2009年 試合速報
天皇杯3回戦
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 10/31(土) | 13:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 澤田 嘉男 | 東城 譲 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宮島 一代 | 西尾 英朗 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.4度 | 32% | 数原 武志 | 鈴木 良規 |
19 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 11 |
9 | コーナーキック | 8 |
21 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 6 |
2 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
天皇杯3回戦鹿屋体育大学戦がヤマハスタジアムにて13:00キックオフ。
2回戦の高知大学との試合を、船谷圭祐、犬塚友輔のゴールで勝利し見事3回戦に進出したジュビロ。
今回の鹿屋体育大学戦では、2回戦に各国の代表の試合が行われていたため、前田遼一や駒野友一、そしてイグノが出場することができなかったが、鹿屋体育大学戦では日本代表の試合も行われず、怪我人を除いてはベストメンバーが組めそうである。
天皇杯2試合連続学生相手とあり、何かとやりにくさはあるだろう。
さらに、相手の鹿屋体育大学は2回戦でJ2の徳島ボルティス相手に3-1で逆転勝利しているチーム、いくら学生相手とはいえジュビロも足元をすくわれかねない。
実際にJ1の浦和レッズやJ2で首位を走っているセレッソ大阪などが、アマチュア相手に敗れておりジュビロにとってもそれは決して他人事ではなく、「相手は学生」となめてかかると痛い目にあうことだろう。
こういった試合で頼りになってくるのはやはりベテラン勢。
茶野隆行や、西紀寛、村井慎二らの力が必要となってくる。
ゲームを落ち着かせ、試合の流れをジュビロにもっていき、4回戦進出を決めたいところである。
怪我でリハビリ中だった、金沢浄や、加賀健一、鈴木秀人らが順調に回復をみせている。
また注目すべきは、ここ何試合かで好調ぶりをアピールしていた犬塚友輔。Jリーグの名古屋戦で足がつり途中交代していたが、その後の練習では元気にプレーをこなし、試合の出場も問題なさそうである。
対戦相手の鹿屋体育大学で注目となるのは桃井宏和。
2回戦の徳島ボルティス戦でハットトリックを奪う活躍をみせた一年生である。
サイドアタッカーでありながら、得点力を兼ね備えたプレーヤーなだけに注意したい。
今シーズン残り少なくなってきたジュビロの戦い。
目指す場所は聖地国立、1月1日にむけて、ここで躓いている場合ではない。
なんとしても勝つ。
試合会場は、ヤマハスタジアム。
試合は午後1時キックオフ!
みなさんの熱い応援宜しく御願いいたします。
鹿屋体育大学の選手達が、学生らしく前線からのプレスがすごい。
マイボールの時間が長くなってきている。
左サイドからのコーナーキックは、ボールが長くなってしまい、鹿屋体育大学ボールのゴールキック。
村井慎二が角度の無いところからシュートを放つが、井上亮太がファインセーブ。
ファーサイドで松浦拓弥が飛び込むが、鹿屋体育大学DFに落ち着いて対応されてしまう。
ジュビロが自陣からのFKを動かしたところで前半終了のホイッスル。
桃井宏和が蹴ったボールは、八田直樹が落ちついてパンチング。
こういったシーンも天皇杯ならではである。
左サイドからのコーナーはエリア内の接触で、鹿屋体育大学がファウルをとられジュビロボールのFK。
ドンピシャでイグノが合わせるが、ボールは枠を捉えることができず・・・
ジュビロ、松浦拓弥に代わりカレンロバートを投入!
鹿屋体育大学、有田拓史に代わり山崎大嗣を投入。
駒野友一が左足でクロスをあげ、中で待っていたカレンロバートがヘディングシュートを放つがバーを越えてしまう・・・
鹿屋体育大学、岡田翔平に代わり木村俊喜を投入。
その際に八田直樹がポストに頭をぶつけて倒れてしまう。
後半ロスタイムは3分。
試合は延長戦へ・・・
ジュビロ、負傷した八田直樹に代わり吉原慎也を投入。
吉原慎也はジュビロに移籍後初出場。
前田遼一の落としにカレンロバートが合わせるが、ボールはバーを越えてしまう・・・
ここで前半終了のホイッスル。
しかし、ボールを蹴った瞬間にホイッスルが吹かれ、鹿屋体育大学のファウル。ジュビロボールのFK。
いいボールがあがったが、吉原慎也ががっちりキャッチ!
上田康太が左足で蹴り込むが、直接GKがキャッチ。
特別に油断をしていることもないし、集中を切らしているわけでもないけれど、ちょっと自分たちでミスをしてリズムを失っている、あるいは動かないといけないところで動かずに相手のプレスにはまってしまっていた。ただ、こういう一発勝負のト-ナメントで次に進めたのはよかった。八田がケガしたのは残念ですけど・・・。来週、Jリ-グ戦に変わるので、気持ちを切り替えてやっていきたいと思います。
Q.相手の印象は?
2回戦で高知大、今日は鹿屋体大と、大学生と2試合続けてやったわけですが、やはり全員が一生懸命やっています。とくに、守備に関してチ-ムとしてやろうとすることが明確に選手たちに伝わって、それが出来ていたと思います。そうして奪ったボ-ルを、素早くゴ-ル前に運んでいました。トレ-ニングをどういう狙いでやっているかということがわかるゲ-ムをしていました。何人かの選手は、我々にとって危険なプレ-をしていたし、非常にいいチ-ムだと思います。
Q.大学生相手に試合に臨むとき、モチベ-ションの持ち方というのは難しいのでしょうか。
ウォ-ミングアップが終ってドレッシングル-ムに入って出て行くというときの状況や、試合の入り方をみて、特別悪い状態ではない、Jの試合と変わりないと思いました。モチベ-ションがどうのというより、負けられないという気持ちからプレ-に少しずつ大胆さがなくなっていき、先程言った、鹿屋体大のアグレッシブな守備にプレッシャ-をかけられて、我々がミスをしてリズムを失うということになったと思います。
高知大戦と同様に、簡単にはいかないと思っていました。最終的に延長で勝ったのはよかったと思いますけど、相手の、最後の最後まで諦めないでゴ-ルを目指してくるところは、プロも学ぶところがあるなと、痛感しました。
ゴ-ルは、いい感じで上がれて、グノがワンタッチで落としてくれて、あとはシュ-トしかないという感じでした。
Q.前節名古屋戦は惜しくもドロ-だったが、今日は守備でどういうところを注意しようと?
まず、ラインコントロ-ルをしっかり続けてやっていこうと。名古屋戦もいい時間もあったので、そのいい時間帯のサッカ-をずっとやり続けようということを意識しました。
Q.天皇杯、残りJリ-グ戦への意気込みは?
天皇杯は元旦までいって優勝して、来年のACLに出たいです。チ-ムとしてもですが、個人的にもACLにぜひ挑戦したいという気持ちがあるので、これから1試合1試合がんばっていきたいと思います。
Jリ-グ残り試合は中位のチ-ムとの対戦が多いけど、そこで勝つことで順位も上がるし、チ-ムの自信にもなります。天皇杯につなげたいと思っているので、勝利をつかみたいと思います
厳しい試合でした。最後に勝つことができたが、精神的な弱さがあったと思います。延長に入ったときに、もう1度気持ちを入れ直しました。吉原選手とは、一緒に試合に出るのは初めてで、「点をとって勝とうぜ」と言っていました。
待ちに待っていたことが来たなということで、嬉しかったですけど、ハチのケガだったので、そこは複雑でした。でも、「やるぞ」という気持ちでした。シチュエ-ションは終了間際に同点にされて、相手が大学生ということで、正直やりづらいなというのはありましたけど、落ち着いて試合に入れたと思います。相手は、大学生らしい思い切りのいいプレ-を仕掛けてくるので何が起るかわからないということで、集中してやっていました。DFがしっかりやってくれていて、あまりシュ-トは来なかったけど、シュ-トをハンブルしたのが1回あったので、そこはしっかり修正していきたいと思います。
GKというポジションはチャンスが少ないので、我慢する時間も長いけど、だからこそ、こうやっていざ試合に出る瞬間というのは、すごく幸せだなと思いますね。もっともっといいプレ-を目指していく必要があるので、また切り替えてやっていきたいと思います。いつでも最高のパフォ-マンスをみせられるように、しっかり準備していきたいと思います。
Q.延長戦前のグノ選手とのやりとりは?
あいつとは「一緒に試合に出たいな」と話していたので、「そのときが来たな」と言いました。なかなか自分が出られなくて、今年はダメかなとか言っていたので「来たぞ来たぞ」と。そうしたら、グノがポンととってくれたので、めちゃくちゃ嬉しかったです。最高の形で終りたいと思っていたので、俺もしっかりやらなきゃいけない、このままゼロで終りたいと、さらに思いました。
Q.苦しんだ理由は?
相手の方が運動量が多くて、こちらを休ませてくれなかった。動きの量で負けてしまっていたというのはあります。とくに後半はセカンドボ-ルが拾えずに、相手に自由にやらせ過ぎたと思います。もう少しプレッシャ-をかけて、高い位置でボ-ルをとれればよかったけど、半端に引いてしまったし、相手のボランチにいとも簡単につながれて前を向かれていたので、そこが原因かなと思います。そうなると、どうしてもディフェンスも中にしぼらざるを得ないというところからの展開なので、そのスタ-トのところが、ああいう展開になってしまった理由だったと思います。修正しようと思っていましたが、なかなか運動量が上がらず、縦も横もコンパクトにしきれずに苦しかった。
自分たちから90分の中でもっと仕掛けたかったです。相手は90分間死力をつくして戦ったので、延長はああなったと思いますけど、自分たちの内容としては厳しいものがあります。延長に入るときは、30分あるので、慌てずにもう1回落ち着いて自分たちのサッカ-をやろうという気持ちでした。
Q.自身のコンディションは?
復帰し立てですが、まずまずです。患部を気をつけながらですが、グラウンド上では全力でやれたと思います。久しぶりに120分やったので、疲れました。
もうちょっとやらないといけないと思いました。絡みが少なかったのと、ゴ-ル前での精度を欠いてしまったことが課題です。もっと決められるチャンスはあったし、ゴ-ル前の精度高めれば、1点とった後、2点3点とれたと思います。
Q.速攻では2トップと松浦選手の3選手で攻めるシ-ンが多かったが、どう攻めようと?
もっと俺が2トップの動きを見れたらとか、2人に絡めれば、もっとゴ-ル前でフリ-になる動きとかが必要だったかなというのは感じましたけど、そこは、もっと練習していけば良くなると思います。
J1のチ-ムと戦うということで、選手たちも非常に楽しみにしていました。前半、相手の方がサイドバックの裏をついてくるので、かなり押しこまれた時間もありましたけれど、失点については、守備のミスというより相手の方が上かなという気がしました。しかし、そこから少しずつ相手の攻めに慣れてきて、スペ-スもおさえて、自分たちの形も出てきて、結果的に中筋のゴ-ルに結びついたと思います。ただ、やはりパスの精度とか瞬間の判断の速さ、サポ-トの仕方というのが我々と差があり、その差が3-1という結果になったのかなと思います。
Q.後半になるとサイド攻撃を中心に前につめるシ-ンが増えました。磐田にひけをとらなかったが、ここまでやれると?
ある程度やれると思っていました。J2にやれたので、J1のプレッシャ-にしっかり対応できれば、サイド攻撃はできるだろうとは踏んでいましたが、そこにいく段階のところで、ミスが少しありました。サイド攻撃は、思うところの半分くらいはやれたと思います。
Q.ジュビロは日本代表と韓国代表のFWがいるが、センタ-バックにどういう指示を?
ギャップをつくらないように、ちゃんと蓋をしなさいという指示をしました。入らせないようにと。ボ-ルがそこに入ったら2人で囲め、という指示を出しましたが、寄せの甘さや対応の遅れがあって、何回もピンチを招きました。でも、最後のGKのところでファインプレ-が出て、失点もいくつか防げたのではないかと思います。