2018年 試合速報

明治安田J1 第13節 vs.柏レイソル

kashiwa
kashiwa

5 勝
2 分
6 敗
15 得点
15 失点
勝点 17
順位 8

1
  • 1
  • 1

  • 0
  • 1

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

6 勝
3 分
4 敗
15 得点
12 失点
勝点 21
順位 6

前半
江坂 任
14分
23分
山田 大記
ハーフタイム 後半
鎌田 次郎
3分
手塚 康平
大谷 秀和
5分
瀬川 祐輔
ハモン ロペス
15分
30分
山田 大記
荒木 大吾
36分
松浦 拓弥
中野 誠也
39分
川又 堅碁
小池 龍太
小泉 慶
42分
小川 大貴
櫻内 渚
23
中村 航輔
2
鎌田 次郎
5
中山 雄太
13
小池 龍太
39
亀川 諒史
15
キム ボギョン
17
手塚 康平
18
瀬川 祐輔
9
クリスティアーノ
10
江坂 任
14
伊東 純也
SUB
1
桐畑 和繁
4
中谷 進之介
22
パク ジョンス
7
大谷 秀和
8
小泉 慶
20
ハモン ロペス
30
澤 昌克
監督
下平 隆宏
21
カミンスキー
3
大井 健太郎
4
新里 亮
24
小川 大貴
41
高橋 祥平
7
田口 泰士
11
松浦 拓弥
13
宮崎 智彦
19
山田 大記
30
上原 力也
20
川又 堅碁
SUB
36
三浦 龍輝
5
櫻内 渚
9
太田 吉彰
14
松本 昌也
27
荒木 大吾
16
中野 誠也
18
小川 航基
監督
名波 浩

14,208
スタジアム名 試合日 キックオフ
三協F柏 5/5(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 玉井 朗 廣瀬 格
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 間島 宗一 林 可人
気温 湿度 第4の審判員 記録員
25.1度 31% 細尾 基 高野 恵
9 シュート 12
13 ゴールキック 12
4 コーナーキック 0
10 直接FK 10
0 間接FK 9
0 オフサイド 9
0 PK 0

前節、横浜F・マリノスから3得点を奪って磐田に勝点3を持ち帰ったジュビロ。今日は柏レイソルのホームに乗り込み、リーグ戦連勝を狙う。

横浜FM戦について名波監督は、「普段からやってきたことを90分間やり通した成果。我々がいかに、何を積み上げてきたかを見せられたゲームだった」と振り返った。今日も選手たちは、良い守備から良い攻撃へと繋ぎ、迫力あるゲームを披露してくれるはずだ。
その中でも注目が、ボランチの田口泰士。前節は2ゴールを含めて3得点全てに絡む活躍を見せた。ジュビロのサッカーに完全にフィットした背番号7が攻守で躍動すれば、勝利はぐっと近づくだろう。また、今日は左ウイングに宮崎智彦が入る。4月の浦和レッズ戦以来の先発出場となるだけに、この試合に懸ける想いは強い。「自分なりに、自分の色を出しながらチームの勝利に貢献したい」と話す宮崎が、周囲と連携しながら柏のストロングである右サイドをしっかりと封じてくれるはず。
柏は伊東純也を筆頭に前線に強力な選手が揃っているが、「自分たちは組織として抑えたい」と名波監督。昨シーズン、唯一リーグ戦2敗を喫しているクラブなだけに、今日はその雪辱も果たしたいところだ。

キックオフは14時。三協フロンテア柏スタジアムの周辺の天候は晴れ。日差しは強く、少し動くと汗ばむような暑さだ。

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名波 浩 監督

ジュビロ磐田 名波浩監督
――試合の総括
ゲームの流れ、それから前体重になっている回数という意味では、どっちつかずの時間も、五分五分ではないのですが、6対4で丁度いいバランスだったかなと。我々が40パーセントですけど。そんな中で先制点、ちょっとアンラッキーな形からアプローチの角度、スピードとも正しかったのですが、前にこぼれてしまって推進力でやられてしまいました。ただそこも想定内でしたし、同点ゴールが山田の今季初ゴール、あのスーパーなゴールを決めてくれたので、前半はあそこからずっと我々の時間だったのではないかと。(前半に)2点目が取れていればもう少し楽になったかなと思います。後半の伊東選手(レイソル)と宮崎の所で、オープンなスペースで1対1を作られてしまって、そこに絡むレイソルの選手たちとの兼ね合いで、我々の左サイドが苦しくなってしまいましたけど、最終的には我慢強くやれたと思いますし、最後ハモン ロペス選手が入ってパワープレーになった時も、非常に苦しい形だったかもしれないですけど、そこもセカンドボール、シュートブロックに何回も行っていたと思いますし、クロスに対しての2人目3人目の助け合いの精神が非常に顕著に出ていたので、その我慢の時間帯も非常に良かったと思います。決勝ゴールに関しては、今回連れてくる予定に無かった荒木を、ファーストチョイスで使いましたけど、ゴールに向かって行く前向きな選択を沢山してくれたのではないかなと。ファーストシュートもそうでしたし、アシストのシーンもそうでしたし、チームのためにゴールに向かっていってくれたと思います。ゲームの終わらせ方をもう少し綺麗に終わらせられれば、より美しい勝ち方だったと思いますけど、そこは課題だと思いますし、いない選手、怪我の選手も含めて総合力が上がってきている中でも、チーム内での競争意識をより煽りながら今後も戦っていきたいなと思います。最後にセレッソ、マリノス、レイソルと、昨シーズン我々よりも順位が上にいた3クラブに対して、(気持ち的には)ほぼほぼ勝点9ですけど、2勝1分け勝点7は上出来だと思っています。

――今日の勝利の要因は
同点ゴールのシーンを思い起こしていただければ分かると思うのですけど、はっきりここでは言わないですが、レイソルの穴は2個あって。特に前半はその穴を突き続けられたなと思っています。後半は横幅でボールを回されて、68メートルの幅を取られたので、大分アプローチも甘くなったり、(前半は)2列目の松浦と山田の所でボールアタックに行けていたのが、後ろに引きずられるように戻らなくてはいけないシーンが増えてしまって、穴を突ける回数が減ってしまって劣勢になったのかなと。まあでもこれも想定の範囲内ですし、我々が後ろに重くなるけど我慢しなくてはいけないという、レイソルのサポーターも含め色々な圧力で必ずバランスを崩すこともあるので、ひとつの穴を見逃さず、我慢強くやっていこうということが、後半45分出来た大きなポイントだと思います。

――決勝ゴールを決めた川又選手の評価は
ゴールに向かっていく姿勢という点では、川又のファーストアクションがチームにとってのスイッチだと思うので、ボールが無い時の動き出し、それからポストプレーも川又のところは1対2になることが多かったのですが、体を張って何回も時間を作ってくれましたし、シュートの意思を持っていないとああいった所に入れなかったと思うので、それも良かったです。その前の上原のヘディングシュートのシーンで、ニアとファーが入れ変わったら良いなと思いましたが、ゴールシーンではタイミング良くそれがあったのではないかと。本当に素晴らしい活躍だったと思いますし、代表選考が近い中で、田口もそうですけど、西野さんが「誰か推薦する奴はいるか」と言ったら、この2人は全面的に押し出していきたいと思っています。

――山田選手のゴールについて。またゴール後サポーターを煽った意味は
我々現場のスタッフもフロントの人たちも、山田のゴールを待望論として考えていましたし、自分の一番得意な、一番トレーニングしている形からゴールが生まれたのは、彼にとっても自信になると思いますし、チームとしても彼が取ったことが、非常に前向きに、ポジティヴに考えられるものだったと思います。ゴール後にジュビロサポーターを煽ったのは、我々は追いつく力があって、ひっくり返す力がまだまだあるから、もっと声を出してくれという、興奮してよく覚えていませんけど、そういうような煽りだったと思います。

松浦 拓弥 選手

松浦 拓弥 ――同点ゴールの場面は、素晴らしいアシストでした
あれは山田のおかげです。山田のシュートが上手かったので。あの場面はドリブルで相手2人を抜いて、気持ち良くなっていたのでシュートまで行こうかと思ったのですが、パスしておいて良かったです。最初はシュートを狙ってドリブルを始めているので。ただ、抜いたときに山田が良い位置にいてくれました。開始早々も斜めで山田が呼んでいて、少しずれちゃったのですが、ずっといるなと思っていたので。そういう部分で見ることが出来て良かったなと思いますが、やっぱりシュートは山田が上手かったですね。

――後半は相手の攻撃を絶える時間が続いた中で、しっかりと守り抜きました
相手がレイソルで、ボールを持つチームで持ち方も美味いという意味では、ある程度覚悟していましたし、そういう時間帯もあるとミーティングのときから言われていました。我慢するっていうのは分かっていたことなので。逆に前半は意外と少なかったなという印象です。後半はしっかり耐えることができましたし、前半決められてすぐに追いつけたことも良かったと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 ――素晴らしい同点ゴールが決まりました
マツ(松浦)に試合前に、「山田が点をとりそうだね、今日は」と言われたので、「アシストして」って言ったら本当にアシストしてくれました。逆に後半マツが抜け出して左足で打ったシーンとか、試合後にも話したのですが、僕がもう少しファーのところに走りこんで行けば、もう1点狙えたかなというのがあります。マツとの関係性というのは自分自身すごくゴールへの道が見えやすいなと。そういう部分で、マツに限らずですが関係性をもっと良くしていきたいなと思います。

――シュートを打つときは、相手GKの位置は見ていましたか?
あんまり見ていないですね。でもコースが空いていたので、速いシュートをあそこに打てば入るかなと。打つときに入る感じがしました。打ちやすいところに置けたので。

――今シーズンリーグ戦初ゴールになりました
本当に、ようやくという感じです。あまり精神的な焦りはなかったですし、いつか取れるだろうと。ただ、1点目よりもこれから取り続けることの方が大事です。13試合で1得点というのはかなり少ない数字なので、もっともっとその次、その次とやっていけるようにしたいです。

――チームで勝ち取った勝利でした
やっぱり名波さんからも主力選手、アダ(アダイウトン)やムサ(ムサエフ)、(中村)俊さんが怪我でいない中でも、チーム力は上がっているというのは実感できているということは言われていて、それは自分自身も感じています。今日も(荒木)大吾がクロスで決勝点をアシストしたように、それも含めてすごくチーム力というのは全体的に上がっているなと。自分が昨年途中から加わったときよりも、さらに上がっていると感じています。

川又 堅碁 選手

川又 堅碁 ――素晴らしい決勝ゴールでした
荒木のパスが良かったです。

――自分のところに来るという感覚でしたか?
何本もある中での、1本が合ったなと。前半からクロスを上げてくれるシーンはたくさんありましたし、後半も(上原)力也がヘディングした場面で、(高橋)祥平からの良いクロスもありました。あれもゴールになっていたら良かったのですが。そういう意味でも、決勝点はその中のひとつでした。

――チームはアウェイで連勝です
前節はビッグチャンスを逃してしまっていたので、今日は決めることができて良かったなと思います。結構攻められていた中でも耐えてくれていた守備陣に、本当に感謝したいですね。「まだ俺らにも勝てるチャンスがある」っていうのをずっと示してくれていたので。

――川又選手のゴールは、チームにとっても大きなものになったのでは?
チームでやっている中で、僕はFWというポジションであるだけです。ただ、そこでしっかり決めることができたのは、本当に良かったです。今シーズンはかなりのチャンスをことごとく外しているので。次もチームを勝たせるようなことができる仕事をしたいです。

――名波監督は「日本代表にも推薦したい」と
まずは俺はジュビロ磐田の選手ですし、ここでサポーターを喜ばせることが自分の仕事だと思っているので。そこに延長線上があれば、そのチャンスをもらえたらという感覚です。まずは、ここです。

荒木 大吾 選手

荒木 大吾 ――交代のときは名波監督からどのような指示がありましたか?
自分個人というよりも、チームでシンプルにワンタッチを多くして、走ってきた味方を使えという指示だったので、やるだけでした。

――決勝ゴールのアシストの場面について、ドリブルで仕掛けた時点で川又選手のことは見えていましたか?

(中野)誠也と(川又)堅碁君が中に入っていたのは見えて、あとは対峙した相手を抜くだけだと思っていたので、上手くかわすことができて、それが結果に出たので良かったです。

――「今日の試合は連れてくる予定はなかった」と名波監督が
ここ1、2週間くらいずっと怒られ続けていて、というか怒られるのは常なのですが、「ベンチを外されている理由を分かれ」とずっと言われていて。ただ、これもチャンスだなと思って切り替えてやりました。

――期するものは大きかったですか?
自分の中では、勝手にラストチャンスだと思ってプレーしました。

――今後に向けて
今は本当に総力戦だと思います。怪我で戻って来た選手が出られないくらい自分たちが頑張って、良い位置にいれたらいいなと思います。

――シュートも積極的に狙っていきました
前に出た長崎戦ではシュートの選択をせずにパスでミスしてしまっていたので、打てる場面は思い切って打とうと。シュートは当たり損ないでしたが、そういう姿勢が最後のアシストにも繋がったのかなと思います。

――ゴールを決めた川又選手から言葉はありましたか?
「ヴィクトリー!」って言ってました(笑)。

――アウェイで連勝できたことは大きいのでは?
僕自身はセレッソ戦とマリノス戦は出ていないですが、みんなが勝ってここまできてくれて、それが今日に繋がったなと思います。

柏レイソル 下平隆宏監督
 

――試合の総括
前半は良い形で先制出来て、そこから失点してしまってからは苦しい前半でした。非常にジュビロの方に多彩な攻撃を仕掛けられて、守備に回る時間帯がかなり多かったです。後半からはしっかりボールが動き、自分達のペースになって、そこからはかなりの時間帯を我々のペースでゲームを進められたと思います。サポーターの後押しもあっていつ点が入ってもいいような状況の中でいたのですけど、点が取れずに、逆にクロスから沈められてと、本当に悔しい敗戦でした。