2011年 試合速報

2011 J1リーグ 33節 vs.ヴィッセル神戸

vissel
vissel

12 勝
7 分
13 敗
41 得点
42 失点
勝点 43
順位 10

3
  • 2
  • 0

  • 1
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

12 勝
8 分
12 敗
50 得点
41 失点
勝点 44
順位 8

前半
11分
加賀 健一
古賀 正紘
15分
ジウシーニョ
北本 久仁衛
19分
相馬 崇人
25分
ハーフタイム 後半
2分
前田 遼一
大久保 嘉人
9分
ボッティ
小川 慶治朗
18分
22分
西 紀寛
山本 脩斗
27分
ジウシーニョ
荒田 智之
吉田 孝行
森岡 亮太
28分
小川 慶治朗
31分
35分
近藤 岳登
茂木 弘人
40分
森岡 亮太
42分
30
徳重 健太
2
近藤 岳登
3
相馬 崇人
4
北本 久仁衛
5
河本 裕之
10
ボッティ
13
大久保 嘉人
18
田中 英雄
24
三原 雅俊
11
ポポ
17
吉田 孝行
SUB
1
紀氏 隆秀
14
宮本 恒靖
21
茂木 弘人
15
大屋 翼
20
森岡 亮太
27
都倉 賢
31
小川 慶治朗
監督
和田 昌裕
1
川口 能活
2
加賀 健一
5
駒野 友一
6
那須 大亮
33
藤田 義明
8
ジウシーニョ
11
西 紀寛
22
小林 裕紀
49
ロドリゴ ソウト
17
金園 英学
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
16
金沢 浄
50
古賀 正紘
3
岡田 隆
20
山本 脩斗
28
船谷 圭祐
19
荒田 智之
監督
柳下 正明

17,187
スタジアム名 試合日 キックオフ
ホムスタ 11/27(日) 13:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 﨑谷 誠一 山本 雄大
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 13:00分 前之園 晴廣 戸田 東吾
気温 湿度 第4の審判員 記録員
12.9度 36% 高橋 佳久 角田 亜由美
17 シュート 11
16 ゴールキック 17
5 コーナーキック 6
14 直接FK 13
5 間接FK 5
4 オフサイド 5
0 PK 0

2011年Jリーグ第33節が間もなくキックオフされる。
今日の対戦相手は、リーグ10位のヴィッセル神戸。
ともに連勝中で状態は上向き。そして今季一桁の順位を目指す両雄のぶつかり合いは、激しいものとなることが予想される。

ヴィッセルは第31節の山形戦(2-0)、第32節のC大阪戦(3-0)で快勝。ポポ、吉田孝行、大久保嘉人が次々と相手ゴールに襲いかかり、攻守にバランスの取れた試合運びで連続完封勝利を飾った。中盤も好調を維持しているだけに、ジュビロとしてはここからチャンスを潰していきたい。

対するジュビロも第31節の浦和戦(3-0)、第32節の甲府戦(2-1)に連勝。特に甲府戦では山田大記を怪我で欠きながらも、前半に金園英学が挙げた2ゴールを守りきった。司令塔不在で勝利したこの試合は、チームにとって自信となったに違いない。また、前田遼一も浦和戦で2ゴール。点の奪い合いとなったら負けられない。ジュビロは何としてもこの試合に勝利し、一桁の順位を確固たるものとしたい。

試合開始は13:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ!
開始早々、後方からのボールを競りに行ったジウシーニョと北本久仁衛が交錯。両者ともにピッチに倒れるも、すぐに起き上がった。
前半4分、ジュビロ、中盤からジウシーニョが西紀寛へ。西紀寛がフリーでボールを持ちミドルシュート! ボールは枠を外れてしまった…
前半5分、神戸、左サイドから相馬崇人がクロス。西紀寛がクリアするも、こぼれ球を大久保嘉人がワントラップし、ボレーシュート。しかしボールは大きくゴール上を越えていった。
前半8分、神戸、中盤から細かくパスを繋ぐ。中央の吉田孝行が右サイドのポポへパス。ポポがクロスを上げるとボッティがヘディングシュート。ボールは枠を越えて行った。
前半11分、ジュビロ、右足の裏を負傷した加賀健一に代わり、古賀正紘を投入。
前半12分、ジュビロ、金園英学が相手ボールを奪い左サイドからクロス。はね返されたところを、ロドリゴ ソウトがダイレクトでミドルシュートを放つが、枠を捉えることが出来ない…
前半13分、ジュビロ、ボッティにボールを奪われ、右サイドのポポに繋がれピンチになりかけるも、藤田義明がカット!!
前半15分、ジュビロ、審判への異議により、ジウシーニョがイエローカード。
前半19分、神戸、ボッティからのボールを受けた北本久仁衛が前線に走り出した大久保嘉人にスルーパス。
大久保嘉人がダイレクトでシュートするも、川口能活が弾く。しかしそのボールにいち早く反応した北本久仁衛が詰めてゴール左へ決められてしまった… 【0-1】
前半23分、ジュビロ、ポポやボッティらに左サイドを狙われるシーンが増えている。
前半25分、神戸、ワンツーから相馬崇人が抜け出しドリブルを仕掛ける。エリア内に進入し川口能活もかわし、角度のないところから左足でシュート。ボールは右隅に吸い込まれていった… 【0-2】
前半30分、神戸、中盤から前線の大久保嘉人へパス。大久保嘉人がボールをキープし、シュートを放つも川口能活が弾く。そのこぼれ球をボッティがシュートを放つもチャンスならず。
前半32分、ジュビロ、駒野友一が大久保嘉人に倒され、FKをゲット。
小林裕紀がニアに入れるも、ボッティにクリアされてしまった…
前半37分、ジュビロ、那須大亮が金園英学へロングパスを入れるも、相手DFにクリアされる。
なかなか攻めどころを見つけることができない。
前半40分、ジュビロ、左サイドジウシーニョがドリブル突破し、クロスを上げるもクリアされてしまう…
前半41分、ジュビロ、ジウシーニョが反転から豪快にミドルシュート!CKをゲット。
CKはジウシーニョがヘディングシュートをするも、枠を捉えることが出来ない…
前半44分、神戸、右サイドCK。
中央にボールを入れると、河本裕之がヘディングシュートを放つも、浮かしてしまった。
前半45分、アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、ジュビロ、自陣でジウシーニョがファウルを受けたところで前半終了のホイッスル。
後半1分、神戸ボールで後半キックオフ!
神戸、ポポが早速遠めからシュート。枠は捉えることは出来ず。
後半2分、ジュビロ、前田遼一が相手選手と競り合いイエローカード。
前田遼一は最終節出場停止…
後半4分、ジュビロ、前線で金園英学が、相手DF3人に囲われながらもなんとかシュートまで行こうとするも、阻まれてしまう…
後半5分、ジュビロ、右サイドCK。
那須大亮を狙うもシュートは出来ず。こぼれ球をジウシーニョがシュートを放つも、クリアされてしまった…
後半7分、神戸、中盤で繋ぎ、最後はポポがミドルシュート。枠を捉えることが出来ず。
後半9分、神戸、古賀正紘を倒した大久保嘉人に対しイエローカード。
後半10分、ジュビロ、西紀寛から右サイドの駒野友一へ。駒野友一がドリブル突破しクロスを入れるも、ジウシーニョのヘディングシュートはクリアされてしまった。
CKはチャンスならず…
後半11分、神戸、ジウシーニョが大久保嘉人を倒し、FKを与えてしまう。
FKは、ポポが意表をつき、左にいた相馬崇人へ。相馬崇人がシュートを放ち、こぼれ球を大久保嘉人が3回シュートを放つも、川口能活が全てセーブ!
後半15分、ジュビロ、小林裕紀が右サイドフリーの駒野友一へ。駒野友一が低いクロスを入れるも、ゴール上に外れてしまった…
後半16分、ジュビロ、前田遼一が前線へと運び小林裕紀へパス。小林裕紀がミドルシュートを放つも、枠を捉えることが出来ず…
後半18分、神戸、ボッティに代わり小川慶治朗を投入。

神戸、右サイドポポがクロス。走りこんだ大久保嘉人には届かず…
後半19分、ジュビロ、神戸の後方からのボールをポポが反応。ゴール前で古賀正紘と競り合いになるも、古賀正紘が冷静にクリア!!
後半20分、ジュビロ、右サイドでボールを受けた駒野友一が中に切れ込み、左足でミドルシュート!ボールは枠を捉えるも徳重健太にセーブされてしまった。CKはチャンスならず…
後半22分、ジュビロ、西紀寛に代わり山本脩斗を投入!
後半23分、神戸、ポポがゴール前にいた吉田孝行へクロス。古賀正紘のクリアボールを吉田孝行に拾われシュート体制に入られるも、古賀正紘ががブロック!!
後半27分、ジュビロ、ジウシーニョから荒田智之を投入!
後半28分、神戸、吉田孝行から森岡亮太を投入。
後半29分、神戸、右サイドCK。
中央にボールを入れると、河本裕之がヘディングシュート。しかし左サイドネット。
後半31分、神戸、小川慶治朗に対しイエローカード。
後半33分、ジュビロ、山本脩斗が右サイドから中央へドリブルで切り込み、荒田智之へパス。荒田智之がシュートを放つも徳重健太の正面…
後半35分、ジュビロ、右サイド駒野友一がクロス。ゴール中央で待っていたフリーの前田遼一がドンピシャでヘディングシュート!! 
ボールは綺麗にゴールネットに突き刺さった!!! 【1-2】
後半38分、ジュビロ、右サイド山本脩斗がクロス。荒田智之が反応するもシュートまでは行けず。 
ジュビロの攻撃が増えている。
後半40分、神戸、近藤岳登から茂木弘人を投入。
後半42分、神戸、ポポ、大久保嘉人と繋ぎ森岡亮太へ。森岡亮太がミドルシュート! ボールはアウトにかかりながらゴール右隅へ。
川口能活が追いかけるも触れることが出来ず、そのままネットに突き刺さった… 【1-3】
後半45分、アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、右サイドCK。駒野友一が中央へ入れ、那須大亮がヘディングシュートを放つも、枠を捉えることが出来ず…
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、後方からゴール前へのロングフィードが流れたところで、試合終了のホイッスル。
柳下 正明 監督

――感想
前半は神戸のストロングポイントを出させてしまいました。わかっていても難しい部分がありましたが、一つはショートカウンター、もう一つはロングフィードからセカンドボールを拾ってゴールへ攻めると。その2点に関して彼らのいいプレーを出させてしまいました。ただ、後半に関してはジュビロの選手達も落ち着き、自信を持ってプレーしていましたし、かなりチャンスを作り出していたので、後半に関してはいいと思います。残り1試合、後半のように自信を持ってやってくれればいいゲームができると思っています。
――神戸のストロングポイントを消すため策が上手くいかなかったのでしょうか?また、負傷交代した加賀健一選手の状態は?
策はいくらでもあると思いますが、ただ、グラウンド上でやっている選手達のちょっとした部分で相手の方が上回ることにより、(神戸の)よさを出させてしまうというところはあります。特にセカンドボールに対してはジュビロの選手達もプレスバックしていますが、神戸の選手達もロングフィードの次を拾うという準備ができていました。
ショートカウンターに関しては注意するように言ってもパスミスや中盤の横パスをカットされてフィニッシュまで持っていかれる場面があり、それはしょうがないのではないのかなと。それを怖がってつながずロングキックを蹴っていると相手のリズムになってしまうので。そのあたり、スキルを上げるしかないとは思います。
加賀健一は試合が終わってまだ1時間ほどしか経っていないのではっきりとは言えませんが、右太腿裏の、おそらく肉離れではないかなと思います。
――序盤で加賀健一選手が負傷交代となった影響は?
失点に関してはそこまで影響はありませんでした。自分達の中盤でのミスパスをカットされて、そのまま失点につながっていると。ただ、吉田、ポポ、大久保、彼らの前への推進力、スピードという点に関しては加賀がいないくなった分、少し不安なところもありましたが、何とか粘り強く守備はしてくれたと思います。
――この試合、立ち上がりがよくなかったという部分はありますか?
特別悪くなかったと思います。ただ、神戸の選手達の方が、全員が一つの絵を描いてプレーしていた分、前への推進力が上回ったと思います。

西 紀寛 選手

西 紀寛 前半、相手にルーズボールを与え過ぎてしまいました。序盤、相手のプレスが来ることがわかっていましたし、簡単に裏を狙おうという指示でしたが、つなごうとしてしまった部分もあったと思います・・・。そのあたり、自分達で苦しめてしまった部分もあったと思います。前半、コマ(駒野)のところをあまり使えませんでしたし、そのあたり、抑えられている感じもありました。

駒野 友一 選手

駒野 友一 神戸のようにブロックを作ってくる相手に対して先に失点してしまったことがいけませんでした。後半、多少スペースが生まれた部分もありましたが、前半もトップ(前線)のところで2対2の状況が多くありました。後半はそこに(パスが)入ることでスペースが生まれたと思いますし、後半のようなサッカーができればと思います。ただ、1点を返した後にすぐに失点してしまった点は反省点です。
(前田へのアシストについて)負けたので何とも・・・。
(次節へ向けて)今季ホームでの最終戦ですし、しっかり勝って来年につなげたいです。

那須 大亮 選手

那須 大亮 今日の試合に関しては(パスを)スペースで受けるのか、足元で受けるのかという部分で意思の疎通ができていない部分もあったと思います。そのあたりをすり合わせていかなければいけません。また、ショートカウンターを受ける場面もありましたし、自分自身を含めてミスをなくしていかないといけません。
(攻撃面では)サイドチェンジを交えながらもう少しピッチを広く使えればと思います。
(次節へ向けて)やはりシーズンの最後は勝っていい形で終わりたいですし、勝ってシーズンを終えたいです。

藤田 義明 選手

藤田 義明 もったいない失点でした。中央から崩されてしまった部分もありましたし、そのあたり、相手に簡単にやらせないようにしなければいけませんでした。(失点場面で)一人一人が相手に強くいけなかった部分もありました。
(次節へ向けて)今季最後のホームゲームで勝利できるよう頑張ります。

古賀 正紘 選手

古賀 正紘 (途中出場となり)まずはリスクを冒さないことを意識してピッチに立ちました。上手くいっている時もありましたし、そうではない時もありましたが、上手くいっていない時に失点してしまいました。
(後半)相手が引いた部分もあったので、2-1となった後の失点が痛かったですね・・・。
(次節へ向けて)ホームで勝点3を取りたいですし、一つでも順位を上げてシーズンを終えたいです。

ヴィッセル神戸 和田昌裕監督
 

――感想
ホーム最終戦をこういう雰囲気でまずは勝利できたことに素直に喜びたいと思います。ここ何試合かチームとして非常に機能していると言いますか、非常に流れもよく、勢いもすごく感じていました。そのあたりが前半につながり、今日のゲームはもしかすると前半でほぼ決まったのかな、というように思っています。2-0というスコアは非常に危険なスコアではありますが、神戸らしいと言いますか、連動した守備も非常によかったですし、相手にほとんどチャンスを与えませんでした。その中でセットプレーでもなく、流れの中で北本があそこまで出ていって得点を取り、相馬も積極的に出ていって得点を取ったということで、今年チームを作り上げてきて、もう少し攻撃的に行こうという部分がディフェンスラインのああいった姿勢につながったのかなと思います。
後半に入って、やはり磐田もこういう状況ではいけないということで、積極的に攻撃してきましたが、落ち着いて守備はできていたと思います。失点してばたばたするかなと思いましたが、その後、森岡が素晴らしいゴールを決めてくれました。今年、彼自身、前半はよかったのですが、途中僕がベンチに入れなかったりとか苦しい時期もありましたが、終盤で存在感を発揮してくれました。普段のトレーニングでもあのシュートは非常によくやっているので、そのあたり、日頃のそういったものが試合に結果として出たシーンだったと思います。
一桁順位というところを選手達もそうですが、私も日々口にして言っていますし、それに本当に近づけたと思っています。まだ残り1試合ありますが、何とかここを確実にものにしてチームとしては来季につなげていければと思っています。今日は本当に素晴らしい雰囲気の中で試合をさせていただいたことを非常に嬉しく思っていますし、残り1試合、もう一度気持ちを引き締め、(次節は)アウェイ・仙台ということで、互いに震災を経験したチーム同士ということで、またそういった話題が出てくると思いますが、最終戦で一体感を出して戦っていきたいと思います。