2024年 試合速報

明治安田J1 第24節 vs. 京都サンガF.C.

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

6 勝
6 分
12 敗
30 得点
40 失点
勝点 24

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 2

2
sanga
sanga

6 勝
7 分
11 敗
22 得点
38 失点
勝点 25

前半
ジャーメイン 良
39分
ハーフタイム 後半
1分
平賀 大空
ラファエル エリアス
松原 后
12分
ブルーノ ジョゼ
松本 昌也
19分
福岡 慎平
金子 大毅
中野 瑠馬
米本 拓司
アピアタウィア 久
鈴木 冬一
レオ ゴメス
西久保 駿介
32分
34分
オウンゴール
37分
ラファエル エリアス
金子 翔太
古川 陽介
上原 力也
ジョルディ クルークス
40分
42分
金子 大毅
45分
マルコ トゥーリオ
佐藤 響
47分
ラファエル エリアス
21
三浦 龍輝
4
松原 后
6
伊藤 槙人
15
鈴木 海音
7
上原 力也
16
レオ ゴメス
19
ブルーノ ジョゼ
40
金子 翔太
50
植村 洋斗
11
ジャーメイン 良
99
マテウス ペイショット
SUB
24
杉本 光希
26
西久保 駿介
32
ハッサン ヒル
10
山田 大記
14
松本 昌也
23
ジョルディ クルークス
31
古川 陽介
監督
横内 昭展
94
ク ソンユン
5
アピアタウィア 久
6
三竿 雄斗
24
宮本 優太
50
鈴木 義宜
10
福岡 慎平
37
米本 拓司
39
平戸 太貴
9
マルコ トゥーリオ
14
原 大智
31
平賀 大空
SUB
88
圍 謙太朗
28
鈴木 冬一
18
松田 天馬
19
金子 大毅
44
佐藤 響
48
中野 瑠馬
99
ラファエル エリアス
監督
曺 貴裁

11,831
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 7/20(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 安間 和仁 谷本 涼
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 浜本 祐介 田中 利幸
気温 湿度 第4の審判員 記録員
28.5度 63% 窪田 陽輔 鈴木 良規
8 シュート 6
9 ゴールキック 6
1 コーナーキック 3
18 直接FK 10
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

中断期間前最後のリーグ戦。勝点24で16位のジュビロは、勝点22で19位の京都サンガF.C.をヤマハスタジアムに迎える。

スターティングイレブンは、GK三浦龍輝、DF松原后、伊藤槙人、鈴木海音、MF上原力也、レオ ゴメス、ブルーノ ジョゼ、金子翔太、植村洋斗、FWジャーメイン良、マテウス ペイショット。昨季のJ1昇格に大きく貢献した三浦龍輝は、この試合が今季リーグ戦初先発。ここまで怪我に苦しんできただけに、その鬱憤を晴らす活躍に期待が懸かる。U-23日本代表に帯同することが決まった鈴木海音は、この試合終了後にチームを離れる予定だ。
注目は、7月16日(火)にセレッソ大阪より完全移籍加入したジョルディ クルークス。移籍前から精力的にトレーニングを積んでいただけにコンディションは良好。カットインからの左足の強烈なミドルシュートを得意としており、今週の練習でもゴールネットを揺らす姿が何度も見られた。「これまでの我々には無かったストロングを持っている選手であり、そこをチームに還元して欲しい」と横内監督は大きな期待を寄せる。また、7月10日(水)に完全移籍加入が発表されたハッサン ヒルも初のベンチメンバー入りを果たしている。

京都サンガF.C.との前回対戦は敵地で3-0の快勝。だが、京都サンガF.C.は直近のリーグ戦4試合で2勝2分と調子を上げており、横内監督は「守備がさらに整備され、元々のストロングである球際の戦いでも強さを発揮している」と警戒する。前回対戦ではセカンドボールを素早く回収して良い流れで攻撃に繋げられていただけに、今回も「いかにセカンドボールを拾えるか」を指揮官はポイントに挙げる。相手は強度の高いプレーを90分間続けてくるが、「どこにスペースが生まれ、どこが相手のウィークか」(横内監督)は今週のトレーニングで入念に落とし込んできた。セカンドボールを拾って、相手のプレスを剥がし、良い形でゴール前に攻め込んでいきたい。

キックオフはこのあと19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。日中の強烈な日差しは少し和らいできたが、30度を超える厳しい暑さが続いている。今日の試合の重要性は全員が理解している。選手たちは前節の悔しさを糧に、90分間全力で走り抜き、勝利のみを目指して戦い抜く。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
今日もたくさんのサポーターにお越しいただき、今日の一戦に懸ける想いが伝わる、魂を込めた声援をしていただきました。ただこういう結果になり、本当に申し訳なく思っています。試合は、自分たちが想定した形で進んだと思っています。前半、(松原)后のクロスからジャメ(ジャーメイン良)が得点を取ってくれて1-0で終え、後半もそこまで相手に危険なシーンは作らせていなかったと思います。ただ一瞬の隙を突かれてああいう失点をしてしまいました。そして2失点目が我々に重くのしかかったなと。色々なプレッシャーがあると思いますが、そこから立て直せなかった、あそこで踏ん張れなかった。まだまだ我々にそういう力が無いのかなと思います。そこからなんとか勝点を取りにいきましたけど、得点を奪うことができず痛い敗戦になりました。ただ何も終わっていないので、次に向けてまた良い準備をしていきたいと思います。

――逆転される前の選手交代はどのような意図だったのでしょうか?
まず(松本)昌也を入れたときは、ブルーノ(ジョゼ)が足を攣ってプレーが不可能だったというところでの交代。レオ(ゴメス)を代えたのも、レオがもうプレー不可能で代えざるを得なかったというところで交代しました。

――中断期間に取り組みたいことは?
今日は負けてしまいましたが、後半途中までしっかり戦えた部分は継続してやりたいと思っています。ただそれ以降の、失点してからの試合運びはトレーニングで改善しなければいけない部分があると思います。我々はこの順位にいるので、戦術的な部分もありますが、先制して追い付かれたところでのメンタリティ、どうやって試合を終わらせるのか、追い付かれたときにどうやってまた自分たちを奮い立たせてやっていくのかを、選手たちと話したいと思います。

――先発したブルーノジョゼ選手が好プレーを見せてくれましたが評価は?
彼は東京ヴェルディ戦でもスタメンで出場し、そこからは途中出場が多かったのですが、練習からすごく良いプレーをしていました。今日は、サイドの突破やカットインしてニアゾーンを取っていくところは、本当によく持ち味を出してくれたと思っています。そこから得点が生まれてもおかしくないシーンも作り出してくれたので、本当に期待通りやってくれたと思います。

――後半は相手がパワーをかけてきたこともあり、やや攻撃する機会が減ってしまいました
1-0でリードしてこのまま終わらせたいというところで、少し消極的になったところもあると思います。僕ももう一回映像を見直してみますが、そういった意識が多少働いたのかもしれない。今後我々はそういうところと向き合っていかなければいけないと思っています。

――記者会見の前にサポーターの方と少し話をされていましたが、どういった内容だったのでしょうか?
もちろんサポーターの皆さんの、僕の声を聴きたいという想いは分かります。なので「まだ我々は何も終わっていないので、引き続き我々の後押しをして欲しい」という僕の想いを伝えました。サポーターの方には今日の試合だけではなく、いつもスタジアムに来て、アウェイの地でも声援を送っていただいています。そして我々と同じくらい悔しい想いをしているので、その気持ちは僕自身も共有したいと思っています。ただ僕らはその想いをピッチで表現するしかないので、そこに尽きるかなと思います。

ブルーノ ジョゼ 選手

ブルーノ ジョゼ ――積極的なプレーが目立っていましたが、今日の試合を振り返って
試合を通して自分の特長を出すことができたと思いますし、チーム全体で言えば試合の入りから終盤にかけて良いプレーができていたと思います。もちろんこのようなショッキングな結果になってしまったので、試合全体ではそうではなかったのかもしれませんが、自分たちがリードしたあとの試合運びは、修正しないといけないと感じた試合でした。

――ジョゼ選手のところから攻撃が活性化していました
突破する力や突破したあとのクロスなど、自分の特長をよく出せた試合だったと思いますし、多くのチャンスを作ることができたと思います。ただそれは自分を上手く使ってくれた仲間がいたからだと思います。僕が入ったから右サイドが活性化したというよりは、チーム全体で上手く右サイドを使って攻撃しながら、チャンスを作り続けることができたと思います。

ジャーメイン 良 選手

ジャーメイン 良 ――ゴールシーンを振り返って
(松原)后が股の下を通すクロスが得意で、あのタイミングも相手がマンツーマン気味だったので、しっかり相手の前で良い駆け引きをしてボールに触れて、良いゴールだったと思います。

――全力で走り抜きましたが、悔しい敗戦となりました
セカンドボールの球際のところで前半は勝てていたところを後半勝ち切れなくなり、京都のやりたいことを引き出させてしまったと思います。やはり点を取られると相手も乗ってきます。攻撃のところでも、前半のように自分たちでボールを動かせるところは動かして、蹴るところは蹴るということがチームとして統一できていれば、2点目を取りに行くシチュエーションも作れたと思います。ゲームが止まったような感じで、時計を見たらもう70分を過ぎているという状態だったので、それだけ失点する前は中身の無いゲームになってしまっていたと思います。動かせるときでも蹴っていたときがあったと思うので、2点目を取りに行くためにボールを動かせなかったことは、反省かなと思います。

――ロングボールが多かったのは、相手の圧力なのか、自分たちの選択なのかどちらでしょうか?
もちろん相手の圧力もありましたし、前半は自分のところでアンカーが蓋をしていたところを、後半は捨てて前に出して、センターバックがマンツーマンで付いてきていました。そういうときにシンプルなロングボールなのか、繋ぐようなロングボールなのか、そういうところの判断や精度が必要だったなと思います。

――相手の守備の仕方が後半は変わってきたんですか?
特に金子選手を入れてきた辺りで、自分のところを捨ててアンカーが前に出るという感覚があったので変えてきたかなと思います。

――前半はチームの狙いが上手く出ていたと思います
前半は長いボールを使っていたこともありましたが、アンカーが自分を見ていたので人数的に(上原)力也とレオ(ゴメス)のところが浮いている状況だったので、そこを上手く使いながら自分を飛ばしてサイドに展開して、というやりたいことができていたと思います。相手がやり方を変えたときに、自分たちも判断してできるようにならないと、ピッチの中で修正しないといけないと思います。あとはシンプルな球際のところで、前半は上手く勝てていたと思います。

三浦 龍輝 選手

三浦 龍輝 ――待望の復帰戦となりました
約4ヶ月休んでいて、リハビリも長かった中で、休んだ分を取り返そうと思って今日の試合に臨みましたが、結果が出なかったというところは悔しいです。

――練習試合への出場も無いままの復帰でしたが持ち味を発揮していました
復帰したのが先週で、なかなか難しい状況ではあったのですが、チーム状況も含めてそうは言っていられない状況でもあったので、何とか自分の力をチームに落とし込みたかったです。それでも結果が出なかったというところは、責任を感じています。

――試合には上手く入れたのではないでしょうか?
狙い通りできていたと思います。ボールを大事にして、自分たちの時間を長くしようというところは良かったかなと思います。後半も、自分たちが前半のようにボールを保持する時間を作れたら良かったかなと思います。

――特にビルドアップのところで、三浦選手らしいプレーが多く見られました
僕が入った以上、自分たちがボールを保持する時間を増やそうと思っていました。ただそこにフォーカスし過ぎないことを意識して、危ないと思ったら前に蹴るということは、上手くできていたと思っています。

――中断期間に入りますが、どのように立て直していきたいですか?
やることはもう限られていると思いますし、それを地道に積み重ねていくことが、チームの結果に繋がっていくと思います。まずは、自分のコンディションをもっと上げることからやっていきたいと思います。

――三浦選手の復帰を待ち望んでいたサポーターが多くいたと思います
なかなか僕としても上手くいかず、怪我がいつ治るか分からないという中でやっていました。そういった中でやっと試合に出れたことは、僕自身も嬉しいです。あとはチームに貢献して、チームの力になれるように頑張っていきたいと思います。

ジョルディ クルークス 選手

ジョルディ クルークス ――移籍後初出場でしたが、今日の試合を振り返って
前半は非常に良いプレーができていたと思います。ですがそのあと2ゴールを決められて負けてしまいました。その原因をビデオで分析して、しっかりと見つめ直す必要があると思います。

――監督からどんな指示を受けてピッチに入りましたか?
自分は攻撃的な選手なので、短い時間でも果敢に攻めて攻撃するということを監督から求められていました。今日はアンラッキーな面もあってこういった結果になりましたが、合流初日から良い練習ができていたと思いますし、チームにはクオリティを持った選手がいるので、まずはリフレッシュをして次のゲームに臨みたいと思います。

――クルークス選手がチームの連係の中でより活きるためにはどんな工夫が必要だと思いますか?
自分がジュビロで練習をしたのは3日間くらいなので、チームメイトともっと話をする時間が必要だと思います。話していく中で自分たちが何をしていくべきなのかを共有して、それで合わせていってチームの力になれたらと思います。

――ヤマハスタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
本当に良い雰囲気だと思いましたし、サポーターの声もしっかり自分に届いていました。サポーターの声援に応えるためにも自分たちは前を向いていきたいと思います。

京都サンガF.C. 曹 貴裁監督
 

――試合の総括
この試合をもってJ1は少し中断期間に入るということで、7月の最後の試合をどう戦うか。磐田さんには僕が監督になってから一度も勝てていませんし、何よりアウェイのピッチで1点も取れていないという結果を受けて、彼らから勝点3を取るためには相当な努力をしなければいけないなというところがありました。前半から良い流れで攻撃と守備ができていたのですが、相手の決定力の高さに1点やられてしまいました。ただそのあとブレずに我慢して、交代選手を含めて良い時間帯に2点取れたのが今日の勝因だと思います。今まで点を取られると、その余波から2点目3点目を食らってゲームをそのまま終わらせてしまうという試合が前期は多かったですけど、やっとここ10試合くらいで自分たちの形を膨らませることができて、逆にここ10試合は結果もそうですけど内容も進歩が見えますし、それをこの中断期に0にしてしまわないように、しっかり休むところは休んでまた積み上げていきたい、そういう試合でした。