2009年 試合速報
2009 J1リーグ 12節 VS.川崎フロンターレ
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茶野 隆行
大井 健太郎
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井川 祐輔
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山本 脩斗
犬塚 友輔
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山岸 智
木村 祐志
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ジュニーニョ
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西 紀寛
成岡 翔
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森 勇介
久木野 聡
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レナチーニョ
田坂 祐介
鄭 大世
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
等々力 | 5/16(土) | 15:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 高橋 信光 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 宇広 | 村上 孝治 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.8度 | 51% | 前田 敦 | 大高 常勝 |
14 | シュート | 12 |
10 | ゴールキック | 10 |
3 | コーナーキック | 7 |
15 | 直接FK | 7 |
7 | 間接FK | 5 |
7 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
ゴールデンウイーク(GW)の過密スケジュールを3勝1敗と勝ち越し、通算成績を4勝3分4敗の5分、順位を9位まで上げたジュビロは、まもなくJリーグDivision1第12節を迎える。
対戦相手は、名将関塚隆氏率いる川崎フロンターレ。
同氏は、2004年から川崎Fを指揮し、チームをJリーグ屈指の強豪に育てあげた。
昨年は、健康上の理由から一度辞任したものの、今年再び監督に復帰している。
川崎Fの今季の成績は、ACLの関係で消化試合が1試合少ないものの、4勝3分3敗、勝ち点15の6位に位置している。
総得点は、外国人のフォワード勢を中心に18得点と相変わらず攻撃力を発揮しているものの、ディフェンス面が不安定なことから失点は13点あり、しかも開幕以来失点をゼロに抑えた試合はない。
今季は、ACLと平行してリーグ戦を戦っていることから、過酷なスケジュールを強いられながらも、順位は上位をキープしているが、現状には決して満足していないはずである。
川崎Fにしてみれば、今季もリーグ上位を狙う上でホームでの試合には必ず勝ち点3を狙ってくるであろう。
さて、ジュビロは、前節のホームで行われた大宮アルディージャ戦では、前半に2点を先取して試合を優位に進めたものの、後半大宮に1点を返され一瞬不安が脳裏をよぎったが、ロスタイムにイグノがワールドクラスのドリブルからとどめの3点目を入れ、GW最終戦を快勝して終わった。
現在のチーム状態はどこが良いかという点をあえて1つ上げるならば、なんといっても選手間の競争意識の高まりである。
イグノが加入したことによりフォワード間の競争が高まり、さらに、上田康太の復帰でそれがハーフ陣まで波及し、その後はディフェンス陣含め、あらゆるポジションで熾烈なレギュラー争いが繰り広げられている。
そうした中、現在チームは出場選手含め、全員が危機感を持って高い集中力とモチベーションを維持して日々の練習、そして試合に臨んでいる。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは、守護神、川口能活。
バックスは、駒野友一、那須大亮、茶野隆行の3人に、今日は左に山本脩斗が2試合ぶりに先発復帰。今日は破壊力のある川崎の攻撃陣に対し、常に声を掛け合いながらポジショニングを確認し、カバーリングについても機動的に行いたい。
次にハーフ陣は、ボランチのポジションに山本康裕と上田康太が、また、サイドは右に西紀寛、左にはジウシーニョと前節同様の布陣で臨む。前節、久しぶりにフル出場を果たした上田は、まだ本調子ではないものの、ときおり見せたシンプルながらも効果的なパスは、ゲームにためをつくり、チームを落ち着かせていた。また、彼の復帰により、中盤からのパッサーが一人増えたことは、相手チームにとっては脅威のはず。
最後に、フォワードには、不動の2トップ、イグノと前田遼一を配置。
グノについては、とかく前節の3点目に注目が行くが、忘れてならないのは先制点である。前半3分、大宮バックス陣のクリアミスからボールを奪ったグノは、その後ゴールに向かって一目散にドリブルを開始。
そして、背後から迫り来るディフェンスのポジションやGKの動きを確認しながら、意表を突いてエリアに入る直前、ゴール左隅に狙い済まして打った一撃も十分ワールドクラスに値する。
それを証明するのが、はたから見たシュートそのものは決して難いシュートに見えなかったにもかかわらず、大宮GKは一歩も反応できなかったこと。
控えは、GKに八田直樹、ディフェンスには大井健太郎と犬塚友輔、ハーフはロドリゴと太田吉彰に、今日は成岡翔が6試合ぶりにベンチ入り、最後にフォワード萬代宏樹と続く。
今季のジュビロの特徴のひとつとして、試合を通じてゲームプランを機動的に変え、有効な選手交代を行っていることが挙げられる。
従って、今日もどこかで必ず彼らの助けが必要となる場面があるはずだ。
対する川崎Fは、前節、浦和レッズ相手に、アウエイで3対2と劇的な勝利を挙げたものの、その代償として攻撃の起点であるヴィトール・ジュニオールが警告2枚による退場処分を受け、今節は出場停止。但し、代わりに出場するレナチーニョに加え、鄭大世、ジュニーニョの3人が繰り出す攻撃力は、J屈指である。また、前節も冴えた配給をしていた中盤、日本代表の中村憲剛にも注意を要す。
試合会場は川崎、等々力陸上競技場。
キックオフは午後3時。
天気は曇り(最高気温20度)。
スタジアムまでお越し頂いた皆様には、最後までジュビロを応援してください!
駒野 友一がいいボールをあげるが、誰も合わせることができない。
ロスタイムは2分。
マッチレポート(前半)
前半は非常に見応えのあるスリリングな試合であった。
ジュビロのディフェンス陣は、川崎Fの迫力のある攻撃に対して最まで集中力を切らすことなく、体を張って応対していた。
また、ときおり見せたカウンターは、川崎のディフェンス陣を苦しめていた。
後半も引き続き集中力を保ち、チャンスを狙ってゴールを奪いたい。
ゴールが決まった瞬間に笛がなり試合終了。
マッチレポート(後半)
後半も前半の流れを引き継ぎ、両チームとも集中した好ゲームが展開された。
試合は一進一退の中、ともに決め手がないままに試合は終盤へと向かった。
その後、試合はスコアレスドローに終わる雰囲気が漂ったものの、38分に一瞬の隙を突いた川崎が先制点を上げた。
1点ビハインドとなったジュビロは、最後まで前を向いて戦ったが、ロスタイムに再び追加点を取られ試合は終了した。
本日も最後まで応援頂き有難うございました。
全体的には、フロンターレのカウンター、攻撃力をちょっと警戒しすぎて、動きが硬かったのかなという感じです。選手たちに聞いてみないとわからないところですが。見ていて、プレーもそうだし動き出すことに関しても、今までよりは思い切りがなかった。その辺で、警戒しすぎていたのかなと。それで自分たちのリズムがなかなか作れなかった。選手たちも消化不良な感じがするんじゃないかと思います。水曜日にナビスコのゲームがあるので、すぐに切り替えて、次のゲームに臨みたいと思います。
Q.茶野選手の状態は?
A.詳しいことをまだドクターから聞いてはいないんですけど、乗っかられて内転筋を痛めたようです。
Q.後半の選手交代は?
A.山本脩斗は自分のリズムを全然つかめてなかったし、代える直前は明らかにおかしなプレーをしていたので代えました。戦術的というよりも、彼本来のプレーができていなかったので代えました。西は、だいぶ疲労があったので代えました。0-0のときは、全然別の選手を入れようと思ってたんですが、こっちが動こうとした瞬間、点を入れられたんで、(成岡)翔でいきました。中にもスペースがあったので、中も外も使える成岡でいこうと。それで彼を入れました。
Q.今後、上位へ行くための課題は?
相手がどこであれ、シーズンはじめからチームでやろうとしてきたことをやり続ける、やり通すということが一番大事だと思います。もちろん、うまくいくときもできないときもあると思いますけれども、自信を持ってプレーを続けるということが大事だと思います。
Q.茶野選手があの時間帯で負傷交代したということで、試合運びに影響があったのでは?
A.最終ライン、GKというのは、ケガ以外はなかなか代えませんよね。ビハインドであれば、攻撃の選手を代えるということは常に思っているし、逆にリードしているときは守備的な選手でと。そこでまず、一番代えなくていいだろうというところが代わってしまいました。ゲームキャプテンで、体を張れるすばらしい選手が抜けたことで、少しチームにも動揺があったと思います。それに、攻撃的な選手を入れられないというのは、苦しいところはあります。
フロンターレは動きがよくて、我々に勝ったということです。失点するまでは、崩された場面があったものの、ある程度攻めさせて、試合をコントロールできていたと思います。守備の組織もそれほど崩れていなかったんですけど、80分過ぎに1点取られたことが後々響いたということです。最後、粘って何度か決定的なチャンスを作って、反撃を試みたんですけど、2失点目はいただけないですね。ああいうプレーはやってはいけないし、今後、避けなければいけません。崩されたのではなく、ああいう形で失点するのが一番悔しいです。そんなに悪くはなかったし、最低勝ち点1は取れるという試合展開だったので、失点が悔やまれます。今日の試合は忘れて、気持ちを切り替えるだけですね。それしかないと思います。
ベンチに座っている限り、出番はいきなりしかやってこないと思っていたので、前半1分で交代してもいいように常に体を作っていますし、精神的にも気負わず、すぐに試合に入れました。相手は速攻で裏を狙ってくるので、一番気をつけなければいけないのはラインの攻防だったと思います。ラインを下げることはできても、上げることはなかなか難しいですから、自分が入るときにも、大きくじゃなくていいからこまめにラインを上げていくことを意識しろといわれました。出番があるようアピールして、また明日からがんばろうと思います。
相手の外国人選手を抑えればなんとかなるかなと思ってたんですけど、予想を上回る個人技、個人としての強さが向こうにあったし、ふたりで行っても止められないシーンが何度かありました。もっとタイトに守らなければいけないし、そういうところがこういう結果につながるので、次はもっと厳しくいかなければいけないと思います。ラインは低かったし、押し上げたくてもボールが収まらなくて、なかなか押し上げることができなかったんですけど、チームとして修正していかなければいけない部分だと思います。攻撃に関しては、グノと遼一さんが抑えられれば何もできない。ボランチが上がったり、サイドを使ったりするバリエーションが必要だと思います。守備に関していえば、相手の個人技に勝てないシーンも多かったので、一人ひとりが厳しさというか、もっともっと考えてプレーしなければいけないと思う。僕自身も1点目は簡単に相手に上げさせてしまって、それが失点につながったので、もっともっと反省しなければいけないと思います。
後半は相手が出てきて、セカンドボールを拾えなくなって失点につながってしまいました。中盤で運動量を増やしてペースをつかみたかったです。前半はコンパクトにできて、ボールもいい形で奪えていたので、それを続けられればよかったんですけど。修正点はセカンドボールを拾うということと、もっとボールを受けたいですね。まだまだ、つなげるのにクリアしてしまう場面が多いんですが、それも自分たちのペースにできない理由だと思います。多少厳しくても、僕に出しても大丈夫なんだというプレーをすれば、みんなもボールを出してくれると思うので、練習からきちんとやっていきたいです。
前半のほうがチャンスは多かったと思います。そこを決められないで後半に入ってしまって、前半ほどチャンスを作れなかったです。内容的にそんなに悪くはなかったと思います。チャンスも作れていたし、相手も強いチームですから、こういう結果になりましたが、今日のようにプレーしていって、決定的なチャンスが来たら、きっちり決めるということです。次にすぐナビスコカップのゲームがありますので、頭を切り替えて勝てるようにしたいです。
やれるだけのことはしたと思いますが、大変残念です。課題が出てきたので、これから研究してやっていきたいと思います。ヘディングシュートを打った場面は、相手のGKもよく防いだと思うし、もう少し強くシュートを打てば入っていたと思います。相手のマークがきつくなっていくとかそういうことじゃなくて、自分としては十分にやれる試合だったと思いますし、勝てる試合だったのに大変残念です。我々の力がそんなに劣っていたとは思わないし、これからもっと準備をして、やっていきたいと思います。
ケガ人、出場停止等いる中、しかもホーム等々力であまり勝っていないジュビロさんに2-0と完封で勝てたということは、本当に我々選手の自信になるというふうに思ってます。多くのサポーターが本当に後押ししてくれて、連勝できたということに、本当に満足しています。ACLも今度、決戦なので中2日で、しっかりとここで整えて、また準備していきたいなと思います。内容的には、我々も前半から3、4度、決定的なチャンスが作れてましたが、そこを決めきれなかった。また、ジュビロさんも強力な2トップを基点に攻め、一進一退のスピーディな前半だったと思います。後半も息の抜けない試合になりましたが、サイドからクロスを上げ、ジュニーニョがよく決めてくれたなと思います。それで優位に立てたかなと。DFラインも非常に今日は集中力のある、相手をフリーにさせない守備がよくできていました。川島永嗣を中心としたDFラインを今日は評価したいと思います。