2024年 試合速報
明治安田J1 第14節 vs. 北海道コンサドーレ札幌
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浅野 雄也
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山田 大記
平川 怜
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松本 昌也
ブルーノ ジョゼ
レオ ゴメス
藤原 健介
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駒井 善成
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近藤 友喜
中村 桐耶
スパチョーク
キム ゴンヒ
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古川 陽介
石田 雅俊
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リカルド グラッサ
伊藤 槙人
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荒野 拓馬
家泉 怜依
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浅野 雄也
髙尾 瑠
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菅 大輝
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
札幌ド | 5/15(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 八島 隆志 | 御厨 貴文 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
屋内 | 90分 | 野村 修 | 船橋 昭次 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.5度 | 43% | 眞鍋 久大 | 山﨑 光記 |
11 | シュート | 7 |
4 | ゴールキック | 7 |
9 | コーナーキック | 4 |
17 | 直接FK | 20 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
今こそ、チームの総力と底力を発揮するとき。怪我人が多く苦しい状況ではあるが、「長いシーズンでこういうことがあるというのも想定していた。今までピッチに立てていなかった選手たちも準備はできていると思う」と横内監督が話した通り、誰が出場しても目指すサッカーを表現して勝利を掴み取ってくれるはずだ。
スターティングイレブンは、GKに坪井湧也、DFに松原后、鈴木海音、リカルド グラッサ、MFに上原力也、山田大記、松本昌也、レオ ゴメス、古川陽介、植村洋斗、FWにマテウス ペイショット。
古川は今季リーグ戦初スタメン。序盤戦は途中出場が続いていたが、持ち前の積極的な仕掛けからジュビロに流れを呼び込むプレーを見せており、今日はゴールやアシストという目に見える結果を求めてピッチに立つ。また、戦線を離脱していた山田は4節のガンバ大阪戦以来の出場。経験豊富な背番号10がピッチ内の司令塔としての役目も果たしながら、ジュビロの攻守をより円滑なものにしてくれるはずだ。
今日対戦する札幌はここまでリーグ戦13試合を戦い1勝5分7負。最下位に沈んでいるが、攻撃に特徴を持つチームだ。「3バックの選手たちも攻撃的にボックス内にどんどん入り込んでくる。我々としてはそれを受けるのではなく、しっかり抑えながらどこにスペースが生まれてくるか、奪ったあとにどう攻めるかということを、しっかり考えて戦っていきたい」と横内監督は試合のポイントを挙げる。
キックオフはこのあと19:00。札幌ドーム周辺の天候は晴れ。5月中旬の北海道は爽やかな陽気に包まれている。前節、ホームで悔しい敗戦を喫したサガン鳥栖戦から中3日のアウェイマッチ。ハードな戦いが続くが、チーム一丸となって乗り越えてここからまた勝点を積み上げていく。
――試合の総括
水曜日のナイトゲームで、この札幌の地まで足を運んで声援を送り続けてくださったサポーターの皆さんに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。札幌に対しての準備はしてきましたが、その準備してきたところに対応できず、点を失い、その1点が重くのしかかったなという感じがします。失点はしましたが、耐えながら得点を狙っていきました。ただ最後、札幌もゴール前をなかなか開けてくれず、こじ開けることができませんでした。まだまだ足りない部分がたくさん出たゲームだったと思っています。
――山田選手が久々の先発でした
やっと怪我から復帰してコンディションが上がってきたところだったので、この連戦の中、今日はいけるという判断のもと起用しました。ペイショットがいて、その下の部分のスペースというところを、(山田)大記は一番賢く使える選手だと思って彼を送り出しました。
――今季初めて2試合続けて無得点に終わりました。次に向けてどう切り替えていきたいですか?
まずは移動もありますし、コンディションをしっかり整えなければいけないというところでと、浦和を分析した中で、どういう組み合わせが一番得点を奪える確率が高いかというのを、もう少ししっかり考えて、メンバー構成を考えていきたいと思っています。
――札幌は5トップのような形で攻めてくる中で、サイドからの攻撃への対策はどう考えていましたか?
我々は4バックで守備をして、相手が前線に5枚並ぶことも多くあるということは分析済みでした。ボールのところには、必ず4枚がスライドして行くと。その中で、一番大外をどうするかというところで、まずはボールサイドのところで取り切りたい、ということがありました。ただ、全て取れる訳ではないと思いますし、サイドチェンジされた場合にはしっかりスライドしていこうと。そこのスピードは上げていかなくてはいけないし、そこははっきりしていこう、という話をして選手を送り出しました。
――後半開始からギアが上がった、出足が速くなったと思いますが、ハーフタイムに伝えたことは?
得点を奪いに行くというところと、攻撃のところよりも特に守備のことに関してハーフタイムには伝えました。しっかり良い守備をして良い攻撃に繋げていかなくてはいけないという話をしたので、多少我々が良い攻撃をできたときは、やはり良い守備のあとだったかなと思っています。
――無得点の要因として、判断や決断に迷いがあった部分もあった印象です
今日のゲームだけではなく、これまでのゲームでもそこの一瞬の迷いや、判断の遅れでシュートが打てない、シュートブロックされる、コースを消される、というところはJ1で戦って、やはり課題の一つかなと思っています。昨年は色々なポジションの選手がゴールを奪うことができたのですが、ステージが上がってなかなかそこの判断の遅さというところもあり、そこは課題だと感じています。
――リーグ戦10試合ぶりの出場となりましたが、ご自身のプレーを振り返って
少しオープンな展開になったので、もう少しロングボールだったり、収めたりしたかったなという反省点と、守備のところで行く行かないの判断のところも、少し中途半端になってしまった部分もありましたし、行って相手が嫌がっていた部分もあったので、そこを個人的には反省しています。
――高さがあるペイショット選手をどう活かそうと思っていましたか?
なるべくまずは1対1にできれば、ペイが勝てると思っていたので、そこをイメージしながら動いていたのと、ボールが入ったときになるべく近くにいてサポートできるように意識しながらプレーしていました。
――チームとして正念場というときに山田選手が戻ってきました。今後、どうチームを引っ張っていきたいですか?
3連敗というのはすごく悔しい結果ですが、自分たちが積み上げているものや方向性にはしっかりと自信を持ってやっていきたいなと思います。もちろんまずは、自分自身がピッチでチームに貢献することが大前提ですが、チームとしても自分たちがやっていることを信じて戦っていけば、必ず良い方向に行くと思うので、1人でどうこうではなくて、みんなでやっていきたいと思っています。
――非常に悔しい結果となりました。ご自身の中で、今日の試合をどう受け止めていますか?
今日は今季リーグ戦初スタメンでした。自分の中ではチャンスだと思って臨みました。ただ、そのチャンスを掴めなかったですし、何も残せなかった自分に対する不甲斐無さをすごく感じています。
――立ち上がりに1本仕掛けるなど、らしいプレーもありました
スペースが前にあったので、そこに上手く持って行こうと。戻ってから走り込むというスプリントを使う作業だったのですが、そこで何本か良い形はあったと思います。ただ、自分のシュートの形は無かったですし、もっと良い選択肢があったんじゃないかという思いがあります。そこは力不足だったと思います。
――前半のチャンスでボールを奪われてしまった場面がありましたが、そこは判断が遅れてしまったという感覚ですか?
周りの状況の確認というところは自分の中でまだまだだなと感じていますし、プレースピードが速い中でもっと的確な判断ができるようにならないといけないと思っています。
――チームとして踏ん張りどころだと思います。ここからどう巻き返していきたいですか?
本当に、誰がゴールやアシストでチームを助けられるかだと思います。ここからまた連戦なので、しっかり準備をして全員で勝ちに行くだけです。
――週末の浦和戦にはどうやって切り替えていきたいですか?
やることは変わらないのでしっかり準備して、エコパという特別なスタジアムで戦えるので、そこに向けてやるだけです。
――後半から出場しトップ下のポジションに入ったと思いますが、ご自身の出来はいかがでしたか?
なかなか良い形でボールが入って来る回数が少なかったので、もっと引き出して攻撃の起点を作れたら良かったのですが、そこはまだ足りなかったです。
――ハーフタイムでの修正や後半の狙いは?
負けているので前からしっかり守備でも行って、攻撃に繋げていこうという話を受けて後半に向かいました。
――得点を奪うために、今攻撃面でチームに必要なことは?
ジュビロのサッカーはもっと複数の選手が関わって攻めていかないといけないですし、誰かに頼ってという部分ではないと思います。もう少し人数をかけたり、連動して攻撃していかないといけないと思います。
――次節はエコパで浦和と対戦しますが、ここが踏ん張りどころだと思います。どんな思いで向かっていきたいですか?
とにかく粘り強く戦うしかないと思いますし、簡単な失点をしてしまうと厳しい戦いを強いられてしまうので、もう1回、一人ひとりがやれることをしっかりやらないといけないと思います。
――札幌の攻撃で対応しづらいと感じたところはありましたか?
もっとボールを持っている相手に対して、厳しく行かないといけないと思いますし、1対1で簡単にやられてしまう場面も多かったので、そこのバトルはもっとこだわらないといけないと思います。
――厳しく行かないといけないとおっしゃっていましたが、そのためにはどんなことが必要だと思いますか?
守備で奪いに行くタイミングなどを、みんなでもう少し共有する必要があると思いますし、迷いながら行ってしまったらそれだけ遅れてしまうので、プレーの迷いは無くさないといけないと思っています。
――試合の総括
昨日の試合前の会見でも言った通り、我々に必要なのはどんな形であっても勝利することでした。今日のゲームというのは、我々の今の状態を示したゲームだったのかなと思います。ゲームの中で、4点5点もしかしたら入っていてもおかしくないくらいのチャンスは作れていたと思います。ただ、そういう中で我々が1-0でリードするという展開の中でゲームが進みました。そして、最後の最後まで我々は冷や汗をかきながら勝利を今日は掴み取った訳ですが、やはりそういった部分が今のチーム状況だと思いますし、まだまだ我々チームとしてやらなくてはいけないことはあると思っています。