2016年 試合速報

J1 1stステージ第8節 vs.サガン鳥栖

sagan
sagan

1 勝
2 分
4 敗
5 得点
8 失点
勝点 5
順位 16

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
3 分
2 敗
11 得点
13 失点
勝点 12
順位 9

前半
20分
森島 康仁
齊藤 和樹
30分
藤田 義明
ハーフタイム 後半
崔 誠根
岡本 知剛
岡田 翔平
池田 圭
19分
24分
松井 大輔
松浦 拓弥
36分
アダイウトン
清水 貴文
44分
大井 健太郎
白 星東
富山 貴光
46分
47分
山本 康裕
33
林 彰洋
5
キム ミンヒョク
8
藤田 優人
23
吉田 豊
29
谷口 博之
9
白 星東
10
金 民友
14
高橋 義希
16
崔 誠根
11
豊田 陽平
39
岡田 翔平
SUB
1
赤星 拓
2
三丸 拡
36
菊地 直哉
6
岡本 知剛
19
楠神 順平
18
富山 貴光
22
池田 圭
監督
マッシモ フィッカデンティ
21
カミンスキー
2
中村 太亮
3
大井 健太郎
24
小川 大貴
33
藤田 義明
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
22
松井 大輔
23
山本 康裕
20
森島 康仁
SUB
1
八田 直樹
5
櫻内 渚
7
上田 康太
11
松浦 拓弥
17
清水 貴文
40
川辺 駿
16
齊藤 和樹
監督
名波 浩

9332
スタジアム名 試合日 キックオフ
ベアスタ 4/24(日) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 長谷川 正朋 高山 啓義
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 数原 武志 植田 文平
気温 湿度 第4の審判員 記録員
23.2度 55% 和角 敏之 林 寛
9 シュート 9
9 ゴールキック 11
5 コーナーキック 2
17 直接FK 17
5 間接FK 0
5 オフサイド 0
0 PK 0

チームは今日のサガン鳥栖戦に向けて、試合2日前の22日に現地入り。コンディションを万全に整えて、試合に臨む。今季、アウェイゲームでジュビロは2勝2分。勝点8を積み上げている。今日もその自信を持って戦い、勝利に繋げたい。

ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から小川大貴、大井健太郎、藤田義明、中村太亮。ダブルボランチに、宮崎智彦と山本康裕。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、松井大輔、アダイウトン。ワントップに森島康仁という並びか。
J1リーグ前節の横浜F・マリノス戦から、スターティングメンバーを大きく変更。右サイドバックに入る小川大貴は、先週20日に行われたナビスコカップ、湘南ベルマーレ戦で攻守にわたって好パフォーマンスをみせた。今日は、今季初のリーグ戦出場となる。また、出場停止の小林祐希に代わり、松井がトップ下のポジションに、そしてワントップには森島が入りそうだ。どちらも、リーグ戦では今季初先発。ゴールやアシストといった、得点に繋がるプレーに注目したい。

対するサガン鳥栖の予想フォーメーションは、【4-3-1-2】。GKに林彰洋、最終ラインは右から藤田優人、キム ミンヒョク、谷口博之、吉田豊。3ボランチの中央に高橋義希、右に金民友、左に崔誠根、トップ下には怪我の鎌田大地に代わり、2014シーズンまでジュビロに在籍していた白星東が入りそうだ。そして2トップに岡田翔平、豊田陽平という並びが予想される。
鳥栖はここまでのリーグ戦7試合で、失点数は7。これはJ1で4番目に少ない数字だ。セカンドボールの奪い合いを制し、中盤の主導権を握ることが出来るか、そして、森島や松井、前節のリーグ戦で今季初ゴールをマークしたアダイウトンら、攻撃陣を中心に相手の堅い守備を崩し切ることができるかが、勝敗を分けるポイントとなりそうだ。また、ジュビロの守備陣は決定力のある相手のエース、豊田をしっかりと抑えたい。

キックオフは16:00。ベストアメニティスタジアムの天気は曇り。少し蒸し暑さも感じるが、風はほぼ無く、選手たちはベストコンディションで試合に臨めそうだ。

前半1分、ホームの鳥栖ボールで前半キックオフ。天候は晴れ。
前半2分、鳥栖、ゴール前で崔誠根が宮崎智彦に倒されてFKを獲得する。
前半2分、鳥栖、FKを蹴るのは高橋義希。直接狙うが、枠をとらえることはできなかった。
前半3分、鳥栖、最前線の豊田陽平がボールを受け、縦にスルーパス。これに走りこんだ白星東がドリブルからシュートを放つが、ゴール右に外れた。
前半5分、ジュビロ、自陣でボールを奪いショートカウンター。左サイドのアダイウトンへボールが渡り、ドリブル突破からゴール前にクロスを入れるが、ボールはファーサイドに流れた。
前半8分、ジュビロ、最前線でボールを受けた森島康仁のポストプレーから、中村太亮、松井大輔がボールに絡み、最後は松井大輔が右足でクロスを入れる。アダイウトンがニアに飛び込むが、惜しくもゴールには結びつかなかった。
前半10分、鳥栖、岡田翔平が敵陣右サイドで倒されてFKを獲得。ゴール前にクロスを入れるが、ジュビロ守備陣がクリアした!
前半12分、鳥栖、白星東が右サイドに流れてボールを受ける。マイナスのパスを送ると、藤田優人がダイレクトでゴール前に鋭いクロスを入れる。これに岡田翔平がヘッドで飛び込むが、カミンスキーが正面でキャッチする。
前半13分、ジュビロ、敵陣左サイドからのFK。中村太亮が鋭いボールをゴール前に送ると、森島康仁がヘッドで合わせる。しかし、これはオフサイドの判定に。
前半18分、ジュビロ、森島康仁が谷口博之との競り合いの際に負傷し、ピッチに倒れこんでいる。森島康仁は担架で運ばれ、齊藤和樹と交代した。
前半20分、ジュビロ、右サイドに流れたアダイウトンが遠めからロングシュートを放つが、枠を大きく外れた。
前半23分、ジュビロ、カウンターからアダイウトンが右サイドを駆け上がり、パスを繋ぐ。小川大貴がボールを持ち、カットインから左足でクロスを入れる。太田吉彰がヘディングで合わせるが、オフサイドの判定に。
前半23分、ジュビロは流動的にポジションを入れ替え、右サイドにアダイウトン、左サイドに太田吉彰が入っている。
前半25分、鳥栖、敵陣右サイドから藤田優人が素早くゴール前にロングボールを送る。岡田翔平がエリア内でボールを受けるが、大井健太郎がうまくカバーし、ボールをカットした!
前半27分、鳥栖、右サイドから金民友のCK。ショートコーナーから左足でマイナスのクロス。吉田豊がワントラップからシュートを放つが、ジュビロ守備陣がブロックする。
前半30分、ジュビロ、左サイド深い位置でボールをキープした松井大輔が技ありのパスで落とし、中村太亮へ。中村太亮は鋭いクロスを入れるが、鳥栖に跳ね返された。
前半33分、ジュビロ、最前線の齊藤和樹が体を張り、敵陣右サイドでファウルを獲得。FKを蹴るのは山本康裕。ゴール前に送ると、ファーサイドに流れたボールを大井健太郎がボレーで合わせる!しかし、鳥栖DFにブロックされ、ラインを割る。
前半35分、鳥栖、敵陣左サイドから吉田豊がグラウンダーのクロス。ニアの豊田陽平が左足で強烈なシュートを放つが、クロスバーに弾かれる。
前半37分、ジュビロ、敵陣中央からのFK。山本康裕がカーブをかけたシュートで直接狙うが、林彰洋にキャッチされた。
前半39分、鳥栖、敵陣右サイドから藤田優人のロングスロー。豊田陽平がヘッドで落とすが、小川大貴が左足で大きくクリアした!
前半41分、鳥栖、カウンターから岡田翔平がスピードに乗ったドリブルで前線に駆け上がる。ここはジュビロ守備陣が戻り対応。ルーズボールがラインを割り、CKに。
前半42分、鳥栖、左サイドからのCK。金民友がショートコーナーから左足でクロスを入れるが、ジュビロ守備陣がカットした。
前半45分、ジュビロ、左サイドからのCK。山本康裕がゴール前に送るが、鳥栖守備陣に跳ね返された。
前半45分、前半アディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、左サイドから太田吉彰が攻め上がろうとするが、金民友に対するファウルで鳥栖ボールに。林彰洋が大きく前線へ放り込んだところで、前半終了のホイッスル。
後半1分、アウェイのジュビロボールで後半キックオフ。両チーム共にハーフタイムでの選手交代はなし。
後半2分、ジュビロ、右サイドから攻撃を仕掛ける。齊藤和樹が中に切れ込み、アダイウトンへパスを送ると、アダイウトンはゴール前から強烈なミドルシュートを放つ!しかし、惜しくもポストに弾かれてしまった。
後半5分、ジュビロ、敵陣左サイドでFKを獲得。山本康裕がゴール前に送るが、鳥栖が跳ね返す。ルーズボールを拾い、再び攻め込むが、ゴールには結びつかなかった。
後半7分、鳥栖、敵陣中央からのFK。金民友がファーサイドの谷口博之へ合わせようとするが、ボールは流れた。
後半8分、ハーフタイムコメント
鳥栖・マッシモ フィッカデンティ監督
「相手のカウンター攻撃に対して、準備しておくこと。攻撃のところで、後ろで時間をかけすぎずにスピードを出すこと。攻守でポジショニングに気を付けること。もっとみんなで声をかけあうこと」

磐田・名波 浩監督
「セカンドボールの反応を意識してプレーすること。相手セカンドラインからの飛び出しに気をつけること」
後半9分、鳥栖、左サイドから白星東がゴール前にクロス。岡田翔平がヘッドで合わせるが、枠を外れる。
後半10分、鳥栖、金民友のCKはファーサイドに流れた。
後半13分、ジュビロ、敵陣右サイドでボールを持った小川大貴がカットインから左足でクロス。ファーサイドの中村太亮が飛び込むが、わずかに合わなかった。
後半16分、ジュビロ、敵陣で細かくパスを繋ぎ、攻撃を組み立てる。両サイドバックが高い位置を取り、攻撃を仕掛けるが、なかなかチャンスには結びつかない。
後半18分、ジュビロ、左サイドからの折り返しを受けた松井大輔。絶妙な切り返しで対峙する崔誠根を振り切り、左足でシュートを放つが、惜しくも林彰洋に阻まれた。
後半21分、鳥栖、ゴール前でボールを受けた白星東が右足で強烈なシュートを打つが、ゴール右に外れた。
後半22分、鳥栖、敵陣右サイドから藤田優人のロングスロー。豊田陽平がヘッドで落とし、池田圭が飛び込むが、ジュビロ守備陣が跳ね返す!
後半25分、ジュビロ、左サイドから山本康裕のCK。ニアに鋭いボールを送るが、鳥栖がヘッドでクリアする。
後半27分、鳥栖、自陣から大きく前線へ放り込み、カウンターを仕掛ける。池田圭を走らせるが、大井健太郎がヘッドでカミンスキーにパスを送り、ジュビロボールに。
後半28分、鳥栖、ショートカウンターから右サイドの藤田優人へパスが渡る。藤田優人はゴール前に柔らかいクロスを入れると、これがファーサイドに流れ、直接ゴールへ向かうが、カミンスキーがなんとか防いだ。
後半31分、鳥栖、敵陣右サイドでボールを持った白星東が鋭いドリブルでゴールへ迫る。金民友との連携からシュートを放つが、ジュビロ守備陣がブロック。ルーズボールを拾った金民友がダイレクトでボレーを放つが、枠をとらえきれず。
後半33分、鳥栖、敵陣右サイド深い位置まで攻め上がり、ゴール前にクロス。ファーサイドの金民友が狙いすましたヘッドを放つが、わずかに枠を外れる。
後半34分、鳥栖、敵陣左サイドでボールを受けた金民友がゴール前にグラウンダーのクロス。豊田陽平が走りこむが、わずかに合わず。
後半37分、ジュビロ、自陣から大井健太郎が大きく前線へ放り込む。ルーズボールを拾った宮崎智彦が左足のハーフボレーでゴールを狙うが、林彰洋がキャッチした。
後半40分、鳥栖、左サイドから立て続けにCKのチャンス。金民友がゴール前に送るが、ジュビロ守備陣が集中した守備で跳ね返す。
後半43分、ジュビロ、敵陣右サイドで太田吉彰が金民友のファウルを受けてFKを獲得する。
後半44分、ジュビロ、FKを蹴るのは中村太亮。鋭いボールをゴール前に送るが、これは跳ね返される。ファーサイドでルーズボールに反応した松浦拓弥がダイレクトでゴール前に折り返すと、大井健太郎が合わせて、待望の先制点を奪う!0-1
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム2分、鳥栖、自陣から大きくロングボールを送り、エリア内でボールを受けた豊田陽平がシュートまで持ち込むとするが、ジュビロが懸命にブロックする!
後半アディショナルタイム4分、鳥栖、自陣からFKのチャンス。GK林彰洋がゴール前まで駆け上がり、パワープレーに出る。継続的に攻め続け、最後はエリア内でボールを受けたキム ミンヒョクがシュートを放つが、枠をとらえることはできず。ここで後半終了のホイッスル。ジュビロが見事に勝利を手にした!
名波 浩 監督

――試合の総評
まずは、バスでスタジアムに入る時、鳥栖のサポーターが大拍手で迎えてくださり、「よくJ1に帰って来てくれた」という言葉をかけてくださいました。鳥栖の方々は、サポーターとして素晴らしいメンタリティを持ち、プロアスリートをサポートするグループとしては超一流だなと痛感しました。
そのように迎え入れられた中で、ゲームの内容としては、正直我々にとっては不細工なゲームになってしまいました。まずセカンドラインのところでセカンドボールが拾えず、また鳥栖の得意であるパワープレーや、斜めのグランダーのくさびのボールが何本か入ってしまって、少し後ろに重たくならざるを得ない状況だったなと。90分通してそうした展開になってしまったので、そこは松井、アダイウトン、太田らがあのエリアに関してもう少し低い位置で構えて奪いに行かなくてはいけなかったと思います。
ただ、やっていることとしては、理想のサッカーではないですが、しぶとく、粘り強く、がまん強くという意味では、前節の5失点の流れから今節完封出来たことは非常に大きいです。またセットプレーのゴールについても、自分たちは足が止まらずにゴールに向かっていく選手がいたと。それが結果に出たのだと思います。

――前節から代わって出場した選手の評価は
1月15日のチームの立ち上げのときから、「チャンスをもらえる選手はトレーニングやゲームでのパフォーマンスのいい人間だ」と、もちろんオフザピッチでの立ち振る舞いも含めて、「人間的にJ1レベルだと思ったらピッチに立たせる」と選手には伝えていました。今日出た選手たちは、躍動したかはまだ映像を見ていないので分かりませんが、やるべきことはやってくれたなと。相手の圧力が非常に強かった中で、跳ね返そうという強い気持ちを持っていてくれたのではないかと思います。

――ナビスコカップの湘南戦に比べ、サイドからの攻撃が増えたのでは
サイド攻撃もサイドチェンジも不合格だったと思います。何故かといえばボールホルダー、サイドチェンジしたい選手がヘッドアップした時に、本来はサイドの人間が1対1の状況で出したいのですが、相手の守備のサポートが速くて、1対2の状況になりかねないということで、ボールホルダーが躊躇してパスを出さないというシーンが非常に多かったなと。もう少し攻撃のサポートが早く来なくてはいけないと思いますし、常日頃言っている背後がとれるワンチャンスを逃している場面もあったので、そこを通していればもう少し押し込めるチャンスもあったのではないかと。大きな反省だったと思います。

――大井選手が守備で貢献、しかも得点もあげました
外国人らしい嗅覚だったなと(笑)。番記者さんしか笑っていませんが(笑)。彼の守備だけではなく、セットプレーにおけるストロングというものも十分に理解しています。ジェイがいない現状で、特に松浦と清水が入って高さが無くなった中では、より厳しいマークにあうと思いますが、あのセカンドボールの反応というものは、先ほど言いましたけどゴールに向かっていく姿勢だと思うので、ああいったものは今後も継続してほしいですし、この1点でさらにサポーターにも認められる存在になったのではないかと。よりキャプテンシーを出していって欲しいと思います。

――勝ち点3を取れたことについては
もの凄く、凄く大きなものだと思います。今日我々は、松浦、清水といった交代カードを見てもらえば分かる通り、守る気は全くなく、前へ前へという姿勢を貫いていきたかった。ボールホルダーの質が悪かったので、そこまでのビッグチャンスは生まれなかったのですけど、結果それがゴールに繋がったと思うので、次節以降、広島や神戸、鹿島、ガンバと非常に難しいチームとの対戦が続くので、(厳しい連戦の)いい出だしになったと思います。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――ゴールシーンを振り返って
(齊藤)和樹が前に入ってくれていたので、相手のマークも自分にはついていませんでしたし、当てるだけでした。マツ(松浦拓弥)がすごく良いボールをくれたおかげです。あの場面は、狙って蹴ったシュートではありませんでした。それよりもボールに触らないと、という意識の方が強かったので、上手く当たっていい方向に転がってくれて良かったなと。無失点に抑えられたのも、みんなの力だと思いますし、ゴールもみんなでボールを運んで決めたゴールなので、チームで戦った結果だと思います。

――完封勝利という結果について
リーグ戦ではなかなかゼロで抑えられていませんでした。もちろん結果的にチームが勝つことが出来ればいいのですが、やはりDFとしては無失点で勝つことがベストです。今日は点をとったことよりも、完封できたことの方が嬉しいです。相手は強いFWもいて、全てで競り勝てるわけではなかったですが、センターバック二人でカバーし合うことが出来たと思います。前半はなかなか中盤でボールをつなぐことが出来ませんでしたが、後半はサイドで起点をつくれていましたし、落ち着いてプレー出来ていたと思います。

齊藤 和樹 選手

齊藤 和樹 ――今日の試合を振り返って
自分がすべきことは分かっていたので、(前半はやい時間帯での)途中出場はまったく問題ありませんでした。流れて起点になることと、裏を狙うこと、そしてロングボールが増えると思っていたので、身体を張ってしっかりキープすることを意識していました。鳥栖は守備が堅いチームでしたが、最後まで我慢して守備陣がゼロに抑えてくれたことが、勝利につながったと思います。今日は熊本の人たちが応援に来てくれていましたし、自分も元気を与えられるようなプレーを見せたいなと思ってピッチに立ちました。ただ、もう少しシュートを打ちたかったですし、そこはこれからの課題です。だんだん味方がパスを出してくれるタイミングと自分の動き出しが合ってきて、形はできつつあると感じているので、これからもっと合わせていきたいと思います。

カミンスキー 選手

カミンスキー ――リーグ戦初完封となりました
もちろんこれまでの試合でも完封したいと思って臨んでいましたが、それが出来ず8節まで時間がかかってしまいました。今日は、それが達成できてすごく嬉しいです。前節のマリノス戦は、大敗してしまい、自分が日本に来てから最悪のゲームでした。ただ、5対1で負けてしまったところからも学ぶことは多かったと思います。今日の試合では、決して良いプレーが出来たとは言えないですが、皆最後まで集中力を保っていました。本当に、我慢強く戦い、何より勝点3をとれたことが大きかったなと思います。

――相手の攻撃陣への対応はどのように考えていましたか?
試合前に、相手はロングボールを多く使ってくるだろうと、そうした予想はしていました。サポーターの皆さんにとっては、なかなか見ていて冷や冷やする展開だったかもしれません。ただ、内容が悪くても、とにかく今は勝つことが大事だと。マリノス戦で大敗したことを考えると、必要なのは内容よりも結果だったのかなと感じています。自分自身、上手く切り替えも出来ましたし、自信も取り戻せたと思います。この勝利を、また次のゲームに繋げていきたいと思います。

小川 大貴 選手

小川 大貴 ――J1リーグ戦初先発となった今日の試合を振り返って
最後、ああいう場面で得点を奪い、勝利出来たということだけを考えると、良かったのですが、その前にGKとDFとの間に一本危ないクロスを上げられてしまいました。もう一歩寄せなければいけなかったですし、入らなかったから良かった、というのではなく、もっと突き詰めてやっていく必要があると思います。ただ、今日の試合はなかなかどちらのチームにとっても良いゲームではなかったと思いますが、その中でもアウェイで勝点3を持って帰ることはとても重要です。今日のような試合をして、無失点に抑えられたということは、すごく自信になっていくと思います。自分自身、まだまだな部分が多いですが、何よりチームの勝利に貢献できたことが大きな収穫でした。次にどんなチャンスが来ても、チームとして結果を残すことを第一に考えてプレーしたいと思います。自分の長所は、1対1のプレーだと思っています。もっと攻撃参加をしないと、自分が出ている意味がないと思うので、打てる場面で積極的に仕掛けてシュートを打っていきたいです。

サガン鳥栖 フィッカデンティ監督
 

――試合の総括
チームとして、相手のカウンターに苦しんだという部分がありました。我々は今まで通りポゼッションを中心にこちらのやるべきプレーが出来たと思いますが、もしかしたらポゼッションに関してはいつもに比べたら少し出来ていなかったかもしれません。