2013年 試合速報

2013 J1リーグ 15節 vs.アルビレックス新潟

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
5 分
8 敗
18 得点
24 失点
勝点 8
順位 17

2
  • 0
  • 1

  • 2
  • 0

1
albirex
albirex

5 勝
2 分
7 敗
18 得点
21 失点
勝点 17
順位 11

前半
27分
川又 堅碁
チョ ビョングク
29分
ハーフタイム
チョン ウヨン
ペク ソンドン
後半
10分
金 珍洙
前田 遼一
金園 英学
15分
金園 英学
23分
24分
岡本 英也
鈴木 武蔵
27分
成岡 翔
藤田 征也
松浦 拓弥
山崎 亮平
34分
36分
濱田 水輝
村上 佑介
山崎 亮平
46分
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
宮崎 智彦
19
伊野波 雅彦
24
チョ ビョングク
7
小林 裕紀
10
山田 大記
22
チョン ウヨン
33
藤田 義明
11
松浦 拓弥
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
25
櫻内 渚
6
田中 裕人
20
山本 脩斗
8
ペク ソンドン
9
山崎 亮平
17
金園 英学
監督
関塚 隆
21
東口 順昭
3
大井 健太郎
5
濱田 水輝
19
金 珍洙
24
川口 尚紀
6
三門 雄大
8
レオ シルバ
18
成岡 翔
23
田中 亜土夢
16
岡本 英也
20
川又 堅碁
SUB
1
黒河 貴矢
25
村上 佑介
39
坪内 秀介
7
藤田 征也
13
酒井 宣福
15
本間 勲
28
鈴木 武蔵
監督
柳下 正明

5,698
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 7/10(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 内田 直人 村上 伸次
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 相樂 亨 中野 卓
気温 湿度 第4の審判員 記録員
26.2度 88% 青山 健太 松田 匠太
15 シュート 9
11 ゴールキック 10
7 コーナーキック 10
8 直接FK 11
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
0 PK 0

“関塚・ジュビロ”はドロー発進となった。ジュビロ磐田は前節のリーグ再開戦でセレッソ大阪と対戦。序盤からアグレッシブに戦い、勝利への執念を見せたが、2-2と勝ちきることはできなかった。2失点は修正の余地があるが、2得点は収穫。相手ゴール前で短いパスがリズミカルにつながり、ゴールネットを揺らした。リーグ中断期間から練習を積み重ねてきた部分でもあり、関塚隆監督も「これからもアタッキングサードでアイディアを出したプレーを思いきりやってほしい」と評価。積極的な攻撃を継続することがこの試合のポイントとなる。

前田遼一、山田大記と攻撃のキーマンにそれぞれゴールが生まれたことも明るい材料。チームの勢いになることは間違いない。ただし、ゴールを決めた両選手に笑顔はなかった。「いい試合をしても勝ちきらないと意味がない。次こそはしっかり勝てるようにしないと」(前田)。いわゆる“いい試合”をしても、やはり勝ちきることでしか順位を上げることはできない。欲しいのは結果のみ。貪欲に、泥臭く勝利を追い求めるしかない。

対するアルビレックス新潟は勝点17の11位。リーグ再開戦はホームで柏レイソルと対戦した。1-2で迎えた終盤に田中亜土夢の強烈なミドルで同点。さらに後半アディショナルタイムに岡本英也の勝ち越しゴールが決まり、劇的な形で勝利。リーグ戦の連敗を「2」で止め、弾みをつけた。

最終節に劇的な形で残留を決めた昨季より攻撃力はアップしている。今季、浦和レッズより田中達也、鹿島アントラーズより岡本英也を獲得。さらにアビスパ福岡より成岡翔を獲得し、いずれも即戦力としてチームの中核を担う。さらにチーム内得点ランクトップの6得点をマークしている川又堅碁も要注意人物の一人。今季ファジアーノ岡山より復帰したFWは前節もゴールを決め、波に乗る。指揮を取るのは11年までジュビロ磐田で指揮を取った柳下正明監督。ここまで堅実にチーム作りを進めてきた。

昨季のホーム・アルビレックス新潟戦は0-0。チャンスを作りながら得点を奪えず、逆に相手の鋭い攻撃にあわやという場面を作られた試合となった。その後、長く勝利から遠ざかり、リーグ8試合勝ちなしという苦い経験を味わうことに・・・。その借りを返すためにも是が非でも勝利したい相手である。「次の試合、何としても勝利を実現したい」。前節の試合後の会見で関塚隆監督は前を向き、力強く宣言した。2戦連続のホームゲーム。選手、スタッフ、そして、スタジアムが一丸となって勝利を目指す――。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ!!!ピッチ上空は弱風。時折涼しげな風が吹く。
前半1分、ジュビロ、布陣は[4-2-3-1]、GKに川口能活、最終ライン右から駒野友一、チョ ビョングク、伊野波雅彦、宮崎智彦。ダブルボランチに藤田義明、チョン ウヨン。2列目右から小林裕紀、松浦拓弥、山田大記(キャプテン)。ワントップに前田遼一。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半1分、ジュビロ、開始早々にシュート。敵陣右サイドで小林裕紀が起点を作り、最後は駒野友一が中央に切れ込んで左足でミドル。これは新潟にブロックされた。
前半2分、新潟、布陣は[4-4-2]、GKに東口順昭、最終ライン右から川口尚紀、濱田水輝、大井健太郎、金 珍洙。ダブルボランチにレオ シルバと三門雄大(キャプテン)。2列目右に成岡 翔、左に田中 亜土夢。2トップの川又堅碁と岡本英也。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはオレンジ。
前半3分、ジュビロ、敵陣左サイドの高い位置で山田大記が起点を作り、マイナスのクロス。これをエリア内で受けた宮崎智彦がドリブルで切れ込むが、惜しくも新潟にブロックされた。
前半5分、試合開始から5分経過。ここまではジュビロがより長い時間ボールを保持している。
前半6分、新潟も攻撃。敵陣右サイドで川又堅碁、成岡 翔、三門雄大とパスをつなぐが、これはジュビロがしっかりクリア!
前半7分、新潟、中盤の中央の高い位置でこぼれ球を拾った成岡 翔が一気にドリブルで仕掛ける。しかし、これは宮崎智彦がプレスバックし、カット!すぐさまカウンターへ移行。山田大記、松浦拓弥とパスをつなぎ、最後は松浦拓弥が左サイドからクロス。これは新潟にクリアされた・・・。
前半9分、新潟、三門雄大が中盤でチョン ウヨンとコンタクトし、ピッチに倒れ込む。プレーが中断。しばらくして立ち上がり、川口能活のゴールキックでプレー再開。
前半10分、新潟、三門雄大がミドル、川口能活がブロック、CKへ。バックスタンド側からキック。これはジュビロがクリアした!
前半11分、ジュビロ、松浦拓弥が敵陣左サイドの深い位置からドリブル、クロス。これをチョン ウヨンが頭で合わせるが、ジャストミートできず、ファーサイドに流れた・・・。
前半13分、ジュビロ、CK、2本連続、メインスタンド側から駒野友一、バックスタンド側から宮崎智彦がそれぞれキックするが、いずれも新潟にクリアされた。
前半15分、ジュビロ、自陣からチョ ビョングクがロングキック1本で前線を狙うが、長くなり、新潟のゴールキックに。
前半16分、ジュビロ、中盤のチョン ウヨンが左サイドへ展開。敵陣の左サイドでこれを受けた宮崎智彦が左足でアーリークロス。これは長く、新潟のゴールキックに。
前半18分、ジュビロ、自陣右サイドの小林裕紀が一気に左サイドへ展開。これを藤田義明、山田大記とつなぎ、最後は山田大記がゴール左から左足でミドル。これは東口順昭にキャッチされた。
前半19分、ジュビロ、駒野友一が右サイドから切れ込み、クロス。このこぼれ球を小林裕紀、松浦拓弥とつなぎ、最後は松浦拓弥がゴール左から右足でシュート。しかし、これは新潟にブロックされた・・・。
前半20分、新潟、敵陣左サイドからのクロスをゴール前の川又堅碁がヘディングシュート。これはゴール横に外れた。
前半21分、ジュビロ、ハーフウェーライン付近でFKを獲得。チョン ウヨンがクイックでリスタート。右サイドで一気に展開。これに駒野友一が走り込むが、わずかにパスが長く、相手ボールに。
前半23分、ジュビロ、山田大記のクロスからCK獲得。バックスタンド側から宮崎智彦がキック。これはニアサイドで新潟にクリアされた。
前半24分、ここまで新潟・柳下正明監督はベンチ前で指示を出すことが多いが、ジュビロ・関塚 隆監督はベンチに座っていることが多い。
前半25分、新潟、CK、バックスタンド側から田中 亜土夢がキック。ニアサイドへ。混戦となり、ジュビロのゴールキックに。
前半26分、新潟、レオ シルバ、金 珍洙とつなぎ、左サイドから金 珍洙がクロス。これはジュビロがニアサイドでクリア。
前半27分、新潟、FK、バックスタンド側のコーナーアーク付近から田中 亜土夢がキック、これをゴール前の川又堅碁に押し込まれた・・・。【0-1】
前半29分、ジュビロ、自陣右サイドでの接触プレーでチョ ビョングクにイエローカード。
前半30分、ジュビロ、新潟のFKをクリアし、一気にカウンター。敵陣左サイドから前田遼一がクロスを上げるが、これは新潟にクリアされた・・・。
前半33分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一がドリブル、クロス。ゴール前で松浦拓弥がヘディングシュートを打つが、惜しくもゴール横に外れた・・・。
前半34分、ジュビロ、中盤でボールを動かし、最後はチョン ウヨンが前線の前田遼一へ縦パスを入れるが、オフサイドの判定。
前半35分、新潟、敵陣左サイドで川又堅碁、金 珍洙とつなぎ、金 珍洙が左足でクロス。これはジュビロがゴール前で大きくクリア。
前半36分、新潟、三門雄大のミドルからCK獲得。バックスタンド側から田中 亜土夢がキック。これをゴール前の濱田水輝が頭で合わせるが、ゴール上に外れた・・。危ない場面だった・・・。
前半38分、ジュビロ、山田大記が敵陣左サイドの高い位置で松浦拓弥とパス交換。タメを作り、オーバーラップした宮崎智彦へパス。宮崎智彦が左サイドからクロス。これは新潟にクリアされた・・・。
前半40分、新潟、CK、メインスタンド側から三門雄大がキック。こぼれ球をレオ シルバが右足でミドル。これは大きく枠の外。
前半41分、ジュビロ、駒野友一のクロスからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。これは新潟にクリアされた・・・。
前半42分、前半は残りわずか。ジュビロの攻撃の時間がより長いが、なかなかチャンスを作れない・・・。
前半45分、新潟、CK、メインスタンド側から三門雄大がキック。これは川口能活がキャッチ!前半アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロが自陣でボールを持ったところで前半終了のホイッスル。【0-1】
後半1分、新潟ボールで後半キックオフ。
後半1分、ジュビロ、ハーフタイムに交代。チョン ウヨンに代わりペク ソンドンを投入。小林裕紀をボランチへスライドさせ、ペク ソンドンを2列目右サイドへ入れた。
後半3分、ジュビロ、中盤で松浦拓弥、ペク ソンドン、小林裕紀とパスをつなぎ、最後は敵陣左から山田大記が左足でクロス。これは東口順昭にキャッチされた。
後半3分、新潟、カウンター、ロングボールを受けた川又堅碁が敵陣左サイドからクロス。これは川口能活がキャッチ!
後半5分、ジュビロ、中盤でボールを動かすが、相手のブロックをなかなか崩せない・・・。最後は藤田義明の縦パスをカットされ、新潟ボールに。
後半6分、新潟は後半も前半と同じ布陣、同じ並び。じっくりと守備ブロックを作ってジュビロの攻撃に応対している。
後半9分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置でスルーパスを受けた駒野友一がクロス。これを受けたペク ソンドンがゴール正面から右足でミドル。これは新潟にブロックされた・・・。
後半10分、ハーフウェーライン付近、メインスタンド側で駒野友一を倒した金 珍洙にイエローカード。
後半10分、ハーフタイムコメント、ジュビロ(関塚隆監督)、「前半は自分たちのリズムが作れなかった」、「クロスの時、相手の前に入っていくこと」、「コンビネーションと3人目を使って攻撃すること」、「立ち上がり集中して逆転しよう!」。
新潟(柳下正明監督)、「守備はマークをはっきりさせて対応しよう」、「攻撃はサイドを有効に使え。丁寧にプレーしよう」、「受身になるな!まだ45分ある。何も終わっていない」。
後半15分、ジュビロ、2枚目の交代カード。前田遼一に代わり金園英学を投入。1トップへ。
後半18分、新潟、中盤中央からのスルーパスに成岡 翔が反応するが、川口能活がキャッチ。後半はここまで相手にチャンスを作らせていない。
後半19分、ジュビロ、敵陣右サイドで藤田義明のスルーパスを受けた駒野友一が右足でクロス。このこぼれ球を拾った山田大記が横パス。これを受けたペク ソンドンがゴール正面から右足でミドル。しかし、東口順昭の正面・・・。
後半20分、ジュビロ、松浦拓弥のパスを受けた山田大記が敵陣左サイドからクロス、ファーサイドの駒野友一が右足で折り返すが、これは新潟にクリアされた・・・。
後半21分、ジュビロ、敵陣左サイドでボールを持った山田大記がドリブル、左足でミドル。しかし、これはゴール上に外れた・・・。
後半22分、新潟のベンチにも動きがありそう。鈴木武蔵を投入か。
後半23分、ジュビロに同点ゴール!!!!!!!!!!!!!敵陣左サイドで山田大記、松浦拓弥とつなぎ、最後は松浦拓弥がゴールラインぎりぎりのところから左足でクロス。これをゴール前の金園英学が左足で押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!【1-1】
後半24分、新潟、選手交代、岡本英也に代わり鈴木武蔵を投入。
後半25分、ジュビロ、小林裕紀のミドルからCKを獲得。メインスタンド側から駒野友一がキック。チョ ビョングクがヘディングシュート!しかし、新潟にブロックされ、ボールはバー直撃。最後は東口順昭にキャッチされた・・・。
後半26分、新潟、レオ シルバが右足でミドル。これはゴール横に外れた。
後半27分、新潟、選手交代、成岡 翔に代わり藤田征也を投入。
後半29分、ジュビロ、ゴール正面でパスを受けた金園英学が反転しながら左足でミドル。これは惜しくもゴール横に外れた・・・。
後半31分、新潟、CK、バックスタンド側からショートコーナー、これはジュビロがしっかりとクリアした!
後半32分、新潟、途中出場の鈴木武蔵はFW、藤田征也は中盤の右サイドでプレー。
後半33分、新潟、鈴木武蔵が敵陣左サイドをドリブルで駆け上がり、左足でクロス。これはファーサイドへ流れた。
後半34分、ジュビロに決定機!相手ゴール前で金園英学が山田大記とパス交換、ゴール右から右足でシュート!しかし、これは東口順昭に防がれた・・・。CKへ。
後半34分、ジュビロ、CKの前に選手交代、松浦拓弥に代わり山崎亮平を投入。
後半35分、ジュビロ、CK、駒野友一がメインスタンド側からキック。これをゴール前でフリーとなったチョ ビョングクが頭で合わせるが、惜しくもゴール上に外れた・・・・・・・・。
後半36分、新潟、選手交代、濱田水輝に代わり村上佑介を投入。
後半37分、ジュビロ、小林裕紀が敵陣右サイドから右足でクロス。ファーサイドの金園英学がヘディングシュート。これはゴール上に外れた・・・。
後半39分、新潟、CK、メインスタンド側から田中 亜土夢がキック。ゴール前で伊野波雅彦がヘディングクリアしたが、ボールはゴールの方向へ。バー直撃・・・。ゴール前で混戦となるが、最後は新潟にファウルの判定。
後半40分、ジュビロ、途中出場の山崎亮平は2列目の左サイドへ。新潟・村上佑介はそのままセンターバックへ。
後半42分、新潟、田中 亜土夢のクロスからCKを獲得。メインスタンド側から田中 亜土夢がキック。ゴール前の川又堅碁が頭でボールにタッチするが、強いシュートは打てず、ジュビロのゴールキックに。
後半44分、新潟、金 珍洙のクロスからCKを獲得。ジュビロは前線に山田大記、山崎亮平を残す。メインスタンド側から田中 亜土夢がキック。川又堅碁のヘディングシュートを川口能活がキャッチ。すぐさま前線へ。山崎亮平のクロスからCKを獲得!
後半アディショナルタイム1分、ジュビロに逆転ゴール!!!!!!!!!CK、駒野友一がメインスタンド側からキック。チョ ビョングクがヘディングシュート!このこぼれ球を山崎亮平が右足で押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!【2-1】
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、山崎亮平が敵陣左サイドへドリブルを仕掛けたところで試合終了のホイッスル。ジュビロが勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!【2-1】
関塚 隆 監督

ホーム2戦目ですし、この4連戦の中、今日の戦いをアウェイでの2連戦につなげていきます。連戦の中、今日、よく選手たちが最後まで戦ってくれ、勝利できました。集まっていただいたサポーターのみなさんに勝利をプレゼントできてほっとしていると同時に、またこれをスタートとし、選手と進んでいきたいと思います。
――監督就任後初勝利となりましたが?
チームが自信を持ってこれから戦うためにはやはり白星が一番大事だと思っていました。前節逆転しながら追いつかれたというところもありましたし、今日勝点3が取れてよかったと思っています。
――金園選手、山崎選手の投入の狙いは?
全体的には今日、前半は新潟さんにプレーされたなと。監督が代わり、前節よく走ってくれたので、少しエンジンのかかりと言うか、選手が重かったかなと。今日は何としてもという形で入りましたし、それが失点したことで、後半は足の“鉛”と言うか、そういったものが取れ、本来の形で試合できたかなと。その中で、どうしてもゴール前での迫力をもう一つ持ちたいと。前半もサイドから行けていた部分がありましたが、ちょっと相手のディフェンスの裏に隠れている選手が多かったので、そういう意味で金園のゴール前での得点力に期待して入れました。
あとは、後半相手の方もだいぶ足が止まってきたので、山崎のアジリティーと言うか得点感覚に期待して投入したということです。よくやってくれたと思います。
――1失点で踏ん張った守備陣への評価は?
やはり選手1人1人が1対1での対応、クロスを入れられても中でしっかりと対応していると。そのあたりは(連戦で)トレーニングをなかなか数多くできませんが、そういった課題に対して選手たちがよく取り組んでくれ、その成果が1失点に抑えられたことにつながったと思っています。
――ハーフタイムにチョン ウヨン選手を下げ、ペク ソンドン選手を投入した狙いは?
試合前から相手の左サイドはストロングだと。田中亜土夢選手のポジショニングと19番の金珍洙選手が後ろから出てくると。それと8番のレオシルバ選手が絡んでくるというところがストロングでしたし、その対応を(チョン)ウヨンを含めて小林裕紀と駒野で上手くやれるかなという感じでしたが、1失点したこともあり、今度は右サイドの攻撃力をもう1つプラスしたいという意味で(ペク)ソンドンを前に入れました。そこでの交代です。
――選手の足の“鉛”というお話がありましたが、1つ勝てたことでそれが外れ、のびのびとプレーできる手応えはありますか?
それは相手があることですし、分析もあることですので。ただ、その中でやはり勝っていくことで、自信で足が動いてくる、あるいは距離感のところが、と。どうしても今日のところは新潟さんの1つの形として、いいポジションに中盤の2人と言うか、23番の田中亜土夢選手と18番の成岡選手がいて、そこを起点に落としたら前線の2トップが背後へ、と。そのあたり、ボールの取りどころがどうしても後ろになってしまうので、それを僕はちょっと嫌がって、懐で取りたいと。そういった形でやりたかったのですが、そこは前半機能しなかったと。そういう戦術的な絡みもあります。ただ動きだけではなく、やはり自分たちが前向きに行けるかどうかというところがあります。ただ、そういった1つ1つの形に対する整理のところで、選手たちと僕との疎通が1試合1試合つながっていき、だんだんスムーズになってくると思うので、そこはそういうのがまだまだ続くと。今日のような試合が続きながらそれで戦っていく、全員で戦っていくという形になると思います。

山田 大記 選手

山田 大記 ヤマちゃん(山崎亮平)が決めてくれた瞬間、すごく嬉しかったです。今日が本当の意味でリーグ再開戦と言うか、前節引き分けでしたし、すごく大事な意味がある試合だと思っていたので、勝てたことはすごくいいことだと思います。
前半セットプレーから失点してしまい、前半あまりいい形を作れず、自分たちのミスもありなかなかいいプレーができなかったのですが、後半立て直せたのでそれが結果につながったと思います。(立て直せた要因は)やはり一番は立ち上がりです。(ペク)ソンドンが入ってすごく勢いが出たし、前への意識をより持ち、集中力を高く、ミスも少なく、相手を押し込めました。相手もリードしていることもあって守備に回ったかなという感じもありました。やはり何より勝てたことが本当に大きいと思うので、これを自信にして、次につなげられるように頑張ります。

山崎 亮平 選手

山崎 亮平 (自身のゴールについて)気づいたら足元にボールがありました。押し込めてよかったです。やはり勝点が1と3ではかなり違うので、しっかり勝点3が取れてよかったです。やはりこういう状況ですし、そこでゴールできたことが嬉しかったです。1-1でしたし、なんとかチームとして勝点3を取りたいという思いでピッチに入りました。
チームとしてよりゴールに向かうプレーを意識していましたし、ここ2試合で2点ずつ取れています。あとはチームとして失点を減らせればもっと勝点を伸ばしていけると思います。次の試合も勝点3を取ることが大事ですし、この勢いでアウェイでもしっかり戦いたいです。

金園 英学 選手

金園 英学 (自身のゴールについて)何と言うか、(チームが)負けている時の方が(個人として)調子がいいと言うか、よくわからない“メカニズム”なので、いけるかなと(苦笑)。バックステップを踏んで、松浦がノールック気味でしたが、すごいいいボールをくれたので、あとは気持ちで押し込みました。
(久々の勝利となったが?)長かったですね・・・。ホームで絶対に負けられないと監督も言っていたし、僕たちもそれは痛感していました。僕自身としてもすごく大きな得点だったと思います。自分のゴール数はFWとして恥ずかしい限りですし、残りの試合でもっともっと点を取れるように頑張ります。チームのやっている形として、中央のコンビネーションも出てきたので、それは継続して、仙台、鹿島と勝てるように頑張ります。

川口 能活 選手

川口 能活 前半の出来はあまりよくなかったのですが、そこからよく盛り返すことができました。試合終了間際の2点目で、チームの一体感を証明できたと思います。ただ、これを続けていかないと。
(2点目につながる自身のパントキックについて)時間帯、タイミングから言ってこれがラストチャンスかなと。ヤマちゃん(山崎亮平)がいいところに走ってくれていたので、あそこしかないと思っていました。ヤマちゃんも元気でしたし、彼の突破力にかけました。あれがCKにつながって、CKから点が取れたので、攻撃面で貢献できてよかったです。
(前半の失点場面について)起こってしまったプレーを繰り返さないということだと思います。そのあたりはセキさん(関塚隆監督)も指摘してくれますし、選手としても次繰り返さないという危機感があります。今後へ向け、配置のところも含めて見直していければと思います。仙台もセットプレーが強いですし、さらに集中してやっていきたいです。

アルビレックス新潟 ■柳下正明監督
 

――感想
後半はやはりしんどかったですね。中3日ですし、一番(移動の)時間がかかる場所なので。そのあたりが少し出たのかなと。ただ、押し込まれている中でも選手たちは粘り強く、最後まで諦めずにやってくれたので、勝点を取れませんでしたが、仕方がないかなという感じです。また中2日でゲームがあるので、しっかりとコンディションを整えてやっていきたいと思います。