2020年 試合速報
明治安田J2 第6節 vs. ギラヴァンツ北九州
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櫻内 渚
小川 大貴
三木 直土
中野 誠也
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中野 誠也
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鈴木 国友
ディサロ 燦シルヴァーノ
池元 友樹
新垣 貴之
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永田 拓也
野口 航
椿 直起
斧澤 隼輝
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大森 晃太郎
松本 昌也
ルリーニャ
ルキアン
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加藤 弘堅
永野 雄大
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針谷 岳晃
山本 康裕
ルキアン
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 7/19(日) | 18:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 臼井 郁夫 | 中村 太 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岩田 浩義 | 藤澤 達也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.2度 | 73% | 唐紙 学志 | 花澤 秀登 |
12 | シュート | 6 |
7 | ゴールキック | 5 |
8 | コーナーキック | 4 |
8 | 直接FK | 15 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
1 | PK | 0 |
リーグ戦連勝を目指した前節のアウェイ・アビスパ福岡戦は、スコアレスで迎えた後半25分に痛恨の失点を許し、勝点3を磐田に持ち帰ることは出来なかった。この試合で何度もファインセーブを見せチームを支えた守護神は、「連勝しないと上には行けません。次は内容以上に結果を求めて、勝利だけを求めて戦いたい」と意気込みを語った。今日はギラヴァンツ北九州をヤマハスタジアムに迎えての一戦。ジュビロサポーターの応援を力に変えて、何としても勝点3を積み上げたい。
スターティングイレブンは、前節から大きく変わった。GKに八田直樹。最終ラインは、櫻内渚、藤田義明、伊藤洋輝、宮崎智彦。中盤は上原力也、針谷岳晃、山田大記、大森晃太郎。2トップは三木直土とルリーニャが務める。注目は何と言っても、プロ初先発となる高卒ルーキーの三木。積極的な裏への動き出しや、抜群の得点嗅覚、ポストプレーなどが魅力だ。左利きの若きストライカーのプロ初ゴールで、ジュビロを勝利へと導くことができるか。その活躍に期待が集まる。また、針谷は今季初スタメン。相手の意表を突く鋭い縦パスなど多彩なパスワークで、決定機を生み出してくれるはずだ。ルリーニャも加入後初スタメンとなった。ブラジルの名門クラブの下部組織で培った、確かな足元の技術を活かしたプレー、そして得点に絡むプレーを楽しみにしたい。
対する北九州は第3節から無失点ゲームを続けている。今日は相手の堅い守備をどう崩していくかが試合のポイントとなりそうだ。初スタメンの3人も含めて攻撃的な選手たちが中心となり、先制点を奪うことで試合を優位に進めたい。
キックオフはこのあと18:30。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。まだまだ観客の人数制限が設けられた試合が続くが、現地の応援、そしてリモートでの応援、そのすべてを勝利を手にするエネルギーに変えて、選手たちは最後まで走り抜く覚悟だ。
――ハーフタイムコメント
・もっとボールを左右に動かすこと
・クロスの対応をしっかりしよう
・立ち上がりから自信をもってプレーしよう
――試合の総括
今日は最近非常に良い結果を残している北九州さんを迎えて、前半は大変苦労しました。ただ、後半になって徐々に自分たちのやりたいことが出来てきて、試合を支配しゴールを決められた、チャンスを多く作ることが出来たと。とにかく今日は勝利がどうしても欲しい試合でしたので、それを掴むことが出来たことが一番です。
――ベンチには攻撃的な選手が揃っていましたが、最初に中野選手を投入した意図は?
あそこの時間帯まで我慢して、中野選手は裏に抜け出すことが上手い選手ですし、チャンスをきちっと決め切る決定力を持っているので、あの場面で中野選手を投入しました。
――先発を前節から6人変えたと思いますが、その理由は?
今日が3連戦の最後でした。その中でフレッシュな選手を投入する、それがひとつの目的でした。もうひとつは、リーグ戦は非常に長くて過密です。このあとすべての選手が必要になるので、固定しないでどんどんフレッシュな選手を使っていく、そういう2つの意図があって、今日は多くの選手を変えました。
――素晴らしいアシストをした大森選手の評価を
彼は非常に能力が高い選手です。積極的に攻撃に参加していきますし、ラストパスも彼の持ち味です。先制点の場面も、大森選手が上手くパスを出してくれました。こうした拮抗した試合の中で、先制点を挙げられたこと、そこに貢献してくれたことは非常に大きかったと思います。
――久しぶりの完封勝利について
今日は完封もそうですが、これでホームの試合が3勝1分けになりました。ホームでは非常に良い結果を残せています。もちろんそれをアウェイでも出来なければいけませんが、ホームできちっと勝っていくことはとても大事だと思っています。
――次もホームで徳島戦ですが、抱負を
徳島さんは上位ですし、非常に良いチームだと思っています。今、我々がやらなければいけないことは、選手たちの疲労をいかに回復させて臨むかということです。体力を戻して、強豪にぶつかっていきたいと思います。
――後半チームの印象がガラッと変わりました
90分を通して最後は勝てれば良いという気持ちで戦えていたことが大きかったと思います。
――先制点のアシストシーンについて
(中野)誠也が良い身体の向きを作ってくれていたので、そこにパスを出せたことが良かったと思います。
――あの時間帯はご自身も真ん中でプレーする時間が増えていたように感じます
サイドに広がっていたのですが、なかなかボールに絡むことが出来ませんでした。自分自身、ボールをもう少し触るために中に入っていたと思います。
――次もホームで試合です
コンスタントにスタメンで出られるように、そういう気持ちをゲームの中で出していけたらと思います。
――先制点のアシストについて、中野選手の動き、特徴は掴んでいた?
固定したメンバーで練習しているわけではないので、誠也とは意外と練習の中でもやっていました。誠也の特徴を掴めていたのは大きかったと思います。
――前半立ち上がりの戦い方について
僕自身は相手が前から来てるなという印象があったので、相手の背後を突いていけたら良いなと思っていたのと、ミヤ君(宮崎)と同じサイドだったので、相手との駆け引きでポジション取りをイメージして、後半に備えたと言いますか、餌を巻くことが出来ていたのかなと思います。前半も特に悪いとは思っていなかったですし、90分を通して自分たちの戦いが出来たかなと思います。
――今日の勝利のポイントは?
90分で2対0というのは、それだけ僕たちがきっちり試合を運べていたのかなと思いますし、それほど怖いシーンも無かったのでそういうところでは上手く90分戦えたのかなと思っています。
――まずは今の率直な気持ちを
前節復帰して、今日はヤマハでの復帰戦だったので、何がなんでも決めてやるという気持ちで待っていましたし、決めて勝てたことは最高です。
――ジュビロでのゴールは2018年8月以来、およそ2年ぶりです
遅かったですね。遅かったですけど、ここから量産出来るように、まずはチームが勝てるように自分のコンディションを上げながら頑張っていきたいと思います。
――後半の早い段階でピッチに入ったが、監督からの指示は?
裏に抜けるという動き出しの部分も言われましたし、ボールホルダーの状況によっては落ちて受けろと。自分としてははたきながら、背後への飛び出しというのは出来ていたかなと思います。
――中野選手らしいゴールシーンでした
フィーリングも入りから良かったですし、裏へのタイミングも取れていました。大森選手が持った時点で相手の距離も感じいましたし、スペースが空いていたのも分かっていました。あとはオフサイドにならないことを意識しました。大森選手のパスが素晴らしかったです。ファーストタッチを止めるところと、気持ちで決めてやるというのが出たゴールだったと思います。
――そのあと2ゴール目の決定機もありました
そこの甘さは自分としても出たところだったと思います。チームとしての3点目を取っていれば、リーグ戦はこの後、得失点差も大事になってくるので、まだまだ甘かったなと。2点、3点と目指していかないといけないなと改めて思っています。
――チームにとってもポジティブなゴールでした。今後に向けて
自分としてもだんだん良くなってきている感覚があって、ここからまたコンディションを上げて、チームにフィットさせていくことが重要だと思います。自分も含めて、ベンチだったりベンチ外の選手たちが出てこないと総力戦は勝てません。いつ出番が来るか分からないので、常に準備をしてやっていきたいです。
――次もホームで試合です
ホームアウェイ関係なく、どの試合も勝たないといけないですが、サポーターの皆さんの前で、拍手というのはすごく力になっていますし、そういう中で勝ち続けることが重要です。
――裏への飛び出しで相手のラインが下がってペースを握ったと思います。チームにどういう変化をもたらそうと思っていましたか?
まさにそこに尽きるかなと思っていて、自分としてはそこを本当に意識してやりましたし、チームとしてなかなか裏を取れていないと思っていたので、自分の持ち味を出して行こうと思って入りました。
――ファーストタッチ大きかったように見えたがそこは気持ちで押し込んだ?
思ったより長くなってしまったのですが、打てる状況にはあるなと触った時点で分かっていました。逆にGKとしてはタイミングを外したシュートになったのではと思います。
――次の徳島戦に向けて
個人的なことを出すと、徳島戦で怪我をしたので色々な感情はありますが、リーグ戦の1試合にすぎないので、今日は上手く準備出来ていたと思いますし、それを続けるだけだと思っています。
――PKの場面で最初はボール持っていましたよね?
最初は上原や山田さんが「誠也行け」と言ってくれたので自分としても蹴りたかったのですが、ルリーニャもすごく蹴りたそうでした。自分も入ったばかりでフィーリングもありましたし、ルリーニャが本気で蹴りたいと言っていたので、自分はこのあと流れの中で決めようと。ミヤさん(宮崎)にも「流れで決めれば良いんだよ」と言われたので、それが出来て良かったです。
――状態の良さは感じていたのでしょうか?
膝の制限といのは自分の中でも葛藤がありながらやっている中で、先週から今週にかけて本当に良い感覚があって、自分の感覚でシュートを打てる状態になってきたので、自信を持って入ることが出来たかなと思います。毎日本当に膝と向き合う時間は作っているので、やっと実を結んできたのかなと思っています。
・ポジションは常にアラートに
・攻撃は最後の質、最後の1本にこだわろう
――試合の総括
立ち上がりの15分というのをすごく大事だと伝えていたのですが、良い入りが出来たと思います。そういうところでチャンスをものに出来れば良かったなと。その後はハイプレッシャーがほつれたところでリズムが崩れてしまいました。いくつかのピンチを上手く防いだのですが、中野選手は飛び出すタイミングが他の選手とは違うんですよね。そこでやられてしまった、という印象です。
本日の受賞選手 |
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浜松いわた信用金庫 マン・オブ・ザ・マッチ 協力:浜松いわた信用金庫 |
中野 誠也 選手 |