2024年 試合速報

ルヴァンカップ 2回戦 vs. V・ファーレン長崎

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ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

前半 ハーフタイム 後半
ヴァウド
櫛引 一紀
マルコス ギリェルメ
増山 朝陽
1分
櫛引 一紀
8分
17分
藤原 健介
小川 大貴
ブルーノ ジョゼ
マテウス ペイショット
21分
石田 雅俊
角 昂志郎
岡野 洵
白井 陽貴
28分
澤田 崇
加藤 大
34分
レオ ゴメス
植村 洋斗
金子 翔太
藤川 虎太朗
松澤 海斗
笠柳 翼
36分
若原 智哉
41分
21
若原 智哉
3
岡野 洵
4
ヴァウド
15
成瀬 竣平
34
五月田 星矢
19
澤田 崇
24
山田 陸
37
瀬畠 義成
7
マルコス ギリェルメ
9
フアンマ デルガド
38
松澤 海斗
SUB
1
富澤 雅也
25
櫛引 一紀
27
モヨ マルコム強志
40
白井 陽貴
8
増山 朝陽
13
加藤 大
17
秋野 央樹
33
笠柳 翼
11
エジガル ジュニオ
監督
下平 隆宏
20
坪井 湧也
2
川﨑 一輝
3
森岡 陸
18
高畑 奎汰
28
鹿沼 直生
16
レオ ゴメス
19
ブルーノ ジョゼ
31
古川 陽介
40
金子 翔太
77
藤原 健介
41
石田 雅俊
SUB
24
杉本 光希
5
小川 大貴
6
伊藤 槙人
26
西久保 駿介
35
朴 勢己
50
植村 洋斗
13
藤川 虎太朗
39
角 昂志郎
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展

2,560
スタジアム名 試合日 キックオフ
トラスタ 4/17(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 岩田 晃 吉田 哲朗
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 浜本 祐介 川崎 秋仁
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.4度 42% 佐々木 慎哉 山崎 陽介
3 シュート 22
20 ゴールキック 6
4 コーナーキック 3
5 直接FK 10
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

J1リーグ第8節の名古屋グランパス戦から中3日。今日はJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド2回戦のV・ファーレン長崎戦が行われる。5月22日の3回戦進出に向けて、そして週末に控えたリーグ戦へ勢いを繋げていくためにも、チームの力を集結させて敵地で勝利を掴み取る。

スターティングイレブンには、GKに坪井湧也、DFに川﨑一輝、鹿沼直生、森岡陸、高畑奎汰、MFにレオ ゴメス、藤原健介、ブルーノ ジョゼ、金子翔太、古川陽介、FWに石田雅俊が入る。坪井、川﨑、石田はジュビロ加入後公式戦初出場。また、最終ラインに入ることが予想される鹿沼は今季初の公式戦のピッチだ。
ベンチには、大卒ルーキーの杉本光希と高卒1年目の朴勢己が座り、さらに先日来季の加入内定が発表された筑波大学の角昂志郎も控えるなど若い顔ぶれ。また、ジュビロ一筋、今季11年目のシーズンを過ごす小川大貴も出番を待つ。ルヴァンカップは9人までベンチ入りが可能。スタートからピッチに立つ11人も含めて、フレッシュな選手たちが最大限に持ち味を発揮することができれば、自ずと結果は付いてくるはずだ。

対する長崎は、J1昇格に向けて好調なシーズン序盤戦を送っている。リーグ戦は、昨年のJ2リーグ得点王に輝いたフアンマ デルガドを筆頭に、エジガル ジュニオ、マテウス ジェズスといった外国籍選手が多くのゴールをマーク。現在首位と勝点1差の2位につけている。また、ルヴァンカップ1回戦はJ2リーグの愛媛FCと対戦。延長戦の末に4-3で勝利し今日の2回戦へと駒を進めてきた。

キックオフはこのあと19:00。トランスコスモススタジアム長崎周辺の天候は曇り。3日後にはアビスパ福岡のホームでリーグ戦が行われる。ハードな九州遠征となるが、激しい競争の最中にある選手たちにとっては、ルヴァンカップはアピールの場の一つ。一人ひとりが力を出し尽くすことで、チーム内のポジション争いをさらに激化させていく。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
水曜日のナイトゲーム、しかも長崎までサポーターに来ていただいて勝利で喜んでいただきたかったのですが、できずに申し訳なく思っています。試合の準備期間は少なかったですが、ピッチでミーティングしたことを理解してくれて、この長崎戦に向けて準備してきたことを遺憾なく発揮してくれたと思っています。一つ無かったのはゴールだけで、それ以外は本当によくやってくれたと思っています。試合は落としてルヴァンカップに関しては次のゲームはもう迎えられませんが、その敗因は全て私にあるなと思っています。

――石田選手を先発で起用しましたが、前線でプレーした彼の評価を
(石田)マサはここまでほとんどリーグ戦で絡めなかった選手の1人ですが、少しコンディションや怪我というところでスタートが遅れていましたが、最近はコンディションも戻ってきましたし、練習でも非常に良いプレーをしていました。彼をどこで使うかということは非常に迷いましたが、今日は1番前線で非常に良いプレーをしてくれたと思っています。

――途中出場した角選手に託した役割について
とにかくボックス付近に行ったらどんどん仕掛けて行けと、その一言でした。そこはトライしてくれていたと思います。シュートシーンもあったと思いますが、そういうところに顔を出せているというところは非常に評価しています。あとはそれを枠に持っていけるか、得点できるかというところは今後の彼の成長に期待しています。

――前節の名古屋戦に続いて圧倒的に攻めながら得点を奪えなかったというところで、これを次のリーグ戦にどう繋げていきたいですか?
最後こじ開けるしかないですし、最後のクオリティを出すしかないと思っています。名古屋戦に限っては後半我々が1人多い中でのゲームだったのであまり参考にはならないと思いますけど、今日はそういう意味ではボックスまではしっかりやれたかなと。最後のところで我々には微笑んでくれなかったなと、サッカーの神様がいるのであれば。ただそこに言い訳をするのではなくて、我々にクオリティが足りなかった、その一言だと思います。

――前半はハツラツとしていた中で精度が足りなかった印象ですが、後半は相手が点を取ったあとにしっかり締めて、クロージングしてきて、そこを上回れなかったように感じます。前半と後半の違いはどう見ていますか?
僕は少し違って、後半も僕たちはプラン通りやれていたと思っています。もちろん我々はゴールを奪うことができなかったので、そう言われたらそれしかないのですが、こじ開けられなかったと。ただそのシーンを作れていたというところは選手たちを評価しています。ただその最後のところ、ねじ込むところが僕らにまだ足りないなと。それをどう埋めるかというのは、次のゲームにすぐそれが埋まるとは思っていませんし、日頃のトレーニングで積み上げていくしかない、こういう試合をやりながら積み上げていくしかないと思っています。

川﨑 一輝 選手

川﨑 一輝 ――ジュビロ加入後公式戦初出場となりましたが、試合を振り返って
次の試合のスタメンを取るぞという強い意志を持って入りました。課題もたくさん見つかった中で、個人的にも1対1の部分でもっともっと強くならないといけないなというのを実感しましたし、数多く決定機がある中で、そこをチームとして決め切れないというのも一つの敗因だと思います。

――決め切れないという部分を川﨑選手なりに整理するといかがですか?
僕自身のクロスの質もそうですが、一つひとつの精度が欠けていたのかなと思います。

――コンディションはどのように維持してきましたか?
怪我して復帰して怪我して、という流れになっていたのですが、その中でもコンディション作りという面で大変なところもありました。ただ、やっぱりこのチームで試合に出たいし、このチームで勝ちたい、J1で優勝したいという気持ちが強かったので、ルヴァンに向けて強い意志を持って取り組めたかなと思います。

――ここからリーグ戦に絡んでいくために
試合で使ってもらわないとサッカー選手として価値が無いので、今のチームでスタメンとして使ってもらえるように今日の試合は意気込んで戦いました。

――リーグ戦ではサブの選手が、スタメンに多く名を連ねましたが、どんな声掛けをしていましたか?
輪から外れること無くやれているという面では、チーム全体が一丸となって声掛けなど、スタメンで出ている選手たちがサポートしてくれるので、一丸となって臨めているなと思います。

――実際にピッチに立って改めて感じたことは?
初出場ということで、やっぱり緊張はあったので最初は試合に入れていなかったかなという感覚がありました。それでも時間が経つに連れて自分のストロングを出せたなという実感もあったので良かったかなと思います。

坪井 湧也 選手

坪井 湧也 ――ジュビロ加入後公式戦初出場となりました
今年からルヴァンカップが一発勝負になって、負けたらあとが無いという状況で、どういうふうに試合を進めていこうか考えていました。自分の持ち味も出したいですが、一発勝負は勢いに乗られたら持ってかれるということもある中で、自分の良さは時間が経過していくうちに出していけたらと考えていました。

――前半はディフェンス陣の奮闘もあり相手のシュートを0本で終えました
ディフェンス陣、ボランチの選手が中心となって最後まで体を張って守ってくれたので、あまり僕のところに来る機会というのがありませんでした。前半は1本も触ってないんじゃないかというくらい、頑張ってくれたと思います。

――持ち味は出せましたか?
シュートストップのところとビルドアップのところで、試合前には僕がどんどんボールを触ってゲームを作っていくというプランでした。試合の流れ的にもボールは触りましたけど、そこに関してはまだまだという感じです。

――ハーフタイムにはどんな会話がありましたか?
前半はビルドアップのところも守備のところも良かったので、続けていくことと、入りのところでもう一回ギアを入れ直してやっていこうという話をしました。

――コンディションはいかがですか?
最近ずっと良かったので、今日は今までやってきたことを出そうと思って臨みました。

――今後への意気込みを
ルヴァンは次に進めないですが、これからチームの底上げは必要です。リーグ戦と天皇杯がありますけど、今出ているメンバーだけではシーズンを通してやり切ることは難しいと思うので、僕たちルヴァンに出た組が、下からの突き上げをもっとしていかないといけないなと思います。

鹿沼 直生 選手

鹿沼 直生 ――今日はキャプテンマークを巻いてプレーしました
ここまで試合に絡めていない中で、勝てなきゃラストチャンスと思っていましたし、結果が全てだったので、勝てなかったことが全てなのかなと思います。

――勝ちに持っていくためにチームとして大事なことは?
最後のところのクオリティと自分のポジションで言うとビルドアップの起点なので、そこの最初の球出しがもっとチャレンジするパスが多ければ、相手が嫌だったのかなと思います。

――攻撃力の高い相手に対し、特に前半はほとんどピンチを作らせなかった印象です
(森岡)陸と協力しながらボランチと声を掛け合いながら、上手く抑えられた部分もあったと思います。後半の入りの部分があまり良くなくて、その流れのままセットプレーで失点するという形になってしまいました。そこを0で抑えていれば負けは無かったので、センターバックとしてはそこがやはり、結果が全てなので負けたということだけですね。

――後半の入りについて
相手も少しこちらがやりにくい感じに変えてきた印象でした。前半はすごく自分たちのペースでできていたのですが、後半の最初はセンターバックの僕のところを運ばせる感じにして、その後のところで出どころを上手く消してきたと思います。そこを僕がセンターバックに入っている以上上手く剥がせれば、もっと後半も最初から良い流れを作れたと思うので、悔しいですね。

――ここからの戦いに向けて意気込みを
今年、もうルヴァンカップは負けたということで試合でアピールする機会は減ってしまったと思うのですが、日頃の練習からアピールしてチャンスを掴めるように頑張っていきたいと思います。

角 昂志郎 選手

角 昂志郎 ――プロデビューとなりましたが、試合を振り返って
悔しい気持ちしかなくて、本当に結果が出せなかったので自分の実力不足だなと思います。
監督からは、どんどん仕掛けてこいと言われていたので、多少いつも以上に前にプレーをしたのですが、クオリティのところがまだ足りないなと思いました。

――途中出場ながら多くのチャンスに絡んだ印象です
何回か自分の持ち味とか技術を発揮できたかなとは思います。ただ、点が入らなかったのが全てだなと思います。

――ご自身の武器はどれくらい出せたと感じていますか?
出したは出したけど通用しなかったという感じです。空回りするくらい積極的に行こうというのは自分で決めていて、自信の無いプレーが0であるようにプレーしようと心掛けていたので、そういう意味ではやり切った、武器を出そうとした、けど通用しなかったという感じです。

――決め切る選手になっていくために
結果を出すことでしか自分は評価されないと思うので、そこに集中して、次チャンスがあるのならちゃんと活かして、ジュビロの勝利に貢献したいなと思います。

――プロとしての第一歩を踏み出したことについて
もちろん喜びはありますし、プロという世界で活躍したかったですけど、それはまた次回へのお預けかなと思います。

石田 雅俊 選手

石田 雅俊 ――ジュビロ加入後初出場初スタメンとなりましたが、試合を振り返って
久々の公式戦で、想像はしていたのですが、キツいというか動けないなという感じはしました。やっぱり難しいなと感じながらやっていたのですが、それでも頭の中の整理はできていました。変なミスとかは無かったですけど、FWとして特に前半に仕留められなかったというのがあるので、それが達成できなくて申し訳ないですし残念でした。

――金子選手とともに前線から果敢にチャージして、チームとしてボールを奪い切るシーンも多々ありました
(金子)翔太も本当に経験のある選手で、コミュニケーションを取りながら戦っていました。守備としてはパーフェクトに近いゲームで、相手のミスも誘えたので良かったと思います。それでも点を取れなければ勝てないので、僕も翔太も決められる場面はあったので、本当にそこは反省しなければいけないところかなと思います。

――シュートに繋がったシーンを振り返って
クロスからのヘディングが2本あったのですが、1トップをなかなかやっていなかったこともあって、もう少し被せてヘディングをすれば枠に飛ばせたと感じています。そういった経験も含めて足りなかったなと。ああいうシーンで決めればチームは楽になると思うので、そこは残念でした。

――運動量がなかなか上がらない時期を過ごした中で、60分出場していかがでしたか?
もっと連続してパワーを持って、というのはベストコンディションならできると思うのですが、公式戦の最初の2試合くらいはキツいというのは想定していました。その中でも頭の中の整理はよくできてピッチに立てたと思います。

V・ファーレン長崎 下平 隆宏監督
 

――試合の総括
90分通して、非常に苦しいゲームだったと思います。ただ、一発勝負のトーナメントで、しかもホームということで、かなり苦しいゲームで我々が狙っているゲームではなかったのですが、選手たちは最後までしっかり体を張ってハードワークをしてクリーンシートで終われたこと、そして何とか1点をもぎ取って今日勝利で終われたことは本当に大きな1勝だと思いますし、普段リーグ戦になかなか絡めないメンバーも含めて、チーム全体の底上げにも繋がったと思いますし、何よりもしっかりとリーグ戦の良い流れを継続できたことが今日一番大きかったことだと思います。