2014年 試合速報

2014 J2リーグ 35節 vs.大分トリニータ

trinita
trinita

13 勝
12 分
9 敗
40 得点
43 失点
勝点 51
順位 6

2
  • 0
  • 0

  • 2
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

17 勝
8 分
9 敗
58 得点
44 失点
勝点 59
順位 3

前半 ハーフタイム 後半
ダニエル
8分
14分
櫻内 渚
木村 祐志
伊藤 大介
23分
伊藤 大介
25分
27分
阿部 吉朗
山崎 亮平
松井 大輔
ポポ
土岐田 洸平
松本 怜
35分
為田 大貴
39分
44分
藤田 義明
田中 裕人
林 容平
伊佐 耕平
47分
1
武田 洋平
3
阪田 章裕
4
高木 和道
5
若狭 大志
6
土岐田 洸平
7
木村 祐志
8
西 弘則
11
為田 大貴
15
末吉 隼也
35
ダニエル
33
林 容平
SUB
16
室 拓哉
17
松本 怜
19
伊藤 大介
22
キム ジョンヒョン
29
風間 宏矢
18
伊佐 耕平
24
木島 悠
監督
田坂 和昭
1
八田 直樹
5
駒野 友一
19
伊野波 雅彦
25
櫻内 渚
35
森下 俊
11
松浦 拓弥
13
宮崎 智彦
22
松井 大輔
33
藤田 義明
14
阿部 吉朗
18
前田 遼一
SUB
39
藤ヶ谷 陽介
27
木下 高彰
30
坪内 秀介
3
岡田 隆
6
田中 裕人
7
ポポ
9
山崎 亮平
監督
名波 浩

7,236
スタジアム名 試合日 キックオフ
大銀ド 10/4(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
良芝、乾燥 小林 進 松尾 一
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 唐紙 学志 村上 孝治
気温 湿度 第4の審判員 記録員
23.4度 55% 穴井 千雅 宇野 耕二
6 シュート 9
14 ゴールキック 5
6 コーナーキック 3
13 直接FK 20
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

「残りの試合は全部大事」(名波 浩監督)。
その理由を改めて説明する必要はないだろう。まさに“1戦必勝”。2位・松本山雅FCに圧力をかけるためにも、どの試合も落とせない。

ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、阿部吉朗、松井大輔。1トップに前田遼一という並びか。
やはり注目はボランチでのプレーが予想される宮崎智彦。左サイドバックを本職とする選手だが、名波監督によってボランチに抜擢された。「臆せずプレーしたい」と闘志を燃やしている。名波監督は「攻撃センスがある」と起用理由を語っていた。また、今節は累積警告による出場停止で小林祐希を欠く。新監督は2列目には阿部吉朗を起用。経験豊富な点取り屋の奮闘にも期待したい。

“名波・ジュビロ”の初陣は前節の愛媛FC戦(9月28日)。前半を0-0で折り返したが、後半の立ち上がりに櫻内 渚のクロスを前田遼一が押し込み、1-0。さらにその後松井大輔のスルーパスに反応した松浦拓弥が粘り強く決めた。守備陣も最後まで集中力を切らさず、完封勝利。この結果、2位・松本山雅FCとの勝ち点差は『5』に。いよいよ射程圏内に入った――。

対する大分トリニータは第34節終了時点で勝ち点51の6位。順位が上下のクラブとプレーオフ圏内(6位以内)を激しく競り合っている。前節はホームでV・ファーレン長崎と対戦し、1-1のドロー。前半にクロスから佐藤洸一に先制点を奪われたが、後半に新戦力・ダニエルのゴールで同点。1ポイントを得ている。
大分トリニータの予想フォーメーションは[4-1-4-1]。GKに武田洋平。最終ライン右から西 弘則、阪田章裕、高木和道、若狭大志。アンカーにダニエル。2列目右から土岐田洸平、末吉隼也、木村祐志、為田大貴。1トップに林 容平という並びか。

前回の対戦は第13節(5月11日)のホームゲーム。前半に前田遼一の得点で先制したが、後半の立ち上がりにFKから失点。この試合もセットプレーには要注意だ。

試合会場は大分銀行ドーム。天候は晴れ。九州でのアウェイゲームながら、この試合も大勢のサックスブルーサポーターがスタジアムに駆けつけている。選手、スタッフ、そしてサポーターと勝利の喜びを共有するために、何として勝ちたい。

「連勝できれば、(次節の)岐阜戦の雰囲気が変わる」。新指揮官は選手たちにそう声をかけ、このゲームに臨む。ここで連勝できれば、間違いなく波に乗れる。
試合開始は14時。ご声援よろしくお願いします!

前半1分、大分ボールで前半キックオフ。
前半1分、大分、ジュビロゴール前で森下 俊のマークを振りきった林 容平がゴール右からクロス。これは伊野波雅彦がクリア!
前半2分、ジュビロのフォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、阿部吉朗、松井大輔。1トップに前田遼一(キャプテン)。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはホワイト。
前半3分、ジュビロ、敵陣右サイドでパスを受けた松浦拓弥がクロス。滞空時間の長いボールをゴール前へ。これに前田遼一が走り込むが、武田洋平にキャッチされた。
前半4分、大分に決定機。敵陣で短いパスをつなぎ、最後はゴール左・エリア内でスルーパスを受けた為田大貴が右足でシュート。これはゴール横に外れた。
前半5分、大分のフォーメーションは[4-1-4-1]。GKに武田洋平。最終ライン右から西 弘則、阪田章裕、高木和道(キャプテン)、若狭大志。アンカーにダニエル。2列目右から土岐田洸平、末吉隼也、木村祐志、為田大貴。1トップに林 容平。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはブルー。
前半6分、ジュビロ、敵陣左サイドの宮崎智彦が縦パス。左サイドの駒野友一を狙うが、少し合わず、大分のスローインに。
前半6分、ピッチ上空は晴れ。アウェイゴール裏からホームゴール裏へ向かって緩い風が吹いている。過ごしやすい陽気。
前半7分、名波 浩監督はスーツ姿。ベンチ前に立ち、戦況をじっと見ている。
前半9分、大分、ジュビロのゴール正面でFKを獲得。直接狙える位置。木村祐志が右足で直接狙う。壁に当たり、大分のCKに。
前半10分、大分、メインスタンド側からショートコーナー。最後は右サイドから為田大貴がクロス。これはジュビロがクリアした。
前半11分、ジュビロ、DFラインの伊野波雅彦が右サイドへ大きく展開。これを櫻内 渚が受け、ドリブル。ジュビロのスローインに。敵陣右サイドの高い位置からのスローインをつなぎ、最後は松浦拓弥がクロス。これは長く、ファーサイドへ抜けた。
前半12分、大分、DFラインの阪田章裕が前線へロングボール。これは自陣左サイドの駒野友一がクリアした。
前半13分、ジュビロ、中盤左サイドでボールを奪取した松浦拓弥が中盤中央の宮崎智彦へパス。宮崎智彦が確実にキープし、DFラインへつなぐ。このプレーをベンチ前の名波 浩監督は拍手でたたえた。
前半15分、ジュビロ、敵陣でボールを左右に動かす。短いパスをつなぎ、最後は敵陣左サイドで宮崎智彦、前田遼一、松浦拓弥とパスをつなぐ。松浦拓弥の突破でFKを獲得。
前半16分、ジュビロ、敵陣左サイドの深い位置からFK。角度のないところから駒野友一が右足で直接狙う。これは武田洋平にパンチングでクリアされた。
前半18分、ジュビロ、敵陣左サイドで駒野友一、前田遼一、駒野友一、宮崎智彦と短くパスをつなぐ。最後は中盤中央の藤田義明がボールを受け、展開しようとするが、相手のプレッシャーを受け、ボールロスト。
前半20分、ジュビロ、リスタートで若干時間ができたタイミングで名波 浩監督が前田遼一を呼び寄せ、指示を出していた。
前半21分、ジュビロ、自陣右サイドで大分にパスをつながれるが、ブロックは崩れず。最後はジュビロのスローインに。ボランチ起用の宮崎智彦はこれまで攻守で卒のないプレーを見せている。
前半23分、ジュビロ、DFラインの伊野波雅彦が縦パス。これを前線の松井大輔が流し、その背後の前田遼一へ。しかし、大分のカットされた。
前半24分、やや膠着した展開になってきた。
前半24分、大分、敵陣サイドの高い位置から西 弘則が右足でクロス。これは八田直樹が余裕を持ってキャッチした。
前半25分、大分、敵陣右サイドの高い位置で木村祐志のパスを受けた西 弘則がドリブル。森下 俊をかわし、ショートパス。これを受けた末吉隼也が右サイドから右足でクロス。これはジュビロがクリア。
前半26分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置で櫻内 渚が仕掛ける。松井大輔とのパス交換で縦に突破し、クロス。これは長く、ファーサイドへ抜けていった。
前半29分、ジュビロ、敵陣でボールを左右に動かす。最後はDFラインの森下 俊が縦パス。これを阿部吉朗、松浦拓弥とつなぎ、最後は駒野友一が縦に走り込む。しかし、大分にブロックされ、大分のゴールキックに。
前半30分、ジュビロ、敵陣左サイドの高い位置からスローイン。駒野友一がスロー。これを受けた宮崎智彦が縦パス。松井大輔を狙うが、これは大分にカットされた。
前半31分、ジュビロ、武田洋平のキックミスによりマイボールに。右サイドへ展開し、松浦拓弥、阿部吉朗、櫻内 渚とパスがつながる。最後は櫻内 渚が右足でクロスを上げるが、大分にクリアされた。
前半32分、大分、敵陣右サイドでFKを獲得。木村祐志が右足でキック。ニアサイドへ。これはジュビロがクリアした。
前半33分、大分にチャンス。敵陣右サイドでダニエルのパスを受けた西 弘則がさらに横パス。これを受けた木村祐志が右サイドからクロス。これは八田直樹がパンチングでクリア!
前半35分、大分、CK、バックスタンド側から木村祐志がキック。ファーサイドへ。これを末吉隼也が右足で折り返し、再び大分のCKに。
前半35分、大分、CK、バックスタンド側から木村祐志がキック。ニアサイドへ。混戦となり、八田直樹とダニエルがコンタクト。ジュビロのFKに。
前半38分、ジュビロ、DFラインで藤田義明のパスを受けた伊野波雅彦が右足で縦にフィード。松井大輔を走らせるが、これは大分にカットされた。
前半38分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置から櫻内 渚がロングスロー。ニアサイドへ。これは大分にクリアされた。
前半40分、ジュビロ、敵陣中央で松浦拓弥のドリブル突破からFKを獲得。ロングレンジ。駒野友一が右足でゴール前へ。前田遼一を狙うが、これは大分にクリアされた。
前半42分、大分、中盤右サイドでFKを獲得。縦に浮きパス。西 弘則を走らせるが、これは駒野友一、森下 俊がしっかりブロック。ジュビロのゴールキックに。
前半45分、ジュビロ、自陣でFK。森下 俊がロングキック。これを前線の前田遼一が競るが、こぼれ球を大分にクリアされた。前半のアディショナルタイムは3分。
前半アディショナルタイム1分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。ニアサイドへ。これを松井大輔が流し、ファーサイドへ。これを伊野波雅彦が折り返す。このこぼれ球を最後は宮崎智彦が左足でミドルシュート。これは大きく枠の上に外れた。
前半アディショナルタイム4分、ジュビロ、前線の前田遼一が右サイドへ展開。これを受けたのは右サイドの櫻内 渚。前田遼一とのパス交換で深い位置に侵入しようとするが、大分にブロックされ、大分のゴールキックに。その後に前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ。
後半1分、後半も天候は晴れ。バックスタンド側を太陽が強く照らしている。
後半2分、名波 浩監督は後半も開始からベンチ前に立ち、戦況を見つめている。
後半3分、ジュビロ、宮崎智彦からのパスを受けた櫻内 渚が右サイドからクロス。CKに。メインスタンド側から駒野友一がキック。ショートコーナー。松井大輔、松浦拓弥、宮崎智彦とつなぎ、ゴール正面へ。最後は宮崎智彦が左足でミドルシュート。このこぼれ球に松井大輔が走り込むが、オフサイドの判定。
後半6分、ジュビロ、自陣中央の伊野波雅彦が右サイドへ展開。ライナー性のボールで松浦拓弥を狙うが、これは大分にカットされた。
後半6分、大分、敵陣中央でダニエルがボール奪取。その後左サイドへ展開。末吉隼也がクロス。これはファーサイドへ流れた。
後半7分、ジュビロ、前線で前田遼一がロングボールを競り、こぼれ球を松浦拓弥が拾う。そのまま右足でミドルシュート。これは大きく枠の上に外れた。
後半8分、大分にチャンス。敵陣左サイドの深い位置でボールを持った為田大貴がドリブル。エリア内に侵入し、クロス。これはジュビロがクリア。
後半8分、大分、中盤でのコンタクトプレーでダニエルにイエローカード。
後半10分、両チームのハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「バランスよく安定してボール回しできている。継続しよう」、「シュートの意識を持って積極的に打っていこう」。

大分、田坂和昭監督、「前半はとてもよいゲームができている。後半ももう一度みんなで続けよう!」、「守備はサイドからのクロスの対応をしっかりすること。ラインコントロールをすること」、「攻撃はボールを取ったらカウンター。クロスに対して中の人数を増やそう」。
後半14分、ジュビロ、中盤右サイドでのコンタクトプレーで櫻内 渚にイエローカード。
後半14分、ジュビロ、中盤中央の藤田義明が縦パス。前線の阿部吉朗へ。藤田義明はそのまま攻撃参加し、リターンパスを受けようとするが、つながらず、大分ボールに。
後半18分、大分、敵陣左サイドの深い位置からFK。木村祐志が右足でキック。ニアサイドへ。これはジュビロがクリア。
後半21分、ジュビロ、敵陣右サイドの藤田義明がクロス。これをニアサイドの松浦拓弥が受けるが、シュートは打てず。大分にクリアされた。
後半21分、ジュビロ、敵陣左サイドで阿部吉朗が起点を作り、つなぐ。最後は松井大輔のパスを受けた駒野友一がアーリークロス。これは武田洋平にキャッチされた。
後半22分、ジュビロ、敵陣中央からFK。ロングレンジ。駒野友一が右足で強烈なシュートを放つ。これは武田洋平にパンチングでクリアされた。
後半23分、大分、選手交代、木村祐志に代わり伊藤大介を投入。
後半25分、大分に先制点・・・。敵陣左サイドでボールを持った為田大貴がドリブルでインサイドへ。為田大貴のパスを受けたゴール正面の若狭大志が左足でシュート。最後はこぼれ球をエリア内の伊藤大介に左足で決められた。【0-1】
後半27分、ジュビロ、選手交代、2枚同時。阿部吉朗に代わり山崎亮平。松井大輔に代わりポポを投入。
後半30分、ジュビロに決定機。敵陣で宮崎智彦、ポポ、松浦拓弥とつなぎ、最後は松浦拓弥がゴール右からクロス。ファーサイドへ。これをポポが頭で合わせるが、シュートはゴール横に外れた・・。
後半31分、ジュビロ、CK、バックスタンド側から駒野友一がキック。ゴール正面へ。これに前田遼一が飛び込むが、ヘディングシュートは枠の上。
後半33分、大分、敵陣左サイドでパスをつなぎ、最後は伊藤大介がアーリークロス。これはジュビロがクリア。
後半34分、ジュビロ、途中出場の山崎亮平は2列目の左サイド、ポポはトップ下でプレーしている。
後半35分、大分、選手交代、土岐田洸平に代わり松本 怜を投入。
後半37分、大分、CK、バックスタンド側から伊藤大介がキック。ニアサイドへ。これはジュビロがクリア。こぼれ球をつなぎ、伊藤大介が右サイドからクロス。これは八田直樹がキャッチ。
後半39分、大分に追加点。ダニエルが中盤でボール奪取。そのままカウンターへ。最後はゴール左でボールを受けた為田大貴がドリブル。マーカーの伊野波雅彦を振り切り、左足でシュート。ゴールネットを揺らした。【0-2】
後半42分、大分、自陣右サイドで西 弘則がマッチアップした駒野友一からボール奪取。そのままカウンターを仕掛けるが、藤田義明がカバーに入り、ボールカット。
後半44分、ジュビロ、選手交代、藤田義明に代わり田中裕人を投入。
後半45分、ジュビロ、ゴール正面でパスを受けた山崎亮平が反転し、左足でシュート。これはゴール横に外れた。
後半45分、後半のアディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、ゴール正面のポポが右足でミドルシュート。これは武田洋平にパンチングでクリアされた。
後半アディショナルタイム2分、大分、選手交代、林 容平に代わり伊佐耕平を投入。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。短くつなぎ、最後は松浦拓弥が縦にスルーパス。櫻内 渚を狙うが、長く、大分のスローインに。
後半アディショナルタイム5分、自陣左サイドでジュビロがボールを持ったところで試合終了のホイッスル。【0-2】
名波 浩 監督

――感想
前半は大分もうちもいいプレッシャーからいいカウンター、もしくはショートカウンターを狙っていくような戦いだったと思いますが、お互い決定的なシーンはなかなか見出せなくて、後半になるにつれて堅いゲームになるのかなと。ロースコアだと思うので、最初の1点が勝負だぞということでハーフタイムに送り出しましたが、ちょっと55分ぐらいでしょうか、そこから65分ぐらいまでがちょっと後ろに重たくなっていたので、我慢できるかどうかチャレンジさせてみて、結果的にしのいだのですが。ただ、そこでちょっと一息ついてしまったのかなと。しのいだので、今度は我々の時間だという守備から攻撃の切り替え。局面の切り替えではなくて、ゲームの中で今は攻撃の時間、自分たちの時間だという切り替えができなったことがまず一つです。
それから大分の方が運動量が多かっただろうし、特にセカンドボールの反応、球際のところは相当来ていたと思います。前節の長崎戦ではなかなか見せなかったシーンというのが大分は多々あったと思います。そのあたりは我々への対策も十分にできていたのではないかと思います。
――ボランチ起用した宮崎選手の評価は?
ボランチをやるのはプロになってから初めてでしたが、間違いなく合格点だと思います。ボールワークはほとんどミスなく、最終ラインに吸収されたのは2回くらいでしょうか。90分で2回ということは十分に合格だと思います。セカンドボールの予測も、サポートアングルも全て正しかったなと。一つだけ、もう一つ前のエリアに自分から運んだり、自分から積極的に動き出すということがもう少しあってもよかったかなと。1本、ヨシアキ(藤田義明)からかな、ロングボールにすっと抜けたぐらいで、あとはなかなか出ていけなかったので。そこだけは課題かなと思いますが、もう十分に合格だったと思います。
――負けはしましたが、攻撃の形が見えてきた部分もあったのでは?そこから先の部分は今後の課題でしょうか?
そうですね。フィニッシュのエリアというのは、その精度は十分に高めようという話はしていますが、それも相手があってのものですし、特に前田とか点を取っている選手へのケアはどのチームも速いと思います。そこからもうひと工夫、ふた工夫というのは絶対的に必要ですし。今日のゲームで言うと、ちょっとみんな難しいことをしようとし過ぎたと言うか、いろんな“色気”が出たと思います。ちょっと難しい選択肢をチョイスしてしまったのと、あともともと持っている選択肢が少ない。この2点が最終的なエリアであまり上手くいかなかった部分かなと。シンプルにポポのミドルシュートとか、松浦のクロスからポポのヘディングシュートとか、結果的にシンプルなやつがビッグチャンスになりえたので。あのあたりはシンプルさと、緻密なトリッキーさのバランスを上手く考えたいなと思います。
――田坂和昭監督との対戦で意識した部分は?
一昨年のJ1参入戦の戦いは全て見ていましたし、3バックにしても4バックにしても様々な守り方、戦い方ができる策士だとずっと思っていました。アウェイとか監督うんぬんは関係なく我々は勝つつもりで来ましたが、今日に限って、大分が非常に上手く戦ったなという感じがします。
――アウェイということで移動の面で負担はありましたか?それから、ピッチコンディションがあまりよくありませんでしたが、目指すサッカーに影響は出ましたか?
ピッチの状態は想定の範囲内だったと思います。ちょっと硬さが、おそらくホームの大分の選手たちもバウンドでかぶったり、スローインになったり、結構跳ねるなという感じでやっていたと思いますが、うちはそれ以上にびっくりしていた部分もあると思いますけど。あとは想定の範囲内だったので、この時期のこのグラウンドはというイメージはあったでしょうし、そこはあまり気にはしなかったですね。遠征の疲れという意味ではたしかに長旅、バスとか飛行機とかいろんなものを使いながら体が固まるような環境で移動してこなければいけませんが、それはどのクラブも同じだと思うので。これは着いて回るものだと思うので、そこも含めてプロサッカー選手の給料に反映されていると思うので、そんなに気にしていないです。
――今季、いいゲームをした後に調子を落としている試合があったように感じましたが、そのあたりはいかがでしょうか?
さきほどの質問とちょっとかぶるかもしれませんが、移動の疲れは間違いなくあると思うので、ゲームの入りも注意させました。その注意でどこまでケアできたかというのはまだ未知数かもしれませんし、映像を見てみないとわかりませんが。ただ、体のきれている選手という数では圧倒的に大分の方が多かったと思うので、そのあたりは少し反省材料もあるかなと思います。
――松本が勝ったことで2位との勝ち点差が『8』になりましたが、この状況をどう選手たちのモチベーションに変えていきますか?
今、試合が終わって言ったことは『自分たちはずっと戦い続ける立場にいる』、『下を向いてもしょうがない』と。とにかく上だけを追いかけるスタンスは今までと変わらないです。この負けを引きずる必要は全くないし、次に切り替えなければいけないし。ただ、自分の中でこういうミスとか、連動できなかった消極性とか、そういったものをまずは自分の中で消化してから、それからみんなで話し合えということは言いました。まずは人のせいにするのではなくて。

宮崎 智彦 選手

宮崎 智彦 (ボランチとして意識したことは?)まずはチームのために、という部分を意識しました。どこに動いたらチームの助けになるかということを考えました。ボランチでしたが、やることは大きくは変わりませんでした。
(相手の守備について)ブロックを敷いてきて、ボランチからくさびを入れることができない場面もありました。そのあたりを改めて練習からやっていかなければいけません。
負けた後の試合が大事になります。

八田 直樹 選手

八田 直樹 やはり特に2点目のところで、自分の仕事をしっかりしなければいけません。1-0のまま行っていれば、勝ち点を奪える可能性がさらにあったと思います。全体のところの守備の意識は高かったと思いますが、ただ、悔いの残る失点です。勝つしかありません。

伊野波 雅彦 選手

伊野波 雅彦 もう少し相手の陣地でボールを動かす時間を作れればと思います。崩されたというより自分たちのミス、という部分だと思います。映像を見て、どこが修正点かという部分を改めて話し合っていかなければいけません。波をなくしていかなければいけません。

大分トリニータ ■田坂和昭監督
 

――感想
選手がよく戦ってくれました。内容も結果もほぼ完璧で、狙い通りの形を選手が作ってくれました。そして、サポーターの力で選手を後押ししてくれました。今日のようなゲームを見せて、これからもっとお客さんが増えてほしいです。次の松本も上位ですが、しっかりといい準備をして戦いたいです。