2020年 試合速報

明治安田J2 第37節 vs. ジェフユナイテッド千葉

試合ハイライト
jef
jef

13 勝
6 分
18 敗
43 得点
48 失点
勝点 45

1
  • 0
  • 2

  • 1
  • 0

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

13 勝
15 分
9 敗
50 得点
40 失点
勝点 54

前半
21分
小川 大貴
40分
遠藤 保仁
ハーフタイム 後半
矢田 旭
アラン ピニェイロ
小島 秀仁
熊谷 アンドリュー
川又 堅碁
クレーベ
1分
中野 誠也
ルリーニャ
アラン ピニェイロ
4分
山下 敬大
船山 貴之
23分
大森 晃太郎
藤川 虎太朗
30分
小川 大貴
上原 力也
見木 友哉
40分
見木 友哉
チャン ミンギュ
44分
山本 康裕
三木 直土
1
新井 章太
2
ゲリア
16
鳥海 晃司
17
新井 一耀
33
安田 理大
4
田口 泰士
14
小島 秀仁
20
矢田 旭
39
見木 友哉
24
山下 敬大
44
川又 堅碁
SUB
31
鈴木 椋大
15
チャン ミンギュ
49
下平 匠
18
熊谷 アンドリュー
9
クレーベ
10
船山 貴之
21
アラン ピニェイロ
監督
尹 晶煥
1
八田 直樹
3
大井 健太郎
24
小川 大貴
38
山本 義道
8
大森 晃太郎
10
山田 大記
14
松本 昌也
15
伊藤 洋輝
23
山本 康裕
50
遠藤 保仁
16
中野 誠也
SUB
21
杉本 大地
5
櫻内 渚
45
鈴木 海音
7
上原 力也
26
藤川 虎太朗
19
三木 直土
20
ルリーニャ
監督
鈴木 政一

5,433
スタジアム名 試合日 キックオフ
フクアリ 11/29(日) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 藤本 貢壽 井上 知大
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 櫻井 大輔 岩﨑 創一
気温 湿度 第4の審判員 記録員
13.4度 53% 鶴岡 泰樹 田中 基晴
7 シュート 5
3 ゴールキック 10
3 コーナーキック 4
7 直接FK 12
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
0 PK 0

ジュビロは前節、ヤマハスタジアムで行われたFC琉球戦に3対0で勝利したが、他会場の結果により今季1年でのJ1復帰という目標を果たすことはできなかった。この試合で先制ゴールを決めた山田大記は「1年で戻ることを約束してスタートしたシーズン。その中で力不足を自分自身も感じているし、チームとしても歯がゆい結果になってしまった。本当に申し訳ない気持ちです」と悔しさを滲ませた。そして、「チームとして改善、成長しているところを少しでも見せ、来年に向けて希望を持ってもらえる戦いをしていかなければいけない。最後まで全力で戦いたい」と、残り6試合に向けた想いを語った。
そうした想いはどの選手も同じだ。今日はアウェイでジェフユナイテッド千葉との戦いに臨むが、攻守においてチーム全体で改善してきた成果を示し、必ず3ポイントを獲得したい。

スターティングイレブンは、前節、前々節と同じ。八田直樹、大井健太郎、小川大貴、山本義道、大森晃太郎、山田大記、松本昌也、伊藤洋輝、山本康裕、遠藤保仁、中野誠也がピッチに立つ。
注目は、キャプテンマークを巻いて頼もしいプレーを続けているボランチの山本康裕。前節は、相手ディフェンスラインの裏に精度の高いロングボールを供給し、先制点のきっかけを生み、さらに後半開始早々には松本へ絶妙なスルーパスを通し、中野が奪った追加点の起点となるなど、2得点に絡む活躍を見せた。今日も積極的な攻撃参加から、決定的なシーンをより多く演出してくれるはずだ。

対する千葉は、現在勝点45の14位。8月に行われた前回対戦では、かつて共にプレーした川又堅碁と安田理大にゴールを許し、悔しい敗戦を喫しただけに、選手たちは雪辱に燃えている。

キックオフはこのあと14:00。フクダ電子アリーナ周辺の天候は曇り。冬の訪れを感じるような肌寒さだ。

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鈴木 政一 監督

――ハーフタイムコメント
・やるべきことをやり続けて自分達のサッカーを継続しよう
・シュートを意識してプレーしよう
・守備のチャレンジ&カバーをさぼらないこと

――試合の総括
前半は非常に良い入りができたのかなと思います。得点にも結び付いてくれたのですが、特に2点目は理想に近い仕掛けから得点まで、流れるようなサッカーで、これは本当に素晴らしかったです。ただ後半の立ち上がり、非常に守備のポジション修正も含めて遅く、失点してしまいました。これは本当に課題かなと。メンタル的なところも踏まえてですが、改善して次のゲームに臨みたいと思います。

――前半かなりやりたいことが体現できたのでは?
我々が目指すのは、当然相手がいて奪いに来ても失わずにボールも人も動かしてチャンスメイク、というのはずっと言っていたことなので、非常に良いゲームの流れだったかなと思います。

――中野選手が少し痛めてハーフタイムに交代したとのことですが、後半は最終ラインが組み立てる際、背後に抜け出す動きが少し減ってしまったのかなと感じましたが、そうした戦いぶりについて
基本的にやることは一緒なのですが、当然選手の特徴もあります。ただ、そうした部分を伝えている中でも、無意識になるとやれない部分が出てくるといいますか、11分の1という部分で、誰が入っても、プレーの方法は別としてプレーできる状況にしなければいけないのかなと思っています。

――ビルドアップの面で良くなってきていると感じますが、どんな練習を行っていますか?
中3日あるところではファンクション的、あるいはチームとして課題を持ったトレーニングをやっています。中2日の場合は、そういうトレーニングができない状況というのはありますが、選手一人ひとりがやろうとすることの理解、意識を持ってくれているので、練習の中でも集中して意識を持ってやって、あるいは公式戦のゲームの中でも意識を持ってやってくれている部分が、どんどん改善されてきているのではないかと思います。

――J1復帰の可能性が無くなってしまった中で、選手たちにどんなアプローチを?
我々が目指すところはもっと上です。ですので当然もっともっと質を上げなければいけないと。今の状態での個人個人をチーム力として考えるのではなくて、もっともっと個もグループもレベルを上げて膨らませた中でチーム力を上げることで、より強いチームに繋がっていくと思うので、そういった話を選手たちにはしています。

小川 大貴 選手

小川 大貴 ――今季初得点となった先制点の場面を振り返って
まずは初ゴールまで遠かったかなということと、1点目に関してはどちらかのサイド、(松本)昌也であったり自分が攻めているとき、逆サイドの選手もペナルティエリアまで入っていこうという話をして意識をしていたので、僕も実際逆サイドから昌也のクロスが入ってくることが何度もあったので、ペナの中に入って行こうという意識を強く持っていました。その中でやっと実ったゴールかなと思います。

――2点目に関してはアシストになったと思いますが、あの場面について
ああいった形が今、僕たちが理想としている形なのかなと思います。ためを作ってボールサイドに人数をかけて、その中で3人目4人目とより多くの選手が動き出して同じ絵を描いてシュートまで行くと。理想通りのゴールになったと思います。

――今季ここまで唯一全試合に出場していますが、残り試合に向けて
全試合出ることができているのはもちろん良いことだとは思いますが、チームが勝たないことには意味がありません。昇格の道が今シーズン絶たれてしまいましたが、残りの試合、自分たちがやりたいことをピッチ上で体現していきたいですし、勝ち続けることができればと思っています。

――逆サイドから入ってきて決めたゴールでしたが、そうした部分はチーム内でも整理されて明確になってきたのでしょうか?
逆サイドの選手がペナルティエリア内に入って来るのはずっと意識していましたし、僕であったり昌也のサイドの選手の立ち位置、ペナの入り方、ボールの受け方というのは、特にハットさん(服部コーチ)がフォーカスして映像を作ってくれたりして日々改善していこうとしていたので、本当にその形が今日きれいにピッチ上に1点目も2点目も出たのかなと思います。

――今季ここまでの個人的な戦いぶりを振り返って
全試合出ていることだけにフォーカスして話すと、僕は常に大怪我も含めて凄く怪我がちだったので、今季ここまで怪我をすること無く全試合に出場できているというのは個人としては本当に良いことなのかなと思います。色んな怪我を経験した選手や子どもたちに、怪我をしてもまた復帰してプレーできるんだよということをプレーで見せていけたらと思っているので、そこに関しては嬉しく思います。

――過密日程の中でのケアについて
言ったらきりがないと思うのですが、普段の食事から睡眠から、気を抜くような局面があまり無いままここまで来たのですが、常に試合で、ピッチ上で良いプレーを出すためにということだけを考えて日々生活してきた結果が、今の全試合出場に繋がっていると思います。

遠藤 保仁 選手

遠藤 保仁 ――2点目の得点シーンを振り返って
シュートまでの一連のプレーもチーム全体として良かったと思いますし、流れの中の良いゴールだったかなと思います。

――ワンタッチのパスでの展開が多かったですが、チームの完成度について
少しずつ改善を繰り返しながらやっているので、チームの戦い方だったり、チームの状況というのは上向いていると思っています。

――次に向けての抱負とコンディションについて
コンディションは全く問題無いので、中2日ですが良い準備をして臨みたいなと思いますし、チームとしても連勝を続けていきたいと思うので、また良い部分と悪い部分をしっかりと把握しながらみんなの力でやっていきたいと思います。

――相手の守備について
中締めされれば3バックの横の選手が空くので、そこからの展開というのは良い部分があったと思います。特に自分たちが極端に持たされているという感じも無かったですし、相手の2トップのプレッシャーを感じてプレーすることはあまり無かったので、中締めされても気にはならなかったです。

――サイドに流れてプレーすることも多かったように感じます
自分たちがボールを握る展開だったので、ずっと同じポジションにいても何の変化も無いですし、ボランチがサイドに行くことが禁止されている訳でもないので、ボールに対してどのようなサポートをするかというのが一番重要です。なので時にはそういうプレーがあっても良いのかなと思います。

――後半の戦い方について
後半の立ち上がりに失点してしまったのが、自分たちのゲームを難しくしてしまったかなと思うので、その失点をしっかりと無くしていくということと、単純なミスもあったので、そこを無くしていけばもっと自分たちの戦い方というのが後半もより多く出せるのではないかなと思います。

――ご自身のゴールシーンでの山本康裕選手の動きについて
(山本)康裕が良いタイミングで入って来るのは分かっていたので、康裕がシュートを打っても良かったかなとは思いますが、自分からも良いコースが見えていたので、康裕に声をかけましたけど、ああいうボックス付近にボランチの選手が入っていくというのをより多く作ることができれば良いかなと思います。

――ジュビロでプレーしているとき、どんな部分に楽しさを感じていますか?
基本的にはボールをしっかり握ってパスを繋いで攻めて行くというスタイルになので、たくさんボールに触ることができるというのが、非常に楽しくサッカーできているのではないかなと思います。

ジェフユナイテッド千葉 尹 晶煥監督
 

――ハーフタイムコメント
・ワンタッチを多くして、すぐに動き出して、サイドチェンジをもっとしてシンプルに回していこう
・負けていても諦めない。タイトなスケジュールはお互い同じ。集中して最後までやろう

――試合の総括
5連戦の3試合目でした。前回の試合に勝利してメンバーそのままで勢いのまま行こうとしたのですが、新しい選手たちを入れることによって活発な動きを出そうとしました。そこが上手くいかなかった部分です。もちろん意欲的にプレーしてくれたのですが、全体的に守備が組織的にできなかった部分があり、攻撃に関しては前にいる選手たちがしっかりと収めることができませんでした。あとは、お互いの距離感が遠くてボールを握れませんでした。失点することによって難しいゲームになったのですが、後半3人を代えることによって活性化された動きを見せてくれました。その中で得点もして雰囲気を上手く持って行くことができたのですが、同点まで行けなかったところは惜しいと思います。選手たちの心理的な部分、身体的な部分、相手チームももちろん同じですが、そういう部分において疲労が見えました。ただその中でも選手たちは最後まで諦めること無く戦ってくれました。追いつこうという姿を見ることができました。本当に毎試合ホームに多くのサポーターにお越しいただいているのですが、こういう結果にになって本当に申し訳なく思っています。本当に勝ちたいのですが、そうできない自分自身にもどかしさを感じています。残り少ない試合ですが、最後までしっかりやり切れるように頑張っていきたいと思います。