということが本当に良かったなと思っています。内容的には本来はもう少し、1-0ですぐ1-1になって2-1にして、そして3-1まで行ったときには、ここである程度ゲームをコントロールしながら状況によっては4-1という状況を作れたら良かったのですが、3-2となって非常に苦しんでしまいました。これはまた、次のゲームに向けて色々な課題を持って準備したいと思っています。

――終盤の選手交代の意図を教えてください
どんどん相手が高い選手を入れてきたので、そこの部分をどうしようかなと。ただまだ3-1という状況だったこともあり様子を見ていたのですが、3-2になった瞬間に(小川)大貴もちょっと足の具合があまり良い感じではなかったので伊藤(洋輝)を入れて、(鈴木)雄斗を右へ回したという感じです。あとは残りの時間をコントロールする中で、山田(大記)も足が少しつっていたり、コンディション的な部分で疲れているところがあったので、トップ下のところを変えました。ルキアンは強さというところで相手にとって嫌な部分があると思うので、彼には頑張ってもらいました。

――スタメン出場した鈴木雄斗選手は持ち味をしっかり発揮したのでは?
そうですね。彼は攻撃守備とも、前節の試合、練習試合やその前のゲームも含めてオールマイティな判断を持っていると感じていました。そういう彼の良さを買っていましたので、今日も良いプレーをしてくれたかなと思います。

――後半は相手がボールを持つ時間が増えましたが、後半の戦い方について
基本的にはノーマルポジションの部分で、どうしてもボールに規制がかからなかったと。でも最終ラインや中盤での楔のコースを消すことは問題ないからと。個人の判断で行ってそこでやるよりは、全体で守ろうという話はしていたのですが、どうしても縦に突破される場面があって、そこが一番のピンチになったと思います。ですので、そこは伝えて縦は行かせないようにと。あとは攻撃でチームを楽にするためには、あれだけサイド突破からフリーでラストパスを入れているのに、得点に上手く繋がっていない部分があって、そこをもう少しお互いに動くタイミング、パスのタイミング、スペースの共有、そこをもう少ししっかり見てフィニッシュに持って行こうという話をしました。

――先発した今野選手の評価を
ラインコントロールも含めて攻撃のビルドアップも落ち着いてプレーしてくれたので、非常に安心して見ていられたかなと。終盤は相手も高い選手をたくさん入れてきたのですが、最後まで集中して守ってくれたかなと思います。

――今野選手を起用した意図は?
彼の攻守の判断というのは、非常にレベルの高いものを持っていると昨年も含めてずっと感じていました。怪我の状況もあって少し出遅れたところもあるのですが、慎重に彼をピッチに立たせたいというのが今回のタイミングだったという感じです。

――3-1になってからのゲームコントロールについて
組み立てのところ、ビルドアップはそんなに悪くはないと思います。ただ、中盤でボールを簡単に失ってしまう。そこで反対に守備の時間が増えてリズムが出ないことが非常にあったかなと思います。中盤でボールを失わずに前向きに時間を作ることを徹底して、そういうサッカーができればもう少しフィニッシュまで多く行けたと思いますし、そこは選手と話をした中で、また改善していけたらなと思います。

――開幕からの3試合の中で、今日はスピードアップするタイミングなどチーム全体で共有してプレーできていたように感じました
そうですね。相手の守備のところもあるのですが、スペースを共有した中で、走るスピード、パスのスピードに変化が出ていたので、良い形でサッカーができたかなと。ただ、フィニッシュのテクニックもそうですが、出すタイミング、受けるタイミングも含めて、もっともっと得点に絡める場面を作れたのではないかなと思います。

――水戸との対戦で狙っていたポイントは?
前から来るだろうという予想を立てていました。水戸さんに関しては、意外と前から来たときに縦のコースというのが空いてくる部分があるだろうと。そこをしっかり、相手の守備の状況を見据えながらサッカーをしようということは選手たちに伝えてありました。

山田 大記 選手

山田 大記 ――2ゴールを取れたという自身にとっての意味と、この勝利の意味は?
個人的に今年はとにかく結果にこだわってやろう、ゴールにこだわってやろうということを意識してプレシーズンから入りました。練習試合でも点は取れていたので、早いタイミングで2点取れたというのは良かったかなと思います。(ゴールの)形はあれでしたし、他にチャンスもあって決めないといけなかったのですが、とはいえ3節で2点取れたことは自分にとってすごく良いことだったと思いますし、何より2連敗でスタートしてしまったので、その中で今日はとにかくどういう形でも勝てたというのが、まだまだ最後は危なかったですし課題はたくさんありますが、とにかく何が何でも勝点3が欲しかったので、勝てたことは本当に大きかったと思います。この勝ちに意味をつけていかなければいけないなと思います。開幕から2連敗というのは、そこで勝点6を失っているのは大きいことで、今年自分たちが、何が何でも昇格というのを目標にしている中で、それを取り返していくための、ここから勝ち続けていくためのスタートにしていかなければいけないと感じています。

――得点シーンを振り返って
1点目は本当にラッキーな形でしたし、2点目も比較的ラッキーだったと思うので、運が良かったなと思います。点というのはどういう形でも嬉しいですし、良かったです。

――2点目の後はゴール裏に向かって雄叫びを上げていました
2連敗して、開幕戦も2節目も何かを変えたわけではないのですが、あの2連敗というのは自分たちにとってもサポーターにとってもショッキングだったので、今日の試合にかける意気込みが大きくてああいう感じになりました。

――練習から監督が、ダイレクトプレーと前を向く意識というのをおっしゃっていましたが、今日の試合でもすごく出ていたのでは?
ダイレクトのところはもっと出していけるかなと思いますが、前を向くというのは試合前に監督から話もありましたし、失点した直後もベンチから前向きにやろうと。メンタル的なところも含めてですが、そこは自分たちでも意識してやれていたので良かったかなと思います。

――ウイングバックとシャドウを起点にしながらスピードアップできていたと思うのですが、狙っていたのでしょうか?
スペースとしてあそこが空くのは分かっていたのですが、ボールがどういうふうに入るかっていうのは試合をやってみてからという中で、思ったよりもボールが入りやすかったというところと、ちょっと相手も守備の仕方を変えてきたのかなという印象もあったので、そこであそこのスペースが空きやすくなっていた印象はありますけど…次の対戦もあるので、これくらいにしておきます(笑)。

――今日の試合を踏まえて、次の試合でも続けていきたいところは?
サイドから良い形で攻撃できましたし、ラッキーな形でもクロスから点が取れたのは、今年練習してきたところなので良かったです。あとは、ペナルティエリアの角のところでボールを持ちながらもなかなか崩しきれなかった反省があった中で、あそこはある程度自分たちがボールを握るサッカーをやっていく上で、そこのスペースをいかに攻略していくかと。3点目も(山本)康裕のシュートがすごく良かったですが、あそこのボールの運び方だったり、ヤットさん(遠藤)のダイレクトパスだったり、ああいう形が出てくると、引いた相手でも崩せるようになると思います。今後もそこの攻略がキーになってくると思うので、もっともっと精度を上げていかなくてはいけません。

――3点目の場面ですが、1点リードしている状況だったからこそ焦れずに相手が出て来るまで回し切れる心理的な余裕のようなものがあったのでしょうか?
特に開幕戦のときにも話をしたのですが、スペースが空いた瞬間に全部が全部行ってしまって、相手に狙われていたり、ということがありました。空いていても2個3個タイミングをずらしてポンと入れるというようなものは、前を意識しながらプレーするのですが、焦らずやろうと今日は同時に監督から言われていて、それを意識していたという部分もありますし、ゲーム展開も含めてそういった余裕が生まれていた部分もあったのかなと思います。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――ジュビロ加入後初スタメンでした
開幕2連敗してしまっていたので、とにかく今日は絶対勝ちたいという気持ちで入りました。勝つことができて良かったなと思います。

――攻守で自身の良さも出たのでは?
そうですね。ただ、もっともっと自分の良さを出せたなということを、試合が終わって一番最初に思いました。

――まだまだここから個人としてもチームとしても良くなっていくという感覚ですか?
そうですね。まだまだ良くなると思っていますし、今日も今野(泰幸)さんとボランチの選手、(松本)昌也と近くでやっていた中で、試合をしながらコミュニケーションを取って改善できた部分もあったので、これからもっと良くなると思います。

――試合を振り返って、収穫と課題は?
いっぱいありすぎて、まだあまり整理できていないのですが、最終ラインで今野(泰幸)さんと山本義選手と組んで、練習のときからかなり色々なシーンが出ていたので、それをゲームでコミュニケーションを取りながらチャレンジ&カバーもできましたし、ある程度のところは良かったのかなと思っています。

――今野選手とのプレーについて
紅白戦のときに、今野選手はかなり守備範囲が広い選手なので前にボールを取りに行って、というシーンが多くて。そこで上手くカバーに入れず危ないシーンを作ってしまったことがあったので、試合ではそういう部分に気をつけようと。前に攻めているときに残りの相手FWに対してどういう守り方をするかということも含めて、安定してやれていたかなとは思います。

――練習では、ファーストディフェンスの判断をはっきりしろという言葉が監督からありました
攻撃の選手も流動的に左の選手が右に行ったりするのがジュビロだと思うので、そこで行けないシーンというのは今日もありましたし、そういうときに無理に行かないなど、そういうものは後ろで上手くコントロールできていたかなと思います。

――1点目の場面ではヘディングでアシストという結果になりました
当初の狙いとは少し違ったのですが、相手をブロックした後にボールが入って来るかもしれないというところで、そこのセカンドアクションがゴールに繋がったかなと思います。自分のヘディングが当たり損なってしまったので、そこで決めなければいけなかったというのが率直な感想です。ただ、あの場面は(山田)大記君が良いところにいてくれました。

――試合終盤には右サイドに行きましたが、最後の守り方について
勝っている状況でしたし、試合終盤だったので、そこの穴は絶対作りたくないと思ってやっていました。

――最終ラインに入って、ビルドアップではどこを工夫しようと思っていましたか?
水戸の守備が結構嫌だったんですね。真ん中を締めてきて、自分のところにサイドハーフが外蹴りしながら中に追い込んでくるシーンが多かったので、松本選手に対してはそこで2対1を作って欲しいというのは伝えていて、できればそこにつけて1個剥がしたところでどんどん相手を動かしたいと。ただプレスが速かったシーンなどは上手く付けきれなかったので、今野選手と山本選手には返すときもあるからよろしくと伝えていました。今日に関しては右の方が選手が多かったので、右から上手く崩せたかなと思います。

水戸ホーリーホック 秋葉 忠宏監督
 

――試合の総括
与えていてはいけない勝ちを与えたゲームだと思いますし、まだまだ甘さがある、人がいい、そんなシーンがたくさんあるので、もっと勝ち慣れないといけないですし、勝ちに貪欲にならなければいけない、勝ちへの執念や執着が全然足りないなと思います。いつまでも負けが先行するクラブであってはいけないと思いますし、もっと重く受け止めてやらないと今年は4チーム落ちます。そういう意味で腹立たしい一戦だったと思います。

本日の受賞選手
浜松いわた信用金庫 マン・オブ・ザ・マッチ
協力:浜松いわた信用金庫

山田 大記 選手