2024年 試合速報
親善試合 vs. スタッド・ランス
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アブドゥール コネ
ティボー デ スメト
アダマ ボージャン
ヤヤ フォファナ
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川﨑 一輝
西久保 駿介
山田 大記
ジャーメイン 良
藤川 虎太朗
古川 陽介
ジョルディ クルークス
角 昂志郎
ウェベルトン
マテウス ペイショット
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イェヴァン ディウフ
アレクサンドル オリエロ
ジョセフ オクム
アルトゥル チャプチャット
セルヒオ アキエメ
ノア サンギ
エマニュエル アグバドゥ
トマ フォケ
レダ カドラ
モハメド バンバ
マーシャル ムネツィ
マルタン アドゥリン
アマドゥ コネ
オマー ディアキテ
伊東 純也
アダマ バラジ
中村 敬斗
ママドゥ ディアコン
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西久保 駿介
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高畑 奎汰
吉村 瑠晟
松本 昌也
上原 力也
平川 怜
植村 洋斗
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オマー ディアキテ
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ハッサン ヒル
伊藤 槙人
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 7/24(水) | 19:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 福島 孝一郎 | ||
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 大塚 晴弘 | 岩田 浩義 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.8度 | 62% | 大橋 侑祐 | 花澤 秀登 |
12 | シュート | 11 |
7 | ゴールキック | 6 |
9 | コーナーキック | 7 |
10 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
今日はスタッド・ランスとのプレシーズンマッチがヤマハスタジアムで行われる。スタッド・ランスは、フランスのリーグ・アン所属のクラブ。1911年に創設され、1931年に現在のクラブ名になった。過去6度のリーグ優勝を始め、様々なタイトルを獲得してきた強豪チームだ。ヨーロッパのクラブと対戦する貴重な機会。ジュビロの選手たちもピッチで持ち味を存分に発揮し、今後のリーグ戦へと繋いでいくつもりだ。
スターティングイレブンは、GK杉本光希、DF川﨑一輝、高畑奎汰、ハッサン ヒル、リカルド グラッサ、MF山田大記、今日26回目の誕生日を迎えた藤川虎太朗、松本昌也、ジョルディ クルークス、平川怜、FWウェベルトン。
新加入センターバックのハッサンがジュビロデビューを飾り、同じく新加入のクルークスがスタメンで出場する。また、13人が控えるベンチメンバーには、特別指定選手の角昂志郎と吉村瑠晟、育成型期限付き移籍から復帰したGKの中島佳太郎が入った。
一方、スタッド・ランスは日本代表の伊東純也、中村敬斗が所属している。日の丸を背負って戦っている2人の選手たちのハイレベルなプレーも楽しみにしたい。
ちなみにスタッド・ランスの本拠地があるランスは、フランス北東部、シャンパーニュ地方の街で、首都パリから約130kmの場所に位置する。世界遺産に登録されている建物や、シャンパンの醸造所が多く、街の中心部にあるノートルダム大聖堂は歴代のフランス国王戴冠式が行われていた歴史的にも重要なスポットだ。
キックオフはこのあと19:30。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。試合前から大勢のファン・サポーターが広場に駆け付けている。
――試合の総括
今日のゲームはプレシーズンマッチで、ヨーロッパの強豪チームと試合ができることは、我々にとって非常に大きな経験を積める良い機会だったと思っています。その中で、今日のゲームはこれまであまり出場機会や時間が少なかった選手をスタートにして戦いました。何人か本来のポジションではない選手もいましたが、短い時間で今日やろうとすることを理解してプレーしてくれたと思っています。先制してセットプレーから失点してしまいましたが、少し残念だったのは、失点してしまったときに押し込まれるシーンを作られてしまったところです。前回もそうでしたが、そこは我々が学ばなくてはいけないところです。その後失点はしませんでしたが、失点したあとのメンタリティというのは、もっと向き合って、改善していかなくてはいけないかなと。ここからリーグ戦でもそういう状況があると思うので、そこを何とか跳ね除けてもう一回チームを奮い立たせて勝点を取っていく、そういう強い集団になっていきたいと思っています。その後我々にもチャンスがありましたが、勝ち越すことができなくて残念です。ただ1試合を通して、選手たちは本当によくやってくれたと思っています。
――海外クラブとの対戦を通して、通用したところと課題は?
我々が上手くできたところは、ビルドアップで勇気を持ってやってくれたと思います。ただ、スタッド・ランスの選手たちは個人の能力が高いので、一つ外してもかなりスピードのある選手が多かったので、すごくプレッシャーがかかったと思います。そこでも上手く怖がらずにやってくれました。これくらいのプレッシャーの中でボールを動かせたことは、良かったかなと思っています。課題の部分は、自分たちがロストしたあと、相手がもしフルコンディションになればもっと縦に、前に、裏にというところが出てきたと思います。押し込まれたときに、そこを抑えきれずに剥がされたところは、もう少し粘り強くやっていかないといけないなと思っています。
――スタッド・ランスの日本人選手2人のプレーについて
皆さんご存知の2人なので僕が言うまでもないですが、本当にスピードもあってシュート力もあります。ただ、フルコンディションではないのかなというのは2人を見ていて感じました。普段彼らはもっとすごいプレーを見せているので、そういう意味ではまだトップコンディションには来てないのかなとは感じました。
――いつも以上に躍動感を感じられる試合だったと思います。リーグ戦だと相手も分析してくる中で難しい面もあると思いますが、リーグ戦でもその躍動感を大事にしていくために
そう感じていただけたというのは、すごく僕らにとって自信にもなりますし、今おっしゃったようにリーグ戦だとかなり相手も分析してきますので、我々のストロングを消しに来ます。ただその中でも今日のような戦い方を続けようと思いますし、その中でしっかり勝点を取る、クオリティを上げる、そういうふうに僕らは進んでいきたいと思っています。
――今日の試合を振り返って
先制したので勝ち切りたかったというのはありますけど、出場時間が少ない中でまだまだ課題はありますが、自分の持ち味を出せた部分が多かったと思います。
――チャレンジできていたのでは?
そうですね。“見せる”というのがテーマでした。僕自身、失うものはもう何も無いので。自分の成長のために色々なチャレンジをして、それがチームの結果に繋がるように質を高めて練習から意識してやっていました。それを思う存分出してやろうという心構えで試合に向かいました。
――横内監督が世界と戦うということを経験して欲しいと話していました。海外の選手と対戦してどうでしたか?
やっぱり一つひとつのクオリティの高さがすごいなと思いましたし、すごく感じたのはスピードの面で、すごく馬力があるなという印象でした。
――前半の飲水タイム後からジュビロが盛り返していったように感じましたが、何か話をしましたか?
プレーが切れたあとというのはみんな集中が切れやすいという中で、ディフェンスリーダーのリカ(リカルド グラッサ)を中心にみんなで高めて、「入りから集中していこう」と話して臨みました。
――自分をどんどん出していくという中で、今日特に良かったところは?
常に僕はボールを受けたらバイタルエリアならシュートを狙っていきたいと思っています。シュートが無かったら、その次の選択肢をというように自分主体で考えることが今日は結構多くて。その中で空いたところが見えたというのは、すごく僕自身、今日試合をやってみて成長できたかなと感じています。良い試合を経験させてもらいました。
――ここから新潟戦に向けてまたチーム内の競争があると思います
次、スタメンを取る気でやっていきます。次の試合がすごく楽しみなので、練習からしっかりやっていきます。
――試合を振り返っていかがですか?
そうですね。楽しかったですが、1点取って苦しい時間帯がある中で、そういうときにどう守り切るかという課題も感じました。ああいうピンチをGKが救えると、また流れがチームに戻ってきますし、そういうところでもっと1プレーにこだわって、貪欲にやっていきたいなと強く感じました。
――ご自身の良さも随所に出ていたのでは?
ゲームを通して、自分らしさはすごく出せたと思いますし、前への強さだったり、味方と連係してゴールを守るというのは、あの失点を除いてできていたんじゃないかと思います。
――声も通っていましたね
この暑さで、ただでさえフィールドの選手は90分間走り回っているので、自分もその中にしっかり加わりたいですし、フィールドの選手だけじゃなくてGKもチーム全体として戦うために、90分絶えず声を掛けて集中を促していました。GKの立ち振る舞いというのがチームに伝染するというのは、(川島)永嗣さんや(三浦)龍輝君、坪君(坪井湧也)のJリーグの試合や日頃の練習を見ていてもすごく重要性を感じるので、そこは意識しました。ただ、自分はまだまだチームを支えられていないので、しっかり0に抑えてチームを支えられる存在になりたいです。
――素晴らしい左足でのゴールが決まりました
途中から入って何回かオーバーラップしたあとのシーンだったので、乳酸は溜まっていましたがコースが見えたので振り切って、そうしたら入ったので率直に嬉しいです。
――あそこで切り返しを選んだ判断は?
パスが来た瞬間は右足で振ろうと思ったのですが、相手の足が伸びてきてそこが見えたので切り返して、そうしたらファーサイドのコースが空いていたので、振り切りました。
――フランスの強豪チームと対戦して感じたことは?
(スタッド・ランスのことは)見ていましたし、実際やってみると本当に強度が高くてプレースピードが全体的に速いなというのと、個人個人が武器を持ってるなと感じました。
――チームの底上げという面でも大事な一戦だったと思います
個人としてもリーグ戦は途中から出ることが多い中で、ゴールやアシストという目に見える数字を今回出せたことは良かったと思います。
――今日の試合を今後どういった形で繋げたいですか?
やはりリーグ戦が一番だと思うので、次の新潟戦に向けて中断期間に入りますが、チームとしてこの試合があったからこそ、ここから右肩上がりになれたと、そういう試合にできたらなと思います。
――最後のシュートは惜しかったですね
決めたかった、の一言です。やっぱりリーグ戦で苦しい状況の中で、今日はプレシーズンマッチとはいえ大きい試合だったので、何としてでも即戦力として自分の価値を証明したかったのですが、それがまだゴールとして現れなかったのが悔しいです。
――西久保選手へのアシストもありましたし、良さを存分に発揮できたのでは?
与えられた時間、積極的にプレーすることはすごく意識していました。アシストという形で結果を出せたのは嬉しいですけど、まだまだこれからだなという感じです。
――ヤマハスタジアムでのプレーはいかがでしたか?
本当に楽しかったなという印象です。初めてあんなに大勢の方の前でプレーできて、すごく楽しかったですし貴重な経験になりました。また自分の課題と向き合って、次はジュビロ磐田の勝利に貢献できるように頑張りたいです。
――見ている人を期待させるようなプレーが随所に見られたのでは?
やっぱり自分がボールを持ったときにワクワクしてもらえるような選手になりたいと思っているので、結果と、そういった楽しさも含めて魅力のある選手になれたらと思います。
――世界を肌で感じてみて
スピード感だったり、本当に普段感じることのできないレベルでした。そういう意味ではすごくきつかったですけど、その苦しい経験も含めて楽しかったかなと思います。
――西久保選手に出したパスはどんな判断だったのですか?
最初は打とうかなと思っていたのですが、若干距離があって(西久保)駿介が良いタイミングでオーバーラップしてきたので、駿介を信じてとにかく良いボールを出そうと思いました。あとは本当に、駿介の左足がすごかったなと。
――良いコンビになりそうだなと
年齢も近いですし、試合中に積極的にコミュニケーションを取っていました。ああやって駿介が自分を信じて走りきってくれることで自分も良さが出せると思うので、駿介には感謝しているし、より磐田の攻撃を活性化させられるように頑張りたいと思います。
――ドリブラーのイメージが強い中で、オフの動きも素晴らしかったです
個人的にはドリブルを武器にしていますが、ドリブルだけじゃ相手からしたら止めるのは簡単なので、常にパスだったりシュートだったり、色々な選択肢を持ちつつも自分のドリブルを活かすことが大事だと思っています。ああいうアシストだったりができたのは良かったなと思います。あとはゴールだけでした。でも、その悔しさがあるからこそまた頑張れると思うので、次はあの場面で決められる選手になりたいなと思います。
――試合の総括
全体的に面白い展開の試合だったと思います。特に前半の20分~25分は自分たちがやりたいことをできたと思います。スピードを持って、高いところでプレーすることがちゃんとできました。後半の方が難しい展開になり、これはまだ日本の暑さに慣れていないところも影響していると思います。後半は簡単ではなかったですが、同点に追い付けたところは良い点だと思います。追い付くことで、メンタルの強さを見せられたと思うので全体的には満足しています。