2024年 試合速報

明治安田J1 第11節 vs. 横浜F・マリノス

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fmarinos
fmarinos

4 勝
4 分
2 敗
15 得点
12 失点
勝点 16

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

4 勝
2 分
5 敗
16 得点
14 失点
勝点 14

前半
アンデルソン ロペス
28分
ハーフタイム 後半
エウベル
8分
喜田 拓也
渡辺 皓太
植中 朝日
天野 純
エウベル
宮市 亮
14分
16分
松本 昌也
西久保 駿介
平川 怜
古川 陽介
アンデルソン ロペス
19分
ヤン マテウス
水沼 宏太
29分
31分
鹿沼 直生
35分
鹿沼 直生
ブルーノ ジョゼ
39分
マテウス ペイショット
44分
上原 力也
藤原 健介
エドゥアルド
51分
1
ポープ ウィリアム
2
永戸 勝也
4
畠中 槙之輔
5
エドゥアルド
27
松原 健
8
喜田 拓也
14
植中 朝日
29
ナム テヒ
7
エウベル
10
アンデルソン ロペス
11
ヤン マテウス
SUB
31
白坂 楓馬
16
加藤 蓮
39
渡邊 泰基
6
渡辺 皓太
20
天野 純
18
水沼 宏太
23
宮市 亮
監督
ハリー キューウェル
1
川島 永嗣
3
森岡 陸
4
松原 后
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
11
ジャーメイン 良
14
松本 昌也
28
鹿沼 直生
37
平川 怜
99
マテウス ペイショット
SUB
20
坪井 湧也
5
小川 大貴
26
西久保 駿介
19
ブルーノ ジョゼ
31
古川 陽介
77
藤原 健介
41
石田 雅俊
監督
横内 昭展

38,945
スタジアム名 試合日 キックオフ
日産ス 5/3(金) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 北郷 光宏 小屋 幸栄
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 熊谷 幸剛 眞鍋 久大
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.6度 21% 山村 将弘 佐伯 満
18 シュート 10
6 ゴールキック 15
9 コーナーキック 6
12 直接FK 13
3 間接FK 5
3 オフサイド 5
0 PK 0

大型連休中のアウェイ2連戦。今日は日産スタジアムで横浜F・マリノス戦に臨む。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに2試合ぶりの先発となる植村洋斗、森岡陸、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、上原力也、松本昌也、ジャーメイン良、平川怜、FWにマテウス ペイショットが入る。

前節のFC町田ゼルビア戦は、松原の今季初ゴールとジャーメインの10得点目が生まれて首位チームを相手に2-0で完封勝利。ヤマハスタジアムに集まったサポーターとともに歓喜の瞬間を分かち合った。
ジュビロはリーグ戦10試合を終えて、4勝1分5敗。勝点13を積み上げた。特に4月は5試合を戦い3勝1分1敗と、試合を重ねる度にチームは着実に成長の歩みを進めている。早くも2桁得点をマークし、J1得点ランキング首位を走るジャーメインの活躍はもちろんだが、4月に入り際立つのは守備面の安定だ。5試合で失ったのは3点のみ。勝利した試合はいずれも完封に抑えている。GK川島のここぞという場面のセービングやチームに落ち着きをもたらすコーチング、そして現在U-23日本代表としてアジアカップを戦っている鈴木海音や、9節のアビスパ福岡戦からスタメンを張る森岡といった若いセンターバックが持ち味を存分に示していることも失点の少なさに繋がっている。また、前節は今季リーグ戦初スタメンを果たしたボランチの鹿沼がきっちりと仕事をこなした。「競り合いやこぼれ球を拾うといったところで非常によくやってくれた」と横内監督も評価しており、今日も中盤の攻防に一つひとつ勝っていくことで、ジュビロにリズムをもたらしてくれるはずだ。

対する横浜FMは、今シーズンから元オーストラリア代表のハリー キューウェル氏が指揮を執り、アタッキングフットボールの継続とさらなる進化を目指している。リーグ戦10試合を終えた戦績は4勝3分2敗、勝点15で7位。ここ5試合は2勝3分と負け無しだが、アジア王者を目指しACLも戦っておりスケジュールは過密だ。ACL準決勝第2戦から中2日で臨んだ前節のセレッソ大阪戦は、2度のリードを守り切ることができず勝点1を分け合う結果になっている。

キックオフはこのあと14:00。日産スタジアム周辺の天候は晴れ。爽やかな青空が広がっている。目指すは今季2度目の2連勝。Jリーグ屈指の強敵から3ポイントを手にし、勢いを加速させていく。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
ゴールデンウィークで我々のサポーターもたくさん駆け付けてくれて、本当にたくさんの声援をいただいて良い雰囲気でプレーさせてもらいました。勝点3は取れませんでしたが、選手たちは最後まで走り切ってくれて勝点1を持ち帰ることができたというのは、我々にとってはすごく大きな勝点1になったかなと思っています。
ゲームに関しては相手のストロングの部分をどれだけ消せるかが、今日のゲームのポイントだと思っていました。そこを消した上で、どう攻撃していくかという中で、やはりまだまだそこのクオリティが足りない、出せない、ということは今後の課題として残ったゲームになったと思っています。ただ前半は0で抑えて、後半に入って先制されましたけど、最後まで選手が次の得点を奪いに行くという姿勢を出し続けてくれて同点に追い付きもう1点取れたら良かったですが、本当に最後までやり切ってくれたなと思っています。

――枠内のシュート数は決して多くなかったと思いますが、その中でも引き分けに持ち込みました
もう少しボックスの中に入ったりシュートを打ったりというシーンを作り出すチャンスはあったと思うのですが、奪ったあとのクオリティが足りないというところは、我々が直面している課題の一つでもあります。ここがもう少し上がってくれば決定的なシーンを作り出せるかなと思っています。

――中2日で東京ヴェルディ戦を迎えます
中2日で本当にすぐアウェイのゲームがあるので、まずはどうコンディションを整えていくかということと、ヴェルディの分析もやらなくてはいけないので、そこは両方平行しながら明日からすぐにその準備はしていきたいと思っています。

――一番消したかったマリノスの強みはどこですか?
消したいところはたくさんあったのですが、特にサイドの選手は非常に能力が高く、そしてそこにサイドバック、インサイドハーフが絡んでくる。そしてそこのコンビネーションのところは非常に捕まえるのが難しいと。そこをどう抑えるかということが今日ポイントだったと思います。そこを抑えられたら、トップに入るシーンも減ってくるだろうということで、そのサイドをどう消していくかを準備してきました。

――相手は交代カードもレギュラークラスですが、ジュビロも交代がとても効果的だった印象です
ベンチにいる選手たちは、本当に今試合に飢えている選手たちで、いつ出てもどういうタスクが必要とされているかを理解してくれているので、そういう意味では機能的に途中から出てプレーしてくれているなと思っています。途中から出るのはそんなに簡単なことではないですし、いきなりそのテンションの中に入って行くので難しいとは思いますが、そういう準備も含めて非常に良いプレーをしてくれているなと思っています。

上原 力也 選手

上原 力也 ――素晴らしいクロスでしたが、アシストしたシーンを振り返って
前半に1本手前で触られてしまったのがありました。ニアの山を越せば2つターゲットがあるので、しっかり合って良かったなと思います。

――ペイショット選手かジャーメイン選手、どちらかに合えばという感じでしたか?
そうですね、中で2人が待っているのは分かっていたので、ニアとファーに入って来てくれると思っていましたし、しっかり合わせることができたなと思います。

――マリノスの強みを出させないという戦い方を準備してきたと
前半はしっかりスペースを消していく中で、奪ってチャンスになるシーンは多かったと思います。ただ、それをしっかりシュートチャンスに繋げていかなければいけません。後半は相手も疲労していく中で、しっかり攻撃のクオリティを上げていけばチャンスの回数を増やしていけるかなと。とはいえディフェンス陣含めしっかりとした守備ができましたし、攻撃も点を取れているので前向きなドローになったのではないかなと思います。

――前半良い形で奪ってもパスがなかなか繋がらない印象でしたが、我慢して前半を0で折り返すことができました
後半はどうしても疲労でミスが増えることもあると思っていました。前半のまだ力がある時間帯で、シュートに行けたシーンは確実に何個かありましたし、相手にブロックされたり引っかかったりというのもあったので、そこを確実にシュートチャンスに繋げていくことが今後重要になると思います。

――町田戦の勝利のあと、チームとして前進したと話していましたが今日のドローに持ち込んだ試合というのはどんな意味を持ちますか?
アウェイでマリノス相手に難しい試合だったと思いますし、少しずつですけど毎試合僕たちは積み上げがあると思っているので、続けて積み上げていかないといけません。今日は少しでも自信になるドローだったと思いますし、反省もしっかりして次に繋げていかなければいけないなと思います。

鹿沼 直生 選手

鹿沼 直生 ――試合を振り返って
ボールを奪ったあとにチャンスがあるということは分かっていましたし、サイドバックが高い位置を取って、僕がそこを埋める感じで前半チャンスがあったと思うのですが、そこのクオリティをチームとして出せたら良かったなと思います。やはり後ろからのビルドアップの部分で、(森岡)陸とかから上手く引き出せたら剥がせた場面もあったのかなと。攻撃の課題が多く残った試合になりました。

――特に前半は相手の力を発揮させなかった印象です
マリノスがそこで狙っていることをしっかり分析して、上手く守れていた時間はあったと思います。

――後半は自分でボールを受けながら広げて、押し上げていくような場面もあったと思います
1回ボールを落ち着かせようかなと思って低い位置を取ったりもしたのですが、ボランチの(上原)力也君が高い位置を取っていて、僕ももう少し高い位置を取れれば攻撃に厚みを出せるかなと思っているので、もちろん相手を見ながらですが、これからの課題です。

――クロス対応などでも、カバーリングなど気が利くプレーが多く見られました
そういうところを求められて使ってもらっていると思っているので、守備をしっかりやるのは最低限だと思います。その中で、攻撃のクオリティや絡むところをもっと出さなくてはいけないと思っています。

――昨年もルヴァンに出てからリーグ戦に絡んでいく、というように最初は上手くいかなくてもそこからどんどん、というのが印象的です
毎年そんな感じになってしまっているのですが、本来は最初からもちろん出たいなと。ただ、地道にやり続けるところと、ルヴァンとかでチャンスをもらったときにしっかり自分のプレーを出せるように準備し続けるということは怠らずにやってるつもりですし、これからも色々な状況になると思いますが、そこはブレずにやっていきたいなと思っています。

――町田戦も含めて粘り強く戦えているのでは?
ここ数試合粘り強くやれてる部分はあるのですが、やはりもう少し攻撃に厚みを出して自分たちの時間を長くするというのは増やしたい部分でもあって、押し込まれてる中でもうちの2トップには強みがあると思うので、押し込まれてる中で自分たちには矢があるという気持ちを持ててるのが耐えられてる理由でもあるのかなと思います。

――後半立ち上がりについて、ピッチ上で感じた変化はありましたか?
やはり相手が圧力を強めたというのは感じていて、この流れの中で失点したら厳しいなと思っていたので、そこは声を掛けながらでした。結果的に失点してしまったのですが、そこから崩れすぎずにもう一回立て直して最後1点取れたというのは良かった部分かなと思います。

――崩れ過ぎず戦えた要因は?
チームとして粘り強くやるというのは常々言われてるので、そこで1点2点と取られたら厳しかったと思うのですが、2点目を取られなかったというのはポジティブですし、今後に繋がってくるのかなと思います。

――相手の良さを出させない守り方がしっかりできていたのでは?
相手の前線の3枚、あと2列目には個の力を持った選手が多くて、あと左サイドバックの選手がインサイドを取ってくるのはマリノスのやり方であると思います。そこを練習の紅白戦では結構やられてしまっていました。そこでやられたことによって話し合いが増えて修正できて、試合に間に合わせることができたのかなと思います。

植村 洋斗 選手

植村 洋斗 ――福岡戦以来のスタメンでしたが、マリノスに対してどんな策を持って臨みましたか?
相手の前3枚は強力というのは分かっていたので、まずは目の前の相手に負けないということと粘り強く戦うということをベースに試合に臨みました。

――相手のアタッカーに仕事をさせなかったと思いますが手応えは?
今日に関してはやられなかったですけど、自分がボールを奪って前に出ていくところとか、クロスの部分でも課題が多く残ったので、まだまだ成長できるなと感じています。

――序盤にシュートを2本打ちましたね
チャンスがあったら狙っていくというのは自分の中にありましたし、立ち上がりでもあったのでシュート打って終わるというのを考えて入りました。クロスの選択肢もあったのでシュートが正しかったのかは分かりませんが、チャレンジする姿勢は見せられたので良かったかなと思います。

――色々なポジションをやられていましたね
まさかあんなに試合の中で色々なポジションをやるとは思わなかったですし、3ポジションやるというのは初めてだったのですが、それだけ信頼されているということだと思いますし、どのポジションでもクオリティを出していかないといけないと思うのでもっとやっていきたいと思います。

――終盤のフリーキックに繋がった場面も素晴らしい連係だったと思います
奪ったあとというのは、ジュビロもマリノスも試合終盤で疲れていたのであそこで出ていくことでチャンスになるというのは分かっていました。そこは一つボランチとして良い形を出せたんじゃないかなと思います。

――この試合に向けてかなり対策をされていた印象です
対策はどの試合もしていますし、前節の町田戦に勝って自分たちも自信になった部分もあったので、その強度だったり切り替えだったりというところをこの試合も出していこうというところをベースの部分として意識してこの試合に入って、前半粘り強く守ることができました。チームとしても試合を重ねるごとに成長できているなと感じています。

――相手がマリノスというのも感慨深かったのでは?
中学からマリノスのアカデミーでプレーしていましたし、そういった意味ではマリノスというのは自分の中では特別なクラブでもあるので、本当にやってやるぞという気持ちで臨みました。

マテウス ペイショット 選手

マテウス ペイショット ――素晴らしい同点ゴールでした
まずは点を決められたことはすごく嬉しいですし、アウェイで勝点1、このスタジアムでプレーするのは本当に難しいので、今日はみんな顔を上げてスタジアムをあとにすることができると思います。

――上原選手のクロスも素晴らしかったですね
エリアの中に自分とジャメ(ジャーメイン良)がいて、空中戦で強い選手が揃っていました。日頃の練習から取り組んでいることでもありますし、(上原)力也のクロスはニアよりもファーに流れてくるというのは感じていて、そこにポジションを取って決めることができました。アシストしてくれた力也に感謝したいと思います。

――今日は相手にシュートを18本打たれた中で、どう攻めていこうと考えていましたか?
相手はすごく攻撃面で優れているので、守備から入らなければいけないということは試合前から考えていましたが、その分奪った瞬間にスペースがあるので自分たちもその隙を突いていこうと意識して入りました。難しい中で勝点1を取れたことはチームとしてすごく自信になりますし、これを続けていきたいと思っています。

――得点のシーンでマークに付いていたエドゥアルド選手との駆け引きは?
エドゥアルド選手は本当に素晴らしいセンターバックで、今日は本当に難しくなるなというのは分かっていました。その中でもゴールシーンは試合の終盤で今日は暑かったので相手も疲れている分、しっかり動いて外すということを意識できたことがゴールに繋がりましたし、自分のストロングでもあるので活かしていこうと考えていました。

――京都戦に続いて右サイドのボールからの得点ですね
どのサイドからでも決めたいですし、空中戦というのは自分の強みですので、自分の強みを活かせていることはポジティブにとらえています。もちろん足でも決めたいですし、どんな形であろうとゴールを決めたいと思います。

――ここからの戦いに向けて
シーズン序盤はなかなか勝点を積めなくて、苦しい入りをしたのですが、ここ3試合は負け無しということで、自分たちは勝点を積んでいくということが大きいので、どんどん続けて上の方に行きたいと思います。

横浜F・マリノス ハリー キューウェル監督
 

――試合の総括
残念な気持ちでいっぱいです。特に前半は見ての通り良くなかったですし、それが疲れなのか暑さなのか、もちろん暑さというのはサッカーにおいて難しいです。しかしそれ以上に方向性、簡単な自分たちのミスですね。そういうのが目立ってしまった前半になりました。ファンサポーターの皆様がこれだけ多くの応援をしてくださったのに、前半何も見せることができず申し訳ない気持ちです。前半自分たちが良かった部分というのは、危険なところを出せたのは両サイドのウインガーがボールを持って中に切り込んで行ったときに危険なもの、自分たちの怖さを出せたところはありましたが、それくらいでした。そして後半に入りから良くなった部分は多かったです。相手がどうこうというよりは、自分たちからしっかり自分たちのサッカーをしていかない限り前半のようになってしまいますし、やはり後半は自分たちがどんどん創造性を膨らませて前方向に行ける場面が増えました。その中で本当に大きなチャンスが2,3回あった中で決め切れないと、自分たちが苦しい状況になってしまうというのはこの試合でもありました。そしてジュビロは本当に50m手前のところからどんどん放ってくる、サイドからもそうです。頼む、という感じのボールを相手は入れてきて、枠に1本、そして1ゴール。そういう形で同点にされてしまいました。そういうところからも、やはり自分たちは学ばなくてはいけません。しっかり最後の最後までスタートから自分たちのサッカーをしない限り難しいと思いましたし、この結果からしっかり学んで次に向かっていきたいなと思います。