2010年 試合速報
2010 J1リーグ 13節 VS.清水エスパルス
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成岡 翔
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児玉 新
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永井 雄一郎
山本 真希
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西 紀寛
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西 紀寛
船谷 圭祐
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児玉 新
太田 宏介
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ジウシーニョ
金沢 浄
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藤本 淳吾
大前 元紀
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金沢 浄
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成岡 翔
荒田 智之
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山本 康裕
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
アウスタ | 7/17(土) | 18:33 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 田中 賢二 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 山口 博司 | 田尻 智計 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.2度 | 86% | 二俣 敏明 | 古賀 正人 |
8 | シュート | 10 |
12 | ゴールキック | 9 |
1 | コーナーキック | 4 |
22 | 直接FK | 17 |
3 | 間接FK | 0 |
3 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
ワールドカップ期間の中断を終えジュビロ磐田のJリーグがまもなく再開される。
対戦相手は、同じ県内にホームタウンを持つ清水エスパルス。
今シーズン二度目となる静岡ダービーがまもなくキックオフされるのである。
一度目の対戦であった、6月6日のナビスコカップ第5節では、今回同様にアウェイのアウトソーシングスタジアムで行われ、このときは善戦したものの0-2とナビスコカップ初の黒星を喫してしまう。
その時とまったく同じカードが行われるのである。
磐田には駒野友一と川口能活が、清水には岡崎慎司が代表から復帰し今節の試合でも駒野友一と岡崎慎司の2選手はスタメンで試合に出場することが濃厚となっており、代表対決のマッチアップも楽しみとなっている。
その一方で、ワールドカップ日本代表候補と言われながら、惜しくも落選してしまった両雄にも注目したい。
まずはジュビロ磐田。
昨年度Jリーグで最も多くの得点を奪った男、前田遼一である。
代表入りを熱望しながら落選してしまった悔しさは誰よりも強いはずで、プレイすることにも飢えているはずである。
その悔しさをバネにし前人未踏の2年連続得点王の称号を手に入れてもらいたい。
一方の清水では小野伸二。
4大会連続出場を目指していた小野伸二は代表が発表されるまで、出る試合出る試合でハイパフォーマンスを披露しアピールを続けたが選出されることはなかった。こちらも悔しかったことだろう。その悔しさをもった小野伸二はワールドカップ前よりも強烈な選手となってくるはずである。磐田としては誰よりも注意しなければならない選手であることは間違いない。
現在首位の清水と11位の磐田と差がはっきりしてしまったが、ここからが正念場。
磐田は首位のチーム、そして同じ県内にホームタウンを構えるライバルチームを倒し勢いに乗りたいところ。
試合会場は、アウスタ。
試合は本日午後6時半キックオフ!
サポーターの皆さんには、最後まで熱い声援をお願いします!
しかしこのコーナーはチャンスに繋がらず。
右サイドからのコーナーは相手にクリアされてしまう。
狙い澄ましたようにヨンセンへ左足クロス。
しかしこれはジュビロDFが体を寄せてしっかり対応!
上田康太が遠目の位置から左足を振りぬくが枠を捉えることができず。
ファーサイドへ流れたボールを前田遼一が頭で折り返すが西部洋平にキャッチされてしまった。
そこで得たFKを藤本淳吾が直接狙うが、ポスト上を通過していく。
ジウシーニョがドリブルから右足を振りぬくがゴールのわずか左に外れてしまう。
ボールポゼッションはジュビロの時間か。
上田康太が左足でボールを入れるが、ファーサイドに飛び込んだ那須大亮には合わず。
小野伸二がヒールで落とし、藤本淳吾がワントラップから左足でミドルを放つが、八田直樹が正面でがっちりキャッチ!
再び藤本淳吾が直接狙うが、枠に入らず。
そのFKを上田康太が狙うがゴールならず。
前田遼一が受けてから反転しエリア内に進入。
相手を交わしシュートを放つがポストに阻まれてしまう。
ストレートのロングボールを頭で落とし、そこに走り込んだ永井雄一郎がシュート。強烈なシュートを放たれるも八田直樹がファインセーブ!
成岡翔が早めにクロスを上げるが、チャンスにはならず。
左サイドからクロスを上げるが、駒野友一がそれを阻止!
ここで前半終了のホイッスル。
清水、永井雄一郎に代えて山本真希を投入。
小野伸二がファーサイドに蹴りこむがチャンスにはならず。
ボランチから走り込んだ上田康太がヘディングシュートを放つも枠に入らず…もう少しボールを叩きつけたかった。
藤本淳吾へ繋ぎ藤本淳吾がそのままドリブル突破を試みるが、ジュビロDFが2、3人で阻止し、ピンチを免れる。
小野伸二を中心とした攻めが脅威となっている。
しかしボールを枠に入らず、清水ボールのゴールキック。
八田直樹と1対1となるが、またもや八田直樹がファインセーブ!
一旦成岡翔に預け、再びボールを受けると逆サイドの前田遼一へピンポイントクロス!
前田遼一がダイビングヘッドを試みるが相手GKに防がれてしまう。
小野伸二がヨンセンに低いボールで合わせるが、シュートにはならず。
ロスタイムは4分。
それで得たFKを小野伸二が蹴りこむがジュビロDFが落ち着いてクリア!
そこで試合終了のホイッスル。
――感想
選手達が本当にスタートから高い集中力を持って戦ってくれたと思います。アウェイで清水エスパルスを相手に臆することなく果敢にゴールを目指してプレーしたというのは前後半を通じて非常によくやってくれたと思います。ただ、これだけ良いゲームをして勝ち点3を取れなかったのは非常に残念ですし、このあたりがまだまだ課題なのかなという気がします。次の試合が非常に大事になると思います。こういう良いゲームをして、今度は勝ち点3を取れるようにまたトレーニングしていきたいと思います。
――立ち上がりから仕掛けて主導権を握るというゲームプランだったのでしょうか?
清水エスパルスのホームゲームですし、どんどん仕掛けて来るだろうと。だから、それを受けるのではなくて、我々から弾き返すぐらいのつもりでゲームに入ろうということで送り出しましたが、そんなに相手が来ませんでした。ただ、ジュビロ磐田の選手達が前半のスタートからとても運動量豊富にプレーしていたので、後半少し心配になりましたがよく持ち堪えてくれましたし、後半もチャンスを何度か作ってくれました。選手達もこれだけ集中すればできるということがわかったと思いますし、これから自信を持ってやってくれればと思います。
――多くのチャンスを作りながら得点できなかった要因は?
シュートは枠に入っていたので、あとはゴールキーパーを外すことぐらいでしょうか。良い形のシュートも枠に入っているのですがこういう時もあると思いますし、練習をやるしかないと思います。
――上田康太選手と山本康裕選手の連係について。
今季初めての組み合わせでしたが非常に良かったと思います。彼らは有酸素の能力が非常に高い選手です。90分間を通じて攻守共に動くことができるという長所が、今日のゲームで非常に発揮されていたと思います。前半から我々がボールを動かし、我々のリズムでプレーできていた分、守備に体力を使わずに済み、90分十分に戦うことができたと思います。
――前線の成岡翔選手のプレーについて。
前線の中央でのプレーというのはもともと非常に良いものを持っています。この試合、2トップの位置でプレーしましたが、彼の良いところは高い位置から少し下がって来てボールを受けて、そこでターンできるところ。そのプレーが特に前半、効果的だったのではないかと思います。その分、前田遼一が相手の背後に飛び出すので、相手のセンターバックとしては非常にやりづらい2トップだったと思います。
――センターバックを務めた大井健太郎選手と那須大亮選手のプレーについて。
ヨンセン選手を相手にハイボールを全て勝つというには非常に難しいですし、セットプレーを含めて何度かやられているのですが、2つ目(セカンドボール)、3つ目のところで何とか防いでいるプレーは良かったと思います。彼ら2人だけではなく、チーム全体として非常に良いプレーをしたのではないかなと思います。
本当にチームとして良い戦いができました。チャンスも多く作れたので勝ちたかったです。W杯後しっかり休めたので良い準備ができました。試合前、相手チームサポーターからも拍手で迎えられ嬉しく思っています。ジュビロサポーターも関係者も温かく迎えてくれJリーグに集中することができました。今日は良い戦いができたので、次節ホームでの戦いは必ず勝ち点を奪いたいです。
サポーターの皆さん、応援ありがとうございました。
どちらもチャンスがあったし、90分間両チーム集中したゲームでした。失点しなかったことは良かったのですが、シュートも打てたし決定機もあったので何とか1点ほしかったです。
良い部分を継続し、次節は絶対に勝利します。
点を取れるチャンスがあったので決めたかったです。ヘディングシュートは大事に狙い過ぎたかなと反省しています。(成岡)翔との2トップは、とてもやりやすかったです。お互い動きを見ながら連係できた場面が多くありました。
もっと、練習して次はゴールが決められるように頑張ります。
前回の対戦(6月6日・ナビスコカップ)でセットプレーから失点していたので意識して試合に臨みました。ただ、全て満足のできるような守備ができていたわけではありませんでした。全体的にリズム良くプレーできていたと思います。これを続けて行くことだと思います。ただ、今日のゲームは得点できていないので、何とも言えないという部分もあります。次の試合は、勝ちたいです。
相手の間のスペースでボールを受けることを意識していましたし、上手くパスを受けることができた場面もありました。高い位置で起点を作り、サイドに流すという形もできていたと思います。良い形でボールを奪えたことも良い攻撃につながった要因だと思います。守備面で新しく入った選手が役割を果たしてくれましたし、それがよかったと思います。個人的には前田遼一選手のサポートも意識していました。その周りを自由に動いてセカンドボールを拾い、時間を作り、そして簡単にサイドを使うということを意図していました。まずまず良かったと思います。次の試合に向けてしっかりやっていきたいです。
簡単なミスもありましたが、チャンスもありました。前線の選手だけではなく、後ろの選手も連動してプレーできたと思います。相手が前線からあまりプレッシャーをかけてこなかったので、パスを回すこともできました。特に前半は良かったと思います。ディフェンス面では後ろから出てくる選手をしっかりマークすることを意識していました。今日は勝つことができませんでしたが粘り強くできたと思います。次の試合につなげていきたいです。
ワールドカップの後で、たくさんのサポーターがスタジアムに来ていただき、もっと内容の良いゲームをお見せしたかったのですが、なかなかダービーということもあり、両チームとも勝負にこだわった“がちがち”の試合になってしまったのかなと。特に前半は全体のバランスという部分で(相手のボールを)上手く取りきれなかったなと思います。ある程度、どう出るかということを考えていたのですが、右サイドの駒野友一選手が上がり、西紀寛選手と良い形を作りながら、うちの左サイドのバランスというところで、なかなか(ボールを)取りきれなかったと。特に藤本淳吾と永井雄一郎が今回初めてプレーするということで、練習試合ではプレーしていましたが、やはりこういうゲームではまだスムーズに、というところまでには至らなかったと思います。ただ、最後の方で何度か修正し、危ない場面は前半の始めから中盤すぎあたりまでで、それ以降何とかバランスを取り戻して前半戦い終えることができました。後半何とか反撃をということで、ゴールを目指して全員よく戦ってくれたと思います。ただ、両チームに言えることだと思いますが、最後のところでゴールを決めきることができませんでしたし、観ている方にとってはフラストレーションの溜まるような試合展開になってしまったと思います。これからナイターのゲームで選手達もだいぶ慣れてくると思いますし、公式戦を1試合戦いリーグ戦再開ということでリズムを取り戻してくると思います。ぜひ、次からみなさんの期待に応えられるような内容、結果にこだわりながら戦っていきたいと思います。