2024年 試合速報
天皇杯2回戦 vs. テゲバジャーロ宮崎
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吉永 昇偉
青山 生
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森岡 陸
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ブルーノ ジョゼ
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楠 大樹
阿野 真拓
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魚里 直哉
井上 怜
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古川 陽介
マテウス ペイショット
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阿野 真拓
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吉澤 柊
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小川 大貴
高畑 奎汰
川﨑 一輝
西久保 駿介
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高瀬 生聖
林 賢吾
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井上 怜
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ブルーノ ジョゼ
ウェベルトン
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藤原 健介
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 6/12(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 馬渕 剛行 | 荒木 友輔 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 長谷川 雅 | 松本 康之 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.6度 | 57% | 鈴木 隆太 | 加藤 有滋 |
15 | シュート | 7 |
5 | ゴールキック | 14 |
4 | コーナーキック | 4 |
13 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 1 |
ミッドウィークの今日は、天皇杯2回戦が行われる。シーズンが進むに連れて、チーム内の競争はさらに激しくなってきている。今日はリーグ戦でなかなか出場機会を掴むことができていない選手も多くピッチに立つことになりそうだが、そうした選手たちの躍動感溢れるプレーに注目だ。
スターティングイレブンは、GK坪井湧也、DF川﨑一輝、森岡陸、小川大貴、MF藤川虎太朗、ブルーノ ジョゼ、中村駿、鹿沼直生、古川陽介、金子翔太、藤原健介。また、ベンチには加入後初の公式戦メンバー入りとなったウェベルトンが控えている。
今日ヤマハスタジアムに迎えるのは、宮崎県代表のテゲバジャーロ宮崎。2021年からJ3を舞台に戦っている。クラブ名称は、宮崎弁の「てげ(すごい)」にスペイン語の牛(バカ)と鳥(パジャーロ)を組み合わせたもの。天皇杯1回戦では佐賀県代表の川副クラブに4-0で勝利し、2回戦へと駒を進めてきた。また、今季チームの副キャプテンはDFの大武峻が務めている。2020年から2021年の7月までサックスブルーのユニフォームを着て共に戦った仲間と今日はマッチアップすることとなるが、ジュビロとしては相手の守備網を破り、ホームで1点でも多くのゴールを奪って次のラウンドへと駒を進めたい。
キックオフはこのあと19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。週末のリーグ戦へと良い流れを繋いでいくためにも、チームの総力を発揮して勝利を掴み取る。
――試合の総括
まずは、今日スタジアムに来てくださったサポーター、平日ということで来られなくて色々なメディア等で応援してくださったサポーターの皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。落としてはいけないゲームを落としてしまい、本当に悔しい思いですが、まずは応援してくださった皆さんに申し訳ない気持ちです。
ゲームは、少し膠着したゲームだったかなと。圧倒的に我々がボールを握りながら相手を押し込んでいくという訳でもなく、相手にボールを握られる時間もありましたし、どっちに勝敗が転んでもおかしくないゲームだったかなと思っています。先に点を取ることができて、そのままゲームを終わらせたかったですけれども、2点ともそうですが、我々のミスから痛い失点をして敗戦をしたと。今日はこれまでなかなか出場機会が無かったり、出場時間が短い選手が多かったですが、選手はやり切ってくれたと思っています。ただ、結果が付いて来なかったのはすべて僕の責任です。
――膠着したゲームになった要因として、相手の良さを出させてしまったのか、自分たちに問題があったのか、どちらでしょうか?
相手も本当に勇敢に戦ってきたなというところで、簡単な試合になるとは僕自身も思っていませんでした。自分たちが少しロストしたくないとか、奪われたらどうしよう、というような思いがあったのかなと。まだ選手と具体的な話はしていないので分かりませんが、臆病になってしまった部分はあるかなと思います。それが自分たちを苦しめた一つの原因ではないかなと今は思っています。
――前半はピンチらしいピンチは無かったと思います。後半相手が勝負のカードを切ってきた中で、そこへの対応については振り返っていかがですか?
途中から入ってきた選手の情報ももちろんありましたし、どういうプレーヤーかというのは分析できていました。それが選手にどれだけ伝わっていたかという部分と、交代カードの使い方や切り方に問題があってこういうゲームになったのか、それも原因かなと思っています。
――この試合を経て、次の試合に向けて活かしていきたいことはありますか?
試合が終わってサポーターのところに挨拶へ行ったときに、色々な声をいただきました。もちろんサポーターの気持ちは僕も分かりますし、言われて当然だと思っています。最後に選手にも、悔しかったらピッチで、という話をしました。我々はリーグ戦をまだ残しています。そこで、この悔しい気持ちを表現できるかどうか、それがサポーターに我々が伝えていけることだと。そういうことを選手にも伝えましたし、この敗戦を忘れて欲しくないです。この敗戦は、僕のサッカー人生の中でも本当に悔しい敗戦になったと。同じくそういう風に思っている選手もたくさんいると思うので、必ずリーグ戦で、ピッチで必ず取り返したいなと思っています。
――悔しい結果でした
自分自身の課題もすごく見えた試合だったので、もっともっと自分にフォーカスして練習に取り組んでいかないといけないなという感覚です。
――0-0で前半を終えましたが、ハーフタイムの指示は?
1点をまず取りに行こうと。勝ち切れないと延長戦があるので、早く1点を取るために、前から行こうという指示がありました。
――川﨑選手個人としては惜しいミドルシュートなど、攻守両面で持ち味を出せたのではないでしょうか?
攻撃の部分では、シュートで終わろうと常に思っていました。そういうシーンを作れたことは前向きにとらえたいですが、それ以上に課題が多く見られた試合なので、週末のFC東京戦でメンバーに絡めるように、あと3日練習をしっかりやっていきたいと思います。
――どんな課題を感じましたか?
ポジショニングであったり、終盤のキツイ状態のときの対人の守備であったり、右サイドハーフのブルーノ(ジョゼ)とのコミュニケーションの取り方など、そういった課題が多く見られた試合だったと思います。
――加入後初めてヤマハスタジアムでプレーしたという点では、一つ前のステップに進んだのでは?
そうですね。勝ち切れなかったというところで苦い思い出にはなってしまったのですが、自分たちのホームスタジアムでプレーできたことは素晴らしいことですし、この雰囲気をまた味わいたいと強く思ったので、リーグ戦に早く絡めるように頑張りたいと思います。
―― 試合を振り返って
結果がすべてです。チームとしてやろうとしていることはある程度みんなで共通認識を持っていて、大きな枠組みとしてはトライできていたのかなと思います。ただ、最後のアタッキングエリアの質は、本当にまだまだだなと思います。決め切れるところはたくさんあったと思いますし、そういったところを試合序盤で決め切れないことが、こういう苦しいゲーム展開に繋がってしまったのかなと思います。
――セーフティーにプレーする意識が強くなってしまったところもありましたか?
そうですね。もう少し一人ひとりがゴールに対する意識して、シュートで終わるということや、アグレッシブに大胆なプレーをしてみるというのも、もっと出して良かったのかなと思います。
――チーム全体の反省点として感じることは?
まずはやはり結果のところで悔しいですし、失点したPKのシーンだけではなく、その前にどうにかできるところはあったはずで、そういう話し合いは選手各々でしました。今日はJ3のチームが相手でしたけど、J1でリーグ戦を戦っていく中で、最後に一歩詰めるところであったり、一歩寄せるところだったりというのはこれからも重要になってくると思うので、そこは課題として露呈したのかなと感じます。結果として、最後負けてしまっているのは僕たちの甘さだと思うので、練習からそういったところを突き詰めていかないとゲームでは出せないと感じています。
――残す公式戦はリーグ戦のみとなりました
リーグ戦はもう少しで折り返しますが、ここから正念場となる試合がたくさんやってくると思います。一人ひとりが今言ったところを意識しながら勝点を積み上げていく必要があると思っています。
――待望の加入後初ゴールが生まれました
もちろん自分も待っていましたし、勝利という結果は出なかったのですが、今日のゴールで自分が良いトレーニングをしてきたことが間違っていなかったんだなと思いました。(中村)駿の素晴らしいクロスでしたし、これから自分が日本でプレーをしていくために自信を与えてくれるゴールになりました。
――ブラジル人選手みんなが祝福してくれましたね
ペイショットがゴールを決めたときもレオ(ゴメス)がゴールを決めたときも、僕たちブラジル人だけではなくてチームとして団結できていると本当に思います。僕だけではなく、チームとしても良いゴールだったと思っているので、これを続けていけたらと思います。
――負けられなかった1戦だったと思います。この敗戦はどう受け止めていますか?
自分たちが先制した試合で、最終的には2失点して宮崎さんが勝利を手にしたという形になってしまいました。結果だけを見ると敗戦で、自分たちの目標を達成することができなかったことに変わりはありません。その中でも、試合を通して自分たちで作ったチャンスはかなり多くあったと思うので、目を背けずに、ここから活かせるものは活かして、修正すべきことは修正して次に繋げていかないといけないと思っています。
――良い形でチャンスに絡むシーンが多くみられました。
自分の中ではチャンスにかなり絡むことができたと思っているのですが、完璧な試合ではなかったと思っているので、日々のトレーニングで今日出た課題をどれだけ修正していけるかが、今後大事になってくると思います。自分の中では結果が出なくて悔しいですが、次に活かせるところは活かして繋げていきたいと思います。
――この敗戦をどう受け止めていますか?
最後の僕のプレーがすべてだと思うので、90分頑張ってくれた仲間に申し訳ないです。
――PKを与えた場面について、エリアの外だという感覚だったのでは?
自分の感覚と少しずれがあった部分もありますが、不用意に足を出すべきではなかったなと思っています。
――ここからリーグ戦へと向かっていくために
今日のサポーターの声がすべてだと思うので、それを真摯に受け止めてまた明日からやっていきたいと思います。
――試合全体を通して一人ひとりの個では上回っていたと思いますが、チームとして共有できなかった部分があった印象です
ラスト1/3のクオリティがすごく低かったと思いますし、クロス1本、シュート1本をそこで打った方が良いのか違うプレーを選択した方が良いのか、自分は後ろから見ることが多かったですが、そこは今後もっと良くなるところなのかなと感じています。
――全体として勝ち切るために足りなかったところは?
最後のところを守るクオリティもそうですし、相手に自由を奪われる組織的なところもそうです。足りないところはやっていてすごく感じているので、もっとこうしたら良いということをチームに伝えていけたらと。まだまだできていないところも多いと思いますので、もっともっと僕も主体的にやらなくてはいけないですし、リーグ戦もあと半分しかないので、もっとやらないといけないと思っています。
――スタメンを勝ち取ってリーグ戦に臨んでいくために
今日のプレーでは全然だと思うので、また1からやっていきます。
――試合の総括
まず、大変遠くまで来てくださったサポーターの皆様の前で勝てたことを非常に嬉しく思っております。本当に力をいただきました。押し込まれる展開ではありましたが、よく粘りながら最後まで戦ってくれた選手たちに感謝したいなと思います。要所要所のクオリティの高さは本当に勉強になったなと思っていますので、そういったところを持ち帰りながらまたリーグ戦に備えていけたらと思っています。