2010年 試合速報

2010 J1リーグ 24節 VS.京都サンガF.C.

sanga
sanga

3 勝
6 分
14 敗
22 得点
41 失点
勝点 15
順位 17

0
  • 0
  • 1

  • 0
  • 0

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

8 勝
6 分
9 敗
27 得点
33 失点
勝点 30
順位 11

前半
3分
ハーフタイム 後半
中谷 勇介
中村 充孝
13分
ドゥトラ
17分
19分
船谷 圭祐
山本 康裕
22分
西 紀寛
26分
西 紀寛
菅沼 実
39分
上田 康太
成岡 翔
29
守田 達弥
4
水本 裕貴
8
中谷 勇介
22
渡邉 大剛
24
増嶋 竜也
15
中山 博貴
16
安藤 淳
17
中村 太亮
26
角田 誠
9
ドゥトラ
10
ディエゴ
SUB
21
水谷 雄一
7
片岡 洋介
6
染谷 悠太
11
鈴木 慎吾
23
中村 充孝
2
西野 泰正
13
柳沢 敦
監督
秋田 豊
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
イ ガンジン
14
パク チュホ
50
古賀 正紘
6
那須 大亮
11
西 紀寛
27
上田 康太
28
船谷 圭祐
8
ジウシーニョ
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
4
大井 健太郎
20
山本 脩斗
10
成岡 翔
15
菅沼 実
23
山本 康裕
19
荒田 智之
監督
柳下 正明

8,777
スタジアム名 試合日 キックオフ
西京極 9/25(土) 18:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 崎谷 誠一 佐藤 隆治
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 高橋 佳久 前之園 晴廣
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.4度 53% 大西 弘幸 森山 亭輔
7 シュート 4
10 ゴールキック 12
7 コーナーキック 2
13 直接FK 14
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
0 PK 0

Jリーグ Division 1第24節がまもなく始まる。
会場はアウェイの西京極、キックオフは18:00。

未だ9月に入ってから負けなしで、4勝1分と絶好調をキープしているジュビロ磐田。
9月もこの試合を合わせて残り2試合、無敗で佳境を迎える10月に入りたいところだ。

前節、FC東京との戦いに勝利したジュビロ。
試合内容も、終始ジュビロのペースで進んでいく。
前半に2トップの得点で優位に進めると、後半に疲れから1点を奪われたが同点に追いつかれること無く試合をものにした。リーグ戦2試合連続ゴールと、一時の不調から脱し、得点王争いトップタイに躍り出たエース前田遼一が、3試合連続ゴールを奪えるのかに注目が集まる。

一方の京都。
13節から18節にかけていずれも完封負けと不調に陥ってしまった京都だが、監督の交代もありチームは立て直しの方向に向かっているようだ。
22節には神戸相手に約半年振りとなる勝利をあげ、前節には新潟とも引き分けている。
京都の注目選手はディエゴか。
第3節のヤマハスタジアムでの試合時もこのブラジル人に得点を許している。
左足を器用に使ったテクニックや、強烈な弾丸ミドルシュートなど、どこからでも得点を奪えるセンスを持っている。ジュビロDFとしては、なるべく左足でプレーさせないことを考えるのが得策かもしれない。

さらなる上位進出のためには、下位チーム相手に取りこぼすわけにはいかない。
アウェイではあるが、ホームで敗れた借りを返すためにも何としても勝利したい。

試合開始は18:00。
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半0分、ジュビロボールで前半キックオフ!
前半1分、京都、右サイド渡邉大剛からのパスを受けたディエゴがシュート。
ボールは枠に入らなかったが、強烈なだけに今後気をつけたい。
前半3分、ジュビロ、右サイドからのクロス。
前田遼一に合わせたボールが、一旦は相手ボールになったかと思われたが、こぼれたところを前田遼一が右足で押し込みジュビロ先制!【1-0】
前半7分、京都、右サイドから中山博貴のクロス。
ニアサイドでドゥトラが頭で合わせるが、枠には入らず。
前半10分、京都、自陣からのボールを受けたドゥトラ。
左サイドからクロスを上げるが、ジュビロDFが跳ね返す。
こぼれ球をシュートするが、ゴールならず。
前半12分、京都、右サイドを駆け上がったドゥトラ。
中の様子を見つつクロスを上げるが、イ ガンジンがしっかり寄せていたため力あるクロスを上げさせない!!!
前半15分、やはり、肌寒さがあるのか長袖でプレーする選手も数人いる。
前半17分、ジュビロ、ボールをキープするが、左サイドで船谷圭祐が潰され、逆にファウルを犯してしまう。
そのFKは、ロングボールをファーサイドに蹴りこみ、折り返すが中で合わせる選手がいない。
前半20分、京都、中央でボールを持ったドゥトラ。
前線の中村太亮へパスを出すがこれは通らない。
前半21分、ジュビロ、左サイドで前田遼一からのボールを受けたジウシーニョ。
そのままドリブルで持ち込みGKと1対1になりシュートを放つが、守田達弥が寝転びながらファインセーブ。
前半23分、京都、右サイドから渡邉大剛がクロス。
ニアサイドにボールが蹴りこまれるも、川口能活が直接キャッチ!
前半26分、京都、左サイドからのクロスは誰も合わせる選手がいない。
前半30分、京都、左サイドから中村太亮が攻め上がりディエゴへパス。
しかし、ディエゴの前で古賀正紘がしっかり対応。
前半32分、ジュビロ、右サイドフリーでボールを持ったディエゴ。
中に走り込んだドゥトラに合わせるが、ジュビロDFがしっかり対応!
前半34分、京都、中村太亮がボールを持ち込みエリア内へ。
そのまま右足でシュートを放つが枠に入らず。
前半35分、京都、ディエゴからのボールを受けたドゥトラがゴール正面からシュートを放つがジュビロDFが壁になり対応!
前半37分、この時間は京都ペース。
しかし、攻めの時間は京都が多いが、チャンスらしいチャンスはまだない。
ジュビロ守備陣がしっかり守備出来ている。
前半41分、ジュビロ、西紀寛と船谷圭祐がポジションを変えた様子。
左サイドに回った西紀寛が前線から積極的にプレッシャーをかける。
前半43分、ジュビロ、中盤でフリーでボールを持った上田康太。
走り出した西紀寛に合わせるように、浮き球のパスを送るが長くなってしまいゴールキックに。

アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、京都、中村太亮からのクロスをディエゴが落とし、エリア内でチャンスを作るが、那須大亮が素早くボールをカットしクリア!
この瞬間ホイッスルが吹かれ前半終了。
後半0分、京都ボールで後半キックオフ!
後半2分、京都、右サイドからのコーナー。
ディエゴが蹴ったボールはニアで一旦跳ね返すが、再びディエゴへ。
そのボールをもう一度中に入れようとしたところをジウシーニョが顔面ブロック!ピッチに倒れ込み心配されたが、すぐに立ち上がりプレー続行!
後半4分、京都、右サイドからのコーナー。
ファーサイドまで流れたボールを中村太亮へ落とすと、中村太亮がダイレクトでミドルを放つ。
しかし、枠には入らず。
後半7分、ジュビロ、中央でボールを持った前田遼一。
一旦右サイドの西紀寛に預けるとそのまま中へ。
西紀寛が右足でクロスを上げるが、ニアサイドで守田達弥が直接キャッチ。
後半11分、ジュビロ、相手陣地でボールを繋ぐと、左サイドでボールを持ったジウシーニョがボールを相手に当てコーナーキッをゲット。

左サイドからのコーナー。
船谷圭祐の蹴ったボールに前田遼一がヘディングシュートを放つが惜しくもバーの上・・・
後半13分、京都、中谷勇介に代えて中村充孝を投入。
後半17分、京都、エリア内でオーバーヘッドキックをし時に、古賀正紘の頭を蹴ってしまったドゥトラに対してイエローカード。
後半19分、ジュビロ、船谷圭祐に代えて山本康裕を投入!
後半22分、ジュビロ、相手のバックパスに詰めた西紀寛が守田達弥と接触してしまい西紀寛に対してイエローカード。
後半26分、ジュビロ、西紀寛に代えて菅沼実を投入!
後半29分、京都、左サイドからクロスを上げるが、ボールが高くなり誰も触ることが出来ない。
後半31分、京都、左サイドから中村太亮が突破を試みるが、その前にパスを受けた時点でオフサイドの判定。
後半33分、京都、安藤淳が駒野友一のボールを奪いに来るが、駒野友一が体をしっかり入れてそれを阻止!
後半36分、京都、エリア内に走り込んだドゥトラにスルーパスが入るが、イ ガンジンがショルダーチャージで相手をふっとばし、そのボールを川口能活がしっかりキャッチ。
後半38分、京都、左サイドでボールを受けた中村太亮。
利き足の左でクロスを上げるが、中で待っていたドゥトラ、ディエゴには合わない。
後半39分、ジュビロ、上田康太に代えて成岡翔を投入!
後半40分、京都、左サイドからドゥトラがフェイントを使い抜きにかかるが、駒野友一がしっかり対応。
後半42分、ジュビロ、ここにきて左コーナーサイドでボールを回しうまく時間を使っている。
後半44分、アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、またもや左サイドで時間を使う。
ジュビロの自陣では守備体系がしっかりしているため、余裕を持って時間を使えている。
後半アディショナルタイム3分、京都、左サイドからクロス。
しかし、山本康裕がしっかり対応しクロスを上げさせない!
後半アディショナルタイム4分、右サイドでジュビロボールでスローインとなったところで試合終了のホイッスル!
柳下 正明 監督

――感想
非常に早いタイミングでラッキーな形で得点を取れました。それ以降、京都さんも勝ち点1ではなく勝ち点3を取りに来たがために、どんどん前にプレッシャーを掛けてきました。その時に相手の背後のスペースを上手いタイミングで使うことができれば、もっと余裕をもったゲームができたのではないかなと思います。また、前半は特にラインが下がり気味で、我々のペナルティーエリア周辺でのプレーが多くなりました。ただ、後半に入り、前半に比べて10mくらい高い位置から前線がプレスを掛けることができ、最終ラインもかなり押し上げることができたので、安定した守備ができたのではないかと思います。最後まで高い集中力を持ち、選手達は特に守備においてやってくれました。奪った後のつなぎというのはまだまだ課題ではありますが、この3連戦、自分たちよりも(順位が)下のチームとやってて、選手も3つ勝たなければいけないという状況の中、サポーターも後押ししてくれ、3つ勝つことができたので、これを次につなげたいと思っています。

――前半、西紀寛選手のポジション取りが際立っていたと思いますが、あれは京都のゾーンに対してあそこに入れば、という狙いがあったのか、それとも磐田のスタイルなのでしょうか?
両方です。特に西は相手の嫌なところに非常に良いタイミングで入り込める選手です。狙いとしたら、あそこはトップが使うよりも、両サイドが入ってきて、受けた方が数的優位を作りやすいので、狙いとしてはありますが、西の個人的な判断というのは非常に良いですよね。

――前田選手が3試合連続の得点となりましたが、今日の先制点、それから最後の守備もありましたが、今日の評価はいかがですか?
いつも通り攻守の運動量というのは非常に多いし、チームにとって助かるプレーをたくさんしてくれています。一つ、後半、カウンターから何度かシュートチャンスがあったので、あれはパスよりも、思いきってゴールを目指すプレーをしてもいいのではとないかと思います。逆にそれくらいしてくれれば、後ろの選手達も“俺らしっかり守るよ”という気持ちでやれるのではないかと思います。もっともっとシュートの意識を高く持ってやってくれればと思います。

――これまでのアウェイ戦と比べて、という意味では戦いぶりはいかがでしたか?
早いタイミングでああいった形で(得点が)入ったのですが、スタートとしたら、ホームでやるような気持ちで入ってくれたのではないかと。前半ライン全体が下がってしまいましたが、後半は少し高い位置でプレーができるようになったので、そのあたり、選手達のメンタル的なもの、アグレッシブさは出たのではないかと思います。

――サンガに押し込まれる場面があっても、最後のシュートのところでは打たせないということで、川口選手の出番の少ない試合だったと思いますが、守備のところについてはいかがですか?
たしかに我々のペナルティーエリア周辺までボールを運ばれ、実際、シュートを打たれていますが、ここ数試合、センターバックが非常に安定してると。危ないところを嗅ぎ分けられる選手達ですし、体も張れると。それプラス那須がセンターバックの前でプレーしていたので、こちらは非常に落ち着いて見ることができました。真ん中が安定することによって、駒野もそうですし、パクチュホも中にしぼって体を張るということが、いい意味で伝染しているのではないかと思います。

前田 遼一 選手

前田 遼一 勝てたことが嬉しいです。次の試合もゴールできるように頑張ります。次のナビスコ杯川崎戦そしてJリーグと1試合1試合全力で続けたいと思います。ありがとうございました。

古賀 正紘 選手

古賀 正紘 今までの試合に比べると噛み合わない部分が多く、後手に回る場面が多かった試合でした。ただ、途中から良い意味で開き直ってプレーできましたし、アウェイで勝ち点3を取れたことはチームにとって大きなことだと思います。それぞれの選手が時間帯に応じてやらなければいけないことを理解してプレーできていると思いますし、苦しい展開でしたが、勝ち点3を取れたことはポジティブに捉えてもいいと思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 早い時間帯に得点を奪えてよかったのですが、その後、ペースを握れず、試合をコントロールすることができませんでした。相手も前掛かりに来ていましたし、自分達も下がり過ぎ、ボールを奪い攻撃に転じた時に上手くフォローできない場面もありました。ただ、こういう試合もあると思いますし、守備の部分では無失点に抑えることができたので、この1勝を大事にしたいです。次にホームでナビスコカップがあるので、勝てるように良い準備をしていきたいです。

パク チュホ 選手

パク チュホ 相手がロングボールを多く入れてきましたが、それに対してカバーリングの意識を高く持ってプレーしていました。ディエゴ選手はミドルシュートだったり、ラストパスを出せる選手なので、そのあたり、中盤と連係して守ることを意識していましたし、そこでもカバーリングの意識を持ってプレーしていました。これから重要な試合が続きますし、勝てるように頑張ります。

イ ガンジン 選手

イ ガンジン 相手にサイドからのクロスを多く入れられましたが、古賀選手と中央を固めて対応することを意識していました。やはり、みんなが集中していたから無失点に抑えることができたと思います。
アウェイゲームですし、相手も攻撃的に来るので、難しい部分もありましたが、カウンターからもう1点取れていれば、もう少し楽な展開にできたと思います。
ただ、大きな1勝ですし、リーグ戦3連勝は自信になります。この勝利をナビスコカップにつなげていきたいです。ジュビロはホームに強いですし、川崎フロンターレに勝ちたいです。

那須 大亮 選手

那須 大亮 攻撃面ではカウンターから良い形を作ることができましたが、もう少しめりはりをつけることができればと思います。もっとボールを保持できればと思いましたし、もう少しサイドから攻撃を作ることができればと思います。ただ、守備の部分では慌てさせられる場面も少なく、距離感も非常に良くなっていると思います。

上田 康太 選手

上田 康太 自分のところでイージーミスが多くなってしまい、リズムを作れませんでした。守備の時間が長くなり、攻撃の部分でなかなか貢献できませんでした。チームとしてももう少し良い形でボールを動かせればと思います。
次はホームでナビスコカップがありますし、カップ戦の準決勝ということで、なかなか経験できる試合ではないので、楽しむ気持ちを持ってプレーできればと思いますし、しっかり勝ちたいです。

京都サンガF.C 秋田 豊監督
 

立ち上がり、入りが非常に悪く、その流れで1点入れられてしまいました。ただ、それ以降は落ち着いて試合を進めることができ、ほとんどの時間が良い時間帯だったのですが、結局90分を通して得点することができずに敗戦ということで、やはり90分の中で常に集中していないとこういう展開になってしまう、ということは反省すべき点です。