2008年 試合速報
ナビスコカップ Bグループ 第5節
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

![]() |
レアンドロ
|
ジウシーニョ
|
![]() |
ジウシーニョ
|
![]() |


![]() |
土屋 征夫
|
ジウシーニョ
|
![]() |
![]() |
フッキ
|
![]() |
河野 広貴
廣山 望
|
![]() |
河野 広貴
飯尾 一慶
|
カレン ロバート
|
![]() |
ジウシーニョ
萬代 宏樹
|
![]() |
![]() |
福西 崇史
柴崎 晃誠
|
西 紀寛
岡田 隆
|
![]() |
田中 誠
|
![]() |
船谷 圭祐
犬塚 友輔
|
![]() |








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
鴨池 | 5/31(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 澤田 嘉男 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宮島 一代 | 中原 美智雄 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.7度 | 49% | 鳥越 明弘 | 北本 章 |
16 | シュート | 17 |
16 | ゴールキック | 12 |
5 | コーナーキック | 5 |
8 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 3 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
Jヤマザキナビスコカップ予選リーグはいよいよ佳境を迎える。
鹿児島の鴨池陸上競技場で行われる今回の一戦は、ジュビロが毎年お世話になっているキャンプ地でもある。
5月に入って未だ勝利のないジュビロ。厳しいチーム状況だが、見に来てくれたサポーターが気持ちいい足取りで帰られるよう、ここで意地を見せ勝利を飾りたい。
GKは松井謙弥。DFはケガと出場停止が戻り加賀健一・田中誠・茶野隆行の3バック。中盤は前節の清水戦と同じく、ボランチは成岡翔・船谷圭祐、右に松浦拓弥、左に村井慎二、トップ下は西紀寛。2トップは前節復帰しゴールも決めたカレン ロバートと肩のケガから完全復帰したジウシーニョが組む。
対戦相手の東京ヴェルディとは今季3度目の戦いとなる。
ここまで東京Vには2戦2勝と負けなしだが、今回はフッキという絶対的エースがジュビロ守備陣に襲いかかる。ただ、フッキとともにブラジル3人トリオとして前線をかき回していたディエゴが一時帰国のため、今節は出場しない。また前回の対戦で中山雅史とヒートアップしていた福西崇史や服部年宏との絡みにも注目される。お互い手の内を知り尽くしているだけに均衡した状態になることも予想されるが、ジュビロとしては守備陣、攻撃陣が一体となり連動した動きで崩していきたい。
そして、なにより勝ちたい気持ちを前面に出したプレーでサポーターが納得するゲーム運びをプレーで証明したい。
1分、村井慎二のクロスにジウシーニョが飛び込むが、DFにクリアされる。東京ヴェルディもフッキを起点に当ててくるが船谷圭祐がカットする。
2分、西紀寛、松浦拓弥とワンツーで繋ぎ、松浦が右から仕掛けていく。服部を交わすがもう1枚にガードされ抜ききることはできない。
3分、カレン ロバートがボールを受け振り向き際にシュートを放つもDFに当たってしまう。
5分、西紀寛のスルーパスに船谷圭祐が飛び込んだがスルー、後ろにカレン ロバートが走り込みシュートまで持ち込むも枠をとらえられない。流れの中からリズムある展開。
6分、東京Vの服部年宏からのクロスにフッキが合わせてくるが、当たり損ねGK松井がキャッチ。
7分、カレンが下がってボールを受け前を向き、上がってきた村井慎二へ。村井のクロスに成岡 翔が走り込みシュートで終わるもGK正面。
10分、左コーナー付近からジウシーニョがGKの位置を見て、曲げたシュートを狙うもわずかにファーに流れてしまう。
12分、松浦拓弥がボールを受け、中に入って勝負する。そこでファウルをもらいFKを得る。そこからジウシーニョ・松浦拓弥のワンツーで崩しセンタリングまで行くが、シュートには繋げられない。東京Vのプレスも甘く、ワンツーが繋がる状態。
14分、東京Vのフッキが個人技でシュートまで持ち込むが勢いはない。
19分、その流れを松浦が中へ突破し、左の村井慎二に流し柔らかいクロスを上げるもCKに。
20分、CKから村井の短いセンタリングにカレンがヘッドで合わすも、最後がうまくミートしない。
21分、東京Vの服部がGKとDFの間にクロスを上げてくるが、GK松井が飛び出しキャッチする。
22分、船谷圭祐がボールを受け速攻カレン ロバートへ浮かせたボールを上げるが、DFにがっちりマークされ通らないがおもしろい展開。
24分、成岡翔からのロングボールに西 紀寛が飛び出す。DF2人にマークされながらゴールへ向かうもゴールキックとなる。
25分、フッキがペナルティエリアやや外中央で倒れ、東京VにFK与えてしまう。レアンドロが蹴るが壁に当たりゴール右に逸れる。そこで主審に異議を言い、レアンドロに警告。
28分、ジウシーニョが飛び出し抜ける。シュートに持ち込む前に奪われてしまい、取り返そうと激しくいってしまいジウシーニョにも警告が出る。
29分、松浦拓弥のサイドチェンジから左の村井慎二へ。村井慎二が時間を使いクロスを上げるが、中にジウシーニョ・カレン ロバートの2枚しかなく、数的不利に負けてしまう。
34分、FKを直接フッキが蹴るが枠を取られられない。
35分、フッキの突破に船谷が最後まで付く。シュートを打たれてしまうが、GK松井謙弥がパンチングで阻止。こぼれ球に成岡が詰め、東京Vにチャンスを作らせない。
37分、船谷圭祐→カレン ロバート→ジウシーニョと繋ぎ、ジウシーニョが右から勝負。そのこぼれ球を成岡翔が無駄にせず松浦へ。松浦拓弥の絶妙なクロスにカレンが頭で合わせる。しかし、ゴール上へ。
40分、ジウシーニョがフリーでボールを受け縦に突破。船谷も絡みにいくが、ヒールパスはカットされる。
43分、中央船谷圭祐のパスから西紀寛がカレン ロバートにスルーパス。カレン ロバートが打とうとしたが、一瞬遅れて打ち切れない。ジウシーニョもカバーに行くがここもゴールが遠い。
44分、ジウシーニョが左の村井慎二へ。村井が切り込んだところからのクロスに、フリーでジウシーニョが走り込み落ち着いてヘッドで合わせてゴールネットを揺らす!【1-0】
何度もチャンスまで持ち込んだが、やっと得点に繋がる。ロスタイムはほとんどなく前半終了。
開始14秒、キックオフから松浦拓弥が前に仕掛け、西紀寛が素早い飛び出しからシュート!うまくミートしたが、GKがファインセーブ。船谷のCKから田中誠がファーで当てるも惜しくもシュートが打てない。
課題である後半開始の失点だけは避けたい。ここでゲームを畳み掛ける1点が欲しいところ。
3分、左サイドコーナー付近で西紀寛と福西が1対1、そのカバーに行ったジウシーニョが福西に削られ倒れ込む。すぐに立てずに心配されたが起き上がり大丈夫なようで一安心。
5分、縦に積極的に突破した松浦拓弥に土屋征夫がたまらず足を出し、土屋のイエローカード。PKにも見える位置だったがペナルティエリアやや外でFKを得る。。
6分、そのFKをジウシーニョが直接ゴール左隅に突き刺し、ジュビロ磐田が追加点!【2-0】
9分、西紀寛の縦パスに加賀健一が抜け出しそのまま自らでシュート!しかし、ゴール横のネットにおさまってしまう。東京Vの中盤でマークが甘く細かいパスが簡単に繋がっている。さらに追加点を狙い、点差を引きはなしたい。
12分、松浦拓弥が右から縦に突破、勝負していくが成岡翔に戻す。
13分、船谷圭祐の絶妙のスルーパスにカレン ロバートが抜け出す。ドンピシャのタイミングで受けたがワントラップが大きくなりシュートが打てない。非常に惜しい展開。
18分、その自ら得たFKを松浦拓弥が無回転シュート!そのシュートにGK土肥洋一がキャッチしきれず、こぼしたところカレン ロバートが右足で詰め3点目!!【3-0】
20分、船谷圭祐のインターセプトで、ジウシーニョが繋ぎ西紀寛が足下で受け最後船谷圭祐がシュートで終える。ベンチでは萬代宏樹が用意している。
22分、ジウシーニョに代えて萬代宏樹が入る。
24分、船谷圭祐のロングボールに西紀寛がシュートを放つがゴール右へ。
26分、カレン ロバートが縦に切り込み西紀寛に折り返す。西がペナルティエリア外からミドルシュート!わずかに枠をとられることができない。
27分、ベンチでは岡田隆が呼ばれダッシュで用意し、ひさしぶりの試合出場に意気込む。
29分、西紀寛に代えて岡田隆が入る。去年のナビスコカップで数分出場したが今季初出場。練習でも好調を維持しているため、出場のチャンスが巡ってきた。船谷圭祐がトップ下に上がり、岡田隆・成岡翔の2ボランチ。
35分、岡田隆が右に上がり攻撃参加。成岡に戻し茶野が逆サイドから上がっていくが受けられない。
36分、そこから東京Vの速攻を受け、田中誠が警告で止めるしかない。FKを狙われるもGK松井がパンチングで阻止する。3人目の交代に犬塚友輔が準備する。
39分、CKからダイレクトでシュートを打たれたが、岡田隆がGKのカバーに入り体を張って死守。決定的な場面だった。船谷圭祐に代えて犬塚友輔がボランチへ入る。トップ下には成岡翔。失点0を目指し残り数分守りきりたい。
44分、激しい混戦で成岡翔が倒れ込みロスタイムに突入。
ロスタイムは3分、ロングボールに萬代宏樹が走るがカレン ロバートと動きがかぶってしまう。最後、東京VもCK襲いかかってくるが決めるに至らない。
グループ4位の東京V相手だが、3-0の完封勝利で約1ヶ月ぶりの勝利を手にする。
反省点にあげられていた後半開始の入り方に注意し、失点を与えず追加点を奪い勢いに乗れたことが大きい。次はホーム・ヤマハスタジアムで清水エスパルス戦。今季3試合目の”静岡ダービー”に向け楽しみなゲームができた。
まず、勝利を得られたということが一番。選手を含めてホッとしたと思います。
暑い中、90分間集中力切らさずに攻撃的な姿勢を崩さずにプレーできた。
前半の流れだと逆転されてしまうということ、ハーフタイムに攻めに行こうと言った。
最後までいい形でボールを奪って前にでていくという攻撃がつかめて、今後に繋がっていく。
Q.ジウシーニョの評価は?
A.彼の良さは動きの量と前にしかけていけるという所。前半も一回起点になり、村井からのボールにゴール前に入るタイミングなど非常にすばらしかった。全体通して満足いく出来だった。交代に関しては相手との挑発など警告をもらっていたので、累積警告を考えてです。
肩の故障もあってしばらく試合に出られなかったですけど、今日はスタメンから出れて自分なりにしっかり動けた。今日はチーム全体がよかった。それが自分たちのゴールに繋がったと思います。
1点目は村井のクロスがよくピンポイントだったので決められました。練習どおりで練習の成果が出たと思います。後半失点せずに2点目を入れると随分試合が楽になるので、後半開始に失点されないようにと集中して入りました。
後半の立ち上がりが課題だったので、逆にFKから自分たちに得点が入ってくれて、セットプレーから得点が入ると楽になる。前半も決められるシーンが何本もあったので、あそこで決めきらないといけない。今日はチャンスが多かったので、シュートまで結びつける力をつけていきたいです。
今日勝つことが大事だったので、今日勝ったことが大きい。
90分やれたというのは大きいですけど、自分の出来はそんなによくないので、納得のできるような試合ができるようになりたい。
ハーフタイムに後手にまわらないように気合いを入れた感じでした。後半立ち上がりにシュートまで行けていてその部分はよかったと思います。
前線のカレン・ジウシーニョ・西くんが動いてくれるので、パスは出しやすかった。相手の2トップが追ってこないので、パスを回しやすかったというのはあります。
勝てたことは大きいですけど、内容をもっとよくしたいですね。
後半はチームとしてうまくいったと思いますし、後半開始早々のファーストプレーで服部さんの裏をとれて、そこからチャンスになったのでよかった。前半からしっかりとしたプレーをしたかったです。1点のリードでは、今のチーム状態で守りきれないので、どんどん得点をとりに行って、その意気込みが結果に表れてよかった。
(3得点目に繋がったFKは)ベンチからも「マツ!マツ!」と声がかかって、みんなが蹴っていいよという雰囲気になったので、無回転シュートを意識して蹴ってみました。こぼれ球を押し込んでくれて、ゴールに結びついたことがうれしいです。
2試合フルで出れたことはすごい大きいことですけど、まだまだミスが多いので、守備の時の連携をしっかりしたい。次も出れるようにアピールし、またエスパルスなので今度は借りを返したい。
チャンスを作っても最後決定機のところで冷静になれず…という場面が多かったので、流れの中でもう少し得点を取れないといけないなと思います。決めるだけのチャンスはあったと思います。
FKの前のファウルを受けるプレーを積極的に仕掛けていったので、そういうところが得点に繋がったと思います。今日は相手のマークがあまり厳しくなかったので、パスが回せた部分はありますけど、もっと厳しい相手になってもそれができるようにしていきたい。
とりあえず勝てたことが良かったです。
みんな運動量が落ちているので、しっかりディフェンスすることから入って、ボールをキープしていきたいと思っていました。3-0になって試合に出させてもらえましたけど、それに応えられる仕事ができなかった。
自分の持ち味が出せればと思いましたけど、ちょっとバタバタしてしまいました。
今回は出させてもらったという感じなので、チームが苦しい時に必要と思われるようなプレーを練習からやっていき、もしチャンスをもらえたらそれを活かせるような実力をつけていきたい。
この暑さの中で、お互いにスロースタートだった。集中力の差、頑張りきれなかった差が3-0という明確な得点に出たと思います。
Q.前半の途中からはペースを握ったが?
A.前半の最初で相手のボランチの所で練習と違うことをやっている選手がいて、そこでペースをつかめなかった。それを少し修正できてからペースがつかめた。ロスタイムに入った失点が非常に痛かった。
Q.先制点を入れられて集中が切れてしまう?
A.忍耐力がない、頑張りきれない。選手達に今日は話をした。今後、暑くなる中で頑張れなかったら勝てるわけがない。自分が開幕から言ってきたことが最低限のことがやれてない。この2試合が特にひどい。
一回だったらメンタルコンディション、フィジカルコンディションの問題があるかもしれないが、2試合続けては許されない。