2008年 試合速報

2008 J1リーグ 2節 VS.ガンバ大阪

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

0 勝
0 分
1 敗
0 得点
2 失点
勝点 0
順位 16

3
  • 2
  • 0

  • 1
  • 0

0
gamba
gamba

0 勝
1 分
0 敗
0 得点
0 失点
勝点 1
順位 12

前半
萬代 宏樹
8分
田中 誠
26分
27分
山口 智
西 紀寛
29分
河村 崇大
38分
ハーフタイム 後半
茶野 隆行
山崎 雅人
播戸 竜二
7分
水本 裕貴
成岡 翔
太田 吉彰
21分
23分
二川 孝広
寺田 紳一
萬代 宏樹
中山 雅史
27分
山本 康裕
犬塚 友輔
33分
中山 雅史
44分
1
川口 能活
3
茶野 隆行
5
田中 誠
19
岡田 隆
6
河村 崇大
10
成岡 翔
11
西 紀寛
23
山本 康裕
25
駒野 友一
27
上田 康太
32
萬代 宏樹
SUB
21
松井 謙弥
2
鈴木 秀人
4
大井 健太郎
7
太田 吉彰
16
名波 浩
17
犬塚 友輔
9
中山 雅史
監督
内山 篤
22
藤ヶ谷 陽介
4
水本 裕貴
5
山口 智
13
安田 理大
27
橋本 英郎
7
遠藤 保仁
10
二川 孝広
17
明神 智和
30
山崎 雅人
9
ルーカス
18
バレー
SUB
1
松代 直樹
2
中澤 聡太
3
ミネイロ
8
寺田 紳一
16
佐々木 勇人
20
倉田 秋
11
播戸 竜二
監督
西野 朗

25,560
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパ 3/15(土) 15:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 成田 雅明 東城 穣
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 手塚 洋 八木 あかね
気温 湿度 第4の審判員 記録員
16.4度 45% 野田 祐樹 花澤 秀登
10 シュート 14
14 ゴールキック 7
2 コーナーキック 7
14 直接FK 23
6 間接FK 5
5 オフサイド 5
1 PK 0

2008年シーズンホーム開幕戦は、エコパスタジアムにて15時04分キックオフとなる。相手は強豪ガンバ大阪。天候にも恵まれ、ピッチ状況は最高な状態で試合を迎える。
雲一つない空はサックスブルーに埋め尽くされている。緑色がピッチに広がり、スタンドには少しずつではあるがサックスブルーサポーターで埋まっていく。
開幕戦を落とし、ホームに戻ってきた選手たち。
この一戦への思い入れはより大きくなっている。もちろんサポーターの皆さんも一緒。どんな相手だろうと、どんな展開になろうとも目指す結果は一つである。
スタメンは不動の守護神・川口能活。
DFは田中誠を中央に右に加賀健一、左に茶野隆行が入る。
MFはボランチの位置に河村崇大と高卒ルーキー山本康裕。
左アウトサイドには怪我の村井慎二に代わり上田康太が上がる。
右は打撲や捻挫を抱えながらの駒野友一。
トップ下に成岡翔が入り、リズムを変えたいところ。
2トップは萬代宏樹と西紀寛が入る。前田遼一・カレン ロバートの怪我、そしてジウシーニョの出場停止で厳しい台所事情ではあるが練習ではコンビネーションも良く大いに期待してほしい。
ベンチに座る、太田吉彰・名波浩・犬塚友輔の調子が上がっているだけに投入時間にも注目したい。更に中山雅史の存在感は今年も健在。
展開しだいではキーパーソンとなるだろう。
対するガンバ大阪は、加地亮の欠場以外はベストな布陣で挑んでくる。新加入の水本裕貴・ルーカス・山崎雅人には要注意!そして何といっても遠藤保仁にゲームメイクさせたくはない。
シーズン前からJリーグ以外の大会にも出ているためコンディション的に良くはないようだがチーム力はリーグトップクラスであることは変わらない。
このチームにホームで勝ち点3を奪うからこそジュビロに勢いが生まれる。厳しい試合になるだろうが、最後まで戦い抜くことで次なる歴史に繋がっていく。
タイトル獲得を目指し、まずこの一戦に集中したい。

前半0分、G大阪ボールでキックオフ。
一度ボールを下げたG大阪に対し、西紀寛がプレスに行く。ファールになりゲームが止まる。
1分萬代宏樹が頭で落とし成岡翔がサポートするが拾えない。バレーが長いボールに反応しDFラインの裏へ狙ってくるが加賀健一がカバーリングで対応する。
2分ルーカスとバレーのコンビネーションで中央から狙ってくるが田中誠がカバー。
4分右サイドで西紀寛がファールを受けFKを得る。右コーナーから上田康太が萬代宏樹目指しファーサイドに蹴るが繋がらない。
5分インターセプトした山本康裕が突破を仕掛けるが崩すことができない。しかし前への勢いが増してくる。
6分G大阪、右サイドからのクロスにルーカスが飛び出すがオフサイド。
7分右サイドで駒野友一が身体を張ると前線の西紀寛へロングボール!身体を張りFKを得る。右サイドからのFKを上田康太が蹴るとニアで萬代宏樹が頭で流しゴールへ突き刺す。先制点、2008年J初ゴール、移籍初ゴールとなった萬代宏樹でリードする。
10分左サイドから崩し上田康太がドリブルで仕掛ける。こぼれ球を山本康裕が詰める。最後はクロスに萬代宏樹が入るが追加点にはならない。
12分G大阪最終ラインの山口智に対し萬代宏樹がチェック。交錯しファールとなるが前線から良いプレスがかかっている。
ボランチの位置では河村崇大がスライディングでカット、加賀健一も積極的に2トップへマーク。リズムはジュビロが握っている。
15分G大阪得意の細かいパス回し、中盤で数回ボールを動かされるがしっかりジュビロDFがマークし突破は許さない。左サイドの上田康太からクロスボールが入り萬代宏樹が飛び込む場面で起点を作れている。
前半15分、18分バレーが左サイドから突破でシュートまで持っていくが加賀健一が身体を寄せ自由にさせない。
19分萬代宏樹と上田康太のところでミス。速攻からバレーを経由し左サイドの安田理大へ。鋭いクロスを上げられるがGK川口能活がキャッチ。
20分にも左サイドの安田理大が中へ切り込み右足でシュートを打つシーンを作られてしまう。ゴールを大きく超えるが川口能活がすぐに守備陣へ声をかけ修正をする。
22分バレーのポストプレーから中央突破。山本康裕・河村崇大・田中誠・加賀健一・茶野隆行がしっかり絞りゴール前を固める。逆に速攻へ繋げ萬代宏樹をポストに西紀寛・駒野友一を飛び出させる。
24分バレー・ルーカス・山崎雅人が連動するが田中誠・茶野隆行・加賀健一でボールを奪うと速攻から山本康裕→上田康太と中盤を作り前線へ繋げようとする。ここまで、安定した守備でジュビロがリズムを掴む。
26分中盤での空中戦、ルーカスに対し田中誠が競った。田中誠が体勢を崩しピッチに落ちるがファールは田中誠へ。しかもイエローカードが出てしまう。
27分ロングボールをDFとGKの間へ出す。そこに西紀寛が走りこみDFとGKに挟まれ倒される。ファールを受けPK。キッカーは西紀寛、落ち着いてゴール左へ決め追加点。
30分2点ビハインドを追ったG大阪は前へスピード感をアップさせ仕掛けてくる。ルーカスの突破に対し加賀健一が身体を張りファールをもらう。次の1点が大きな意味を持ちそうだ。
前半30分、32分萬代宏樹から西紀寛へ、ヒールでスルーパスを出すと駒野友一がオーバーラップ。シュートまで持っていくがGK正面。リズムを作りシュートシーンを作っている。早い時間帯に突き放したい展開。
35分バレーのポストプレーが飛び出すがその次のパスで田中誠がカバー。コンビネーションも良くなり組織的な守備ができている。
36分G大阪左サイドから遠藤保仁のFK。GK川口能活の前にバレーの足が伸びるが届かず川口能活がキャッチ。
37分山本康裕と河村崇大のボランチの位置で相手の起点を潰していく。奪ったボールもしっかり繋ぎリズムを作っている。
38分G大阪の左サイドで二川孝広へ対し河村崇大がチェックに行く。トリッキーなプレーから河村崇大が思わずファールをしてしまい。イエローカード。遠藤保仁が蹴り川口能活がパンチング、こぼれをループで狙われるが守備陣が集中している。ゴールを許さず相手のチャンスを潰していく。
40分左からのクロスに萬代宏樹が競る。GKがパンチングしたボールを山本康裕がヘディングで跳ね返す。ゴールまでは届かないが攻守の切り替えも早く集中できている。
41分加賀健一の裏へ山崎雅人が走ってくるがブロック。身体を張りその裏を川口能活が埋める。
42分ルーカスがボールを持つと加賀健一と河村崇大が挟んで潰す。安定した守備ラインが前半続いている。
43分遠藤保仁・二川孝広ら中央から個人技とショートパスで仕掛けてくるが田中誠・山本康裕・河村崇大で固める。左サイドから安田理大が出てくるが駒野友一がケアしフリーにはさせない。
前半のロスタイムは2分。
前半ラストプレー、左からG大阪CK。ショートで仕掛けるが茶野隆行がクリア。逆サイドから再びCKを蹴られるがそれぞれのマーキングを話さずセーブ。前半2-0で折り返す。
後半0分、後半スタートからG大阪ベンチが動く。山崎雅人に代え播戸竜二を投入する。システムは変わらないが播戸竜二が入ったことで変化がありそうだ。
1分いきなりバレーの落としを受けた播戸竜二が起点を作る。茶野隆行が身体で止めにいくがプレーオン。バレーの突破からシュートを打たれるがゴール右に外れた。茶野隆行に対してイエローカードが出てしまう。
2分播戸竜二が左45度でボールを受けるとトラップで突破。DFとDFの間からコントロールされるとGKと1対1となってしまう。川口能活のファーインセーブ。
3分右から展開され最後は遠藤保仁の時間差シュート!これもGK川口能活がスーパーファインセーブ!後半立ち上がり、G大阪が決定機を何度も作ってくる。
4分ようやくジュビロにもチャンスが来る。右の加賀健一が強引の縦へ突破、ニアにセンタリングを上げると萬代宏樹が飛び込む。ゴール左に外れるがチャンスを作る。
5分速攻からG大阪の中盤でやられスルーパスからバレーが突破。GKと1対1となり川口能活が交わされるが茶野隆行がスライディングでカバー。何度も来るピンチを全員で凌ぐ。
7分萬代宏樹がポストプレーから水本裕貴のバックチャージを受けファール。水本裕貴にイエローカードが出る。
9分ゴール前に押し込まれる場面が増え、下がっていく守備陣。そうなると両サイドが開いてきてしまう。
10分前に張っている萬代宏樹が粘りながらシュートチャンスを狙う。速攻からバレーが左サイドから中へ入り右足シュート!加賀健一の足に当たりボールは川口能活正面へ。プレスはかかっている。しかし徐々にG大阪がリズムを掴んできているところを注意したい。
13分上田康太が左サイドライン際で粘り西紀寛へ繋ぐ。萬代宏樹の裏への飛び出しに合わせるが突破できない。
14分クロスボールに萬代宏樹が左サイドでDFと競り合う。切り替えし右足でゴール右隅を狙うがGKにキャッチされる。
15分茶野隆行からのロングボールを萬代宏樹が流すと西紀寛がDFラインの裏へフリーで飛び出す。GKも飛び出し無人のゴールだったがシュートがGKに当たりノーゴール。次の1点が重要となる。
後半15分、18分右から播戸竜二、クロスボールにバレー、逆サイドでルーカスとG大阪自慢の攻撃陣が顔を出すシーンが目立ってくる。
20分ベンチでは太田吉彰が準備する。成岡翔と代わり投入される。太田吉彰はそのまま中央へ入った。駒野友一と話、動き方を確認する。
22分G大阪ベンチも動く、二川孝広を下げ寺田紳一を投入。
24分右サイドで駒野友一が倒されるがノーファール。そこから速攻を受ける。バレーのシュートを田中誠が身体で受ける。リアクションになってきれいるジュビロ。少し流れを変えたい時間帯。
26分遠藤保仁の右CK、ニアで山口智に合わせられるがゴールとはならない。速攻から西紀寛へ繋ぎ、左サイドの太田吉彰を使う。センタリングに萬代宏樹が飛び込むが合わない。
28分左サイドを崩されるとバックパスに遠藤保仁が受ける。無回転シュートを狙ってくるがボールがゴールマウスを外れる。マークにズレが出てきている。ここで修正し、立て直せるかがポイント。
30分左サイドで萬代宏樹と太田吉彰で起点を作るとサイドチェンジ。右から駒野友一が飛び出すがGK大阪DFにカットされる。すぐに西紀寛が守備へ回る。この厳しい時間帯をどう乗り切るか!?ベンチで犬塚友輔が準備する。
後半30分、33分犬塚友輔を投入する。代わるのは山本康裕、そのままボランチへ入っていく。
34分播戸竜二がワンツーから左サイドを突破。田中誠がカバーするが、マークについていた加賀健一のところでファールを取られる。左サイドから遠藤保仁が直接狙うがゴール上を越える。
35分太田吉彰がボールを受けると西紀寛に当て自らでDFラインの裏まで走り出す。ボールが出るがオフサイド。しかし動き出しを早めアグレッシブさをアップさせている。
36分中山雅史がベンチで準備する。代わるのは萬代宏樹。残り10分、リードしているホームの試合、ここで中山雅史が入りスタジアムを盛り上げる。
38分切り替えが早くなる展開、前線から代わった中山雅史・太田吉彰、そして西紀寛が追っていく。
39分G大阪の右サイドから起点を作られ、ルーカスへ田中誠が対応する。ゴール前の播戸竜二へ繋がり、反転してシュートを打たれるが川口能活・加賀健一でブロック。
40分前線で一人残っている中山雅史がルーズボールを追っていく。ディフェンスラインが下がってしまうジュビロ。
41分左サイドから蹴られファーサイドで折り返される。決定的場面が多くなるがGK川口能活が神がかり的なセーブで何点も防いでいる。
42分、速攻から太田吉彰へ。右サイドに開いた中山雅史へ渡し、右足でシュートを放つ。しかしゴール上を大きく越えてしまう。
44分右からのクロスボールにルーカスが飛び込むがここも川口能活が対応。
ロスタイム3分の表示。
西紀寛がドリブルで時間を使い、大きく中山雅史へ展開。
太田吉彰がゴール正面でスピードに乗ったドリブルから切り返してシュート!こぼれ球を河村崇大が右足で引っ掛けゴール右隅へ狙う。CKを得るとショートで駒野友一が時間を稼ぐ。
ラストプレー!太田吉彰が左サイドでドリブル突破。最後は中山雅史が倒れながらゴールを決め!試合終了。
G大阪相手に大きな大きな勝ち点3をゲットする。スタジアムがサックスブルーの歓喜に包まれる。
内山 篤 監督

一試合通じて、選手が集中を切らさずにプレーし続けたということは非常に大きな勝因。細かな問題はたくさんあるが、特に立ち上がりの、自分たちの動き。問題が起きても、自分で判断して動き出そうとしないと、自分たちのサッカーはできない、というのが初戦での反省だったので、その部分では、立ち上がりから動きがあったと思う。後半、相手の布陣が少し変わってきたときに混乱があったが、最後までゴール前で、能活を中心に身体を張って、守備ができた。カウンターで攻める意思があって、あそこに太田を入れた。相手に混乱させて、少しペースを戻せた。そういう部分では、流れの中で選手がよく反応してやってくれた。

Q. 調子が良かった中山選手が点を入れましたが。
A. 最初から彼が寄せることによって、相手のクリアにミスが生じた。ちょっとしたボールをマイボールにしたり、何かやっぱりチームにもう一回チカラをもたらせる力を、相変わらず持っている。結果的に得点にもつながった。理屈でない部分がたくさんある。

Q. 中盤の守備は?
A. 全体的には、前半から相手の2トップに入るボールに数的優位を作り、プレスバックも意識的にやっていたし、相手が右サイドに出てこなかったので、上田が左サイドでかなり中でのプレーを意識してやっていた。その辺りの4人の関係は、悪くなかった。ただ後半相手がダイアモンドにしてきて、駒野の前のスペースを使われて、駒野が前半と同じように安田をケアしていたので、逆にその前が空いてしまった。そこが修正のポイント。後ろで加賀が受けて、駒野がスペースを埋めたらよかったかなと思う。選手がゲーム中に探し出せるといいんだけど、なかなか伝わらなくて。全体としては、落とさずによくやった。当然(相手は)力のあるチームで、ボールも入り込まれるけれど、最後のところは身体を張って、よくバックラインをサポートしたと思う。

Q. G大阪の試合を見た中で、バレーとルーカスをどう気をつけようと選手に指示したか?
A. 非常に力のある選手で、高さもあるし、彼らを起点にして攻めてくるのもわかっていたので、そこは1対1じゃなくて、なんとか数的優位を作ろうと。そこが大事なポイントだったと思う。

Q. 先発FWに起用された西選手が、積極的にプレーしていたが?
A. 西自身、アグレッシブに動くのが特徴で、初戦も動けていた。ガンバさんと対戦するときに、彼が動くことでスペースを探すのが得意で、そこに走りこめる。そこが逆に起点に、いいポジションになる。前半、両サイド高い位置でのサイドのスペースに起点を作って動けたのは、ゲームの前には両サイドはチャンスだよ、とインプットはしたものの、彼はやっぱり自分で探せる。前半から、相手のサイドバックの背後に真ん中から流れてきて、起点を作っていた。それが彼の特徴。そういうところを自然と探し出せる。もう一つ、今日は下がりすぎなかったことが良かった。前で起点になっていた。

田中 誠 選手

田中 誠 今日の試合に向けては危機感があった。
練習で、みんなで言い合って修正していくことが大事だったけど、今日はその気持ちが前面にて出た試合だと思います。
バレーの1発や、ルーカスのひとつ降りたところでのチャンスメイクも怖さがあったし、ヤット(遠藤保仁選手)のパスワークというか、敵の逆を突くパスがうまくて少し手こずりました。でも、バイタルエリアを空けずに、まずボールに規制をかけて、それにプラスしてどんどん連動してディフェンスをしていくことが、今の守備のコンセプトでやり続けていることですので、それが少しずつできていると感じました。
 DFラインも、クリアをしたら1メートルでも2メートルでも押し上げようと、声をかけていた。そうして僕らが上げて、ボランチもトップ下に近いところでサポートができる位置まで押し上げられたのは、練習の成果だと思う。ただ、失点してもおかしくないシーンもあったので、しっかり反省していきたいです。

成岡 翔 選手

成岡 翔 間で間でボールを受けて、リズムを作ってゴール前に入ってゴールを狙えたらと思っていましたけど、ほぼできなかったですね。もう少し中盤でボールを触らないとダメですね。
自分の上を越えていく感じで、相手のスペースにいたんですけど、ボールが入ってこなかったので、要求したり練習からミスをなくして信頼感を得ていかないといけないと思います。

後半からキツくなってきて、それでも前へ前へというのが変わらなかったので、そこで一回止まってボールを落ち着かせることもやらないといけない。

今日は守備がよかったですね。相手の中盤がボール回しがうまかったので、多少キツイところはありましたけど、1人1人頑張っていたと思います。
最後、中山さん得点は見ていてうれしかったですね。「素直に入れないところが中山さんぽい」とロッカールームでみんな沸きましたね。

萬代 宏樹 選手

萬代 宏樹 正直、開幕戦の直後は、次の試合を迎えることの不安の方が大きかったですけど、しっかり気持ちを切り替えて試合に臨めたので、いい結果になったと思います。
結果が出たことはうれしいですし、前回ああいう情けない試合をしてしまったのでホームで結果として勝てたので非常にうれしいですね。

なるべく自分が張って西くんと翔くんが周りを動いてくれればいいなと思っていましたけど、いい時間もあったし、攻められる時間もあったのでもう少し改善が必要だと思います。

個人的な内容に関してはミスも多く全然納得していなくて、ただベンチからは自分で強引に行ってもいいといわれたので、もう少し周りに頼るのではなく、自分で自分でという気持ちが持てれば今後もっとよくなるかなと思います。

(得点シーンは)いいボールだったので、触れば入ると思ったので触っただけでした。
もっとゴールを量産していかないと、ジュビロの一員にまだまだなれていないと思うので、もっともっと得点という結果で、サポーターの皆さんに認めてもらえるように、結果が信頼を生むと思うので、貪欲にゴールを狙っていきたいなと思います。

Q.中山選手のゴールについては?
1回詰まっていたので、ベンチのみんなで、笑いながら祝福をしていました。

加賀 健一 選手

加賀 健一 前半結構いい感じでセットプレーで得点が入って、すぐ2点目も取れて、後半の立ち上がりに4回くらい危ない決定的な場面がありましたが、あの時間に失点されずに凌げたことがよかった。
結果的には失点0ですけど、まだまだ課題もたくさんあるので、これから直していきたいと思います。
後半立ち上がりに失点していたら、今日の試合どうなったかわからないので、立ち上がりの入り方をチームみんなで集中してやっていければと思います。

数的優位の場面で、2対1でボールが取れた場面もあったので、ボランチと僕らの挟み込む場面で、ボールを相手から奪ったりと今までやってきたことがでた場面もあったので、これからもやっていければと思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 今日はしっかり前からプレスに行けたし、後ろとFWのバランスもよかった。
相手の嫌なところを突けたので、そこはよかったと思います。守備では、しっかり潰すところは潰して、そこから攻撃の起点を作らせないようにできたのがよかった。危ないシーンはあったと思うけど、全員でしっかり守れました。

Q.縦だけではなく、中へ入る動きも目立ちますが。
監督の指示もあるし、相手のフォーメーションを見ながら動いていたので、中に入っていくことが多くなりました。そういう動きをすることで、相手のマークをズラすことができることがあると思うので、そういう動きがこれからもっと沢山出ればと思います。

太田 吉彰 選手

太田 吉彰 前回は負けてしまって、今日は大事な試合で、絶対に勝とうという気持ちが最初から出ていた。
後半の最初押し込まれたけど、自分が入って流れを変えたかった。その後も押し込まれたけど、最後で結果を出したことは今後につながると思うのでよかったです。

Q.後半はカウンターが多くなるなかで、太田選手が生きたのでは?
相手が前がかりになっていたので、裏を狙えば絶対に行けるとベンチでも話していたし、監督もそう言っていて、その通りの仕事ができてよかったと思います。3-5-2のトップ下は正直初めてだったけど、動きまわって、チームのサポートをしたいと思っていました。動き自体は、4-4-2の時とそれほど変わりないので、戸惑いはなかったです。チャンスがあれば、ゴールに絡もうという気持ちでやっていたけど、今日は守備がすごく頑張ってくれていたと思います。

Q.中山選手ヘのアシストのシーンは?
自分で行って打とうかなと思ったんですけど、中山さんがフリーだったので、逆に僕がすごく焦ってしまって、パスがすごく強くなって、すごい危ないことになってしまったんですけど、中山さんがしっかり決めてくれて、本当に助かりました。かなりドキドキしました。
中山さんより絶対に僕の方がドキドキしました(笑)。
自分は試合に出たら、確実に得点に貢献しないといけない。勝利に貢献していきたいと思います。

中山 雅史 選手

中山 雅史 この試合の勝利は大きいですね。
連敗すると、自分たちのサッカーに不安感も抱きがちになるし。普通の1勝とは違う、大きな勝利だと思います。
試合前にスタンドからいろんな声援をくれたし、ゴールをすればみなさんに一番喜んでいただけるし、自分にとっても喜びだし、次への活力源になる。まだまだ働き足りないのかもしれませんから、頑張っていきたい。

ヨシと「裏狙っていくのチャンスだね」とずっとアップをしながら言っていたので、それができてよかったなと思います。

Q.太田選手がすごくドキドキしたと言っていましたが。
俺がドキドキしましたよ(笑)。
ヨシのボールが強くて、少しズレていたんですよ。転んだといわれるけど、よく止めたと思うよ(笑)。
最初のイメージは、そのまま左に来たら左で打つ、流れたら右のサイドキックでと。ただ、1点で待ちすぎたかもしれない。もう少し懐を深くして、どんなボールでも対応できるようにしたらよかったかもしれないけど、あんなチャンスないですからね。そりゃ、硬くもなりますよね(笑)。
でも、あれはフェイントですよ。転んだことによって相手を引き出して、相手がとれると思った瞬間に蹴るわけですよ。それで穴ができるんですよ(笑)。予想不能?そういうプレーが僕の持ち味ですから。まあ、入れば何とでも言えます。
試合後に、何とでも言えるコメントがこれから続けばいいなと思います(笑)。

得点を取ったことがクローズアップされがちですけど、身体を張って踏ん張ってくれたディフェンスの功績が今日の試合に関してはすごくいいことで、特に茶野はGKが交わされたところでスライディングに行っていますし、いいところでハードにマークしてくれていましたし、茶野に限らず健一(加賀選手)やマコ(田中選手)も身体張っていましたし、そういう気持ちが相手のミスを誘えたのかなと思います。

ミスをしても、そこをトライしないと成長はないし、動かなければ停滞するだけ。まず、動くこと、チャレンジすることで、いろんなことが見えてくるということは、それぞれが自覚していたし、それを気持ちとして表して試合ができたと思いますね。

ガンバ大阪 西野 朗 監督 
 

一戦目、二戦目と点が獲れていない。うちらしくないが、取れない時はこういうものかなと思う。後半に入ってテンポが上がって、あそこで取れていれば・・・。ポゼッションはどのゲームもできそうな感じがするが、なかなかゴールに直結しない。後半のような、スペースへ50/50のボールを供給していくとか、つぶれた次にセカンドアタックを仕掛けるとか、あまりにもショートボールを多用しすぎて、相手の厳しいプレスからカウンターという、、、。もう少し全体的にダイナミックにボールも動かなくてはいけないし、あまりにもショートボールが多いという気はする。

Q. 後半播戸選手が入ってかなり流れが良くなったが、交代の意図は?
A. 向こうの3バックの両サイドとか背中とか、スペースへの飛び出しで起点を作っていくとか、相手のラインを落としていく動きを、播戸とバレーで(やろうと思った)。バレーはボールに寄っていっていいことはないので、はっきりスペースへスペースへ(行け)と。播戸とそれ(バレーの動き)が連係していければなと。あと、前線にもう少し人をかけなくてはいけない。