2011年 試合速報

2011 J1リーグ 20節 vs.名古屋グランパス

grampus
grampus

10 勝
6 分
2 敗
33 得点
19 失点
勝点 36
順位 3

2
  • 1
  • 1

  • 1
  • 0

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
6 分
6 敗
31 得点
22 失点
勝点 27
順位 7

前半
19分
小川 佳純
28分
36分
ジウシーニョ
ハーフタイム
ジウシーニョ
荒田 智之
後半
中村 直志
11分
19分
荒田 智之
菅沼 実
ブルザノビッチ
永井 謙佑
20分
永井 謙佑
28分
中村 直志
磯村 亮太
39分
山本 康裕
船谷 圭祐
玉田 圭司
千代反田 充
45分
50
高木 義成
4
田中 マルクス闘莉王
5
増川 隆洋
6
阿部 翔平
32
田中 隼磨
7
中村 直志
8
藤本 淳吾
9
ブルザノビッチ
10
小川 佳純
11
玉田 圭司
16
ケネディ
SUB
21
西村 弘司
3
千代反田 充
38
三都主 アレサンドロ
27
花井 聖
33
磯村 亮太
34
吉田 眞紀人
18
永井 謙佑
監督
ストイコビッチ
1
川口 能活
2
加賀 健一
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
33
藤田 義明
6
那須 大亮
8
ジウシーニョ
22
小林 裕紀
23
山本 康裕
10
山田 大記
17
金園 英学
SUB
21
八田 直樹
13
イ ガンジン
30
本田 慎之介
15
菅沼 実
16
金沢 浄
28
船谷 圭祐
19
荒田 智之
監督
柳下 正明

14,230
スタジアム名 試合日 キックオフ
瑞穂陸 8/7(日) 19:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 福田 寛 飯田 淳平
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 名木 利幸 数原 武志
気温 湿度 第4の審判員 記録員
30.4度 58% 大西 保 渡辺 輝久
13 シュート 17
9 ゴールキック 5
6 コーナーキック 9
18 直接FK 10
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0

2011年Jリーグ第20節が間もなくキックオフされる。
対戦相手は、前年度リーグチャンピオンの名古屋グランパス。

ジュビロ磐田は4日前にスルガチャンピオンシップを制し、今シーズン初のタイトルをつかんだ。
この試合、エース前田遼一を欠きながらも世界の強豪相手にイレブンが奮闘する。
前半11分にオウンゴールで先制したジュビロ。しかし同33分に追いつかれると、後半開始早々の3分に逆転を許してしまう。
それでも直後の同13分、途中出場の荒田智之のスーパーボレーで同点に追いついた。その後は両者譲らず試合はPK戦に突入した。
そのPK戦では、守護神川口能活が2本のキックを止める大活躍。そして最後は、5人目の藤田が豪快にネットを揺らし歓喜の瞬間が訪れた。

この快挙でジュビロはその実力を世界に証明。また、選手たちは世界と互角に戦えるという自信を得たはずだ。それでも慢心してはいられず、すぐにJが再開される。
体力的に厳しい時期ではあるが、ターンオーバー等を使い乗り切りたいところ。


一方の名古屋はここにきて13試合連続負け無しと絶好調。
攻撃陣、守備陣がともに機能し、まさに王者らしい試合展開を披露している。
中でも攻撃陣はここ5試合で11得点と爆発。
その攻撃の中心にいるのが玉田圭司とケネディだ。
二人合わせて19得点という破壊力で、名古屋の得点の半分以上がこのコンビによるもの。

スピードの玉田と高さのケネディ。様々な攻撃パターンを使ってくるだけに、対峙するDFにとっては厄介な存在だ。
この二人を封じることができれば、ジュビロは勝利に一歩近づくだろう。


試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半0分、名古屋ボールで前半キックオフ!
前半2分、ジュビロ、右サイドからの攻撃。
山本康裕が切り返しで相手をかわすと、左足でクロス。
しかし、中で待っていたジウシーニョへは渡らない。
前半3分、ジュビロ、小林裕紀から金園英学を狙った浮き球のパスが出るも、相手センターバックの2枚が高く通すことが出来ない。
前半6分、名古屋、エリア手前でジュビロDFがクリアしたこぼれ球を、玉田圭司がミドルシュート。
威力あるボールがゴールを襲うが、川口能活の正面!
前半9分、名古屋、連動性のある動きからパスを細かく回し、最後は阿部翔平がクロス。
しかしこれは藤田義明がコーナーに逃げた!
前半10分、名古屋、右サイドからのコーナー。
競り合いからのこぼれ球をシュートまでもっていかれるが、ゴール左に外れた!
競り合いの際に川口能活がのど辺りを痛めるが、無事にプレー再開。
前半12分、名古屋、後方からのボールを競り合うケネディと加賀健一。
その際に、加賀健一の肘がケネディに入ってしまい名古屋ボールのFK。
前半13分、名古屋ボールのFK。
玉田圭司がボールをセットし、左足を振りぬく。
ボールはゴール右を襲うが、川口能活が弾き出した!
前半15分、ジュビロ、加賀健一がボールを奪うと前線のジウシーニョへ。
ジウシーニョから中に入ってきた山田大記へクロス。
しかしこれは山田大記のファウルを取られてしまった。
前半17分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
駒野友一からエリアの外でフリーで待っていた山本康裕へ。
山本康裕がダイレクトでシュートを放つが、相手DFにヘディングクリアされてしまった。
前半19分、ジュビロ、ジウシーニョからのパスをエリア内で受けた金園英学。
相手選手を背負いながらシュート体勢まで持っていくと、
強引に左足を振りぬく!
ボールは高木義成の右をすり抜け、ネットに突き刺さった!【1-0】
前半21分、ジュビロの速攻。
山田大記が右サイドでボールを持つと、そのままドリブル突破。
エリア手前で相手選手数人に囲まれながらもシュートを放つが、枠を捉えることが出来ない。
前半26分、名古屋、ジウシーニョと相手選手が競り合ったこぼれ球を拾ったケネディ。
そのままシュートまでいくが、藤田義明が足に当て、流れたボールを川口能活がしっかり弾き出した!
前半28分、名古屋、エリア手前でボールを持った藤本淳吾。
ケネディへと渡り小川佳純へ。
小川佳純は左足でダイレクトで蹴りこむと、ボールはゴールの上に吸い込まれてしまった…【1-1】
前半30分、ジュビロ、右サイドから駒野友一の突破。
相手をかわしクロスを上げると、ファーサイドのジウシーニョが直接合わせる!しかし高木義成がライン手前で抑えた。
前半33分、ジュビロ、右サイドでボールを持った小林裕紀からサイドチェンジのボールが送られるが繋がらない。
前半34分、名古屋のダイレクトパスの回数が徐々に増え始めている。
前半36分、名古屋の速攻。
玉田圭司が物凄いスピードでドリブル突破をはかると、後ろから付いていたジウシーニョがたまらず足を引っ掛けてしまい、ジウシーニョに対してイエローカード。
前半37分、ジュビロ、左サイドからのボールを受けた山本康裕が左足でシュート!
しかし、これは精度を欠いてしまった。
前半38分、ジュビロ、名古屋陣地内、ゴールから遠目の位置からFK。
駒野友一がボールを入れるが、闘莉王にヘディングクリアされてしまった。
その後のコーナーはチャンスに繋がらず。
前半41分、名古屋、玉田圭司から浮き球のパスを受けたケネディ。
ワントラップからシュート!
近距離からのシュートだったが、川口能活が物凄い反応を見せてゴールを阻止!!!
前半44分、名古屋、右サイドでボールを受けた田中隼磨。
クロスと見せかけてのシュートを放つが、またもや川口能活がファインセーブ!

アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、川口能活がゴールキックを大きく蹴ったところで前半終了のホイッスル!
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!
ジュビロ、ジウシーニョに代えて荒田智之を投入!
後半2分、ジュビロ、荒田智之からのボールを受けた山本康裕。
相手DFを一人かわしクロス。
そのボールにファーサイドで荒田智之が合わせるが、ミートすることが出来ない。
後半4分、ジュビロ、相手ボールを奪うと、荒田智之、金園英学、そして再び荒田智之へと繋ぐが、シュートのところで潰されてしまった。
後半6分、名古屋、やや遠目の位置からFK。
田中隼磨がゴール前に放り込むと、増川隆洋がヘディングシュートを試みるが、枠に入らず。
後半9分、ジュビロ、左サイドからの攻撃。
山田大記から山本脩斗に繋ぎ、クロスを上げると、荒田智之がダイレクトで合わせるが、枠を捉えることが出来ない。
後半11分、名古屋、中村直志がジュビロの選手を後ろから倒し、イエローカード。

駒野友一のFK。
右足で直接狙うが、相手GKがファインセーブ。
後半13分、名古屋、ゴール前でフリーのブルザノビッチ。
闘莉王からのボールがこぼれて、ブルザノビッチの元へ。
そのままシュートに持っていくが、ボールはポスト直撃!
後半17分、ジュビロ、那須大亮からのパスを受けた金園英学。
ライン際までボールを運び、コーナーをゲット!

その際にプレーとは関係ないところで荒田智之が足を痛めてしまう。
後半19分、ジュビロ、足を痛めて担架で運ばれてしまった荒田智之に代えて菅沼実を投入!
後半20分、名古屋、ブルザノビッチに代えて永井謙佑を投入。
後半22分、ジュビロ、エリア手前から山田大記の強烈なシュート!
ボールはポストに直撃し、ゴールならず。
後半24分、ジュビロ、菅沼実からのボールを中央で受けた駒野友一。
フリーと見るや、左足を振り抜く!!!
しかしボールはDFに当たってしまった。
後半25分、ジュビロ、エリア手前でボールを細かく繋ぐと最後は山田大記がシュート!
しかしボールは相手GKに阻まれた。
後半28分、名古屋、小川佳純からケネディへとボールを繋ぎ、後ろから走り込んんだ永井謙佑へスルーパス。
ジュビロDFが角度の無いところまで押し込むが、永井はボール浮かせてシュート。
ボールはゆっくりと、ゴール右に吸い込まれてしまった【1-2】
後半31分、名古屋、小林裕紀からのボールを奪うと、最後は中村直志がシュートを放つがオフサイドの判定。
後半34分、ジュビロ、左サイドから金園英学に繋ぎ、最後は山本康裕へ。
山本康裕はこれをダイレクトでシュートにいくが、DFに当たってしまいゴールならず。
後半36分、ジュビロ、右サイドから駒野友一が仕掛けるが、相手にボールを奪われてしまう。
名古屋は、前線に走りこんでいた永井謙佑にパスを出すが、山本脩斗がしっかり対応した。
後半39分、両チームともに選手交代。
名古屋、中村直志に代えて磯村亮太を投入。
ジュビロ、山本康裕に代えて船谷圭祐を投入!
後半41分、ジュビロ、金園英学がエリア付近でボールを持つと、闘莉王との競り合いに。
闘莉王に体をしっかりと入れられてしまい、名古屋ボールのゴールキックに。
後半42分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロスを上げるが、誰も合わせる事が出来ない。
後半45分、名古屋、玉田圭司に代えて千代反田充を投入。

アディショナルタイムは5分。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロスを上げるが、これは精度を欠いてしまった…。
後半アディショナルタイム3分、名古屋、左サイドバックの阿部翔平が足を釣ってしまい、担架でピッチの外へ。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、菅沼実と山田大記のワンツーからコーナーをゲット。
最後は山本脩斗がシュートに行くが、相手DFに当たり再びコーナーに。
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、左サイドからのコーナーキック。
ファーサイドまでこぼれたボールを奪った小林裕紀が再びクロスを上げる!しかしチャンスにならず、ゴールキックに。

高木義成が大きく蹴りこんだところで試合終了のホイッスル。
柳下 正明 監督

――感想
1-0になってから少し消極的と言うか、最終ラインを含めてずるずるラインを下げてしまい、ラインを下げているけどマークをしっかりしていないと。それで相手のリズムでやられてしまいました。後半の立ち上がりは同じように相手にペースを握られましたが、途中から自分達のリズムでサッカーができたかなと思います。内容から言えばこの結果は妥当かと思いますが、後半1-1のあたりでも自分達のリズムでやっている時間があったので、そのあたりで勝点が取れたのではないかというところはあります。我々のチームのリズムとすれば、(守備の枚数)揃ったら前からプレスをかけてボールを奪いに行くというスタイルなので、それをまた次のゲームで取り戻してやっていきたいと思います。

――6月の対戦に続けて接戦での敗戦となりましたが、名古屋との差は?
個人個人、名古屋さんの方が特長を持った選手が揃っているということが一つ。あとは、やはりボールを持った時に慌てないですよね。落ち着いてプレーをしているというところが我々とはまだ差があると思います。
――後半、永井選手の途中投入は予想されていたと思いますが、対策は?
カウンターでやられるのは仕方がないと思います。ただ、得点シーン以外の部分では対応できていたと思います。彼よりも玉田、小川、藤本の方がいやらしいプレーをしますし、我々にとってゲームを難しくさせていたと思います。
――山田選手と金園選手の2トップとなりましたが、2人の連係は?
初めてやりますが、2人だけでしたらそんなに悪くありませんでした。ただ、サッカーは2人だけでやるものではありませんし、他にも攻撃に絡む選手がいるので、そのあたりだとチームとして少しリズムが悪い時もありました。
――後半、途中交代となった荒田智之選手の状態は?
まだ確認が取れていませんが、右足首をひねったと思います。

金園 英学 選手

金園 英学 (得点は)ジウシーニョからパスが来て、DFに体を預けながらシュートが打てました。
久々に先制点が取れ、勢いに乗れるかと思いましたが、こういった結果となりとても悔しいです。もう1点取りたかったですし、失点というよりも攻撃陣が2点取れていればもっと楽な展開になったと思いますし、突き放せなかったことが大きかったと思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 相手に上手く崩された場面もあり、攻撃に人数をかけられた場面もありましたが、そこを乗り切ることができませんでした。自分達も高い位置で奪ってシュートまで行った場面もありましたが、そこで決めきることができませんでした。

川口 能活 選手

川口 能活 連戦の中で非常にハードなスケジュールとなりましたが、誰一人として手を抜く選手はいませんでしたが、相手の上手さ、駆け引きが上回っていました。ただ、改善の余地があると思いますし、パフォーマンスとしては悪くありません。90分の中でどう戦うかということをさらに突き詰めていきたいです。
(松田直樹選手について)今日の試合もそうですし、これからもマツ(松田直樹選手)のことは常に頭の中にあります。彼が亡くなって最初の試合でしたし勝利したかったのですが。次の試合で絶対に勝利したいです。やはり勝たなければいけません。

那須 大亮 選手

那須 大亮 いいところもありましたが、最後のところで踏ん張れませんでした。ガンバ大阪との試合でもそうでしたし、いい時間帯で失点してしまっています。

山田 大記 選手

山田 大記 最後のところでさらに崩さなければいけませんでした。ただ、ボールが動くようになっていると思いますし、その中でもう一つ上のレベルに行くためにもバイタルエリアでさらに上手く崩せるかという部分が重要になってくると思います。
(次節に向けて)2連敗となり非常に悔しいですし、その思いをピッチにぶつけていきたいです。細かい部分をさらに突き詰めてやっていきたいです。

名古屋グランパス ストイコビッチ監督
 

今日は本当にハードな内容のゲームになったと思います。お互いに競うような内容となりました。今日は東海でおけるダービーが行われたと思います。我々はいい結果を出していますが、今日もいい結果、パフォーマンスを出したかったですし、今日のゲーム内容には満足しています。選手もそれに対して多大な努力をしてプレーしてくれました。逆転で勝てたということがとてもよかったことだと思います。