2021年 試合速報
明治安田J2 第42節 vs. ブラウブリッツ秋田
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小川 大貴
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藤山 智史
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中村 亮太
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伊藤 槙人
森岡 陸
大井 健太郎
今野 泰幸
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大津 祐樹
小川 航基
小川 大貴
金子 翔太
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三上 陽輔
吉田 伊吹
中村 亮太
齋藤 恵太
武 颯
沖野 将基
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大森 晃太郎
鹿沼 直生
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稲葉 修土
江口 直生
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才藤 龍治
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鹿沼 直生
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茂 平
井上 直輝
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ルキアン
ファビアン ゴンザレス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 12/5(日) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 難波 邦雄 | 上村 篤史 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 関谷 宣貴 | 藤澤 達也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
16.0度 | 27% | 窪田 陽輔 | 鈴木 良規 |
8 | シュート | 8 |
9 | ゴールキック | 7 |
2 | コーナーキック | 6 |
8 | 直接FK | 12 |
4 | 間接FK | 1 |
4 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
前節のザスパクサツ群馬戦に引き分け、1試合を残してリーグ優勝を決めたジュビロ。今季掲げてきた昇格と優勝を成し遂げ、選手たちはホッとした笑顔でシャーレを掲げた。今日はいよいよシーズンのラストマッチ。ヤマハスタジアムにブラウブリッツ秋田を迎え、これまでと同じように目の前の一戦での勝利を掴み取る覚悟だ。
スターティングイレブンは、GK三浦龍輝、最終ラインは大井健太郎、伊藤槙人、山本義道。ボランチに、山本康裕と遠藤保仁。両ウイングバックは、小川大貴と松本昌也。2シャドーは大津祐樹と大森晃太郎が務め、1トップにルキアンが入る。今日は主に右のウイングバックとして多くのゴールシーンに関わってきた鈴木雄斗が累積による出場停止となるが、5試合ぶりの先発出場となる松本が、攻守でアグレッシブなプレーで、ジュビロを勝利へと導くような活躍を見せてくれるはずだ。また、GKのアレクセイ コシェレフがリーグ戦初のベンチ入りとなった。
注目は、ここまでリーグ戦40試合に出場し22ゴールをマークしているルキアン。現在得点ランキングトップに立っており、今日の試合でも積極的にゴールを狙ってくれるだろう。チームのエースとして、得点だけではなく身体を張ったプレーや味方を活かすプレーなどで、数々の勝利に貢献してきたルキアンの個人タイトル獲得にも期待が高まっている。
秋田との前回対戦では、相手に先行を許す展開の中、後半アディショナルタイムに大津のゴールが決まって、土壇場で勝点1を積み上げた。今日はシーズンの集大成となるゲームだが、成熟させてきた“ジュビロらしいサッカー”をピッチで体現することで勝利を手にし、来季への自信をさらに深めていきたい。
キックオフはこのあと13:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は曇り。気温が低く、冬らしい空気に包まれている。また、体調不良により休養していた鈴木政一監督が復帰。今日はベンチで采配を振るうこととなる。“アグレッシブでクリエイティブな攻撃サッカー”をテーマとして掲げ、選手、スタッフと一緒になってチームを大きく成長させてきた指揮官とともに、そしてどんなときも選手の背中を押してくれたジュビロサポーターとともに、長いシーズンを最高の笑顔で締めくくろう。


――ハーフタイムコメント
・攻撃時オフの動き出しを積極的に
・もっとフィニッシュの意識を持とう
――試合の総括
今日のゲームはチーム目標のJ2優勝、J1昇格を果たした後のゲームだったので、難しいゲームと言いますか、しっかり目的を持たせないといけないなというのが一番のポイントでした。そこの一つの大きな要素として、怪我人を出さないような形でいけたらと思っている中で、来シーズンに向けての色々な準備も含めて早めの選手交代をした中で、こういう結果になったということは一人ひとりの意識が非常に良かったのだと思います。ゲームに関しては、良いリズムでサッカーができている中で、どうしても自分たちで崩してしまう場面があって、そういうところに関してももっと高めていかないと、J1では苦しい戦いを強いられるのではないかと思っています。
――シャーレを掲げたときの気持ちは?
もう本当にね、昔の2001年、2002年の時代もそうでしたが、凄く楽しい思いをさせてもらえました。素晴らしい選手、スタッフのもとでね、やれたということ。今回もそれを本当に痛烈に感じていますね。
――激動の1年を振り返って
やろうとすることを変えずにね、やっぱり粘り強く改善をしていくことが、こういう結果に繋がったのではないかと思います。選手たちも信じてやってきてくれたことが、結果に繋がったと思います。
――サポーターの皆さんへ
我々スタッフができるのは、ゲーム前に良い準備をして選手たちをピッチに立たせることです。その中で戦うのは選手で、その選手たちに一番の力、あるいはサポートをしてくれるのがサポーターでありファンの皆さんだと僕はいつも思っています。そういう意味で、本当に支えてくれてありがたいなと思っています。選手たちもサポーターを凄く大事に思っているので、必ずジュビロは良いチーム、J1で良い結果を出してくれると思います。
――検査入院から今に至るまで
基本的には検査入院ということで、何が原因かという入院から色々な検査をしていただいた中で、原因がはっきりしたので、その原因の治療を行っていただいた中で今があると。今はどちらかというと薬治療でやっているわけなのですが、ドクターの見解から言えば、ほぼ大丈夫だろうというお墨付きをもらいました。自分自身も少しずつですが、リハビリも含めて改善できるようにしていきたいと思います。
――選手たちの成長ぶりについて
チーム戦術的な攻撃守備の部分をしっかり理解した中で、お互いの特徴を活かしてサッカーがやれているところが僕は凄く目に付くのですが、まだまだ個人戦術、グループ戦術、その中での判断というのはもっと高めていかなくてはいけない選手もいるだろうし、そういうものを高めつつ、J1を経験していくことは非常に良いかなと思っています。
――監督にとってこの1年はどのようなシーズンでしたか?
本当に、ある面では楽しいというか、本当に指導者冥利に尽きるなと。当然コーチングスタッフもそうですし、しっかりと一歩ずつチーム戦術を共有した中でサッカーをやれたこと、こういう結果を選手たちが出してくれたこと、本当にありがたいなと思っています。
――来シーズンJ1を戦う上で、必要になってくるところは?
まだまだ個々の選手の判断、的確な判断でのプレーの精度、あるいはグループ、個人戦術もそうですが、個々の選手の能力を高めることが僕は絶対に必要かなと思っています。それをした中で、チーム的なところを考えていくことが、よりレベルアップしたチーム強化に繋がるのではないかなと。まずは休んでもらって、また日々個人を磨くこと、そして個々のレベルアップを図りながら、チームとして質の高いプレーができるようになってくれるとありがたいなと思います。
――得点王おめでとうございます
ありがとうございます。まだちょっと実感がわかない気持ちです。もちろんシーズンが始まる前から高い目標を持って取り組んできたのですが、想像以上に結果になって実感がわかないです。
――全ての目標が叶った1年だったと思います
本当にチーム全員で一丸となったシーズンだったと思います。2連敗から始まったシーズンでしたが、それがあったからこそ、みんなもう一度気持ちを引き締めて強くなれたのだと。スタッフも選手も全員で一丸となったからこそ、こういう結果になったなと思います。
――サッカー人生の中で、ジュビロ磐田とはどんな存在ですか?
ジュビロは本当に自分がタイにいたとき、将来もあるか分からないような状況の中で、自分に道を開いてチャンスを与えてくれました。自分のことを信じてくれたこと、本当に感謝していますし、ジュビロがなかったら自分は今何しているんだろうなと思うくらいです。自分の人生はジュビロ無しには考えられない、本当に大きな存在です。
――鹿沼選手のゴールの場面ですが、ルキアン選手が相手を引き寄せていたと思います。改めてアシストシーンを振り返って
今日の試合の中でも同じようなシーン、自分がドリブルしていくシーンがありました。もちろん得点が欲しかったのでチャレンジしていたのですが、その中で自分がボールを持っているときに、1人2人、時には3人マークが付くというのは意識していて。それによって誰かが空いてくるだろうと思っていました。あの場面は鹿沼選手が空いているのが見えたので、パスを出しました。
――得点王を意識したのはいつ頃からですか?
正直に言うと、シーズン初めは狙おうという気持ちが全く無くて。本当にJ1に戻ることだけを意識してやってきました。ただ、点を取っていく中でそういう可能性もあるなと。でも本当に獲りたいと思ったのは、優勝を決めたあとの試合からです。
――たくさんのサポーターに祝福された気持ちを
本当にジュビロのサポーターは自分のことを最初から良く迎えてくれて、ゴールを決めても決めなくても同じようにサポートしてくれて本当に感謝したいと思います。今日も恩返しの気持ちで点を取ろうと思っていました。ゴールは決められませんでしたが、みんなと喜び合えて本当に幸せな気持ちです。
――最後はゴール裏で何をしていたのでしょうか?
自分の奥さんだったのですが、結婚したのが韓国にいたときで。バタバタしてプロポーズも結婚式もしていなかったんです。そこからずっと一緒にいるのですが、ちゃんとしたいなという気持ちがあって、今日改めてプロポーズをしました。
――ずっと考えていたのですか?
1ヶ月くらい前から考えていました。本当に完璧な1年でした。
――2019年に来日して、当時は1得点、昨年は10得点、そして今季22得点と。自分の成長はどう感じていますか?
自分は常に成長したいという気持ちがあって、それは最初からそうだったのですが、1年目はなかなか日本のサッカーに慣れなくて、2年目は調子が上がってきたのですが、連続して試合に出ることができず、最後は怪我をしてしまいました。今年はフルで連続してプレーできたことが本当に大きいと思います。何が良かったという大きなものは無いですが、日々の小さな努力が自分のためになっていると思います。例えば美味しいものを食べたいけど、身体のために控えようとか、家族と遊びに行きたいけど、フィジカルのために行かないとか、今年は特に自分に負けないでストイックにやってきたので、それが一つの要因かなと思います。
――素晴らしいゴールでした
自分が入るときにはいつも、運動量を増やしてサポートを増やしてと言われているので、そこを意識して、良い形でボールを受けられたので1回打ってみようかなと。良い形で入って良かったです。あまりミドルシュートを決める場面は無いのですが、あそこで冷静になれるというのはジュビロに来て成長した部分かもしれないです。
――ルキアンのアシストからでした
ルキ(ルキアン)は自分で取りたかったと思うのですが、出してもらって決められたので良かったです。
――良い形で1年を締めくくれたのでは?
昇格と優勝が決まる中で、自分はあまり貢献できていないと感じていました。悔しい1年でしたが、最後の最後に良い形で終われたことは良かったなと思います。
――シュートは軌道も含めてイメージ通りでしたか?
ファーストタッチが良いところに置けたので、上手くファーを狙って凄くきれいに入ったと思います。自分もびっくりしました。
――この1年苦労したこともあったと思いますが、どんな1年でしたか?
1年間を通して見ると、悔しいという方が大きくて、チームが優勝したときも悔しさの方が大きかったです。素直に喜べているかと言われたら微妙なところもあったのですが、メンバーに入れないときもコツコツとやってきて、他の選手たちもみんな凄く意識高くやっていました。そういう姿を見ていましたし、今日はスタンドで見ていた選手たちが喜んでくれたと聞いたので、自分としてはそっちの方が嬉しいです。
――来季に向けて
今シーズン成長した部分ももちろんあると思いますし、課題も自分の中で感じているところがいっぱいあるので、そこを来年に繋げて、もっと試合に絡んでチームを勝利に導けたらと思います。
――ゴール前で冷静になれたのは、山本康裕選手や遠藤選手を見てきたからですか?
間違いないと思います。2人ともどんな状況でも落ち着いていますし、ベンチからだったり練習だったり、公式戦で一緒にプレーするときも感じていて。そういうものを自分も取り入れないとというか、自分も落ち着きを持たないといけないと感じていて、そこを意識してやってきました。
――錚々たるメンバーとのポジション争いがあったと思います。それぞれの良さをどんなふうに自分の中に取り入れようと思ってきましたか?
同じポジションで出ている特徴ある選手たちの良い部分を見て、それを少しでも自分もそれを手に入れられるように毎日やってきましたが、まだまだです。
――今日は得点という形で攻撃面の成長を示したのでは?
小さな小さな一歩という感じです。まだまだ攻撃も全然ですし、攻撃に頭がいき過ぎてしまうと、自分の特徴でもある守備が消えてしまうなとそこで悩んだ時期もあったのですが、これからも悩みながらそれを上手く繋げていきたいと思います。
――改めてJ1の舞台での戦いに向けて
ライバルの凄い先輩たちがいますが、自分にとっては越えていかなくてはいけない存在ですし、越えていけたらもっとチームが強くなると思います。どんどん上に行けるように、貪欲に頑張りたいと思います。
――選手権に臨む母校・静岡学園に向けて
厳しいブロックに入ったと思いますが、個人的にも楽しみだなと思っています。強い相手とやるときこそ静学の強さが発揮されるというのは自分たちのときから感じているので、楽しく静学らしいサッカーで全国優勝をもう一度していただければと思います。
――ハーフタイムコメント
・守備は中を閉めることで続けよう
・常にシュートを狙う
――試合の総括
秋田の皆様、どんなときも選手、クラブを支えていただき本当にありがとうございます。感謝申し上げます。選手たちは、同じ道を全員で力強く走るからこそ、しっかりとした道ができたと思います。失敗するごとに一歩ずつ成長して、挑戦をこれからも続けていくチームであると思います。
本日の受賞選手 |
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