2024年 試合速報

明治安田J1 第9節 vs. アビスパ福岡

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abispa
abispa

2 勝
5 分
2 敗
8 得点
9 失点
勝点 11

2
  • 0
  • 1

  • 2
  • 1

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
1 分
5 敗
13 得点
13 失点
勝点 10

前半
重見 柾斗
25分
30分
ジャーメイン 良
ハーフタイム 後半
重見 柾斗
紺野 和也
1分
2分
ジャーメイン 良
前嶋 洋太
ウェリントン
13分
シャハブ ザヘディ
15分
28分
藤原 健介
レオ ゴメス
藤川 虎太朗
マテウス ペイショット
シャハブ ザヘディ
33分
38分
松本 昌也
古川 陽介
平川 怜
松原 后
前 寛之
北島 祐二
39分
ウェリントン
44分
46分
森岡 陸
松岡 大起
金森 健志
47分
31
村上 昌謙
2
湯澤 聖人
4
井上 聖也
29
前嶋 洋太
33
ドウグラス グローリ
37
田代 雅也
6
前 寛之
30
重見 柾斗
88
松岡 大起
9
シャハブ ザヘディ
18
岩崎 悠人
SUB
1
永石 拓海
16
小田 逸稀
44
森山 公弥
7
金森 健志
8
紺野 和也
25
北島 祐二
17
ウェリントン
監督
長谷部 茂利
1
川島 永嗣
3
森岡 陸
26
西久保 駿介
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
13
藤川 虎太朗
14
松本 昌也
37
平川 怜
77
藤原 健介
11
ジャーメイン 良
SUB
20
坪井 湧也
4
松原 后
16
レオ ゴメス
19
ブルーノ ジョゼ
28
鹿沼 直生
31
古川 陽介
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展

6,254
スタジアム名 試合日 キックオフ
ベススタ 4/20(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 岩田 晃 荒木 友輔
天候 試合時間 副審 副審
90分 梅田 智起 塚田 智宏
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.4度 75% 西村 幹也 道下 亨
9 シュート 5
5 ゴールキック 8
4 コーナーキック 2
10 直接FK 15
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 0

水曜日のルヴァンカップ V・ファーレン長崎戦、そして今日のリーグ戦第9節アビスパ福岡戦と、今週はハードな九州2連戦。チーム全員の力を合わせて、敵地で勝利を掴みにいく。

スターティングイレブンは、前節の名古屋グランパス戦から2人が入れ替わった。GKに川島永嗣、DFに西久保駿介、森岡陸、リカルド グラッサ、植村洋斗、MFに藤原健介、上原力也、松本昌也、藤川虎太朗、今日24歳の誕生日を迎えた平川怜、FWには昨日が29歳の誕生日だったジャーメイン良が入る。
センターバックの森岡は、今季リーグ戦初先発。名古屋戦では後半途中からピッチに入り、好パフォーマンスを披露。横内監督も「パーフェクトに近いくらい抑えてくれたと思う」と評価した。水曜日の長崎戦もスタートからピッチに立ち、コンビを組んだ鹿沼直生とともに持ち味を遺憾無く発揮。セットプレーから1失点はしたものの、安定したプレーで相手のシュートを3本に抑えた。その長崎戦に「勝てなきゃラストチャンス」と並々ならぬ覚悟で挑み、試合後は悔しさを滲ませていた鹿沼が今季初のリーグ戦ベンチ入り。メンバーの一員として、胸に秘めた熱い思いをぶつけて勝利に貢献してくれるはずだ。また、ボランチの藤原は4月3日のアルビレックス新潟戦からルヴァンカップも含めて全ての試合で先発。連戦をこなす中で、多彩なキックとパスで試合をコントロールする司令塔としての存在感は試合を重ねる度に高まってきている。アシストやゴールといった結果にもこだわる若きボランチのさらなる活躍にも注目だ。

福岡はここまで2勝4分2敗の12位。失点は7と、持ち前の堅守は健在。直近のリーグ戦3試合は、鹿島、名古屋、広島と戦い1勝2分と安定した戦いを続けている。警戒すべき選手の1人はシャハブ ザヘディ。イラン代表のFWはここまで3ゴールを決めており、そのうち2得点は高さを活かしたヘディングでゴールを挙げている。
ジュビロとしては、名古屋戦で課題に挙がったルーズボールの競り合いや、相手ボールホルダーへの寄せといった「当たり前のことを当たり前にできなかった」(監督)部分を立ち上がりから徹底することで、主導権を握りながら試合を進めていきたい。その上で、守備の堅い相手に対し先制点をいかに奪えるかも勝敗を左右する重要な鍵となる。名古屋戦の反省、そして「一つ無かったのはゴールだけ」(監督)という長崎戦の手応えを、今日は必ず勝点3に繋げていく。

キックオフはこのあと15:00。ベスト電器スタジアム周辺は雨が降り始めている。アウェイの地まで足を運んでくれたジュビロサポーターとともに、勝利の喜びを分かち合いたい。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まずは雨の中、福岡まで駆け付けてくれたサポーターに勝点3、勝利を届けられなくて本当に申し訳なく思っております。試合は、連戦という中でやれることは少なかったのですが、対福岡に向けてミーティングだったり選手個々に話をしながら、今日のゲームプランを選手は忠実にやってくれたなと思っています。2ゴールを奪いましたが、失点してからはやはり我々の弱さと言いますか、脆さがまた出てしまったと思います。ただ、もちろん勝点3を取りたかったですが、勝点1をこのアウェイで福岡から持って帰れることはポジティブにとらえています。半歩かもしれませんが、積み上げられたと思っていますので、しっかりこれを次のゲームに繋げていきたいなと思っています。

――先発に森岡選手を起用した意図と彼の評価、そして伊藤選手の状態を教えてください
伊藤槙人はカップ戦でもベンチに入ってプレーしていたのですが、少し練習で腰を痛めて今日はプレーができない状況だったのでメンバーからは外しています。森岡陸に関しては、この前のルヴァンカップでも非常に良いプレーをしていましたし、今日スタートから出ても大丈夫だということで彼を起用しました。評価としては、中2日でナイトマッチから今日は昼のゲームで、彼自身長い間怪我で苦しんでいた選手で、こういう連戦だったりフルマッチをやる機会がそんなには無かった中、本当に素晴らしいプレーを見せてくれたと思っています。

――2失点目の場面はパスミスからでした
ミスは、どこでも起きると思っていますし、僕は選手にトライするように常日頃言っていますので、ああいうところでミスが出てしまったのは僕の責任だと思っています。もちろん、判断だったりそういうものはあると思いますが、選手には常にトライするように僕は言っていますので、失点は僕の責任だと思っています。

――藤原選手が攻守で素晴らしいプレーを見せていたと思います。ルヴァンカップからの連戦でしたが、交代するタイミングについて
少し体力的にもきつくなってきた時間帯だったと思いますし、少し寄せ切れないというシーンが出てきた中で、あの時間帯まで本当によくやってくれたなと思っています。そういう意味で、非常に良いプレーをしていましたが、さらにフレッシュな選手を入れてもう一つギアを上げたかったなというのが狙いです。

――相手はウェリントン選手を入れてきましたが、そこの対応について
ウェリントン選手が入ってきて、僕らはそこで彼にやられたわけでもないですし、あえて僕たちは変える必要は無いかなと。もちろん起点を作られて競り合いなどでも上回られた部分はありますが、しっかり森岡だったりリカルドが対応していたので僕はそこに対して、我々が持っているカードも、そういう選手に対応できるカードがたくさんある訳ではないので、僕としてはそのままでも大丈夫だと判断してやりました。

――勝点1を持ち帰れるとはいえ、追い付かれたという事実もあります。今後勝ち切るために大事なことは?
勝ち切るためには、失点しないことかなと思っています。我々は得点を奪ってリードしたので、そこでいかに失点をしないか。もちろん相手も点を取るために色々な策を講じてくると思いますが、それに対してしっかり、もちろん僕の策が無かったといえばそれまでですが、選手も僕ももう少し失点しない、させない、そういうものは今後必要だと思っています。

森岡 陸 選手

森岡 陸 ――ルヴァンカップに続いてスタメンで出場しましたが、一番意識したことは?
相手のザヘディ選手が本当に強力というか、あそこにどんどん当ててくると聞いていたので、そこを抑えようという思いがありました。クロスの対応など、結構弾けていた部分もありましたし、地上戦も結構潰していたのですが、失点のところはやはりコミュニケーションやカバーリングなど、まだまだ自分ができることがあったと思います。リーダーシップも取ってやっていたつもりではあったのですが、ラインの押し上げなど後半はできていない部分があったので、もっとみんなとコミュニケーションを取ってやっていきたいなと思います。

――後半相手が攻勢を強めてきました
僕はラインコントロールがすごく大事だと思っていて、正直前半のところも弾けていたし、そんなに問題は無かったのですが、ウェリントン選手が入ってきてもっと放り込んでくるようになったので、そのときにビビってしまって少しラインが下がっていたので、最初にしっかり上げてから下げる、というのをもう少し全体としてやれたら今日は絶対に勝点3が取れたと僕は思っています。

――森岡選手にとっては、悔やまれる勝点1になってしまったという印象ですか?
そうですね。正直、(伊藤)槙人君はリーダーシップが取れるし自分には無いものを持っているので、僕にも特徴はありますが、そういうところをどんどん担っていって、ディフェンスラインは特に若い選手が多いので、僕がリーダーシップを取ってやっていかないといけないなと今日は本当に思いました。

――中2日の試合でハードだったと思います
逆に、中2日でフアンマ選手やザヘディ選手とやれたというのは、自分の中で収穫だったのではないかと思います。あとは本当に結果が欲しかったです。

ジャーメイン 良 選手

ジャーメイン 良 ――今日も2得点を奪う活躍でしたが、まずは1点目を振り返って
相手に高さがあったので、ゲーム前から(松本)昌也君と「速いボールを」という話をしていた中で、しっかりペナルティエリアの中で動いて、最後も昌也君が良いボールを上げてくれました。ギリギリ合わせられたので良いゴールだったかなと思います。

――2点目は平川選手のヘディングシュートのこぼれでした
そうですね。1個中盤で起点を作って、少し遅れてでしたが良いボールが(藤原)健介から上がってきました。(平川)怜のところで入るかなと思ったのですが、こぼれてきたところをふかさないように、しっかり枠を狙ってミートできたので良かったです。

――1日遅れのバースデーゴールになりましたね
怜は今日誕生日だったので、あいつの誕生日ゴールを奪っちゃったんですけど、得点に繋がったので良かったなと思います。

――1点目は競り合って、起点を作って動き直してのゴールでしたが、そこの連続性はいかがでしたか?
僕が1トップだったのでしっかり中盤で起点を作ってからゴール前、というのは意識していました。相手は高さがある分、動いて勝負をしていかないといけないと思っていたので、クロスが上がってきた瞬間にとらえられるポジションを見つけて決められたので良かったです。

――2ゴールを決めた喜びと、追い付かれた悔しさがあると思います
勝たなければいけないゲームでしたし、今日は監督がチョイスしたゲームプランというものを11人がしっかり表現して狙い通りにできた中で、1点目を取られてしまうのが少し早かったですし、相手はウェリントン選手やザヘディ選手といった高さのある選手がいたので、0の時間を、なるべく2点差の時間を長くしたかったなというのはありますけど、昨年タイトルを獲っているチーム相手にアウェイで勝点1を取れたのはポジティブにとらえて、次のゲームに向かいたいと思います。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――今日の試合を振り返って
入りは悪くなかったと思いますし、自分たちが福岡さん相手に攻守においてやるべきことを整理して入れたとは思うのですが、後半相手ペースになったときにどうしてもひっくり返すパワーが足りなかったなと感じています。しっかり修正して、あのような展開になったときにどれだけ押し上げて自分たちの時間を作れるのかが大事になってくると思うので、そこは修正していきたいです。

――前半は良いペースで試合を運べていた印象ですが、後半の戦いぶりについて
積極的に点を取りに行って仕留めてゲームを終わらせようと、前半にやってきたことを後半もやっていたのですが、しっかりゴールも奪えた中で、そこから徐々に相手に押し込まれる時間が増えてしまったので跳ね返すパワーが足りなかったなと感じています。

――後半も良い形で立ち上がりに得点を奪えました
2点目を早い時間帯に取れましたし、相手がロングボールを蹴ってきて押し込まれるときもありましたが、みんな体を張って守っていたと思います。ただ、その時間が長ければ長いほどピンチの時間が長くなりますし、ああやって失点してしまったのでそこは今後の課題です。

――ポジティブな部分も多かったのではないですか?
全員がやるべきことをしっかりやれた部分もあったので、その中で今日は勝点3が取れなかったというのが事実です。ただ、何とか勝点1を取れた中で、しっかり修正してこの勝点1を無駄にしないようにしていきたいなと思います。

藤原 健介 選手

藤原 健介 ――2得点目が生まれた場面について、素晴らしいパスからクロスまでの流れを振り返って
裏に出してもう一回関わってというのは自分の良さでもあると思っています。あの場面は、ファーサイドがフリーだろうなという感覚があり、あまり直接は見ていないので分からなかったですが、感覚でいるだろうなと思っていたのでそこに蹴ったらちょうど合ったという感じでした。

――得点に関わりたい、結果にこだわりたいと話していた中で、今日一つ出たというのはポジティブな部分なのでは?
やっぱり1点目も守備からだったので、そこは良かったと思います。ただ、相手の1点目も自分のミスからだったのでそういうところから突き詰めていかないといけないなと思いますし、ああいう一つのミスから失点に繋がってしまうのがJ1だと思うので、今回で最後にしたいなと思います。

――試合を重ねる度に、攻守でどんどん“らしいプレー”が増えてきている印象です
試合を重ねるごとに自信はどんどん付いている感覚はありますし、今日も守備の部分で相手より良い強度でやれていて勝っている回数も多かったので、そういったところは次に繋げられると思います。ただ、ああいった失点は絶対に無くさないといけないと思うので、これも一つの学びだと思ってやっていきたいです。

――守から攻を体現して、そこで負けなくなってきているのでは?
練習から横さん(横内監督)にいつも言われているので、そういったところが少しでも出せているのではないかなと思っています。

――守備の良さが攻撃にも上手く繋がっていると思います
対峙している中で相手が自分を見えていないなと思う部分が何回かあったので、「次行こう」と思って、相手のビルドアップを取ってすぐにシュートを打っちゃったのですが、ああいったところは試合の最初から狙っていた部分でもあったので、取れたのは良かったですけど、一つ冷静になれば良かったかなと思います。

アビスパ福岡 長谷部 茂利監督
 

――試合の総括
前半と後半で、勝利チームがそれぞれいたようなそんなゲームになってしまいました。失点のところはクロスから失点しましたが、磐田さんの長所を消すことができませんでした。できた場面もありましたが、綺麗に2本取られているので、日程が詰まっている中とはいえ、自分自身のプラン、練習メニューのところ、そういうところに問題があったのではないかと思いますし、選手にもそれは伝えています。ただ、終わりじゃなくて、また次に向かっていくためにも修正していこうという話をしました。90分で考えると残念な結果、前半だけを考えると追い付いて勝点1を取れたととらえられますが、ホームでこの雰囲気を作っていただいて勝てない自分たちに悔しさと情けなさと、そんな気持ちです。