2008年 試合速報

天皇杯 5回戦 vsガンバ大阪

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1
  • 1
  • 1

  • 0
  • 2

3
gamba
gamba

前半
西 紀寛
1分
15分
佐々木勇人
ハーフタイム 後半
10分
山口智
成岡 翔
19分
西 紀寛
萬代 宏樹
21分
播戸竜二
山崎雅人
倉田秋
武井択也
29分
山崎雅人
名波 浩
藤井 貴
30分
中山 雅史
須崎 恭平
37分
38分
山崎雅人
42分
安田理大
下平匠
21
松井 謙弥
3
茶野 隆行
4
大井 健太郎
13
森下 俊
37
山本 脩斗
6
河村 崇大
7
太田 吉彰
10
成岡 翔
16
名波 浩
9
中山 雅史
11
西 紀寛
SUB
31
八田 直樹
33
須崎 恭平
30
藤井 貴
32
萬代 宏樹
34
押谷 祐樹
監督
ハンス オフト
22
藤ケ谷陽介
2
中沢聡太
5
山口智
13
安田理大
21
加地亮
16
佐々木勇人
17
明神智和
20
倉田秋
27
橋本英郎
9
ルーカス
11
播戸竜二
SUB
1
松代直樹
6
福元洋平
19
下平匠
7
遠藤保仁
23
武井択也
18
ロニー
30
山崎雅人
監督
西野 朗

2,648
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 11/26(水) 19:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 白井 郁夫 村上 伸次
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 名木 利幸 大塚 晴弘
気温 湿度 第4の審判員 記録員
10.3度 85% 野田 祐樹 大石 裕樹
6 シュート 10
5 ゴールキック 10
3 コーナーキック 2
4 直接FK 14
4 間接FK 7
3 オフサイド 7
0 PK 0

天皇杯5回戦ガンバ大阪戦がヤマハスタジアムにて19:00キックオフ。
ガンバ大阪がアジアチャンピオンズリーグの決勝に進出したため、5回戦のうち、この試合のみ延期され本日開催となった。
天皇杯4回戦では格下の栃木SC相手に危なげないゲーム運びで3-1の勝利!
河村崇大、太田吉彰の怪我からの復帰組に加え、中山雅史もゴールし3得点と快勝した。5回戦はアジアを制した強豪ガンバ大阪が相手。
シーズンも終盤を向かえ、両チーム共に疲労がたまってくる時期に差し掛かっている。特にガンバ大阪は2週間前にオーストラリアで試合をし、2日前にもJリーグ川崎戦を戦っている。
ジュビロも2日前のJリーグ柏戦で激闘を繰り広げたばかり。
両チーム共に足の重い試合展開が予想される。それだけにジュビロとしては早い時間でリズムを掴み、流れをものにすることが出来れば勝利が見えてくる。
同点の場合延長に加え、PKまであるこの大会。
昨日の練習ではフィールドプレイヤーはもちろんのこと、キーパー陣もPKを蹴る練習をしていた。勝利しか次に繋がらないトーナメント方式なだけに勝利目指して全員が集中して試合に臨みたいところだ。

前半0分、ガンバボールで前半キックオフ!
前半1分、名波浩の伝家の宝刀左足からのスルーパスを受けた、山本脩斗がセンタリング!西紀寛 がダイレクトボレーで先制!【1-0】
前半5分、序盤に点を奪い、ジュビロペースに持ち込んでいる展開!このままのペースを維持したい。
前半7分、左サイドのルーカスから播戸竜二へセンタリングが上がるが、手前でジュビロDFがカット!
前半10分、播戸竜二が一人で持ち込もうとするが、ジュビロDFが人数をかけて対応!
前半11分、ジュビロの選手たちは前線から積極的にプレスをかけている!
前半12分、ゴールエリア前で大井健太郎がファウルしてしまい、ガンバボールのFK。
前半13分、ガンバFK、佐々木勇人が直接狙うがゴールやや左に外れ、ゴールキック!
前半15分、フリーで受けた佐々木勇人がドリブルで持ち込み、右足でループシュートを放つ。ボールはゴール右隅に突き刺さり同点とされる・・・【1-1】
前半20分、左サイドでボールをもらい、ドリブルで佐々木勇人が仕掛けようとするも、その前にハンド。
前半22分、またもや、名波浩から太田吉彰に繋ぎセンタリングをあげるもボールは逆サイドまで流れてしまう・・・
前半23分、ジュビロサポーターが、得点を奪った佐々木勇人がボールを持つ度にブーイング!サポーターも気合が入っている!
前半25分、左サイドでボールを持った安田理大が播戸竜二へスルーパスを狙うも、合わせることができない。この時間はややガンバペースか・・・
前半28分、ルーカスにゴール前でボールを持たれるも、茶野隆行が冷静に対応。
前半29分、成岡翔と橋本英郎が接触し、橋本英郎が一旦外に出るもすぐにピッチに戻り試合再開。
前半32分、ガンバ大きなサイドチェンジから、安田理大、倉田秋と渡り倉田秋がシュートを放つも枠を大きく外れる。
前半34分、名波浩のパスから、縦へと繋ぎ太田吉彰へ!そのままダイレクトでセンタリングをあげるもGKが直接キャッチ。
前半36分、裏へ飛び出した、西紀寛からセンタリングがあがるも中で待っていた中山雅史とは合わず。
前半37分、ペナルティエリア付近で山口智のミスパスを山本脩斗がカットし、そのまま持ち込みシュートを放つもわずかに外れてしまう。
前半40分、ガンバ、右サイドからのFK。佐々木勇人の蹴ったボールに松井謙弥が飛び込むも触ることができずにボールは流れてしまうが、ジュビロDFが何とかクリア!
前半42分、左サイドで受けた名波浩から中央の西紀寛へ浮き球のスルーパス、西紀寛が仕掛け、こぼれたところを中山雅史が詰めるもGKに阻まれる・・・
前半45分、ロスタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、ロスタイムの最後にガンバの怒涛の攻め、最後は松井謙弥がシュートをキャッチしたところで前半終了。後半は再び勝ち越しを狙って前線から積極的に攻めたい!
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!
後半1分、両チーム共に選手交代なしで後半に臨む。サポーターも声を枯らして応援している。その声に応えるためにもなんとか勝ち越したい!
後半4分、右サイドでボールを持った佐々木勇人がセンタリング。しかしこれは松井謙弥が冷静にキャッチ!
後半5分、右サイドでボールを持った山本脩斗からセンタリングがあがるも、逆サイドまで流れてしまう。
後半8分、DFラインでボールをカットし、前線の名波浩へ!名波浩が倒れながら太田吉彰にパス。太田吉彰がドリブルで仕掛けたところをカットされてしまう。
後半11分、加地亮の強烈な左足ミドルを放たれるも、大井健太郎が体を張ったプレーでコーナーキックに逃れる!
しかし、右サイドからのコーナーキックのこぼれ球を拾った佐々木勇人がセンタリングし、中で待っていた山口智がドンピシャでヘディングシュート。ボールはネットに突き刺さり、ガンバ勝ち越し・・・【1-2】
後半17分、右サイドでボールを持った佐々木勇人がセンタリング。ここは松井謙弥がパンチング!
後半19分、ジュビロ、速攻を仕掛けようとした播戸竜二を倒した成岡翔にイエローカード。
後半21分、両チーム共に選手交代。
ジュビロ、西紀寛に代わり萬代宏樹。
ガンバ、播戸竜二に代わり山崎雅人。倉田秋に代わり武井択也が投入される。
後半25分、ここにきて両チーム共に膠着状態が続く・・・
後半28分、ペナルティエリア内でフリーでボールを受けた中山雅史が、シュートを放つもゴールキーパーの手に触れられポストにはじかれ、惜しくもゴールならず・・・
後半29分、キーパーの前で弾んだボールを、山崎雅人がキーパーの頭上を抜くループヘディングシュートで追加点を許す・・・【1-3】
後半30分、ジュビロ、名波浩に代わり藤井貴が投入される!
後半35分、河村崇大から太田吉彰を狙ったスルーパスが出されるも、長くなってしまいゴールキック。
後半37分、ジュビロ、中山雅史に代わり須崎恭平が投入される。
後半38分、ガンバ、山崎雅人に対してイエローカード。
後半40分、ジュビロ、右サイドからの太田吉彰のコーナーキックはミスキックとなってしまう。
後半42分、ガンバ、安田理大に代わり下平匠が投入される。
後半45分、河村崇大が一人で持ち込むも、ガンバDF3人に囲まれ潰されてしまう・・・ロスタイムは3分
後半アディショナルタイム2分、ガンバ右サイドからのクロスをルーカスがフリーでヘディングシュートを放つも、これは松井謙弥の正面!
後半アディショナルタイム3分、ジュビロペナルティエリアのやや外から太田吉彰のFK!右足で直接狙うも、バーを越えてしまう・・・ゴールキックを藤ヶ谷が蹴ったところでホイッスル。天皇杯はベスト8で敗退となってしまったが、この悔しさをバネにして残りのリーグ戦を戦い抜きたい!
ハンス オフト 監督

選手は限界までプレーしてくれた。ゴンのゴールで2-2になるところだったが、逆に1-3になってしまったのが残念だった。チーム全体としてやるべきことははっきりしているということをお見せすることは出来たが、経験の足りない若手もいた。でもいい姿勢を見せてがんばってくれた。

Q. 今日の試合の位置づけと、この結果が次のリーグ戦に与える影響は?
A. 我々のカップ戦は終わった。我々は変更された日程で戦わなければならなかったのが残念だ。この日程に関して、我々にはどうすることもできなかった。日曜日にプレーして、今日(水曜)のナイトゲーム、そして土曜日にすぐ試合がある。今日私は、このゲームでジュビロを代表してくれる選手たちを選んだと思っている。もちろん勝ちたかった。だが、今の我々が第一に優先させるべきことは「J1残留」だ。そのために私はスペインから呼ばれた。とにかく「J1残留」なのだ。私は日本の国内外で27年間、日本のサッカーを愛してきた。私はジュビロを愛している。そのための仕事を任されている。


Q. リーグ戦残り2試合で、選手たちに一番大切なことは?
A. パニックに陥らないこと。そして「残留」。
今夜プレーした選手は、明日はリカバートレーニングだ。今日の試合に出ていない選手は土曜日に備える。今日プレーした選手のうちの何人かは、また土曜日の準備をする。それは選手たちにとってもスタッフにとっても、かなり大変な仕事だ。
とにかく、選手たちが限界までプレーしてくれたので、私は幸せだ。そしてこれからは次の土曜日、そしてその後の日曜日のゲームに備える。

中山 雅史 選手

中山 雅史 初めてのフォーメーション(4-5-1)で、ぶっつけ(本番)的な部分もあったんですけど、思ったよりはできた。ただ、相手が数的優位で回すのがうまいので、的を絞れずに回されてしまったというのがある。でも押されっぱなしでもないし、自分たちでやれるというか、パスを回した時間もありましたから、その時間をどれだけ増やしていけるかということだと思います。
自分自身は、楔をもらってもあまり落とすところがないから、裏へ裏へ抜けようと思っていたんですけど、相手のラインコントロールもあって、難しいところがありました。
名波のところにボールがいけば、必ず出てくるというのはある。しっかりとした動き出し、裏を狙う動きをしていれば、必ず出てくる。楽しいというか、動きがいがある。それは今日も変わりません。あとは、自分のDFとのかけひきですけど、そこで相手のラインにひっかかってしまっていた部分があったので申し訳なかった。
残り2試合に切り替えて、全力を投じたいと思います。

河村 崇大 選手

河村 崇大 先制点は、あれが修斗(山本修斗選手)の良さ。うまくゴールにつなげたと思います。(自分たちのサッカーが)やれているところも沢山あった。でも、ちょっとしたことで失点してしまう。自分がもっとしっかり声を出さないといけないところもあったし、そこは修正しないといけない。
もっと名波さんと一緒にやりたいし、名波さんに申し訳ないという気持ちがあります。
これからは、“残留”しかありません。気持ちを切り替えて、チームとしてひとつになってやっていきたい。

成岡 翔 選手

成岡 翔 前半の最初はあたふたした時間があったんですけど、途中から落ち着いてきて、その時間に追いつかれてしまったのはもったいなかった。でも、向こうの1点目はスーパーだったので、仕方ないと切り替えて後半に入ったんですけど、やはり2点目が痛かった。
相手の中盤の回しは一枚上手だったので、苦しい時間が続いて入れられてしまった。

森下 俊 選手

森下 俊 心がけたのは、試合の入り方。あまり良くなかったですけど、自分がやれることだけをしっかりやろうと思っていました。右は少し守備的にということで、まず守備から入る意識で、攻撃参加はあまりできなかった。もっとうまくボランチとかにボールをつなぎたかった。攻撃のビルドアップが課題です。

名波 浩 選手

名波 浩 自分がプレーしている時間は個人的に非常に楽しかったし、ボールにもよく絡めていたしパフォーマンスの出来としてはよかったと思う。
先制点は、脩斗(山本修斗選手)が深い位置まで入ってくれて、素晴らしいセンタリングから素晴らしいゴールだったと思います。脩斗には試合前から「思いきって出ていけ」ということを、ずっと言っていた。
相手はアジアチャンピオンなので1-0だけど、0-0のような気持ちでやっていた。
最初はバラバラだったけど、15分くらいから選手間の距離も近づいて落ち着いた。翔(成岡選手)もカワム(河村選手)もボールを触れるようになったし、よく修正したと思う。
リズムはお互い五分で、チャンスらしいチャンスもあり、1-2でも行けるかなという雰囲気でいた。前半は、中山さんの動き出しがいいからそこに出してしまっていたけど、数的不利になってしまうし、あの動きをおとりにしていた後半の方がよかった。
そのゴンちゃん(中山選手)のシュートが外れて、2-2になるところが1-3になってしまった。普段ならポストを弾いて内側に跳ね返るのに…。惜しかった。
ただ、後ろからどんどん人出てきたし、多少リスクを負ってもプレーできていたと思うので、若い選手にも相当いい勉強になったと思う。みんな悔しがっていたしそれが、未来につながっていくのではないかと思います。
鹿島戦は、エスパ戦もそうだけど、今日のように先制点を取ると相手は少し堅くなる感じがあるので、そういうものを出させたい。相手は優勝争いをしていて気持ちが入っているから、その気持ちに負けないように、中山さんとともに鼓舞したい。
常に同じスタンス・同じメンタリティーでやってきているので、いままで通り普通に、練習と同じようにピッチに立ちたいと思います。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 サテライトでDFをやったことがあって、コーチ陣によかったと言われていて、自信を持ってピッチに入りましたけど守備の面で甘い場面があった。失点が自分のところからだったので悔いが残る。
自分の持ち味は前に仕掛けるところなので、名波さんからも「ボールを持ったらどんどん前に行っていいぞ」と言われていたので、開始早々だったけど名波さんがボールを持ったら裏に抜けたら、良いボールが来たので中に合わせるだけでした。名波さんは視野が広いし、見てくれているので、来ると信じて走った。
攻撃の面では、ヨシクン(太田選手)といい感じにできていて前半は裏に抜け出す動きもあったし、後半減ってしまったけど、攻撃の面では少し自分のいいところを出せれたと思う。課題もあったし、自分の良いところも出せたし次に繋がる試合ができた。

ガンバ大阪 西野 朗 監督
 

今日は(試合)直前のミーティングだけだったので、その中のポイントは、ゲームの時間帯によってのパフォーマンスができていない。Jリーグもそうだが、ここ数試合、点を入れられている時間帯とか、連続してピンチを招いている時間帯が続いたりしている。そこは修正しないといけないと強調して伝えた。伝えたにも関わらず、また同じような失点、時間帯、集中しなければいけないところで(失点してしまった。)今日も悪い展開だなとは思ったが、、。でも少しずつボールも動くようになったので、その後は落ち着いて展開できた。ハーフタイムも、もう一度後半の立ち上がりの入りを(指示した)。後半は集中して入れたと思う。
全体的にはゲームコントロールしていたので、あとはフィニッシュのところだけだと思ってたが、佐々木は攻撃の中のポイントとなる選手で、今日もいい働きをしてくれた。山崎も途中からいいアクセントになった。ジュビロも主力をかなり落としていたので、当然勝ちきらないといけない試合だった。厳しいゲームだったが、勝ちあがれてホッとしている。