2018年 試合速報

明治安田J1 第5節 vs.浦和レッズ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

2 勝
1 分
2 敗
4 得点
5 失点
勝点 7
順位 10

2
  • 1
  • 1

  • 1
  • 0

1
reds
reds

2 分
3 敗
4 得点
7 失点
勝点 2
順位 17

前半
8分
興梠 慎三
櫻内 渚
21分
川又 堅碁
45分
ハーフタイム 後半
松浦 拓弥
中野 誠也
21分
25分
武富 孝介
アンドリュー ナバウト
山田 大記
中村 俊輔
30分
34分
長澤 和輝
李 忠成
川又 堅碁
36分
中野 誠也
松本 昌也
39分
21
カミンスキー
3
大井 健太郎
4
新里 亮
5
櫻内 渚
41
高橋 祥平
7
田口 泰士
11
松浦 拓弥
13
宮崎 智彦
19
山田 大記
30
上原 力也
20
川又 堅碁
SUB
36
三浦 龍輝
24
小川 大貴
35
森下 俊
10
中村 俊輔
14
松本 昌也
23
山本 康裕
16
中野 誠也
監督
名波 浩
1
西川 周作
2
マウリシオ
5
槙野 智章
6
遠藤 航
22
阿部 勇樹
10
柏木 陽介
15
長澤 和輝
16
青木 拓矢
7
武富 孝介
9
武藤 雄樹
30
興梠 慎三
SUB
28
福島 春樹
31
岩波 拓也
11
マルティノス
18
山田 直輝
38
菊池 大介
19
アンドリュー ナバウト
20
李 忠成
監督
堀 孝史

21,755
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパ 4/1(日) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 菊地 秀夫 廣瀬 格
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 川崎 秋仁 大川 直也
気温 湿度 第4の審判員 記録員
18.1度 53% 竹田 明弘 花澤 秀登
8 シュート 7
3 ゴールキック 3
6 コーナーキック 4
12 直接FK 3
2 間接FK 3
2 オフサイド 3
0 PK 1

2週間の中断期間を経て、今日からリーグ戦が再開。4月、5月と続く15連戦の初戦は、エコパスタジアムで浦和レッズを迎え撃つ。

リーグ前節のサンフレッチェ広島戦でアダイウトンが負傷。長期離脱を余儀なくされてしまった。攻撃の要として活躍してきたアタッカーの不在はジュビロにとって大きな痛手だが、今こそ『チーム力』を示すとき。今日2列目に入ることが予想される松浦拓弥は、「アダがいない分、みんなで頑張らないといけない。自分らしいプレーをして、チームのためにやるべきことをしたい」と意気込みを語っている。また、多くのビッグチャンス演出に期待がかかる山田大記は、今日の試合がJ1リーグ通算100試合目の出場となる。「数字に特別な意識はないですが、とにかく勝って勢いに乗りたい」と山田。「松浦は一番長く一緒にプレーしている選手で、二人が一緒にピッチに立った時の強みというものを自分たちは持っていると思う。周囲と連動しながら、良い戦いを見せたい」と話す。
また、広島戦を欠場した中村俊輔がベンチ入り。先日行われた紅白戦では、2トップの布陣のトップ下でプレーした。新たな形にもトライしているジュビロ。今日もそうして積み上げてきた成果をしっかりとピッチで示してくれるはずだ。

対する浦和レッズは、今シーズン未だリーグ戦での勝利がない。だが、「浦和は浦和」と名波監督。各ポジションにタレントがそろっており、その実力はリーグ屈指。中断期間開けからの巻き返しを図るべく、エコパに乗り込んでくるだろう。
浦和撃破へ。今こそチーム一丸となって、最後まで熱い戦いを見せたい。

キックオフはこのあと15時。エコパスタジアムの天候は晴れ。穏やかな春の陽気だ。

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名波 浩 監督

――試合の総括
気持ち的に入りが難しいゲームだったと思います。大怪我をした選手が出て、しかもエースクラス。ここまで3年以上ずっとグラウンドに立っていた選手で、トレーニングもほとんど休まなくて皆勤賞といっていた選手がああいった形で怪我をしてしまって、チームが負ったショックというのは非常に大きかったのではないかと。ただ、2週間前に「顔を上げてやっていこう」と選手に伝えたところ、誰ひとり顔を下げている訳ではなく、非常に前向きに、それから選手間のコミュニケーションを取っていましたし、そうした準備が今日のゲームに上手く反映できたのかなと思っています。
ゲームに関しては、浦和が結果が出ていなかった所で、おどおどとしたゲームの入り方だったので、我々は押せ押せで前体重で行けたと思うのですが、あの失点から浦和が自信を持ちだして、人もボールも良く動く、背後の意識を常に持つ、そういった素晴らしいサッカーを展開されて苦しい時間が続いたと思います。それから自分達で、特にミドルサードでのイージーなロスト、それから6対4でマイボールくらいのルーズボールを相手に渡してしまったり、競り合って負けてしまったりというシーンが続いた中で、我慢しろという事を言い続けた結果、川又のあの1点目、今シーズン一番難しいシュートを素晴らしいタイミングで決めてくれたと思います。1-1に追いついた事によって我々も自信を回復し、後半は常に前体重でやれましたし、セカンドボールを拾った後も非常にスムーズでした。特に俊輔が入った後はゲームが落ち着いて、また会場の雰囲気が一気に変わって逆転に繋がったと思いますし、点が入ってからはゲームのコントロールも非常に良かったのではないかと。15連戦の初戦を取れた事、静岡ダービーというビッグマッチの前に3ポイント取れた事、それからアダイウトンに勇気を与えるゲームになったのではないかと思っています。

――川又選手の得点について
エースが決める事がチームの浮き沈みに関わってくるのはどのチームも同じだと思うのですが、両輪だったエース(の片方)がいなくなった中では、両肩に重責がのしかかっていて、若干かわいそうだなとは思っていたのですが、彼の自覚と責任感、それから2週間の中で何度も何度も僕を掴まえてシュート練習に打ち込んだ毎日が、結果に繋がって良かったですし、2点ともゴールに向かう、シュートを打つという意識が無いと生まれなかったゴールだと思うので、ここから数字を出して欲しいのはもちろんですけど、ゴールに向かう回数をどんどん増やして欲しいと思います。

――リーグ戦5試合を戦って、後半の無失点が続いています。その要因としては、やはり最後まで足が止まっていないという部分でしょうか?
今おっしゃっていただいた最後まで足が止まっていないというのは、非常に良いと思います。今日の数字はまだ出ていませんが、総走行距離という見やすい数字で言うと、ここまで3勝1敗と走り勝てているので、トレーニングの成果も出ていると思いますし、あとはゴール前で必死になるという、さぼらない、諦めない、切らさないということをチーム全体でピッチの中で浸透させている、その成果だと思います。ただ、今日も危ないシーンは(興梠)慎三選手に一本打たれたのと、セットプレーからと後半に2本あったので、あそこは危険だったなというのと、1-1に追いついたあとの前半最後のゴール前のシーンも、ポストに当たったシーンですが、あれも危なかったなと。完勝ではないので、まだまだ改善していきたいと思います。

――短い時間でしたが、2トップを試しました
2トップを試したというのではなく、2トップで点を取りに行くと、そういう気持ちでいたので、実際に2トップ云々で結果が出たわけではないですが、まだまだ小川航基も含めて2トップでトライしたいゲームは何試合もあるので、また次に出る選手、もしくはその形を楽しみにしてほしいなと思います。

宮崎 智彦 選手

宮崎 智彦 ――今季初スタメンでしたが、試合を振り返って
開幕前に怪我をしてしまって、少し出遅れてしまいましたが、チャンスをもらってチームの勝利に貢献できたことは、よかったかなと思います。ただ、まだまだミスも多いですし課題も多いので、個人としてもチームとしても修正していければなと思います。単純に、声ひとつでマイボールにできるところを、周りの選手と声を掛け合えずに、相手ボールにしてしまったり、もっとシンプルにプレーすれば周りの選手をもっと生かせるという部分でも、ちょっと一回こねてしまったりしたところが、もったいなかったなと感じるところではあったので、そのあたりを本当に簡単なことを簡単にできれば、打開できると思うので、当たり前のことを当たり前に練習から声をかけてやっていければなと思います。

――連戦の初戦を勝利で飾りました
良いスタートを切れたと感じていますが、15戦先まではまだ見ていないので、まずは目の前の試合に勝って、その結果15試合終わって勝利がひとつでも多くついていればいいかなと思うので、まずは次のルヴァンを挟んでダービーがあるので、それに向けてチームとして、もっともっと突き詰めるところを突き詰めてやっていけたらなと思います。

――川又選手に待望のゴールが生まれました
本当に良かったと思います。やっぱりエースが決めるというのは、チームとしても勢いに乗りますし、一番本人がほっとしていると思うので、もっともっと楽しんでプレーできるように自分はサポートしていきたいと思います。今日は堅碁のこれまでの努力が報われた日だったのかなと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 ――今日の試合を振り返って
立ち上がり集中して入ろうと名波さんからも言われていたのですが、先に失点を許して少し難しいスタートになってしまいました。ただ、逆にああいった形だったからこそ、ピッチの中で声も出ていましたし、前向きに90分通してプレーできたと思います。ミスも多かったですが、前向きなプレーも多かったですし、それが結果につながったかなと。堅碁が点を取れなくてナイーブになっていて、すごくこの2週間くらい気を使っていたので、やっと気を使わなくてもいいなと(笑)。練習でシュートを外してもみんなで盛り立てて、「大丈夫だ堅碁!」、「試合では入るから」とずっと言っていたので(笑)。とにかく、本当にうれしかったです。堅碁が点を取るというのは、チームとしてもすごく良いことです。堅碁自身が乗ってくることはもちろん、やっぱり取るべき選手が取るというのはチームの勢いも増していくと思います。人数をかけてコンビネーションで崩していかないと点を取れないということは、チームとしての共通認識でありました。結果的に2点取れたので、すごく良かったと思います。

川又 堅碁 選手

川又 堅碁 ――今日は試合前にアダイウトン選手へのメッセージを込めたTシャツを選手全員で着て入場しました。どのような思いでしたか?
最高の仲間が怪我をして、本当に辛い想いをしていると思うのですが、その中でも毎日ポジティブにみんなに元気をくれていたので、そういうアダのことを思ってみんながやったことだと思います。

――1点目のゴールシーンは難しいシュートだったのでは?
まずは、(高橋)祥平が頭でそらしてくれると思っていましたし、相手のディフェンスも足が止まっていたので、あの前に落ちるだろうなという予測があって反応できたことと、ファーストタッチがよかったので、シュートは落ち着いて狙えたかなと。“らしくない”シュートだったなと思います。とにかく、やっと決まって、ほっとしました。

――ゴール後はすぐに名波監督のもとへ走りました
迷惑をかけていたなと思っていたので。ここから名波さんが笑顔になれるように、ジュビロが試合に勝てるように努力するだけだと思います。

――逆転ゴールとなった2点目の場面を振りかえって
この1週間、紅白戦でも練習でもゴールが入っていましたし、シュートも振れていました。いつも練習中に名波さんにプレーを止められるときは、「なんでシュートを打たないんだ」と、そういう場面が多かったので、そうした練習の成果があの場面は結果に結びついたと思います。

――2点目のあとはサポーターのもとに走りました
気持ちが上がっちゃいました。アダイウトンの背番号を頭に入れていたので、見てくれという意味で頭を指しました。

――今日の結果をどう受け止めていますか?
次につながるだけであって、これで終わりじゃないので、切り替えるだけです。

――次節は静岡ダービーです
ファンサポーターの皆さんやメディアの皆さんがすごく盛り上げてくれるので、それにふさわしいような試合ができるように、良い準備と、またゴールをそこで決められるように明日から良いリカバリーをして、1週間後に最高のパフォーマンスを出せるようにしたいです。

上原 力也 選手

上原 力也 ――今日の試合を振り返って
相手に押し込まれたり、ボールを持たれる時間は多少あると思っていたので、そこは割り切ってできたと思います。(田口)泰士君とのボランチは自分としてはすごくやりやすいですし、泰士君には泰士君の距離があるので、そういうのをお互い見ながらプレーできたかなと。前半の最後に堅碁君が同点ゴールを決めた時点で、勢いはジュビロにあったと思いますし、逆転できる雰囲気になったのではないかなと思います。

――怪我のアダイウトン選手への思いは?
今までのアダの活躍は計り知れないというか、ジュビロのためにすごく貢献してきたし選手ですし、J2の時からアダがチームを引っ張ってくれていたと思うので、何かできることはないかという話になって、アダが試合を見て勇気づけられたり、これからがんばれるようにという気持ちを込めて、みんなでTシャツを着て入場しました。だからこそ何としても勝ちたかったですし、チームに怪我人が出てしまった流れを、自分たちで変えていこうと名波さんも言っていたので、その通りの試合ができたのではないかなと思います。

高橋 祥平 選手

高橋 祥平 ――川又選手の同点ゴールをアシストした場面を振り返って
感覚的に堅碁君が見えていたので、あそこに落とせば良いかなと。それが点につながって良かったです。チームが勝てたことがまず一番大事なことですし、あとはエースが点を取ってくれると勢いに乗れると思うので、そういう意味でも良い結果になりました。

――守備陣も最後まで集中を切らさず守り抜きました
最初の1点は、もう仕方がないかなと。それをみんなが切り替えてプレーできたことは良かったかなと思います。15連戦と長いですが、一試合一試合全力を出し切っていけば、上位も見えてくると思うので、頑張っていきたいと思います。

浦和レッズ 堀孝史監督
 

――試合の総括
前半狙い通りの形からチャンスを作ってPKを得て先制することに成功したのですが、悪い時間帯に失点してしまったということと、2失点目に関してはミスが出てしまった、そういう勝負を決めるところで粘り強く戦うとか、そういうところでのミスをなくすことが大事だと思います。ただ、まだ戦いは続くので、しっかりと頭を上げて戦っていきたいと思っています。