2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 18節 vs.コンサドーレ札幌
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チョ ビョングク
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チョ ビョングク
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山田 大記
山本 脩斗
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前田 遼一
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日高 拓磨
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ロドリゴ ソウト
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古田 寛幸
榊 翔太
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山本 康裕
松浦 拓弥
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内村 圭宏
近藤 祐介
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山崎 亮平
金沢 浄
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砂川 誠
大島 秀夫
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/14(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 田中 佳孝 | 福島 孝一郎 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 越智 新次 | 戸田 東吾 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.9度 | 87% | 数原 武志 | 花澤 秀登 |
23 | シュート | 6 |
7 | ゴールキック | 11 |
8 | コーナーキック | 4 |
5 | 直接FK | 5 |
2 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
わずかな差が勝敗を分けた。膠着したゲームのスコアが動いたのは76分。相手の細かいパスワークで中盤と最終ラインのギャップを突かれ、ゴールネットを揺らされた。後半アディショナルタイムの失点も大きかったが、やはり均衡した展開では先制点がゲームを左右する。「最後の15 分で自分たちがもっと粘り、先に得点を取って勝ち切れるようなチームになるためにもこれもまた一つの“挑戦”。そういう部分を突き詰め、より粘り強くやっていきたい」(森下仁志監督)。接戦をいかにものにしていくか――。リーグ前半戦を終え、首位・ベガルタ仙台との勝点差は8。上位陣へ食らい付いていくためにもさらに忍耐強く勝利を積み重ねていきたい。
コンサドーレ札幌は前節ホームでアルビレックス新潟と対戦。中盤の中央にボランチを3枚並べた[4-3-3]という新布陣で臨んだが、試合開始直後の失点。そのまま0-1でゲームを落としている。さらにこの試合で負傷した河合竜二が右膝内側側副靭帯損傷で長期離脱となる不運も重なり、前半戦を最下位で折り返すことになった相手はまさに満身創痍と言える状態かもしれない。だが、こうした状況下でこそ普段以上の団結、パワーが生まれるもの。後半戦の挽回を期し、並々ならぬ思いでアウェイに乗り込んでくるに違いない。
コンサドーレ札幌とは今季開幕戦以来の対戦となる。アウェイ・札幌ドームでの一戦は互いに譲らず0-0の引き分け。森下仁志監督就任後初めての勝点を得た試合だったが、チャンスを作りながらも勝ち切ることができなかったゲームでもあった。その相手から今節勝利するためにはやはりゴールが必要。前田遼一、山田大記、山崎亮平、山本康裕、山本脩斗ら攻撃的なプレーヤーをいかに組み合わせるが焦点の一つとなる。また、ボランチの競争も激しい。前節先発した藤田義明、小林裕紀に加え、負傷でしばらく戦列を離れていたロドリゴ ソウトも状態を上げてきている。もちろん山本康裕のボランチ起用も選択肢の一つだ。
後半戦最初の試合は何としても勝点3がほしい一戦となる。7月のホームゲームは今節のみ。スタンドのサックスブルーサポーターの前で今後の弾みとなる試合を見せたい。
――感想
今日もたくさんの方に来ていただき、背中を押していただき、ありがたかったです。この場を借りて御礼を言いたいと思います。
試合に関しては、札幌さんは他チームを非常に苦しめていましたし、非常によく走っていたので、戦前から難しい試合になるということは予想していました。特に立ち上がりに難しい状況がありましたが、選手たちは最後まで粘り強くプレーし、相手よりも走り、いい結果を出してくれたと思います。
――CKから3ゴールが生まれましたが、練習通りの形でしたか?
そうですね。セットプレーに関しては森下GKコーチに全て一任していますし、非常に緻密にトレーニングしていただいている成果だと思います。これから上位を争っていくためにはセットプレーで流れを掴むということは非常に重要なポイントだと思いますし、これを続けられるようにトレーニングを続けていきたいと思います。
――札幌とは開幕戦以来の対戦となりましたが、札幌の印象はいかがですか?
点数が開いても後ろからボールを動かそうとしていましたし、その勇気は僕たちも見習わなければいけません。しっかりフットボールをやろうとしている姿勢に好感を持ったというか、僕もお世話になったチームですし、すごく嬉しかったです。本当にやりがいのある対戦相手だったと思います。
――チョ ビョングク選手の評価は?
(チョ)ビョングクだけではなく、今日は本当に全員が素晴らしいパフォーマンスだったと思いますし、本当に全てを出し切ってくれたと思います。そういった力を引き出してくれたミーティングの映像を作ってくれたカメラマンの久保さん(※クラブオフィシャルカメラマン)にもこの場を借りて御礼を言いたいと思います。選手がその映像を見て奮い立ってくれました。
――CKから3ゴールが生まれましたが、押し込めていたからこそCKを獲得できた部分もあったと思います。札幌とは開幕戦以来の対戦となりましたが、磐田が開幕戦の頃よりより進化していると感じる部分は?
前半、僕がトレーニングしているポジショニングの部分で選手が少しこだわり過ぎているかなというか、もう少し距離感を縮めたりとか、そういった状況で動いてもいいかなとも思っていましたが、途中から選手たちが自分たちで判断して、そういった距離感、ポジションを取ってくれたので、よりボールが動くようになりました。そういった部分は選手に判断を委ねる部分もあると思いますし、そういったところで選手が状況によって自分たちで動いていけるようになってきたのが成長の証だと思います。
前半戦で厳しい試合もありましたし、勝てない試合もありましたが、シーズン後半戦ということで改めて集中力を持ち、絶対に勝とうという気持ちを持って試合に入りました。いい試合ができました。
――ゴールシーンについて
セットプレーの練習はたくさんしていますし、チームにはいいキッカーがいるので集中すれば必ずゴールできると思っていました。
――次節へ向けて
前半戦は勝ったり負けたり、試行錯誤もありましたが、後半戦は勝利から始めることができましたし、必ず優勝を成し遂げるという気持ちで1試合1試合勝っていきたいと思います。
(チョ)ビョングクが早い時間帯にセットプレーから2点決めてくれたので、それですごく楽になりました。次も勝ってこの勝利を無駄しないようにしたいです。
――ゴールシーンについて
ヤマ(山崎亮平)ちゃんが全部崩してくれましたし、ヤマちゃんのおかげだと思っています。
ホームゲームということで絶対に勝たなければいけない状況でしたし、そこで勝ててよかったです。長いシーズンではやはりホームでポイントを取らなければいけませんし、そこでしっかり3ポイントを取れたことが一番の収穫だと思います。
――先発復帰となりましたが、フィーリングは?
鈍っている部分はありませんでした。ただ、これだけ暑いので、90分通してプレーすることはできましたが、最後の方は疲労もありました。ただ、大事なことはその中でも勝利したことですし、この勝利は大きいと思います。
――ゴールシーンについて
セットプレーの練習をしっかりしていますし、(相手が)自由を与えてくれたので、練習通りに決めることができました。
――CKのポイントは?
駒野選手がいいキックを蹴ってくれますし、ゴール前のポジショニングもよくてゴールを決められなかった場面でも自分たちが先にボールを触れた場面が多くありました。そのあたりがよかったと思います。ただ、本当の“秘密”はここではお話できません。次の相手がいますから(笑)
リーグの折り返しの最初の試合でしたし、ホームゲームでしたし、何が何でも勝つだけを考えて試合に入りました。立ち上がり、相手が引いて守っていたので崩すのに少し苦労しましたが、結果的に勝ててよかったです。
――3アシストとなりましたが?
ゴール前はヘディングの強い選手ばかりですし、いいボールを上げることだけを考えていました。今日はセットプレーから3つ取れましたし、これをジュビロの武器として続けていきたいと思います。
最近流れがよくない中、難しい相手から点が取れましたし、いらない失点もありましたが、後半戦の最初としてはよかったと思います。
――今日は2トップに近い形?
そこは流れの中でという感じで、特に決めずにプレーしていました。
――相手が下がる時間帯もありましたが?
前半の最初はなかなか縦パスが入らず、リズムが上がりませんでしたが、その中でセットプレーから2点取れたのがよかったと思います。
――アシストについて
前田さんがいいタイミングで入ってきてくれました。最初は自分で打とうとしましたが、ゴール前に前田さんが見えたのでパスを出しました。
最初に点を取れたことが大きかったと思います。それまでは相手も前から来ていましたし、ミスパスを狙っていたので。ただ、1点を取ってから落ち着いてプレーできました。
――お子さんが生まれた日に勝利することができましたが?
今朝生まれました(※第2子。男児)。チームメイトが勝利をプレゼントしてくれましたし、サポーターのみなさんもすごく応援してくれたのですごく嬉しかったです。今日の勝利は絶対に忘れないと思います。
個人的にもっともっと精度を上げなければいけないと思っています。いろんなポジションをできればプレーの幅も広がってきますし、出場できるチャンスもあると思うので、与えられたポジションでもっともっとクオリティーを上げていければと思います。
――感想
後半戦の第一試合目ということで十分集中して入っていこうというところで試合に入りましたし、立ち上がりはすごくいい形でボールを奪えていましたし、いいところまでは持っていけていました。ただ、シュートを打つ判断のところや相手のゴール前でのイージーなミスがあり、なかなかゴールに結びつかないというところでCK2本でやられてしまいました。本当に残念な失点だったのではないかと思います。ただ、前半はセットプレーだけの失点でしたし、後半の立ち上がりに十分集中していこうというところで開始1分で失点してしまい、そういった試合の入り方の甘さがまだまだあるのではないかと思います。やはりジュビロと比べてボールを奪った後のイージーなミス、ボールつなぎのところでのイージーなミスといった個人的な技術というところも改善していかなければ厳しいと思います。次のゲームへ向けて気持ちをしっかりと切り替え、今回1週間空きますので、2週間という中でしっかり改善できればと思っています。