2011年 試合速報
2011 J1リーグ 19節 vs.ガンバ大阪
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/30(土) | 19:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
前面良芝、水含み | 高橋 信光 | 松村 和彦 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 手塚 洋 | 竹田 明弘 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
25.4度 | 89% | 唐紙 学志 | 花澤 秀登 |
12 | シュート | 8 |
5 | ゴールキック | 15 |
6 | コーナーキック | 7 |
10 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
2011年Jリーグ第19節が間もなくキックオフされる。
対戦相手は、2節連続でガンバ大阪との対戦となった。
震災の影響で、2節連続して同じ相手と戦うという珍しい形となった今節だが、前節はアウェイで貴重な勝点1をゲット。
この1点を無駄にしないためにも、ホームでの試合はなんとしてもモノにしたいところ。
3日前に行われたナビスコカップ1回戦第2試合を終えたばかりのジュビロ磐田。
その試合では、普段あまり出場時間の長くない選手が躍動。
守ってはイ ガンジン、八田直樹らが、福岡の攻撃を完全にシャットアウト。
攻撃でも、ジウシーニョ、荒田智之が久しぶりのゴールを挙げ勝利に貢献した。
また、この試合もスタメンから出場していた前田遼一、山田大記、駒野友一を途中交代させ休ませることにも成功した。
ここ最近、流れからの得点を奪えていない前田遼一にとっては、心機一転の休息だ。
一方のガンバも、ミッドウィークに鹿島と対戦。
この試合では攻撃陣が爆発し、4得点を奪って快勝。
こちらも万全の体制で、今日の試合に挑んでくる。
中でも要注意はやはりと言うべきか、イ グノと遠藤保仁だろう。
イ グノは鹿島戦も2得点を奪い、得点ランキングでは前田遼一と並び8得点の4位タイ。
前節もこの現役韓国代表フォワードにやられているだけに、彼の動きには細心の注意をはらいたい。
そしてそのイ グノにパスを供給する遠藤保仁。
前回対戦時には体調不良も囁かれていたが、それを微塵も感じさせない動きでガンバ攻撃陣を牽引した。
また、コーナーからゴールに繋げるなどセットプレーには要注意だ。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
それでもスタジアムには両チームのサポーターがたくさん詰めかけ、声援を送っている。
そのボールにジウシーニョが反応しオーバーヘッド。
ここはミートしなかったが、ボールが相手に当たりコーナーをゲット。
しかし右サイドからの駒野友一キックはチャンスにならず。
中の動きを確認してジウシーニョへクロスを送るが、ヘディングシュートはミートせず。
イ グノがヘディングで落とし、二川孝広がダイレクトシュート!
しかしこれは川口能活の正面。
一旦弾いてからがっちりキャッチ。
イ グノが一人抜け出し、エリア付近までいくが川口能活が飛び出してスライディングクリア!
遠藤保仁がいつものように巻いたボールを蹴りこむが、ラインを直接割りゴールキックに。
そのままシュート体勢に持ち込むが、相手のブロックにあってしまった。
それを拾った山田大記。そのまま右足でシュート。
しかし、相手の足に当たってしまいコーナーキックに。
駒野友一が蹴ったボールが相手にクリアされると、そのこぼれ球を山田大記が左足でミドル。
ボールは惜しくもポストを叩いてしまった。
那須大亮が飛び込んで空いたスペースに前田遼一が飛び込み、ヘディングシュートを放つがミートはできず。
ジウシーニョがフェイントから中に入ると、右足でシュート!
しかしこれは藤ヶ谷陽介の守備範囲。
遠藤保仁が蹴るが前田遼一がニアサイドでヘディングクリア。
遠藤保仁がニアサイドに蹴ると、競り合いのこぼれ球を中澤聡太がシュート。
これが川口能活の横をすり抜けネットへ…【0-1】
川口能活が飛び出していたためゴールかと思われたが、山本脩斗がブロック!!!
ジウシーニョがエリア内で切り返すが、これが長くなってしまい加地亮と競争になり、ボールを失ってしまった。
そこにエリア内にトップスピードで走り込んだ山本康裕へパス。
山本康裕がラインギリギリでクロスを上げるが、味方に繋がらない。
得意のラインギリギリまでボールを持ち込むプレーを見せるが、惜しくもラインを割ってしまった。
これはニアサイドでジュビロDFがヘディングクリア!
ファーサイドに蹴りこんだボールに那須大亮が落とし、ジウシーニョが飛び込むがボールに触れることができない。
これがジュビロボールになると、相手選手がファウル。
この瞬間前半終了のホイッスル。
ジュビロ、加賀健一に代えてイ ガンジンを投入。
駒野友一が蹴ったボールに藤田義明が飛び込むが、ヘディングすることが出来ない。
前田遼一がダイレクトで那須大亮へ渡すと、那須大亮もダイレクトで左足シュート!
ボールはネットに吸い込まれた!!!!
金沢浄の子供が生まれたため、ゆりかごパフォーマンス!【1-1】
しかしすぐに立ち上がりプレー再開。
走り込んだイ グノを狙ったパスを出すが、シュートまではいけず。
自ら外にはたくと右足でシュート!
しかしボールは大きく枠を超えてしまった。
遠藤保仁のボールにイ グノが飛び込むが、ヘディングはミートせず。
エリア手前からのジュビロのFK。
駒野友一が蹴ったボールを藤ヶ谷陽介が弾くと、こぼれ球を那須大亮が詰めるが相手に当たりコーナーに。
このコーナーはチャンスにならず。
しかし、今は確実にジュビロの時間だ。
中でフリーで待っていたラフィーニャが頭で合わせて、ガンバが勝ち越し。【1-2】
これは藤田義明の足に当たりコーナーに。
コーナーはチャンスにならず。
ファーサイドで那須大亮が飛び込むが、ゴール右に外れてしまった。
二川孝広に代えて横谷繁を投入。
藤ヶ谷陽介が大きく蹴ったところで試合終了のホイッスル。
――感想
90分を通しては悪いゲームではなかったと思いますが、やはりゲームには必ずポイントがありますし、ここは絶対にやられてはいけないというところが甘いです。ずっと言い続けていることですが、全員が甘いわけではなく何人かの選手が甘いです。変わっていないので、それをおそらくまだ気付いていないと思います。やはりそのあたりを変えていかないとこれからも厳しい、苦しいゲームが続くはずですから、そういうところでやはり勝点3を取れなくなるのではないかなと。今いるメンバーで戦わなくてはいけないので、その中でやっている選手達が変わって、チーム力をアップして上位に食い込めるようにやっていきたいです。
――加賀選手の途中交代、金園選手がベンチ外となりましたが?
2人とも怪我です。2人とも左の足首です。
――前回対戦したゲームと1-1に追い付いたという点では同じ展開になりましたが、今日はそこからどのような違いがあったのですか?
同じような失点なんですよね。むこうでやったゲームは(失点の)一つ目はセットプレーですが、簡単にCKを与えています。今日も必要のないファウルをして一番危険な場所でFKを与えています。その後、ここはやられてはいけないというところをやられている選手がいるので失点しています。2点目もミスです。アウェイで対戦した時にガンバ相手にちょっとした隙を見せればやられると。でも、今日もそういうところを見せてしまったと。ただ、攻撃に関しては自分達でボールを動かして相手のゴール前まで攻め込んでチャンスを作っているので、攻撃に関しては繰り返してやっていけばいいと思いますが、守備に関しては個での弱さという、一番持っていなければいけない部分ですし、一個しかボールはないので、それを自分達のボールにするためにやはり必死になってやらなければいけません。そういうポイントでできない選手が何人かいるとワンチャスで失点してしまうと。そのあたり3年間見ていますがまだ変わっていないと。自分が来て3年目ですが、それ以前からおそらくそういうところを言われているけど変わっていないと。はたして変わるかどうか。変わるためには自分自身が気付かなければいけません。
――加賀選手の状態は?
左足首をひねっています。自分からできないと言っていました。力が入りづらいということでした。
小さいところの差で敗れてしまったと感じています。少しずつですが差は縮まっていると思いますが、こういったゲームを落とすと上位には行くことはできません。失点の場面を含め、やはり勝負どころでしっかり抑えなければいけませんし、そこでしのぐことができれば上にいけると思います。ゲームを重ねていく中でさらに自信をつけていければと思います。
(自分自身は)ナビスコカップでの出場がなく、休みをもらっていましたし、万全という状態でした。(前回対戦した時の)負傷のこともあり、絶対に勝ちたいゲームでしたし、相手に仕事をさせないことを意識していました。ただ、(後半)佐々木選手が入り、スピードがある選手ですし、そこを気をつけなければいけないと思っていましたが、そこからやられてしまいました。
セットプレーで失点してしまい、気を付けようとしていたところで失点してしまったので、そこはちょっと反省点です。
後半同点に追いついてうちのペースになった時に取りきれず、そこでちょっとしたところから相手に失点を許ししてしまい、もう少し全体的にゲームを上手くコントロールできればという感じでした。
――得点場面について
(山田)大記が一人で引っ張ってくれて、(前田)遼一にいいパスを出してくれて、遼一もいい落としをしてくれたので、あとは振り抜くだけでした。当てるだけでした。
――惜しいシーンもあったが?
惜しいシーンも何度もありましたが、そこで決めきることができなければ上位には食い込めないと思いますし、こういったぎりぎりの試合で結果を求めていかなければいけないと思いますし、ちょっとしたところの積み重ねだと思います。
――次節へ向けて
暑さがあるので、運動量を増やしていかなければいけませんが、ボランチや中盤を中心にゲームをコントロールし、人だけではなくボールも動かしながら上手くコントロールしていかなければいけませんし、やはり体力的に落ちてしまうとちょっとしたところを突かれてしまうので、そういった意味でもゲームをもっと上手くコントロールできればと思います。
結果的に負けてしまったことが悔しいですし、自分は攻撃的なポジションですが、負けているゲームで結果を残せなかったので、そういうところは今の課題だと強く感じています。
ボールを受ける回数が少なかったですし、ゴール前でチャンスを作ることもできなかったので、そのあたりは課題ですし残念な部分だと思っています。
前節ガンバと引き分け、ここで決着をつけるという気持ちでしたが、それで負けてしまい、リーグ戦で1分1敗ということで負け越してしまいとても悔しいです。
――得点場面について
ちょうど自分のところにボールが来て、まずゴールの方向に運んで、そこまでしっかり見えていませんでしたが前田さんが 逃げる 動きをしているのが見えたので、パスを出して、そこから前田さんから那須さんに渡り、那須さんが上手く決めてくれました。
――次節に向けて
やはり攻撃においても守備においてもゲームの中でもっともっとチームに貢献できるようなプレーをしていきたいと思っていますし、そういった意味でも今日ぜんぜん貢献できていないので、そういったところを課題にしてもっともっとレベルアップしていけるように頑張っていきたいです。
厳しいアウェイでの連戦でした。ただ、前節、アントラーズにああいう戦いができたことが最後まで自分達の体、気持ちを引っ張ってくれたと思います。(連戦の)初戦上手く取れたので疲れも半減していたかなと感じていますが、やはり90分間コンスタントにつながらなかったというところで、今日は後半の立ち上がり、予測はしていましたがかなり厳しい圧力を受けてまた振り出しに戻ってしまったという中で、最後はオフェンシブに行きたい気持ちがあったので、前節は武井を残しましたが、今日は積極的にポイント3を果敢に狙っていきたいという中で二川も残し、それが少しずつ前線にポイントができたり、オフェンシブに少しずつシフトできました。前節同様、2人の交代選手が上手く推進力を出してくれたなという感じはしています。前線ああいう形で佐々木、ラフィーニャというホットラインでリズムを変えることができたので、今日もそのパターンは持っていましたが、できるだけ引っ張った形で使いたいという感じはありました。ラフィーニャも少し状態はよくなかったので。ただ、制限した中でよく絡んでくれたなという感じています。とにかく連戦で、両チームそうですが高いパフォーマンスというのはなかなか期待できないところですが、勝負に執着した結果だと思います。この連戦よく戦ってくれたと思います。