2010年 試合速報

2010 J1リーグ 26節 VS.サンフレッチェ広島

sanfrecce
sanfrecce

10 勝
8 分
7 敗
32 得点
28 失点
勝点 38
順位 9

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
7 分
9 敗
28 得点
33 失点
勝点 34
順位 11

前半
李 忠成
5分
41分
岡田 隆
ハーフタイム 後半
11分
船谷 圭祐
菅沼 実
13分
森脇 良太
ミキッチ
18分
ミキッチ
24分
高柳 一誠
山崎 雅人
32分
青山 敏弘
丸谷 拓也
37分
西 紀寛
金沢 浄
森崎 和幸
44分
成岡 翔
山崎 亮平
21
西川 周作
5
槙野 智章
22
横竹 翔
35
中島 浩司
6
青山 敏弘
8
森崎 和幸
13
高柳 一誠
15
高萩 洋次郎
16
山岸 智
24
森脇 良太
9
李 忠成
SUB
34
中林 洋次
2
ストヤノフ
14
ミキッチ
20
桑田 慎一朗
25
大崎 淳矢
28
丸谷 拓也
33
山崎 雅人
監督
ペトロヴィッチ
1
川口 能活
13
イ ガンジン
20
山本 脩斗
23
山本 康裕
50
古賀 正紘
3
岡田 隆
6
那須 大亮
11
西 紀寛
28
船谷 圭祐
10
成岡 翔
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
4
大井 健太郎
16
金沢 浄
15
菅沼 実
24
松浦 拓弥
27
上田 康太
25
山崎 亮平
監督
柳下正明

13,887
スタジアム名 試合日 キックオフ
広島ビ 10/16(土) 15:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 平山 博光 飯田 淳平
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 柴田 正利 入部 進也
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.9度 46% 吉田 哲朗 山本 佳奈
13 シュート 17
8 ゴールキック 10
5 コーナーキック 7
16 直接FK 18
3 間接FK 2
3 オフサイド 2
0 PK 0

2010年Jリーグ、第26節が 広島ビッグアーチで行われる。
対戦相手は、サンフレッチェ広島。
今シーズンの広島は、ここまで10勝7敗8分の勝点38で9位に位置している。
11位のジュビロとしては2つ上のチームとの相手なだけに、上位進出に向けては負けられない相手である。

日本代表の試合が行われていたため、久しぶりのJリーグの試合となる今日の試合、その間にはナビスコカップ決勝進出や、天皇杯4回戦進出など様々なことが起こったが、何よりも取り上げなければならないのが駒野友一の怪我だろう。
敵地で行われてた韓国との試合で、相手選手と接触し右腕骨折、日本に帰国した際には車イスで登場するなど痛々しい姿をみせていた。
全治まで3ヶ月ほどかかる見込みで、今季はほぼ絶望となってしまった。
ジュビロとしては、守備の要であり攻撃の要であるこの右サイドバックを失うのはかなりの痛手であるのはサポーターが一番分かっていることだろう。
早期回復を願いたいが、あせらずじっくり治療し完全体となって、ヤマハスタジアムの右サイドを駆け回ってもらいたい。

駒野友一の怪我により、代わりに右サイドバックに入るであろう山本康裕。
先日の天皇杯でも得点を決めるなど、慣れない右サイドバックとしての評価も上昇中だ。
本来、もう少し前目の位置でプレーする選手だが、持ち前のスタミナを生かして右サイドを奔走し、守備に攻撃にと大いにチームに貢献してくれている。
中々点が奪うことが出来ないリーグ戦だが、天皇杯で見せてくれたミドルシュートをリーグ戦でも見たいものだ。

試合会場は、広島ビッグアーチ。
試合は午後3時4分キックオフ!

前半0分、広島ボールで前半キックオフ!

早速、前線でボールを奪った船谷圭祐が、エリア手前でFKのチャンス!
前半1分、西紀寛が蹴ったボールは壁に当たりゴールラインを割りジュビロボールのコーナー。

左サイドから船谷圭祐が蹴るもチャンスには繋がらず、逆サイドまで流れ相手にクリアされてしまった。
前半5分、広島、中央でボールを持った李忠成。
ジュビロDFを2、3人背負いながらもエリア内に進入し、左足でボールを持ちかえると、川口能活が前に出た所を狙ってループ気味のシュート。
ボールは静かにゴールに吸い込まれ広島先制・・・【0-1】
前半7分、ジュビロ、ゴール正面やや左の位置から岡田隆がミドルシュート!
威力のあるボールだったが、惜しくもゴール左に外れてしまった・・・
前半9分、ジュビロ、左サイドからのクロスを前田遼一が頭で落とし、成岡翔へ。
成岡翔が、胸トラップからゴールを狙うがシュートを打つことは出来ない。
前半10分、今日の試合も前線から積極的にプレッシャーに行っている。
前半の内に同点に追いつきたいところ。
前半14分、ジュビロ、成岡翔が前線でボールを奪うがチャンスに繋がらず。
前半17分、ジュビロ、スローインからのボールを受けた船谷圭祐が、中央に持ち込み西紀寛へ。
西紀寛がゴールを狙うが、壁に阻まれてしまった。
前半18分、ジュビロ、左サイドから船谷圭祐がミドルシュート!
ボールはゴール左に外れたが、ミドルシュートはどんどん放ちたいところ。
前半19分、広島、左サイドから槙野智章の仕掛け。
スピードに乗ってライン際からクロスを上げるがボールに精度を欠いてしまった。
前半22分、ジュビロ、最終ラインでボールを回し山本脩斗から前線を走り出した前田遼一へロングパス。
しかしこれはオフサイドの判定。
前半23分、広島の守備が堅く、中々チャンスを作ることができていない。
サイドバックの攻撃参加が若干少ないように見える。
積極的な攻撃に期待したい。
前半24分、広島、左サイドからの山岸智のクロス。
これはジュビロDFが大きくクリア!
前半25分、広島、怒涛の攻め。
エリア内に進入しシュートを放つが、川口能活が弾く!
さらに広島が2度、3度とシュートを放つがジュビロDFが体を張って弾きだした!
前半28分、広島、右サイドからのクロス。
これは最終ラインに戻った那須大亮が大きくクリア!
前半30分、広島、右サイドからのコーナーキック。
ファーサイドで中島浩司がヘディングシュートを放つが、枠には入らず。
前半31分、ジュビロ、右サイドからのコーナーキック。
船谷圭祐が蹴りこむが、ジュビロのファウルをとられてしまい広島ボールで試合再開。
前半34分、ジュビロ、ハーフウェイライン付近から前田遼一を狙ったボールが出るが、ボールが長くなってしまい広島ボールに。
前半35分、広島、左サイドからのコーナー。
しかしこれは川口能活が落ち着いてキャッチ!
前半37分、広島、右サイドから森脇良太がドリブル突破を見せるが、山本脩斗がうまく体を入れてボールを奪った!
前半40分、ジュビロ、左サイドからのコーナー。
船谷圭祐の蹴ったボールに古賀正紘が頭で合わせるも、ボールは西川周作の正面。
前半41分、ジュビロ、相手選手の足を引っ掛けてしまった岡田隆に対してイエローカード。
前半43分、ジュビロ、西紀寛から前田遼一を狙ったボールはオフサイドの判定。
前半44分、アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、広島、左サイドからの攻撃。
エリア内にし進入するが、ジュビロDFがシュートを打たせず!
ボールをクリアしたところで前半終了のホイッスル。
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!

共に選手交代はなし。
後半3分、ジュビロ、右サイドの西紀寛からのクロスのこぼれ球を船谷圭祐が右足でシュートを放つが力なく西川周作の正面。
後半4分、広島、高萩洋次郎が前線でボールをキープしスルーパスを出すが、繋がらず。
後半5分、ジュビロ、スローインからのリスタート。
那須大亮がボールを受けると、エリア直前でファウルをもらいFKをゲット!
後半7分、そのFKを船谷圭祐が直接狙うが、枠には入らず。
後半9分、ジュビロ、速攻から前田遼一がドリブルで持ち込み2人を引き付ける。
右サイドでフリーで待っていた成岡翔へラストパスを送ると、成岡翔がダイレクトで右足を振りぬくが、惜しくもボールはポスト直撃・・・
後半11分、ジュビロ、船谷圭祐に代えて菅沼実を投入!
後半13分、ジュビロ、投入されたばかりの菅沼実。
右サイドでボールを持つと、エリア内で動き出した前田遼一をしっかり見て、ニアサイドにクロス!
前田遼一が頭で流し込みジュビロが同点に追いつく!【1-1】
後半16分、ジュビロ、右サイドから西紀寛がクロスを上げるが、西川周作が直接キャッチ。
後半18分、広島、森崎浩司のミドルシュート。
川口能活が横っ飛びで、何とか弾き出す!
後半18分、広島、森脇良太に代えてミキッチを投入。
後半22分、広島、中央でボールを受けた青山直晃がミドルシュートを放つが、枠を大きく外れていく。
後半24分、広島、ハンドを犯したミキッチに対してイエローカード。

そのハンドで得たFK。
菅沼実が、ニアサイドの低い位置を直接狙うが、西川周作がファインセーブ。
後半27分、ジュビロ、スルーパスに抜け出した成岡翔。
ライン際でクロスボールを入れるが、マイナスのボールには誰も合わない。
後半30分、ジュビロ、中央でボールを受けた菅沼実。
前線にスルーパスを出すが、これはミスキック。
後半31分、広島、後方からのボールに抜け出たミキッチが、山本脩斗を交わし左足でシュートを狙うが、枠を外す。
後半32分、広島、高柳一誠に代えて山崎雅人を投入。
後半36分、広島、左サイドで待っていた槙野智章。
ドリブルで中に切れ込むと中島浩司へ横パス。
中島浩司が直接狙うが枠には入らず。
後半37分、両チーム共に選手交代。
広島、青山直晃に代わり丸谷拓也を投入。
ジュビロ、西紀寛に代えて金沢浄を投入!
後半42分、ジュビロ、右サイドからのFK。
菅沼実が中にクロスを上げるが、西川周作がパンチング。
後半43分、ジュビロ、中央でパスを受けた成岡翔。
西川周作と1対1となり右足でシュートを放つが、西川周作にファインセーブされてしまう。
後半44分、広島、ワンツーから丸谷拓也がシュートを放つが川口能活が冷静に対応!
アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム1分、広島、森崎浩司に対してイエローカード。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、成岡翔に代えて山崎亮平を投入!
後半アディショナルタイム3分、広島、エリア内に進入し最後は槙野智章がシュート!
しかしこれを近距離で川口能活がファインセーブ!

広島、左サイドからのコーナーキックはチャンスに繋がらず。
蹴り終えたとこで試合終了のホイッスル!
柳下正明 監督

――感想
立ち上がり、軽率なプレーで失点してしまい、開始早々ビハインドの状況でゲームをやった中で、守備の面で特に粘り強くやれたことが良かったかなと。ただ、前半において守備は何とか粘ってプレーしていましたが、奪った後の動き出しが遅く、自分達でボールを保持して崩すということがなかなかできませんでした。ただ、後半に入ってからはやはり向こうも中2日の連戦できているので、多少動きが落ちてきたのもありますが、我々も動きながらボールを動かしてゴールを目指す、ということが多少できたのではないかと思います。実際、勝ち点3を取りたかったのですが、中2日の連戦、それから開始早々のビハンドを追い付いたということで、勝ち点1を取れたことをよしとして、次につなげたいと思っています。

――前半、2トップがかなり前から広島のディフェンスラインにプレスをかけているように感じましたが、後半に入り、プレスをかける位置を低くしたようにも感じました。それはどのような意図ですか?
中2日、中2日の3戦目で、フィジカル的にも非常にきついと。ただ、リズム的には悪くなく、高い位置から守備して奪い、フィニッシュにつなげるという形が何度かできていました。ただ、選手達にそのままだとしんどいだろうと、多少ラインの高さを調整しようかと。選手達も感じていたので、だいたいいつもの高さにポジションを取り、そこからボールを奪うということはできました。フィジカル面が問題なければ、おそらく後半も高い位置からいったと思います。

――菅沼選手の投入のタイミングと理由を教えてください。
一つは、船谷が少し疲れ気味で、あまりボールにも絡んでいないということです。守備のところでも多少遅れていましたし、非常に切り替えの速いサンフレッチェに対して、一人でも遅れてしまうと、そこから崩されてしまいます。攻守において、少し落ちているなということで入れました。本当はそのまま左に入れ、西を右に、ということでしたが、流れの中で西がそのまま左に残っていたので、菅沼が右に入り、結果的には良かったかなと思います。

――監督の指示ではなく、流れの中でと?
逆サイドからのスローインだったので、我々にとって左サイドですから菅沼がいくよりも、西の方が近いので、西が気を利かせて、先のポジション(左サイド)に入りました。流れの中で、右と左を変わるタイミングをなかなか掴めない中で、我々のチャンスになったのではないかと思います。

――サンフレッチェ広島とはナビスコカップ決勝戦で再び対戦するわけですが、攻略法のようなものを掴んだ部分はありましたか?
今日のゲームで掴んだわけではなく、広島のやり方はここ数年変わらないので、ある程度我々にとっては分析することができています。今季、我々のホームで対戦した時の戦い方と、今日の戦い方とではそんなに変わっていません。広島もそれはわかっていて、おそらくわかっていても自分達のサッカーをしようということでやっていると思います。

――ナビスコカップに向けて改善点は?
ナビスコもまた連戦の中でのゲームですので、フィジカル的に今日とそこまで変わらないと思います。そういったところで、やはり先に簡単に失点してしまうと、挽回することが大変ですので、立ち上がりの入り方について、特に高い集中力を持って戦わないといけません。特に広島の場合は1点を取ると調子に乗ってどんどん後ろから上がってきますので、それは避けたいですし、入り方をしっかりしなければいけません。

古賀 正紘 選手

古賀 正紘 前後半で違う展開となってしまいました。後方の方が良い形でプレーできましたし、臨機応変にプレーできました。序盤に失点しましたが、立て続けに失点しなかったことが大きかったと思います。決定的なピンチもありましたが、(川口)能活さんがよく守ってくれました。

那須 大亮 選手

那須 大亮 前半の良くなかったところを話し合い、後半に上手く修正することができました。どの選手が出場してもポテンシャルは高いと思いますし、どの選手が出ても結果につなげることができている思います。

イ ガンジン 選手

イ ガンジン 前半、難しい展開となりましたが、後半に修正することができました、全体をよりコンパクトに保つことを意識しました。勝ち点1という結果は悪くないと思いますし、来月のヤマザキナビスコカップ決勝戦につながるゲームだと思います。

西 紀寛 選手

西 紀寛 (離脱者もあり)メンバーの変わった中で、連係面をさらに修正していくことができると思います。後半に得点できている点はチームとして力をつけている部分だと思います。

サンフレッチェ広島 ペトロヴィッチ監督
 

今日のゲームは素晴らしいゲームだったと思います。前半は明らかにうちが上回っていたと思いますし、良いコンビネーションの中から多くのチャンスを作り出したと思います。前半のうちに2点目、あるいは3点目を取っていなければいけなかったでしょう。やはり、我々の長く抱える問題として、チャンスに対するゴールの割合、そこのところが、やはり前半問題だったと思います。
後半も悪くはなかったのですが、時間の経過と共に、先日の天皇杯・福岡戦で延長まで戦った影響か、運動量的に少し重くなってきたと思います。後半、磐田もいくつかチャンスがある中で、我々も同じようにチャンスを作り出すことができました。ああいった失点をしたことは非常に残念ですが、あの状況が起こり得ることだと選手に話しながら、気を付けるように伝えてきましたが、残念ながらまた相手選手に前に入られてゴールを決められてしまいました。2日間、トレーニングを多くすることができませんでしたが、そういった中で修正点を挙げていたのですが、気をつけなくてはいけない場面での失点ということで、本当に残念です。
私自身、試合全体としては良かったと思いますし、我々はトータルして、多くのコンビネーションの中からチャンスを作り出していましたし、内容の良いゲームだったと思います。私の見方では我々の方がより勝利に値するゲームができていたと思います。ただ、今日は両チームにとって良いゲームになったと思いますし、そういった意味では、11月3日のナビスコカップのファイナルに向けて、両チームが良い宣伝をできたと思います。