『原点開起』~2012シーズンを振り返る~(11月)

11月10日。 練習グラウンドにて。 森下仁志監督がホワイトボードを使い、チームとしてのイメージをさらに突き詰めていく。 11月は今季最も苦しむ月となった。 11月の戦績はリーグ3戦3敗。 サガン鳥栖、名古屋グランパス、大宮アルディージャに敗れ、リーグ戦では8戦未勝利という状況になった。 優勝、ACL出場圏内を争うレースから脱落し、2桁順位、さらにはJ1残留争いまで足を踏み入れることになった。 けして勝利を欲する気持ちが薄れたわけではないが、敗戦が続いたことでチームがナーバスな雰囲気になっていたことは事実。 森下仁志監督も「今季一番難しい状況」と認めるほどの苦境だったが、「こういう時こそグループが試されるし、強くなるためのチャンス」(同監督)と選手、スタッフが一丸となって戦い続けた。